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REPORT

2016.09.15

筋少登場、ゆいかおり×プチミレコラボ、初の大トリangela!“Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-”3日目レポート!

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沼倉愛美ソロ初ステージ、angelaは初の大トリで登場!

後半はいきなり“杜王町RADIOアニサマ特設ブース”が出現。DJカイ原田(演じるのは大ベテランDJのバッキー木場)が生で登場して、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』のラジオを放送するという趣向だ。battaは「chase」、THE DUは「Crazy Noisy Bizarre Town」と『ジョジョ』のOPテーマを連続で歌った。

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ゆいかおりは「Ring Ring Rainbow!!」と「Promiss You!!」の2曲。特に「Promiss―」はふたりの歌を観客のコールで追いかけていく一体感がすばらしい曲だ。最後はふたりからの投げキッスも飛び出して、もはやそのかわいさは熟練の域。

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TrySailは2度目の出場。麻倉もも、雨宮 天、夏川椎菜の3人の強い個性が絶妙のバランスで合わさり、曲によってガラッと色彩が変わるユニットである。まずは「whiz」でさわやかな歌声とかわいいダンスを披露。すると、なんとここで重大発表が行われた。次のシングルの発売、そして麻倉ももが11月2日にソロデビュー決定!しかもどちらもHoneyWorksが楽曲プロデュースを行うという。もちょおめでとう!(o・∇・o) 2曲目「High Free Sprits」はTrySailでもっとも激しい曲であり、3人の叫びがさいたまスーパーアリーナにこだまする。この1年間でTrySailが著しい成長を遂げたところを見せたのだった。

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黒い衣装に黒いギターを持って登場した西沢幸奏は「Brand-new World」、「The Asterisk War」の2曲。力強いヴォーカルだけでなく、ギターのテクニックでも魅せた。小野賢章は黒いローブ姿で現れ、パフォーマンスをキメる。MCで思いっきり噛んでしまって笑いをとっていたが、「Night Drivin’」「STORY」の2曲は確かにかっこよかった。

今年ソロデビューが決定し、いきなりアニサマ出場が発表された沼倉愛美。ユニットでは何度も出場している彼女だが(何なら前日もプラズマジカで出てた)、ソロでの出場はもちろん初めて。それどころか、このアニサマが沼倉愛美として初のソロ・ステージなのである。だが「アニサマ、叫べーーーー!」の第一声で始まったデビュー曲「叫べ」は、2万7000人の叫びを呼ぶ激しいステージとなった。今後の活躍を予感させるには十分すぎるほどのデビューを飾ったのだった。

沼倉の出番はこれで終わりではなかった。三森すずことのコラボで歌ったのはアニメ『ONE PIECE』OPテーマの「Believe」。懐かしのパラパラ風ダンスも踊って、これもすごい盛り上がり。

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ナノは「日本と世界をつなぐ先駆けとなったのはアニメとアニソンだと思います!そのとてつもないパワーが世界をつないでいます!」と語り、「SAVIOR OF SONG」「Rock on.」を全身全霊を込めて歌った。蒼井翔太は「絶世スターゲイト」を歌うと、白いロングの衣装に早替わり。「イノセント」と2曲の美しすぎるステージを魅せた。

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ALI PROJECTの2曲目はpetit miladyに提供した「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」。ここで悠木と竹達が花魁の衣装で登場して、コラボでの歌唱となった。なお、悠木と竹達は宝野アリカから「七五三?」と衣装をいじられていた(笑)。3曲目「亡國覚醒カタルシス」では、宝野が「私はあまり人と一体になるのが好きではないのですが……」などと言いながら振り付け講座を行って、観客みんなで「一体となって」盛り上がっていた。

