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2017.04.12

さらなる進化を遂げた演劇体験!ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝勝者と敗者〞ゲネプロレポート!

さらなる進化を遂げた演劇体験!ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝勝者と敗者〞ゲネプロレポート!

熱き高校生たちの戦い、開幕!週刊少年ジャンプで連載中の大人気マンガ「ハイキュー!!」を、選手の息づかいまでも視覚化したかのような演出で舞台化したハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の最新シリーズが開幕した。

2015年11月に日向翔陽(須賀健太)がバレーボールと出会う場面から始まったハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」。初演、再演の〝頂の景色″、〝烏野、復活!″とシリーズを重ねてきた本舞台は、いよいよインターハイ(以下IH)宮城県予選第三回戦へ。前作でトラウマを乗り越え、烏野高校のメンバーたちがひとつのチームとしての絆を強固にし、今回は影山飛雄(木村達成)がずっとその背中を追ってきた青葉城西高校のセッター・及川 徹(遊馬晃佑)との対決となる。原作でも人気の高い青城と、堕ちた強豪という汚名を払拭した烏野高校との一騎打ちとあってキャストも気合十分。

「今回はセッター、ボールを託す人たちの話です。誰にどうボールを託すのか、そこをぜひ見て頂きたい」と会見で語った主演の須賀。「僕個人的な見どころとしては、初めてこの作品で俯瞰で見られる立ち位置で、日向として冷静にコートの外から見られる瞬間があり、そこが面白く、楽しく毎日稽古をさせて頂きました」と稽古の充実ぶりも伝わるコメントも。さらに今回の物語のキーマンでもある天才セッター・影山を演じる木村も「セッターは常に誰にトスをあげて一点取るかということを考える生き物です。このタイミングで誰にトスを上げるのか、というのも一つの見どころ」と言う。セッターが中心となる物語とあって「それぞれのセッターのいいところを吸収した影山というのは、初演、再演、前作とも違っている部分で、見どころだと思います」と続けた。セッター、ということで会見に同じく登場した烏野高校3年生の菅原孝支を演じる猪野広樹は「ついにセッターが中心となった話になり、僕が演じる菅原も影山が入って来てから初めて公式戦に出場します。なので、彼の緊張と僕自身がセンターのコートにいるという緊張が相まって、様々な感情が出て来ます」と話す。さらに見どころを訊ねられると「ただそこで試合が行われているだけではなく、烏野高校の3年生の話もあり、堕ちた強豪から復活して、今ここにいるという3年生の強さと、1、2年生との絆も見どころ。菅原が入ることで、烏野高校と青葉城西高校にどう影響していくのかを楽しみにして頂ければ」と締めた。

そんな烏野高校の前に立ちふさがるのは強豪校である青葉城西高校。キャプテンでセッター、さらに影山にとっては中学校の先輩であり、多大な影響を与えた存在でもある及川を演じる遊馬も会見に登場すると「僕も青葉城西高校も最初は(烏野を)なめきっている部分もあり余裕なんですが、菅原が入って来ることで焦りが出て展開が変って来ます。2幕、3幕と進む中で最後にはどちらが勝つのか解らないという状況になる。その緊迫感をぜひ楽しみにして頂きたいです」と舞台への期待感を煽る。そして同じく青葉城西高校で、及川とは小学生から共にバレーをやってきた岩泉 一を演じる小波津亜廉は「初演、再演と描かれていなかった過去のドラマが描かれているので、そこは見どころです。個人的には岩泉と及川の過去、及川と影山の過去、そして及川のもう一つの面が垣間見れるシーンがあるので、そこに注目してご覧頂ければと思います」と遊馬のコメントに弾みをつける。最後には須賀が「役者の熱もそうですが、スタッフのみなさんの熱を僕たちも演じていてすごく感じますし、熱がないとお客様に届かない部分が多い作品だと感じています。僕らの武器も熱量だと思っていますし、スポーツの熱みたいなものはすごく大事だと思っていて。原作の熱量もビシビシ感じるものがありますし」と熱を込め、「WBCやサッカーW杯予選など、熱いスポーツの風が吹いてきていると思います。僕たちも演劇という熱いスポーツとバレーボールを合わせて、新しいスポーツを生み出し、、みなさんにお届けしたいと思いますので、ぜひぜひ劇場に…いや、体育館に遊びに来て下さい!」と笑顔を見せた。

