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INTERVIEW

2017.11.05

【北川勝利・藤村鼓乃美 ボーダーズの“音の場” season2】~#16 御徒町篇~

ボーダー柄の服のコンビが、サイコロ片手に“ノー・ボーダー”の精神でナイスな音楽を聴き歩く――。
「ボーダーズの“音の場”season2」今回ふたりが降り立ったのは、上野・浅草副都心を構成する駅のひとつ、御徒町駅。上野駅との間を繋ぐ商店街、アメヤ横丁(アメ横商店街連合会)=通称・アメ横に向かう人々で賑わっています。新旧様々な商店が立ち並ぶ街に対して、北川さんはいつになく物欲を刺激されているようですが……はたしてボーダーズはどんな選曲をするのでしょうか?

――第16回となる今回は御徒町駅にやって来ました。おふたりは普段、御徒町に来られることはありますか?

藤村鼓乃美 御徒町駅では降りたことないかもしれません。

北川勝利 アメ横に行くときに上野駅で降りて、そこから歩いて御徒町駅から帰ることがあるくらいなあ。

――たしかに御徒町駅自体が目的地になることは、あまりないかもしれませんね。年末にお正月の買い物をする人を取材したニュース映像は、御徒町駅前であることが結構あります。

藤村 来る人はやっぱりアメ横が目的な感じですよね。上野で降りるより近かったりするんですか?

北川 上野と御徒町に跨ってる感じだから、どっちからでも近いんじゃない?

――御徒町駅の方が少しアメ横にめり込んでいるんですよ。なので上野駅前の交差点を渡ってくるよりは、御徒町からの方が近い感覚があるのかもしれません。

北川 アメ横もしばらく来てなかったから、久しぶりに歩きました。いろいろ様変わりしていたようにも思うけど、もうあんまり前に来たときのことを覚えてないや。ビルの中もちょっと入りたかったけど、今どうなってるんだろう?

――アメ横センタービルは今、地下がエスニック食材屋だらけになっていますよ。

北川 昔は肉屋とかお菓子屋さんがあったりしましたよね。

――二木の菓子の支店が入っていましたね。あとはナッツ系を売っているお店があるんですが、選び方にコツがあるんですよ。高ければ良いものという訳ではないんです。

藤村 じゃあ何で選ぶんですか?

――スタチオが好きで店にある全種類を買ったことがあるんですが、入口に近い方がたくさん人が来るので安くて物が良いんです。奥に行けば行くほど高くて物が悪くなります。

北川 へえー、何この豆知識(笑)。

藤村 ナッツだけに豆知識(笑)。北川さん最近ナッツ食べてるから、買えば良かったじゃないですか。

北川 そうだね。なんか今日、色々見てて「何か買いたい欲」だけはすごく高まってて。買うつもりで見てたんだけど決め手に欠けて、今こうして話してる間も「買いたい、何か買わせてくれ」と思ってる。

藤村 絶対買わないようなものを見てましたもんね。「絶対こんな指輪買わないでしょ」っていうやつを。

北川 ドクロとかのね。でも今日だったら良いんじゃないかと思って。

――そんな「買いたい欲」とともに今日は最初に行ったのが、「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキ・オカ アルチザン)」。御徒町と秋葉原の間の高架下に作られた、ギャラリーやアトリエが並ぶ商店街でした。

藤村 オシャレな感じでしたね。クリエイターによるクリエイターのためのマーケットみたいな。

北川 手作りの帽子とかアクセサリーとか、木工製品とかが売ってた。

藤村 あとはなんか、おばあちゃんが好きそうなお店がいっぱいありました(笑)。

北川 猫の絵が描いてあるバッグとかね。

藤村 いらないのに、北川さんがどうしても何か買いたいからって私に「買ってあげようか?」って(笑)。

北川 「猫好きなんでしょ、だったらあのバッグ買ってあげようか」って申し出たんだけど断られた(笑)。個人的には木の小物が置いてあるお店で何か買いたかったんだけど、踏ん切りがつかなかったんだよなあ。名刺入れとか悪くなかったし、名前を入れてくれる木のキーホルダーみたいなのはちょっと迷った。

藤村 木(キー)だけに……。

――今日はダジャレの日なんですか?(笑)。

北川 こっちの思惑と関係なくうまいこと言ったみたいになってる(笑)。何か買いたかったのに、結局何も買えなかったなあ。

――期間で店舗の入れ換わりが決まっているらしいので、次に行ったら同じお店はなかったりするみたいです。

北川 手作り商品を扱うちっちゃいお店が、あの1ヶ所に固まっているから良い感じなんだよね。あの中にあるお店が、町の商店街にポツンとあったらきっと入りにくいと思う。

――メイドインジャパンを謳った商品が多かったので、外国人観光客に向けた部分もあるんだと思います。

北川 好きそうなものが多かったから、気になったらちょっと見ちゃうよなと思った。他の店舗で買ったこともある好きな靴屋さんが入っていて、でも「今日ここで買うか?」と思ってしまった(笑)。次こそは何か小物を買いたい。あ、顔出しパネルで写真も撮ったよね。

