妻夫木 聡が、青年のび太の声優を担当!『STAND BY MEドラえもん』、第2回未完成試写会開催!

news-1406301450-c001

8月8日より公開される映画『STAND BY MEドラえもん』の第2回未完成試写会が開催。同時に妻夫木 聡が青年のび太のキャストを担当することが発表された。

2014年、原作者藤子・F・不二雄生誕80周年記念にあたる今年、『ドラえもん』史上初の試みとして3DCGにて公開されるのが『STAND BY MEドラえもん』。本作は原作の中でも名作と呼ばれる作品をベースに、ドラえもんとのび太の出会いから別れを、そしてしずかちゃんへ想いを寄せるのび太の奮闘を、『friends もののけ島のナキ』の名コンビ・山崎 貴監督(『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ・『永遠の0』)と八木竜一監督が、3DCG技術で鮮やかに描き出した。
丸みを帯びたドラえもんのかわいいフォルムもさることながら、“タケコプター”や“どこでもドア”などのひみつ道具を3D映像によって、より間近で体現できる、ドキドキとワクワクに満ちた本作。そして、あたりまえに続くと思っていた日常の尊さを、子ども時代を経験したすべての「子ども経験者」たちに贈る珠玉の感動作となった。
そんな本作にて、CMでも“大人のび太”を演じている妻夫木 聡が、大人になったのび太の声(役名:青年のび太)を担当することが決定。CMでののび太が見事にはまり役の妻夫木ですが、声の出演に対しては「国民的マンガだけに踏み込んでいいのか?」という戸惑いが。そこで制作陣が何度もラブコールを送り、出演が実現した。
4月末日に都内スタジオで行われたアフレコでは自前の眼鏡をかけて、ビジュアルからのび太になりきり、監督に何度も何度も言い回しやニュアンスなどを確認しながら、体を動かしながら熱心に収録を進めていく姿が。仕上がりを聞いた監督は「本当に声変わりしたのび太くんそのもの」と大絶賛。それまでの真剣な表情が緩み、「本当に緊張しました!」とにこやかに感想を述べていた。

■妻夫木聡コメント

――アフレコを終えてみての感想は?

妻夫木 聡(以下:妻夫木) ドラえもんは国民的漫画なので、自分が声をやらせていただいていいのかという葛藤がすごくありました。のび太の声ですもん。越えちゃいけない壁があるような。でも「どうしても僕でお願いしたい」と制作のみなさんから何度もオファーをいただいて、そこまで言っていただいたのでその言葉を信じてやらせていただきました。

――3DCGの絵を見ていかがでしたか?

妻夫木 今までのものとまったく違いますね。見てさらに緊張しました。

――監督から、「のび太が乗り移っている感じでしたよ?」と言われてみて?

妻夫木 今日の洋服ものび太くんっぽくしなきゃと思って。メガネも(最初)かけてなかったら、かけないとダメだなと思って。「やるからには全部のび太にならないと」、と思ってやらせてもらいました。

――ドラえもんとの思い出は?

妻夫木 子どものころからのび太世代のど真ん中で、当たり前のようにドラえもんってあったので、そのドラえもんに自分が関わるなんて恐れ多いです。本当に勉強になりました。

――好きなひみつ道具?

妻夫木 アベコンベです。すべてがアベコベになってしまうシュールな世界観が好きです。原作漫画のエピソードって、けっこうブラックだったりしますよね。

<妻夫木 聡 起用理由>
CMで妻夫木さんの大人のび太はすっかりおなじみですが、最初に聞いたときは「あのかっこいい妻夫木さんがのび太役」とびっくりしました。CMを観て、まったく違和感なくのび太になられているのを観てさらにびっくりしました。
今回映画の中に青年のび太が登場するということで試行錯誤してみましたが、やはり妻夫木さんの顔が浮かびました。そして妻夫木さんにお願いしたいと思い、オファーしました。ご本人も誰もが知っている『ドラえもん』でのび太の声をやる、ということで大変恐縮していましたが、何度目かのオファーで受けていただくことになり、監督も「声が変わりしたのび太そのもの」と絶賛するほどの素晴らしい出来上がりになりました。頼りなくて優柔不断だけど憎めない、人間味あふれるのび太になったと思います。
(シンエイ動画 プロデューサー梅澤道彦)

 

