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2017.01.16

渡部・郁原のツッコミが間に合わない田村奈央ワールド!「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 01 Sunshine Rhythm」発売記念イベント

渡部・郁原のツッコミが間に合わない田村奈央ワールド!「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 01 Sunshine Rhythm」発売記念イベント

『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 01 Sunshine Rhythm」発売記念イベントが1月14日、首都圏近郊某所で開催された。今回は夜の部をレポートする。

「LTF」シリーズはランティスからリリースされる『アイドルマスター ミリオンライブ!』CD新シリーズで、ゲーム、CD、リリースイベントが3月の日本武道館ライブと連動するのが特徴。今回のイベントには、日本武道館に向けて結成された新ユニット「キャンサー」よりエミリー役の郁原ゆう、木下ひなた役の田村奈央、横山奈緒役の渡部優衣、「リブラ」より伊吹翼役のMachico、佐竹美奈子役の大関英里、福田のり子役の浜崎奈々が出演した。

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6人は3rdライブツアー衣裳で登場。どちらかと言えばボケ気質のメンバーが多い中、進行担当の郁原が「今日はちぎっては投げちぎっては投げで捌いていきたいと思います!」と宣言。Machicoが「私はこのメンバーの中ではまともなので…」と言いかけると会場から「ええー?」の声が上がってきれいにオチがついた。オープニングの一言のラストでは、昼の部ではゆるすぎたと反省したという浜崎が誰よりも元気に、大きな声で挨拶していた。

「ミリトーク!」のコーナーでは、CD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 01 Sunshine Rhythm」にまつわるトークを繰り広げた。夜の部は全員曲「サンリズム・オーケストラ♪」について厚めにトーク。大関は収録がトップバッターだったのは珍しい経験で緊張もあったが、広い会場でみんなで盛り上がりたい気持ちを込めたとのことだった。これを受けて、Machicoもチーム曲で一番手がどれだけ重要かを力説していた。

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渡部は「サンリズム・オーケストラ♪」の収録日、当日の収録曲を別の曲と勘違いしていて、それに気づいてから明け方まで泣きそうになりながら練習したエピソードを披露。夜の部のトークで輝きを見せたのが浜崎で、収録で「イェェェイ!」とたくさん叫んでいると、とあるお笑い芸人(サンシャイン池崎のこと)を思い出すと語ると、他のメンバーも「ここでサンシャインは運命!(Sunshine Rhythmだけに)」「ミリオンを愛しミリオンに愛される!」とのっかって大いに盛り上がっていた。

ディベート対決のコーナーは、ユニットのイメージモチーフである「蟹」と「天秤」が、お題のシチュエーションでどちらが役立つかを一対一でディベートするというもの。「無人島に持っていくと便利なのは(蟹と天秤の)どっち?」というお題では、独特の世界観を持つ田村との対決にリブラチームの面々が尻込みする中、大関が凛々しく立候補。“私のマイフレンド蟹男くん”との絆を熱く語ってらしさを見せる田村だったが、大関が「天秤は色々乗せられるし」「大きさは色々あるし」と押すと田村もそうなんだーと納得してしまったこともあり、初戦は大関の勝利だ。

「両親にプレゼントするなら(蟹と天秤の)どっち?」というお題では渡部と浜崎が対決。明らかに蟹有利のお題だが、先行の渡部は「誰がどう考えても天秤もらっても嬉しくないやん。蟹もらったらテンション上がるやん!」と情け容赦無い先制攻撃。浜崎も「蟹男くんを食べちゃうの?」と仲間割れを誘う技巧派の返しを見せたが、渡部の「私豚大好きだけど豚食べるもん」との強烈な直球に粉砕されるのだった。