IH宮城県予選第3回戦が舞台である今作。前作でも県予選突破を目指す強豪校たちと戦い、勝利への欲求、そしてチームでの絆を強くしてきた烏野高校だが、会場の熱気は須賀の言葉にもあったように「体育館」そのもの。キャストたちの一挙手一投足でボールの位置や試合の展開が見えるその熱はまさしく「ハイパー」なものだ。これまで以上に映像や音楽とのシンクロ度もアップし、試合のリアリティや臨場感が高まり、まさしく真骨頂を迎えた本作。今回は全三幕という構成で、原作同様に息をつく隙もない手に汗握る試合を届ける。

会見でのキャストのコメントの通り、セッターを中心にそれぞれのチームのドラマ、そしてスポーツの試合ならではのドラマから目が離せない内容となっている。地方公演含む全36公演に及ぶ熱戦を、ぜひ観劇したい。また大千秋楽は日本全国の映画館で完全生中継のライブビューイングも決定。大画面で迫力に溢れた彼らの熱戦を目撃するチャンスだ。この機会にぜひハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」に触れてもらいたい。

Text By えびさわなち


●公演情報
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝勝者と敗者〞
【東京公演】
3月24日(金)~3月26日(日)※公演終了
TOKYO DOME CITY HALL
【宮城公演】
3月31日(金)~4月2日(日)※公演終了
多賀城市民会館 大ホール
【大阪公演】
4月13日(木)~4月16日(日)
梅田芸術劇場 メインホール
【福岡公演】
4月21日(金)~4月23日(日)
キャナルシティ劇場
【東京凱旋公演】
4月28日(金)~5月7日(日)
TOKYO DOME CITY HALL

チケット料金(全席指定・税込)
東京・大阪・東京凱旋公演 S席:8,800円 A席:6,800円
宮城・福岡公演 8,800円

【STAFF】
原作: 古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出: ウォーリー木下
脚本: 中屋敷法仁・ウォーリー木下

【CAST】
<烏野高校>
日向翔陽:須賀健太/
影山飛雄:木村達成/
月島 蛍:小坂涼太郎
山口 忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷 夕:橋本祥平
縁下 力:川原一馬
澤村大地:秋沢健太朗
菅原孝支:猪野広樹
東峰 旭:冨森ジャスティン/

<青葉城西高校>
及川 徹:遊馬晃祐
岩泉 一:小波津亜廉
金田一勇太郎:坂本康太
国見 英:有澤樟太郎
矢巾 秀:山際海斗
渡 親治:齋藤健心
花巻貴大:金井成大
松川一静:白柏寿大/

<音駒高校>
孤爪研磨:永田崇人
黒尾鉄朗:近藤頌利/

<烏野高校 OB>
嶋田 誠:山口賢人/

<烏野高校 顧問・コーチ>
武田一鉄:内田 滋
烏養繋心:林 剛史

●イベント情報
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」 “勝者と敗者”
東京凱旋公演 大千秋楽ライブビューイング開催
5月7日(日)18:00 開演
チケット料金:¥3,600(税込)
チケット:「チケットぴあ」にて4/15(土)より一般発売開始
インターネット購入はこちら※PC・MB共通
店頭直接購入:「チケットぴあ」店舗/サークルKサンクス/セブンイレブン

※一般発売はチケットなくなり次第終了となります。

映画館リストや、チケット情報などの詳細は、こちらよりご覧ください。

© 古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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