また、昨年12月に行った未完成試写会企画の第二弾「ほぼ完成披露試写会」を実施。今回は、新たに樹木希林ほか数名が新たにメンバーに加わり、計16名に。2D版の完成映像をひと足先に鑑賞した。世界にも引けを取らない日本の3DCG技術もさることながら、肝心のストーリーに対してもひと言物申したい「子ども経験者」が集合。未完成の段階から作品を観せて、みんなで忌憚ない意見を言いながら応援してゆくこのプロジェクトは、いままでにない試みです。
6月26日(木)には、多忙ななか、秋元 康、大久保佳代子、樹木希林、辻 慎吾、豊田章男、西尾由佳理、羽鳥慎一(五十音順)がメンバーを代表して東宝の試写室に集結。山崎 貴監督・八木竜一監督に出迎えられながら、ひと足先に2D版完成作品と、3D版予告編(未解禁)を鑑賞した。
上映中、場内では鑑賞者のリアクションも撮影され、ひみつ道具のシーンで童心に返ったように驚く姿や、感動的なシーンで何度も涙をぬぐう姿なども記録された。
上映後は、興奮冷めやらぬまま映画の感想を言い合い監督と話をするなかで、『ドラえもん』を初めて観たという樹木に、監督やメンバーが『ドラえもん』についてレクチャーするひと幕も。世代や肩書きを超え、『ドラえもん』でひとつに繋がったメンバーは、最後に試写室の中でフォトセッションを行いました。

news-1406301450-c002

■未完成試写会プロジェクトとは
一般に見せることのない貴重な未完成映像(メイキング含む)を、各界著名人にすべての「子ども経験者」を代表して鑑賞してもらい、作品の印象を率直なご自身の言葉で語り応援してゆくプロジェクト。
★秋元 康(作詞家)
★大久保佳代子(タレント)
★黒柳徹子(女優)
★小山薫堂(放送作家)
★田村 淳(タレント)
★豊田章男
(トヨタ自動車 社長取締役)
★羽鳥慎一(フリーアナウンサー)
★前田敦子(女優)
★森永卓郎(経済アナリスト)
★ローラ(タレント)
~以下、今回新しく加わったメンバー~
★樹木希林(女優)
★堺 雅人(俳優)
★辻 慎吾(森ビル株式会社 代表取締役社長)
★西尾由佳理(フリーアナウンサー)
★山本美月(モデル・女優)
★マツコデラックス(コラムニスト)
※(五十音順)計16名

■『STAND BY ME ドラえもん』子ども経験者(16人)コメント(※五十音順)
●秋元 康(作詞家)
「大人になるということはどういうことなのか?」と考えてしまいました。決して、何かが変化してしまうわけではなく。 大人の自分の中に子どもの自分もちゃんといるんだなと安心しました。『ドラえもん』が僕をあの頃に連れて行ってくれました。すべての世代に観て欲しい映画です。

●大久保佳代子(タレント)
出木杉くんがいるのに、なぜのび太なのか、とか。しずかちゃんを中心とする、のび太・出木杉くんの3人の三角関係性が面白くて観ちゃいますね。「出木杉くんとのび太のどちらがいい」って昔からずっとあるテーマだし、観終わったあと女子同士で話ができそう。未来のシーンで、独身男子たちが一緒に飲むシーンで出木杉くんオーラが消えていましたね。出木杉くんが上手くいかなくてちょっと弱っている感じとか好きです。今、出木杉くん狙ったら落ちるんじゃないか、とかね(笑)。男の人って弱っているときに入り込むと意外と勝算があるんです。
あと、しずかちゃんはあんなに男を甘やかしたらダメだと思うんですよね。聖母マリアじゃないんだから。でも、のび太のことを許してあげられる母性本能をもうちょっと自分も持ちたいですね。しずかちゃんのように「だめな男の人を許して守ってあげたい」って思ったほうが、いい結婚相手見つかるんじゃないかなってちょっと希望が持てました。今日でだいぶストライクゾーンを広げました。
43歳の独身女性という立場で見てもキュンとくるし、けっこう刺さる台詞は何個もありました。今の生活を省みながら観れたので、本当に楽しめます。

●黒柳徹子(女優)
観終わって涙が出たので驚いた。本当にドラえもんはいいともだちだ。お金とかものより大切なのは友情とこの映画は教えてくれる。最高だ♡
私もどこでもドアがほしいと今回も思った。子どもだけじゃなく大人まで満足させる映画ドラえもん!みんなで観てやさしい人になりたくなる。ドラえもんはそういう映画だ!大切な宝物ドラえもんもう一度観たいです。