藤村 パンダの立て看板ですよね。顔はめのやつと、目にはめるやつ。

北川 パンダの顔出し看板は、やっぱり上野動物園がパンダで盛り上がってるからなのかな?御徒町もアメ横も「パンダが産まれました」っていろんなところに書いてあった。


――さすがに昔のパンダブームと比べると控えめですが、それでも盛り上がってはいるみたいですね。

北川 駅前にパンダ広場っていうのがあったじゃない。あれも元々広場があって、せっかくだからパンダって付けた感じなのかな。

――あの辺りには確か元々建物があったので、広場自体が最近できたものだと思います。

藤村 喫茶店発祥の地にも行きましたね。

――そうですね。中央通り沿いの……今は完全にコンビニになっていましたが、明治21年に最初に喫茶店ができた場所なんだそうです。上野は寛永寺があって、その周りに繁華街があるのでハイカラなものができやすいんですよ。繁華街の歴史でいうと、銀座よりも上野や浅草の方が古いんです。

藤村 隣には黒いお店がありましたね。

――黒焼専門店・総元祖黒焼「伊藤黒焼店」ですね。

北川 黒焼きもまだ全然ピンときてなくて、なんでも焼いて炭にしたら黒焼きなんじゃ……。

藤村 北川さん、それ以上は言わなくて大丈夫です(笑)。

――一応ちゃんと形を残して姿焼きにして、それを薬研で粉にする過程があるんですよ。

藤村 なんか黒魔術みたいな感じですね。リンゴの黒焼きとか、すごく小さくなってて驚きました。カタツムリなんかもありましたけど、焼いてもちゃんと残るものなんですかね?

――カタツムリはほとんど全体筋肉なので、焼いたら残る部分は少なさそうですね。塩をかけたら溶けてしまうとも言いますし。

藤村 それはナメクジの話じゃないんですか?

――カタツムリが退化するとナメクジになるので、元は同じものなんですよ。ナメクジには殻の跡が残っていて、カタツムリの方が生物的に古いものとされているそうです。進化の過程で殻が必要なくなったものがナメクジになっていると。

藤村 じゃあ筋肉は塩をかけるとなくなっちゃうんですか?

――なくなるというか、水分が抜けてしまうんです。ちなみにナメクジは筋肉が剥き出しの状態で、タンパク質はにがりをかけると固まるので、ナメクジはにがりをかけると動けなくなってしまうんですよ。あとはヒルも同じ性質を持っていますね。

藤村 あの血を吸うやつですか?

――そうです。ヒルは一度噛みつかれると取れないので塩やにがりをかけて殺すか、満腹まで血を吸わせきるとそのままポロっと取れるんですよ。

北川 ためになる。あんまり使う機会はなさそうだけど(笑)。

藤村 御徒町と全然関係ない!今日私たちは山に行ってきたのかな?(笑)。

北川 サバイバル術の回になってるね。あとヒルっていうと絶対に『スタンド・バイ・ミー』を思いだす。

――パンツの中までヒルに噛まれるシーンですね(笑)。パンダ広場と喫茶店発祥の地を経て、その後アメ横に行きました。

北川 アメ横って僕が行ってた頃は、古着屋さんか靴屋さんか革物のお店かみたいな感じだった。コンバースのジャックパーセルっていうシリーズのレザーのやつが当時売ってて、でもそれがあんまり数が出てなくて「アメ横に行ったらあるだろう」と思って探しに行ったことがあったなあ。センタービルの靴屋さんで見つけて嬉しかった記憶がある。

――いつ頃の話ですか?

北川 大学生くらいかなあ。もう靴屋さんも世の中にいろいろあるし、ネットで注文すればすぐ買えちゃうからね。当時はそんなんじゃなかったから、「あるかないか、そこに行って見るしかない」みたいな感じだった。


――この辺りは問屋街なので「そこに行かなきゃ買えないもの」は多くないんですが、「行けば安いものが売っている」という街なんですよ。昔はお金がなかったらとりあえずなんとなく御徒町をうろうろしていれば、何かしらが買えるという感じだったんですね。

北川 藤村はアメ横で買い物はしたことないの?