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3日目の大トリを初めて務めたのは、angela。13年前にはさいたまスーパーアリーナ前のけやき広場で路上ライブをしていたふたりが、ついにアニサマの大トリを務めることになったのだ。ヴォーカルのatsukoは「私はね、みんなと一体になるのが好きなの!」と先ほどの宝野の言葉を踏まえて笑いをとりつつ、振り付け講座を行って「KINGS」からのメドレーを歌う。このメドレーにangelaのすごさは集約されていて、観客と一体になった振り付け、コール、タオルを振り回す……などなど、あらゆる手段を使って観客を楽しませる精神にあふれていた。ギターのKATSUも、ときに太鼓を叩いて観客を盛り上げていた。その手を抜くことのないサービス精神が、angelaをここまで成長させた原動力なのだろう。最後は「騎士行進曲」の歌詞を「アニサマの騎士」と変えて歌い上げた。

2016年のアニサマの傾向として、「初めて作品発のユニット(アイドルマスター シンデレラガールズ)がトリを務めた」「アニメタイアップの曲を中心に、旧曲でもそのアーティストの切り札ともいえる曲を選曲」「人気の高い若手女性アーティストを積極的に起用」などが挙げられる。今の若い観客のニーズに合わせて、みんなで盛り上がれるライブをアニサマは目指したのだろう。

エンディングはangelaの進行で、畑 亜貴作詞、Q-MHz作曲・編曲のテーマソング「PASSION RIDERS」をみんなで熱唱。この曲も、初見でもみんなで盛り上がれるノリのいい楽曲だった。

なお、終演後に「Animelo Summer Live 2017」の開催が発表された。来年のアニサマは我々にどんな景色を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

Text by 金子光晴

“Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-”3日目
2016年8月28日(日)さいたまスーパーアリーナ
セットリスト

M-01 混ぜるな危険 / 筋肉少女帯×angela
M-02 週替わりの奇跡の神話 / 筋肉少女帯
M-03 絶対無敵☆Fallin’ LOVE☆ / 地球防衛部
M-04 沸点突破☆LOVE IS POWER☆ / 地球防衛部
M-05 Honey♥Come!! / 小倉 唯
M-06 ハイタッチ☆メモリー / 小倉 唯
M-07 courage / 戸松遥
M-08 Q&Aリサイタル! / 戸松遥
M-09 片想い接近 / 飯田里穂
M-10 Melody / Pile
M-11 伝説のFLARE~ドリームトリガー / Pile
M-12 Light for Knight / 三森すずこ
M-13 ユニバーページ / 三森すずこ
M-14 青春は食べ物です / petit milady
M-15 azurite / petit milady
M-16 もってけ!セーラーふく / ゆいかおり×petit milady
M-17 X-encounter / 黒崎真音
M-18 楽園の翼 / 黒崎真音
M-19 Z・刻をこえて / 鮎川麻弥
M-20 Patria / Minami
M-21 時すでに始まりを刻む / Minami
M-22 chase / batta
M-23 Crazy Noisy Bizarre Town / THE DU
M-24 Ring Ring Rainbow!! / ゆいかおり
M-25 Promise You!! / ゆいかおり
M-26 whiz / TrySail
M-27 High Free Spirits / TrySail
M-28 Brand-new World / 西沢幸奏
M-29 The Asterisk War / 西沢幸奏
M-30 Night Drivin’ / 小野賢章
M-31 STORY / 小野賢章
M-32 叫べ / 沼倉愛美
M-33 Believe / 沼倉愛美×三森すずこ
M-34 SAVIOR OF SONG / ナノ
M-35 Rock on. / ナノ
M-36 絶世スターゲイト / 蒼井翔太
M-37 イノセント / 蒼井翔太
M-38 波羅蜜恋華 / ALI PROJECT
M-39 緋ノ糸輪廻ノGEMINI / ALI PROJECT feat. petit milady
M-40 亡國覚醒カタルシス / ALI PROJECT
M-41 DEAD OR ALIVE / angela
M-42 KINGS~蒼い春~Peace of mind~Shangri-La~騎士行進曲 / angela
M-43 シドニア / angela
M-44 PASSION RIDERS / アニサマ2016出演アーティスト

(C)Animelo Summer Live 2016/MAGES.

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