●小山薫堂(放送作家)
子供の頃に抱いていた夢は、いったいどこに消えてしまったんだろう?エンディングに流れる秦 基博の歌声を聴きながら、そんなことを思った。実は、子供の頃に抱いていた夢は消えてしまったのではなく、大人ならではの環境に邪魔されて、見えなくなっているだけなのだ。
そういう意味で、この映画は、見失いそうになっていた夢をくっきりと浮かび上がらせてくれる「夢メガネ」のような作品である。
自分の未来を想像する楽しさ。
自分の未来を信じる尊さ。
ドラえもんとのび太の友情が、大切なことを教えてくれる。
本当に大切なことは、子供も大人も関係ないのだ。
自らを信じる……で、自信。未来のためにもっとも必要なエネルギーは“自信”だと思った。

●田村 淳(タレント)
最初は3Dに馴染めるか不安があったけど、始まってすぐにそんな不安は吹き飛んだ!3Dのおかげで、ドラえもんの世界にグッと入り込んで作品を観ることができた!のび太の部屋の畳の目を細かく表現していたり、ランドセルを留める金具の揺れ具合や秘密道具たちの臨場感がたまらない!特にタケコプターのシーンは、今までのドラえもんにはなかった疾走感が加わりドキドキさせられた!
ドラえもんの名シーンと呼ばれるストーリーがいくつもうまく重なりあって、見応えたっぷりです!のび太がジャイアンに何度も立ち向かう姿もよりリアルに表現されていて感動しました。
改めて自分の中にドラえもんという存在と歴史が深く刻まれていることに気づかされる作品でした。ぜひ、親子で見に行ってほしいです!

●豊田章男(トヨタ自動車社長)
改めて、友情っていいなと思いました。のび太くんが幼年期から大人になっていく世界を現在と未来という形で表現してしてましたけど、自分ひとりで解決していくところに涙をもらいました。僕も娘がいますので、しずかちゃんとお父さんが語るところは、ちょっと違った意味でうるっとしました。
3DCGによって感情がすごくうまく表現されたと思います。質感や手の動き、音、髪の毛の動き、目の動き、肌の動き、喜怒哀楽がものすごく期待以上にリアルに表現されていて、今回はドラえもんの“人間的”というか感情面をものすごく感じさせていただきました。そこがのび太とドラえもんの友情であったり、出会いのとき、別れのときであったり、自分の今の気持ちとは違うアクションに対してエモーショナルな部分というのが今回ものすごく表現されていたのではないかと思います。
ドラえもんが我々に教えてくれたことはいろんなイノベーションとか価値創造とかいうことだと思うんです。どこでもドアに代表されるような、我々が未来のために今をどう生きるかのヒントを教えてくれる存在。私もモノづくりの会社におりますので映画のような世界、夢が未来の日本を作っていくと思うんです。

●羽鳥慎一(フリーアナウンサー)
予想通り泣きました。
前回は途中段階のものも含んだ映像を初めて観たので、あの時は違和感を覚えたんですが、完成したものを観て、逆に3DCGにして、リアルさがまして良かったなと思いました。背景がすごくリアルで、ドラえもんやのび太が本当に街の中にいるようなリアルさがあってすごくよかったです。
お話はドラえもんが大好きな人なら誰もが知っている名作・名場面がちりばめられているので、ドラえもんファンなら展開もわかるのに、わかっていながらも泣けてしまう。それが新しい映像の力なのかな、と思いました。最初はしずかちゃんの結婚前夜のお父さんのシーンで、もうひとつは、ジャイアンに立ち向かうのび太のシーンで泣きました。原作は読んでいるので展開はわかっているんですが、でも泣きましたね。完成した作品は、感涙度というか、涙の量が違いました。
子どもが観ればドラえもんとのび太の友情の部分をすごく理解できるでしょうし、大人が観ても『結婚前夜』のしずかちゃんの心情とか、すごく理解できるところがあって涙もするでしょうし、家族でぜひ観てほしいですね。家族で観ると、それぞれの世代で感想を持てる映画だと思います。

●前田敦子(女優)
ドラえもん映画は大好きで子供の頃からずっと観ていましたが、そのときとは違う感覚で楽しめました。観やすいストーリーで子供の頃のように夢中になって観ました。
のび太くんとしずかちゃんのラブストーリーだったり、ドラえもんとのび太くんの「友情」は大人になった今でもホロリと感動しちゃいます。いくつになってもドラえもんは夢中にさせてくれます。
友達同士や恋人と観に行っても楽しめると思いますが私はぜひ親子で楽しんでほしいと思います。私がお母さんになったとき自分の子供に観てほしいです。ドラえもんはやっぱりいいですね。