最終戦、満を持して登場したリブラチームのMachicoだったが、キャンサーチームからは「負ける気がしない」「雑魚感がある」と散々な扱い。お題は「アイドルのキャッチコピーに使うなら?」だったが、先攻の郁原は蟹の爪を「ピース」になぞらえて、これぞアイドルという見事なアピールを披露。勝負は「か、にー!」のフレーズに合わせてにっこり笑う決めポーズまで編み出した郁原の圧勝だった。だが郁原のキメに対して、滑るのを覚悟の上で「あなたのハートに、てんびーん!」とかぶせて行ってきれいなすべり芸を見せたMachicoのハートの強さも、会場を大いに笑わせていた。

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ライブパートは、渡部、郁原、田村のユニット、キャンサーから。歌の前の軽い絡みの中で「私の友達返してよ」と忘れた頃にディベートのネタを引っ張り出す田村の間がいい。しかしライブ前は緩くても、いざ「ランニング・ハイッ」の曲が始まるとすさまじくハイペースなダンスで、元気いっぱいに跳ね回るように踊る。一番と二番でそれぞれ田村と郁原がソロパートでキャラクターの素を垣間見せるのだが、その間ダンスに全力を注ぐ渡部のパフォーマンスが鬼気迫る感じだ。郁原が左の渡部に身体ごと向き直って視線を合わせ、次は渡部が左の田村に身体を向けて笑顔で視線を合わせる振付は、コミュニケーションのバトンを受け渡していくようだ。最後田村が左を向いても誰もいないが…と思ったら、田村だけは客席に向けて同じ動きを見せていたのだった。田村は昼の部と比べて表情が柔らかく、ダンスもキレが増して感じられた。

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リブラの「Bonnes! Bonnes!! Vacances!!!」は3人の息があった激しく楽しいダンスが魅力。冒頭の「Woo…WAO!!!」のフレーズでは左右の2人がおどけて見せる。印象的だったのはダンスに物語があることで、前半はバケーションに向けて飛び立つ飛行機をイメージした動きや、ものめずらしい景色を覗き込むような動きが多く、後半は海辺についた3人が泳ぎ回ったり一緒にはしゃいでいる動きが増える感じだ。キャラ声でのボーカル力が抜群の3人だけに、クライマックスに「ヴァカンス!」「ヴァカンス!!」「ヴァカンス!!!」と畳み掛けていくフレーズの華やかさは圧巻だった。

全員曲の「サンリズム・オーケストラ♪」は、ユニット単位でフロント1人、後列2人の明確なフォーメーションがある楽曲。クラップを打ち鳴らす手の動きも前後列で互い違いだったりする。キャンサー側のフロントは田村で、あまりひなたにそういうイメージはないから少し驚いた。前列で踊る田村の姿は新しくもあり、スラリとした長身の渡部はやはり多人数曲では両翼の立ち位置が似合うなと感じた。おそらく、武道館では12人でのフォーメーションが見られることだろう。パフォーマンスが終わった後印象に残ったのはユニット曲、そして全員曲の双方でMachicoや大関が荒い息を整えながらトークをしていたことで、体力のある彼女たちでも全力以上を注ぐパフォーマンスであることを改めて感じた。郁原が武道館初日組は明るく弾けていると語っていたが、3月の武道館ライブ初日、Sunshine Rhythmは明るく楽しく激しいパフォーマンスで、全力で駆け抜ける姿を見ることができそうだ。

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ラストの挨拶では田村が福岡の3rdライブ以来ライブが楽しいと思えるようになったこと、浜崎が3rdライブとはまた違うメンバーと一緒にステージに立てて改めて『アイドルマスター ミリオンライブ!』っていいなと思ったことなどが語られた。全員がステージに揃ったこと、そしてこれから全員が揃うステージが待っていることの素晴らしさを改めて感じる締めくくりだった。

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取材・文:中里キリ

「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD 01 Sunshine Rhythm」発売記念イベント
1月14日(土)夜の部

出演:郁原ゆう(エミリー役)、田村奈央(木下ひなた役)、渡部優衣(横山奈緒役)、Machico(伊吹翼役)、大関英里(佐竹美奈子役)、浜崎奈々(福田のり子役)

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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