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2016.02.24

TVアニメ『キズナイーバー』エンディングに抜擢!2016年最注目プロジェクト“三月のパンタシア”とは?

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“別れ”と“出会い”、“終わり”と“始まり”が交錯する季節に歌われるセンチメント――僕らがいつかに体験したかもしれない物語を紡ぐクリエイター・プロジェクト“三月のパンタシア”が話題を集めている。

アニメーション制作にTRIGGER、シリーズ構成に岡田麿里という布陣で送るTVアニメ『キズナイーバー』のEDテーマでもってメジャー・デビューを果たすというニュースが報じられ、さらに注目を集めている現在だが、ここではいまだ謎の多きプロジェクト、三月のパンタシアについて改めて語っていきたいと思う。

小さい頃よりアニメ音楽を好んで聴いていたというボーカリストの“みあ”を中心に結成された三月のパンタシアは、2015年8月より活動を開始する。

動画投稿サイトにて初めてアップしたのは「day break」と題した楽曲。

ボカロPとして絶大な支持を得ているすこっぷによる、ポップでありながらノスタルジックに香るサウンドと“みあ”のエバーグリーンな歌声が印象的な一曲だ。

そんな“みあ”たちが鳴らす音楽の深層には、“三月”と“パンタシア(空想)”というキーワードが存在する。

「別れもあるんですけど、出会いもあって、終わりと始まりが重なって、いろんな感情が生まれる」(みあ)

という季節に生まれる感情を音楽にして届けたい……との想いから生まれた音楽が、三月のパンタシアなのだ。

「三月のパンタシアは、“終わり”と“始まり”を空想する淡くて碧い空気感があって、でもそのなかに確かな感情というものもあり、様々な感情が交錯したものを音楽にして、聴いてくれた方それぞれが心の中に特別な物語というか……それは懐かしい思い出や今経験している共鳴できる物語かもしれないし、これから訪れる感情を想像するものかもしれないし。聴いてくれる方々それぞれに感じて、空想をしていただければと思います」(みあ)

三月という様々な感情が同居する季節。そのなかでどこか懐かしくもある甘酸っぱさを思い起こさせるのが、三月のパンタシアの歌たちだ。「day break」で活動を開始して以降も、n-bunaやゆうゆ、40mPといったそうそうたるクリエイターとタッグを組んで楽曲を発表していくわけだが、そんな彼らの最新楽曲となるのが、buzzGのペンによる「イタイ」。

“痛い”“居たい”といった、たったひとつのワードのなかで様々な感情を想起させる多元的な構造となっている楽曲なのだが、また一方でみあが「叫びました」と語るように、三月のパンタシアの楽曲のなかでも、もっともエモ―ショナルな仕上がりとなっている。

「buzzGさんもレコーディングに立ち会っていただいて、そのときいろいろお話をしたんですけど、いろんな意味を持つ『イタイ』を、“始まりの歌”にしたいというのはbuzzGさんもおっしゃっていて、改めて痛みだけではなくて温かさやいとおしさを感じる叫びにしないといけないなと思いましたね」(みあ)

「イタイ」という歌に込められた感情の数々は、三月のパンタシアのあらたな“始まり”となって鳴らされる。そしてその先にはメジャー・デビューというもうひとつの“始まり”が控えている。

なお、現在発売中の「リスアニ!Vol.24」では、そんな三月のパンタシアの独占インタビューと、最新曲「イタイ」のCDが収録されている。


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(↑画像をクリックすると拡大表示されます)
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(↑画像をクリックすると拡大表示されます)

2016年のシーンを席巻するであろう“始まり”より先に、彼らの歌と言葉をいち早くチェックしてほしい。

 

<三月のパンタシア プロフィール>
終わりと始まりの物語を空想する ボーカル「みあ」を中心としたクリエータープロジェクト。
どこか憂いを秘めたボーカリスト“みあ”の歌声に、多くの人気ネットミュージシャンやイラストレーターが共感、魅了され、プロジェ クトに参加。数々の名曲を作り出しネット上で勢いのある“すこっぷ”が楽曲制作を担当した「day break」を2015年8月に発表し活動を スタート。
ネット上での活動をメインとして、「青に水底」(n-buna担当)、「七千三百とおもちゃのユメ」(ゆうゆ担当)、「星の涙 」(40mP担当)といった楽曲を次々に発表し、話題を巻き起こす。
■参加メンバー
ボーカル…みあ
イラストレイター…浅見なつ
コンポーザー…すこっぷ、n-buna、ゆうゆ、40mP、buzzG

 

<三月のパンタシア 独占インタビュー掲載&付録CD付き!「リスアニ!Vol.24」>
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現在好評発売中!
■巻頭・特集
『<物語>シリーズ』(インタビュー:神谷浩史/神前 暁/TrySail)
■特集
『デュラララ!!×2 結』(インタビュー:FLOW/PENGUIN RESEARCH)
『ラクエンロジック』(インタビュー:小野賢章/新田恵海)
■インタビュー
早見沙織/井口裕香/久保ユリカ/綾野ましろ/ラスマス・フェイバー/林原めぐみ/川田まみ/三月のパンタシア ほか
■付属CD
三月のパンタシア「イタイ」
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●作品情報
TVアニメ『キズナイーバー』
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TOKYO MX、ABC朝日放送、BS11にて放送開始
【スタッフ】
シリーズ構成・脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン:米山 舞
撮影監督:田村 仁・山本弥芳(グラフィニカ)
原作:TRIGGER・岡田麿里
監督:小林 寛
キャラクター原案:三輪士郎
美術監督:野村正信(美峰)
色彩設計:三笠 修
編集:奥田浩史
音楽:林ゆうき
音響監督:亀山俊樹
音響効果:倉橋裕宗
アニメーション制作:TRIGGER
【キャスト】
阿形勝平:梶 裕貴
園崎法子:山村 響
高城千鳥:寺崎裕香
天河 一:前野智昭
由多次人:島﨑信長
牧穂乃香:佐藤利奈
新山仁子:久野美咲
日染芳春:西山宏太朗
<STORY>
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。
かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。
夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。
そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。
しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。
園崎は言う。「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」
その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。
互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

(C)TRIGGER・岡田麿里/キズナイーバー製作委員会

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