●森永卓郎(経済アナリスト)
心を潤わしてくれる本物のラブストーリーだ。しかもドラえもんを素材にラブストーリーを描いたのではなく、元々ドラえもんのなかに、ラブストーリーが含まれていたのだ。例えば、結婚生活への不安を口にするしずかちゃんにパパが語りかけるやさしい言葉は、原作に忠実に従っている。ドラえもんのなかに埋もれていたラブストーリーを発掘し、再構成するだけで、どこにも負けないラブストーリーが出来上がってしまう。それだけドラえもんという作品が深いということだろう。そしてラブストーリーは、のび太としずかちゃんだけでなく、のび太とドラえもんの間にも描かれている。
大人向けの作品だとは思うが、すべての世代が楽しめる恋愛映画の金字塔だ。

●ローラ(タレント)
とにかく、みんなの表情がとってもキュートだった!とくに、わたしは、ドラえもんをみていて、何その唇ー!かわいいー!ってひとりで何回も言っちゃった!笑
あとね、ジャイ子がリアリティあふれてて面白かった!出木杉くんとしずかちゃんのあの展開も……笑
今回の3Dの映画は、子供から大人までみんなが楽しめる映画だとおもうの!ハッピーになれるからぜひCheckしてみて!

★以下・新メンバーコメント
●樹木希林(女優)
『ドラえもん』という物語を初めて観たんですよ。
『ドラえもん』はすごい人気で、子供たちが夢中になるっていうんだから、そういうもんなんだろうなって思ってたんだけど、これに夢中になっている大人がいるっていうね。できるまでに3年半かかってるって聞いて、「大変だったでしょ?」って両監督に言いましたけど、「楽しかったです」って言うもんだから、こんな幸せなことはないでしょうね。これはやっぱりお客さんに伝わるんじゃないでしょうか。作り手の大人たちの熱意がどこから来るのかなって、そういうものの驚きの方がすごいですね、むしろ。大人を興奮させるものが『ドラえもん』。
でも、ドラえもんがそばにいたら楽しいとは思いませんよ(笑)。それはやめてくれ~って言います(笑)。本当に困っちゃう(笑)。そばに居たらやっぱり依存しちゃうし、そばに居ないからこういう映画ができるって思いますから。この物語のなかには、人間が誰でも持ってるダメさも見事なところも全部含めて普遍的な願望みたいなところが描かれる。だからこうやってずっと残っていくんでしょうね。70過ぎたおばあさんでも「なるほどね~」と思うんですから、ぜひご家族で観に来てください(笑)。

●堺 雅人(俳優)
すごく面白かったです。
原作を何度も読んでいてわかったつもりでいたけど、引き込まれて観るとこんなにもパワーのある物語だったんだと改めて感じました。ストーリーラインはほとんどいじってないのに、こんなに新しい物語ができるなんて。再発見の機会を与えていただき非常に良かったと思います。
登場人物が生き生きとしているのがとても印象的でした。ジャイアンに立ち向かう名シーンとか、ダメで泣きつくシーンとか。全部の感情が生き生きとしていたので、照れているときはホントだらしない顔をしていたし、得意げな時は得意げな顔をしているし。観ていて本当に飽きなかったです。
子供も大人も同時に楽しめる作品だと思いました。大人としても子どもとしても、この作品を観られる僕らはすごい幸せ者ですね。この作品は良い意味で変わっていないし、良い意味で全然違うドラえもん映画になってますね。僕は生き生きとドラえもんの世界にもう一度入ることができたことに感謝してます。

●辻 慎吾(森ビル社長)
映像がきれいで物語も感動的で面白く、そして泣きそうになりました。『ドラえもん』というアニメのイメージを超えている、そんな映画な気がしました。アニメとも違う映像なので新しいひとつの映画として観ました。だから非常に新鮮でした。
本作では未来都市が出てきます。僕は都市作りをしていますが「未来都市はあんな風になるのか」と観ていました。新しい交通システムとか、緑あふれるビルなどが表現されていましたけど、おそらくもっと大きく世の中は変わってくると思います。未来の東京はどう変わるのか、日本はどう変わるのか、タイムマシンに乗ってきたドラえもんに教えてもらいたいくらいです。新しい未来のアイディアが、あのポケットにいっぱい詰まっていると思います。未来のシーンではアイディアが少し表現されていましたけど、みんなでもっともっと考えていかないといけないと思います。予告編にある「未来を変えろ」というコピーは今の時代にいちばん合った、大切なキーワードだと思いました。
いちばん好きなキャラクターはドラえもんです。未来を知っているし、いろいろなものをポケットから出すことができてうらやましい。ドラえもんになれるなら一度なってみたいです。