藤村 全然ないですね。海鮮丼を1回食べにきたことがあるくらいです。こうして改めて見てると、鮭とかめっちゃ安いですよね。1パックに10切れくらい入ってるのに、500円とかでびっくりしました。

北川 あとやっぱり刺身とかお菓子とかを売ってるお店の人は、だんだん声のトーンが皆一緒になっていくんだね(笑)。

――皆ダミ声ですよね(笑)。

藤村 でも小さい声で喋っていても、声がめっちゃ通るんですよ。あのダミ声がなぜ……何か特殊なヘルツで喋ってるのかな。

北川 たしかに耳に入ってくる不思議な声だよね。

――昔はああいうおじさんばかりだったんですが、今はそれに加えて外国の方も混在していますね。

藤村 自分は今どこの国にいるんだろうという気分になります。日本じゃないみたい。

北川 アメ横ってメインの通りがあって、そこからちっちゃい通りに入るとさらにその奥にちっちゃい道があって、みたいな形状だから毎回全部を歩けた試しがないんですよ。靴とか古着を探していても、「さっきのあの店のあれ」をもう一回見たいのに辿り着けない(笑)。

藤村 迷路のようですね(笑)。

――しかも似たような店が多いから、自分の今いる場所がわからなくなるんですよね。

北川 メインの通りにある店は何軒かはわかるんだけど、路地に入っちゃうとわかんないね。……それにしても何か買いたかった。

――これが終わった帰りに買ってください(笑)。それではいつものように、御徒町にまつわる選曲を聴いていきましょう。

★藤村’s Select
「ニャースのうた」ニャース(犬山犬子)

――TVアニメ『ポケットモンスター』のEDテーマですね。これは名曲です。

藤村 そうなんですよ!北川さん知ってます?

北川 ちょっと知らないなあ。

藤村 「ニャースのうた」ですよ。

北川 ニャースがわからない……。

藤村 えぇっ!?

――北川さんは全く『ポケモン』に触れていないんですか?

北川 知らない。

藤村 『ポケモン』を知らない人がこの世にいるんですね……。

北川 単語くらいは知ってるけど……ピカチュウでしょ?

藤村 おでこに小判が付いてるネコのポケモンがニャースです。アニメを見たこともないですか?

北川 うん。どういう話なのかすら知らない。でも戦ってるんでしょ?

――概ねそうですね(笑)。そしてこんなに驚いている藤村さんを見るのは初めてです。

藤村 そんな人いるなんて思わなかった……あまりの衝撃に言葉を失っています。とにかくこの曲、良い曲なんですよ。

――こちらは御徒町とはどういった関係が?

藤村 さっきアメ横に海鮮丼を食べに来たって言ったじゃないですか。その頃『ポケモンGO』にハマっていて、ポケモンを探しにこの辺りまで来たんですよ。そのときにコイキングをいっぱい集めて、帰りに海鮮丼を食べたんです。だから最新の御徒町の思い出が『ポケモン』で……。

――鯉を探しに来て、マグロを食べて帰ったという。

藤村 見事にギャラドスになりました(笑)。

――北川さんはずっとぼんやりした顔をしていますが。

藤村 衝撃です。それで『ポケモン』の中で一番グッと来る曲を持ってきたんですけど……。

北川 ……『ポケモン』、ワカラナイ。

藤村 信じられない!アニメの初期のEDテーマで、本当に切ないんですよこの歌。最後に「だれかに でんわ したくなっちゃったニャー」ってニャースが言うんですよ。

北川 ニャースに言われても俺は全然切なくない。

――北川さんはニャースと面識がないですからね。

藤村 面識は誰もねぇわ(笑)。

北川 ははははは(笑)。

――そもそも北川さんはテレビゲームをあまりやらないですか?

北川 ファミコンとかは普通にやってたね。ゲームボーイアドバンスも持ってた。

藤村 でも『ポケモン』はやってないんだ……。ゲームボーイで何やってたんですか?

北川 アドバンスのときは『ボンバーマン』とかやってたよ。あとは1、2、3がまとまってるやつで、初めて『ドラクエ』をやった。だから世間的にはすごく昔のゲームなのに「『ドラクエ1』の○○の洞窟なんだけど……」っていろんな人に攻略法を聞いて、「あー!それ昔やったけどなんだっけ!」って言われてた(笑)。そういうRPG的なものは、ゲームボーイではあんまりやってなかったなあ。もっと前のコンピューターゲームはやってたんだけどね。

――『ウィザードリィ』とかですか?

北川 『ウィザードリィ』とか『ザナドゥ』とか『ウルティマ』とか。

藤村 全然わからない……。

北川 そういう『ドラクエ』の元になったような、何人かで旅するゲームはやってた。ソフトがカセットテープに入ってて、読み込むのに何十分も「ピーガラガラガラ」って(笑)。

藤村 カセットってゲームのカセットじゃなくて、テープなんですか?

北川 記憶のメディアがカセットテープしかなかったから。

藤村 えー!?いつの時代の話をしてるんですか?

