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REPORT

2016.10.05

誕生日を迎えたばかりの松岡禎丞に、サプライズしなくてどうすんだ!『私がモテてどうすんだ』第1話先行上映会レポート

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9月19日、科学技術館サイエンスホールにて“『私がモテてどうすんだ』第一話先行上映会~1話を観なくてどうすんだ~”が開催。10月から放送開始のTVアニメ『私がモテてどうすんだ』の放送を心待ちにする観客を前に、第1話とメインキャストによるトークが繰り広げられた。

まずは、その第1話の上映からイベントスタート。腐女子であるヒロイン・芹沼花依が推しキャラの死のショックで体重が激減して美少女に変身。突如モテ期が到来し……?というこの作品、コミカルな画面展開に加えて効果的な音響演出、そして声優陣の熱演・怪演もあり、客席からは笑い声がたびたび上がっていた。

上映後はキャスト登壇によるトークショーが開催。この日登壇したキャストは、芹沼花依役・小林ゆう、五十嵐祐輔役・小野友樹、七島 希役・河本啓佑、四ノ宮隼人役・松岡禎丞、六見遊馬役・島﨑信長(以上登壇順)の5人だ。登壇時から会場の主導権を握ったのは、小林ゆう。痩せる前の花依のテンションで全力で登場し、場の空気を一発で持っていく。また、島﨑の「男性陣は楽屋でずっと64カートをやってた」との発言を“六×四カート”と花依よろしく脳内変換したのか、テンションがぶち上がる瞬間も。

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そんな小林からは、「1話から、本日上映されたような、カラーの状態でアフレコさせていただいた」ことが語られ、続いて上映時に客席から幾度となく起こった笑いへの感謝の言葉も述べられる。小野も「反応がみられるのはうれしい。これからの芝居に生きてくるかもしれません」と続け、島﨑も「やっている側には当然のやり取りでも、皆さんに笑いが起こったりと新鮮に感じてもらえる部分があったので、それを励みに頑張ります」と語っていた。

続けて語られた、演じるキャラクターについての印象は、「抜け目ない、実に油断ならないヤローなんです。“無害そうに見えて”っていう、男としていちばん危険な。正統派なのに、クセはいちばん強い(小野)」「クラスにひとりはいるようなお調子者で、思ってることを口に出しちゃうけど、意外と面倒見がいい(河本)」「最初は“チョロいな”と。露骨に変化するので、『おぉぅ……』とも思ったのですが、ディスカッションを経て今ではキャラが固まったのかな?と思います(松岡)」「包容力の塊で。でも現時点で花依ちゃんを好きかどうかはわからない。そんな六見先輩が今後どう変わっていくのか楽しみです(島﨑)」とそれぞれが語る。

ここで、追加キャストや音楽情報の発表に。OPをこの4人が“From4to7”として担当することも発表されたが、初お披露目でありユニットとしての名乗り方も固まっていなかったため、この場で方向性を決めることに。爽やか・クールの2パターンを披露し、興奮のあまり小林も突如客席最前まで降りてそれを見届ける。結果、名乗り後に肩を組むなどもして会場を沸かせたクールバージョンが採用となり、そのテンションでOPテーマ「Prince×Prince」への曲フリが行われる。疾走感がありつつもポップで、なおかつ作品の内容にもしっかり寄り添ったこの曲、ぜひオンエア、そしてCD発売を楽しみにしていてほしい。

さらに、続けて村川梨衣が担当するEDテーマ「ドキドキの風」の音源も公開。村川自身の1stシングルの世界を引き継いだようなストリングスも爽やかなキラキラ感もあり、かつ花依の心情にも寄り添った楽曲に仕上がっていた。
そしてその、村川梨衣からのビデオメッセージも上映。“いつもの”テンションでのコメントに会場からたびたび笑いが、そして壇上からはしばしばツッコミが起こったが、なぜか拍手を終えるタイミングが会場とピッタリだったりと“持っている”さまもみせつつ、前述したような曲の魅力をパッションいっぱいに伝えてくれた。

その後、1話直前ニコ生やWEB動画番組などさらに告知が続き、一段落して締めのコメントへ……と思いきや、ここで“重要なお知らせ”があると司会から振られた小野主導で、前々日・9月17日に誕生日を迎えた松岡へのバースデーサプライズを敢行!まるで城のような、松岡の好物・ハンバーグでできたケーキが登場する。「Happy Birthday」を会場中で大合唱すると、島﨑からハンバーグの「あーん」に、会場に黄色い声が響き渡る!これには小野も「これがホントの“六×四”ですよ!」と煽っていた。思わぬ祝福を受けた松岡は、「30歳になってもおごり高ぶらず、一つひとつの現場を大事にしていきます」と抱負を語ってくれた。