●西尾由佳理(フリーアナウンサー)
まさか『ドラえもん』でこんなに泣くとは思いませんでした。
しずかちゃんのお父さんの「生まれてきてくれただけで幸せにしてくれた」という台詞にきましたね。あとは、のび太くんがドラえもんに頼らずにジャイアンに立ち向かっていくところ。
女性的には「私、のび太くんのこと好きになるかな?」ってちょっと考えたりもしましたけど(笑)。でも、一途にしずかちゃんを想っているところとか、好きという感情が原動力になっているのび太くんを応援したくなったし。人や道具に頼りがちなところは、もっとしっかりしなさいよって思うけれども、人を思いやる優しさをもっているところにほろってくる気持ちも分からないでもないとは思いますね(笑)。
男女の愛だけでなく、家族愛だったり友情の愛だったりっていうものを含めたラブストーリーになってた気がします。誰が観てもきっと楽しめる映画だと思います。大人のカップルで観ても「観てよかったね」って心穏やかになるだろうし、「ドラえもんがいたらいいね」とか「子供はのび太みたいな子じゃなくてもっと強くなってもらいたいね」とか将来のことを話すことができそうなので大人のカップルでも話は尽きないだろうなと思います。

●マツコ・デラックス(コラムニスト)
いつの日からだろう。あのとき、素直に信じていたはずの言葉が、素直に感動していたはずの出来事が、素直に夢見ていたはずの未来が、すべて虚しく思えるようになってしまったのは。
もちろん、すべての言葉が本当ではないし、すべての出来事が真実ではない。ましてや、すべての未来が明るいはずもない。それに、何もかも簡単に受け入れて生きるほど、もう子供でもない。それでも、何かを信じて、何かに感動して、何か夢見るものがなければ、やっぱり生きてゆくことは不可能な気がする。
無垢であることは愚かなことであると、不感症になったフリをして閉じ込めていた、誰にも言えないようなこっ恥ずかしい思いが、ドラえもんの声によって呼び覚まされるのはなぜなんだろうか。
あの時には引き返せない。が、大人の鎧が邪魔になったら、ドラえもんに助けてもらおう。
いつの日からだろう。一端のつもりになって、誰もがのび太であることを忘れてしまったのは……。

●山本美月(モデル・女優)
まさかこんなに号泣するとは思わなかった(笑)。
ストーリーを知っている人でも泣ける作品だと思います。大人のび太くんがドラえもんを見て、「ドラえもんといる時間を大切にしてね」と言ったところで本泣きしました。昔は恥ずかしかったりむずがゆかったりしてちゃんと観れていなかった『結婚前夜』のシーンも、自分がリアルな年齢になって親に感謝する気持ちもよく分かるし、泣けますね。
3DCGの映像になったことで、すっと世界観に入れたのでそこがよかったです。しずかちゃんはすごく美人で。ジャイアンはリアルすぎて、ジャイアンの汗臭さが伝わってきました(笑)。スネ夫はわりとかわいかったかな。風景もすごく立体的で、タケコプターのシーンも遊園地のアトラクションに乗っているみたいでした。
ひみつ道具のシーンは子どもも楽しめるし、心情的なシーンは大人も楽しめ。誰とでも楽しめるけど、同じ年くらいの友達と同じ気持ちになって、同じように語りたい。心がきれいになりました。
大人だし、ドラえもんを今から観るのに抵抗感がある人もけっこういると思うけど、子どものものと思わずに、気軽に一度観てほしいです。大人が観るべき作品です。この作品に会えてよかったです。

 

『STAND BY MEドラえもん』
2014年8月8日公開

■STORY
何をやらせても冴えない少年のび太の前に現れたのは、22世紀から来たのび太の孫の孫セワシと、ネコ型ロボット・ドラえもんだった。
のび太の悲惨な未来を変えるため、お世話係として連れて来られたドラえもんだったが、乗り気じゃない。そこでセワシはドラえもんに<成し遂げプログラム>をセットして、のび太を幸せにしない限り、22世紀に帰れなくしてしまう。果たして、のび太は幸せになり、ドラえもんは22世紀に戻れるのか?

■STAFF
原作:藤子・F・不二雄
脚本:山崎 貴 
監督:八木竜一・山崎 貴
主題歌:秦 基博「ひまわりの約束」アリオラジャパン

(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会

関連リンク

この記事を書いた人