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2015.09.17

「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」に続くノイタミナムービー第2弾「Project Itoh」。『虐殺器官』redjuice描き下ろしメインビジュアルが解禁!

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『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く【ノイタミナムービー第2弾】として発表され、大きな注目を集めている【Project Itoh】。プロジェクト第2作目となる11月13日(金)公開「虐殺器官」のメインビジュアルが、9月19日(土)からの劇場掲示に先駆け、本日9月17日に解禁となった。

原作は「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、SF、アクション、ミステリ、といったジャンルで区分けされることなく、文庫版の帯には小島秀夫、宮部みゆき、伊坂幸太郎からの絶賛のコメントが大きく掲出された伊藤計劃氏のデビュー作。

伊藤氏の作家性の根源が反映された本作を、日本屈指の演出家であり卓越したアニメーターでもある村瀬修功が監督、シャープなアクションで国内外にファンの多いスタジオ・マングローブが制作する。

この度解禁されたメインビジュアルは、redjuiceによる描き下ろし。

手前に主人公クラヴィス・シェパード大尉、奥には彼が追う男ジョン・ポールの姿が!

クラヴィス率いるアメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊は、暗殺を請け負う唯一の部隊。戦闘に適した心理状態を維持するための医療措置として「感情適応調整」「痛覚マスキング」等を施し、更には暗殺対象の心理チャートを読み込んで瞬時の対応を可能にする精鋭チームとして世界各地で紛争の首謀者暗殺ミッションに従事。そんな中、浮かび上がる一人の名前ジョン・ポール。数々のミッションで暗殺対象リストに名前が掲載される謎のアメリカ人言語学者だ。彼が訪れた国では必ず混沌の兆しが見られ、そして半年も待たずに内戦、大量虐殺が始まるが、その頃にはジョンは忽然と姿を消してしまう。彼が、世界各地で虐殺の種をばら撒いているのだとしたら……。

本作の物語のキーを握る、クラヴィスとジョン・ポールの運命の対峙を表現したビジュアルとなっている。


●作品情報
虐殺器官
11月13日公開
<イントロダクション>
夭折の作家・伊藤計劃氏の原作小説3作を連続劇場アニメ化していく一大プロジェクト「Project Itoh」。盟友・伊藤計劃との共作として没後発表された「屍者の帝国」で幕を開けたこのプロジェクトは、彼の作家性の根源が反映されたデビュー作「虐殺器官」と続き、遺作「ハーモニー」で幕を閉じる。
「虐殺器官」は、2006年に第7回小松左京賞最終候補となり、その翌年に早川書房より発行。この伊藤氏の小説家デビューの縁を結んだのが、後に「屍者の帝国」を書き継ぐことになる円城塔だったことはファンであれば周知のことだろう。
〝伊藤計劃"自分自身を計劃(けいかく)するという名前と共に出現したこの稀なる才能を、日本の文学業界全体が見逃すことは到底できなかった。
「虐殺器官」は「ゼロ年代最高のフィクション」と称えられ、SF、アクション、ミステリ、といったジャンルで区分けすることはもはや無用だった。文庫版の帯には小島秀夫、宮部みゆき、伊坂幸太郎からの絶賛のコメントが大きく掲出された。
伊藤氏は2004年より映画評を主とした個人ブログを開設。「虐殺器官」の構想は既にその頃より始まっている。敬愛し、後に「メタルギアソリッド」のノベライズを直接依頼されることになる小島秀夫氏のゲーム「スナッチャー」、黒沢清監督の映画「CURE」、その他、本作の中には映画、ゲーム、アニメ、小説、更には「モンティ・パイソン」といった、彼がこれまで吸収してきた様々な創作物が散りばめられている。
原作は「一人称で戦争を描く。主人公は成熟していない、成熟が不可能なテクノロジーがあるからである」というコンセプトで書き進められたという。
リアルで鮮烈な戦闘シーンと、内省的で繊細な心理描写。この両面を描くことが出来る映像作家は限られている。監督・村瀬修功はその中でも間違いなくトップだろう。
スタジオmanglobeと組んだ「Ergo Prxy(2006年)」の完成度の衝撃は特に海外で凄まじく、今なおファンが増大している。日本屈指のアニメーターでもある彼が、本作では脚本も手掛けることも、この作品がいかに特別な存在かを物語っている。村瀬修功によって映像と文芸が合流し結実するアニメーションとしての「虐殺器官」。その映像作品としての純度は必ずや、我々の期待を凌駕するだろう。
<ストーリー>
9.11以降、テロとの戦いを経験した先進諸国は、自由と引き換えに徹底的なセキュリティ管理体制に移行することを選択し、その恐怖を一掃。一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加。世界は大きく二分されつつあった。
クラヴィス・シェパード大尉率いるアメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊は、暗殺を請け負う唯一の部隊。戦闘に適した心理状態を維持するための医療措置として「感情適応調整」「痛覚マスキング」等を施し、更には暗殺対象の心理チャートを読み込んで瞬時の対応を可能にする精鋭チームとして世界各地で紛争の首謀者暗殺ミッションに従事していた。
そんな中、浮かび上がる一人の名前。ジョン・ポール。数々のミッションで暗殺対象リストに名前が掲載される謎のアメリカ人言語学者だ。彼が訪れた国では必ず混沌の兆しが見られ、そして半年も待たずに内戦、大量虐殺が始まる。そしてジョンは忽然と姿を消すという。彼が、世界各地で虐殺の種をばら撒いているのだとしたら…。
クラヴィスらは、ジョンが最後に目撃されたというプラハで潜入捜査を開始。ジョンが接触したとされる元教え子ルツィアに近づき、彼の糸口を探ろうとする。ルツィアからジョンの面影を聞くにつれ、次第にルツィアに惹かれていくクラヴィス。母国アメリカを敵に回し、追跡を逃れ続けている「虐殺の王」ジョン・ポールの目的は一体何なのか。ついに対峙の瞬間、クラヴィスはジョンから「虐殺を引き起こす器官」の真実を聞かされることになる。
【キャスト】
クラヴィス・シェパード:中村悠一
ウィリアムズ:三上 哲
リーランド:石川界人
アレックス:梶 裕貴
ルツィア・シュクロウポヴァ:小林沙苗
ロックウェル大佐:大塚明夫
ジョン・ポール:櫻井孝宏
【スタッフ】
原作:「虐殺器官」伊藤計劃(ハヤカワ文庫JA)
監督・脚本:村瀬修功 
キャラクター原案:redjuice
デザインワークス:荒牧伸志/山根公利/臼井伸二/神宮司訓之/山田正樹
美術監督:田村せいき
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:山田和弘/中西康祐
CGディレクター:増尾隆幸
アフレコ演出:長崎行男
編集:長坂智樹
音楽:池 頼広
主題歌:「リローデッド」EGOIST(ソニー・ミュージックレコーズ)
アニメーション制作:manglobe 制作:Project Itoh

©Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN

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