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最後に出演陣からの、放送を直前に控えたコメントが送られる。「六見先輩は人の興味を認めて受け入れる度量がある分、逆に執着心が薄い人なのかなと思うので、もしそれが誰かひとりに執着したらどう変わるのか……というところに期待していてください(島﨑)」「隼人は、見た目を入り口に入ったけど、どんどん芹沼先輩に情熱を傾けていって……話したいエピソードがあるんですけど、完全にネタバレになってしまうので……いい子です。お楽しみに!(松岡)」「OPテーマ、歌詞はとても情熱的なんですが、それでもタイトルは『Prince×Prince』で、好きな人は結局王子と王子を見ている……っていう切ない想いも、曲にも本編にも込められているので、もどかしい部分も共感してもらえるとうれしいです(河本)」「某スポーツをやる番組で一緒だった河本っちゃんと、こういう形で共演できるのもうれしいです。10月から新刊も出ますし、オンエアもお楽しみに!(小野)」「花依ちゃんは感情の幅のある表情豊かな女の子なんですが、何より好きなのは心がきれいで何事にも一生懸命で、まわりの方が花依ちゃんによって心を動かされるような人物でいらっしゃるところです。腐女子さんなところもとても素敵で、イケメンの皆様が花依ちゃんのオタクさんのご趣味に振り回されるお姿が最高に面白いです。まばたきしないぐらいの勢いで、いっぱい観ていただけるとうれしいです!(小林)」とそれぞれが想いを届けた。

コメント後、司会から「思い残すことはないですか?」と声をかけられた小林の発案で、大ヒット祈願のコールを行うことに。突然のことだったため内容を詰めるのに少々わたわたと紆余曲折したものの、最後は「私がモテて?(キャスト)」「どうすんだー!(観客)」と一体感のあるコールがサイエンスホールに響き、ヒット祈願も無事完了。この日のイベントは幕を下ろした。

男女問わず笑えて、しかもどこか共感できるテンポのいいラブコメ作品である『私がモテてどうすんだ』。本編を観て感じられたキャスト陣の掛け合いの気持ち良さは、この日のステージ上の和気藹々とした雰囲気からも感じられるキャスト同士のいい関係性が生み出したものなのだろう。今後さらに、今度はキャラとして関係性が深掘りされていくと思うと、オンエアへの期待が止まらない。そんな『私モテ』を、この秋観なくてどうすんだ!

Text by 須永兼次


●作品情報
TVアニメ『私がモテてどうすんだ』
10月6日(木)より放送開始
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TBS 10月6日(木) 25:58~
CBC 10月6日(木) 26:54~
(※10月6日(木)の初回放送は26:51~)
サンテレビ 10月7日(金) 23:30~
BS-TBS 10月8日(土) 25:00~
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

【スタッフ】
監督:石踊 宏
シリーズ構成:横手美智子
キャラクターデザイン:たむらかずひこ
サブキャラクターデザイン・総作画監督:大沢美奈
美術監督:諸熊倫子
色彩設計:福田由布子
撮影監督:織田頼信
音響監督:高寺たけし
音楽:川田瑠夏
アニメーション制作:ブレインズ・ベース

【キャスト】
芹沼花依:小林ゆう
五十嵐祐輔:小野友樹
七島 希:河本啓佑
四ノ宮隼人:松岡禎丞
六見遊馬:島﨑信長
二科志麻:沢城みゆき

●リリース情報
OPテーマ
「Prince×Prince(プリンス×プリンス)」
歌:From4to7(cv. 小野友樹、河本啓佑、松岡禎丞、島﨑信長)
11月23日発売

【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:COZC-1260~1 価格:¥1,800+税
【通常盤(CD)】
品番:COCC-17233 価格:¥1,200+税

EDテーマ
「ドキドキの風」歌:村川梨衣
11月2日発売

【初回限定盤(CD+DVD)】
品番:COZC-1250~1 価格:¥1,800+税
【通常盤(CD)】
品番:COCC-17137 価格:¥1,200+税

©ぢゅん子・講談社/私モテ製作委員会

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