――80年代初期ですね。ファミコンが1983年発売なので、それ以前の話です。パソコンに今でいうUSBみたいな規格でカセットレコーダーを挿して、テープを読み込むんです。

北川 ゲームをやるために何十分もテープを読み込んで、さあやるぞと思ったら「エラー」(笑)。テープを巻き戻して再生して、もう1回やり直し。そうやってゲームしてたなあ……『ポケモン』ってどんなゲームなの?(笑)。

藤村 RPGですよ。洞窟とか入れます。それで出られなくなって、「あなぬけのヒモ」を使うんです。

――昔のRPGでも敵を勧誘して仲間にするものがありましたけど、それをボールで捕まえるシステムにしたものですね。

北川 へえー。……まさか2017年になって『ポケモン』の説明をしてもらえると思わなかった。「そこから!?」っていう(笑)。でもゲームはすごく好きで、すごい時間やっちゃうから近付かないようにしてたんですよ。『スーパーマリオブラザーズ』が出たときに、あまりに面白すぎて朝までやっちゃってましたからね。

藤村 『ポケモン』もやりましょうよ。自転車が100万円するんですよ。

――また北川さんの1日が終わらなくなっちゃいますよ。

北川 終わりとかあるの?

――一応ストーリーのエンディングはあるんですが、ポケモンを集めたり育てたりし始めると終わりはない感じです。

北川 集めたりするのは凝っちゃうから、全部集める気になっちゃうんだよ。だから近付かない。

藤村 シリーズが続くうちに増えていって、今800種類とかいますからね。

北川 やっぱり長く続くとそうなるよね。『アンパンマン』のお友達も相当な数いるからね(笑)。

――まさか「ニャースのうた」からこんな話になるとは思いませんでした。

藤村 ですね。とりあえず『ポケモンGO』から始めてみてはいかがでしょうか。……それでは北川さんの宣伝タイムです。

――もう完全にその認識なんですね(笑)。

★北川’s Select
「over and over」やなぎなぎ

北川 TVアニメ『Just Because!』のOPテーマです。やなぎなぎさんは今クールもうひとつの作品(TVアニメ『キノの旅-the Beautiful World- the Animated Series』)のテーマソングも担当していて、11月頭にシングルが2枚同時リリースになったみたいです。

――『Just Because!』では、やなぎなぎさんが作品の音楽プロデュースもされているんですよね。

北川 高校生の男女が5人が、進路や恋に悩んだりする話らしいです。

藤村 甘酸っぱい感じですか?

北川 甘酸っぱいというより、ちょっと切ない感じ。僕は全体のプロットを読ませてもらってから曲を作ったんですけど、アニメの第1話だけ前情報もなく見たら「これはどういう話なんだろう」と思うかもしれません。

――たしかに何を主軸に話が進んでいくのか、第1話ではまだわからない部分がありますね。

北川 ギャグとかふざける感じもないしね。

藤村 リアルなドラマっぽいんですかね。

――少し前のTVドラマ感というか、青春ドラマ的な雰囲気がありますよね。

北川 この前やなぎなぎさんのライブに行ったら丁度この曲の初お披露目で、皆初めて聴いただろうに盛り上がっててすごくホッとしました(笑)。発売中なので、ぜひ聴いてください。

藤村 はい、宣伝でしたー(笑)。

――という訳で、満たされない物欲とともにお送りした御徒町駅の回でした。それでは次回の目的地を決めるサイコロをお願いします。

北川 はいっ。

――出目は「23」ということで、次回の駅は「浜松町」に決定しました!オフィス街ですし、行く用事ってあんまりないですよね?

北川 ほとんど行かないですねえ。

藤村 浜松町という認識より、大江戸線の大門駅のイメージがあります。

――浜松出身の権兵衛さんという方が名主だったので、浜松町という地名になっているらしいです。苗字のない権兵衛さんという方だったそうで。

北川 そうなんだ!偉い人なのに苗字がないんですね。

藤村 名無しの権兵衛だ。勉強になるなあ。

――浜松町には浜離宮庭園や増上寺があるので、ボーダーズ恒例の名跡巡りになるんじゃないでしょうか。ということで次回は、浜松町駅でよろしくお願いいたします!

Interview By 市川太一(クリエンタ/学園祭学園)
Text By 青木佑磨(クリエンタ/学園祭学園)
Photography By 山本哲也

●今回のSelect Song
★藤村’s Select
「ニャースのうた」ニャース(犬山犬子)

★北川’s Select
「over and over」やなぎなぎ


●リリース情報
やなぎなぎ 15th シングル
TVアニメ『Just Because!』OPテーマ
「over and over」

11月1日発売

【初回限定盤(CD+DVD)】

品番:GNCA-0520
価格:¥1,800+税
<DVD>
「over and over」MV収録

【通常盤(CD)】

品番:GNCA-0521
価格:¥1,200+税

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