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INTERVIEW

2016.08.09

舞台版に続いて、アニメ版でもテーマ曲を担当!TVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』EDテーマ「Recall THE END」リリース記念TRUSTRICKインタビュー

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舞台「ダンガンロンパ」ではシリーズを通して江ノ島盾子を演じる神田沙也加を擁するTRUSTRICKがTVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』のEDテーマを歌うことに。熱の入る彼らに話を聞いた。

最初に舞台の曲を作ったときに「いつかアニメ版のテーマ曲もやりたいね」って言っていたんです(神田)

――舞台版では神田さんが2年に渡って江ノ島盾子を演じられてきていて、シリーズの主題歌も担当と、『ダンガンロンパ』とのお付き合いがどんどん深く濃くなっている印象のTRUSTRICKですね。

神田沙也加 本当にこんなに深くなるとは思っていなかったですね。

――作品を知ったときと今とでは、抱くイメージなども変わってきていますか?

神田 例えばファンでいるときには、「どういう人たちがこの世界を作り上げているんだろう」って思っていたんですが、今ではそういう制作サイドの方たちともお話しが出来たりして。作品が出来上がるまでのことを伺ったことで、みなさんのダンガンロンパ愛の強さを感じたし、私もさらにダンガンロンパ愛が深まりました。

――そんな中、TVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』のEDテーマをTRUSTRICKとして歌われることに。

神田 物語もすっごく面白く展開してきている『3』なんですが、テーマ曲を担当しているからっていうことではなく「未来編」はすごく好きなんです。

Billy 話が全然違うもんね。今、『絶望編』がほのぼのしているだけに。(注:取材時は「#2」まで放送済)

神田 お馴染みの人たちが出てきて、テンションもあがるんですよ。隅々まで見て「あ!こんなとこにいた!」「わ!お久しぶり!」と思いながら観てしまいますね。

Billy 僕は(神田に比べて)『ダンガンロンパ』歴は短いんですけど、ゲームもやって、アニメも観て、その中で「ダンガンロンパ」に触れてきたんですね。そこで舞台のテーマソングをやらせてもらうことになって。サントラとかも聴いて、深く世界にはまり込んでいったうえで舞台1作目のテーマソングである「World’s End Curtain Call -theme of DANGANRONPA THE STAGE-」を作らせていただいて、ファンの方たちにも喜んでいただけました。翌年も続編のテーマソング「Good Bye School Dayz -theme of SUPER DANGANRONPA2 THE STAGE-」を作らせていただいて。そこからのアニメのEDテーマということで、お話をいただいたときには驚きました。

神田 最初に舞台の曲を作ったときには、「いつかアニメ版のテーマ曲もやりたいね」って言っていたくらいで。それこそ妄想で言ってたんです。

Billy だから決まったときには本気で向き合おうと思って。プロデューサーにNARASAKIさんをお迎えして、新境地に行きたいな、という強い想いの中で今回の新曲「Recall THE END」を作りました。

――舞台版の曲を作ってこられていたわけですが、今回の「Recall THE END」はアニメ版ということで、そこでの表現に違いはありましたか?

神田 対象としているリスナーが違うというか。アニメは連続してずっと観ていく。でも舞台はその場で観て心に残していく。だからこそ舞台の方がわかりやすく、印象に残るように作りましたね。アニメのEDテーマは、その日のアニメの展開も含めて『ダンガンロンパ』の世界をカッコよく締めたい、という欲は出ましたね。

Billy アニメのエンディング映像自体がひとつの作品になっているように感じているんですが、あんな風に作っていただいてすごく嬉しいんです。その絵で毎週聴いていただくので、観れば観るほど深まっていく。だから曲自体も、そうやって深まっていくように意識はしましたね。

――タイアップではあるけれど、作品をずっと理解してきたTRUSTRICKだからこそ、ならではの意識かもしれないですね。

神田 そうかもしれない。私、タイアップした作品のことが大好きになるんですよ。だからいちばんリンクしたアーティストでありたいですし、自分たちの曲がいちばん作品とリンクする楽曲でありたい。そんな意識で臨んでいますね。

Billy そうですね。そういう意識で作りました。

神田 舞台版に関しても、私が出演もさせていただいていたので、勝手にエノジュン(江ノ島盾子)のキャラソンを作ったような感覚でしたね。

――NARASAKIさんとの作業はいかがでしたか?

Billy 共同でアレンジをさせていただいたんですけど、僕が8割、9割作ったうえで「ここにはこういう音が欲しいよね」「こうするといいよね」っていうスパイスを入れていただきました。NARASAKIさんはギターも弾いてくださっているんですが、その音だけでNARASAKIさんだってわかるようなフレーズで。そういうものが入るだけで新鮮な音になりましたし、レコーディングのスタッフもNARASAKIさんご指名のスタッフさんたちで、その手法に乗る形で制作を進めました。音色の部分ではこれまでのTRUSTRICKとは違うカラーを出せたと思いますし、今回はとても勉強になりましたね。

神田 ヘヴィなサウンドとしてはこの曲以上のものもあるけど、アニメのテーマ曲としてここまでヘヴィなものが出来るとは思っていなかったですし、それは「ダンガンロンパ」が導いてくれたサウンドなんだな、と感じます。

Billy 一聴してハッとさせられるような音にしたい、というのはあったんですね。それでヘヴィなサウンドにしました。ただ歌モノを意識した、歌を届けるユニットなので、あくまでも歌を大事にできるように。そこは通しました。

――サウンド的には新しいTRUSTRICKが出せた曲を、実際に歌われてみていかがでしたか?

神田 今まで歌った中ではいちばん難しいんです。メロディが上下しますし、口の中が忙しくて(笑)。でも歌録り自体には時間はかからなかったんですよね。トラック自体がほぼ完成形だったから歌を乗せるイメージが出来たことと、『ダンガンロンパ3』の脚本もいただいていたので、歌うまでのイメージトレーニングもしやすかったので。

――その歌に乗せた歌詞に関してはいかがでしたか?

神田 江ノ島盾子の視点を入れないように、俯瞰での視点で表現をしました。「ダンガンロンパ」の歌詞に関しては、いつもとっても早く書きあげられるんです。もう、ただファンという部分だけではないので。2.5次元舞台も増えてはいますが、キャラクターも演じて、テーマソングも歌って、さらにはアニメの曲も歌えるというのは本当に光栄ですし、物語の目線からも書けてしまうので、言葉はすらすらと出てくるんですよね。

今回のE.P.は、TRUSTRICKによる「ダンガンロンパ」のサントラのような感覚です(Billy)

――そんな最新E.P.『Recall THE END』ですが、こちらにはさきほどお話いただいた舞台のテーマ曲であり3868枚限定リリースであった「World’s End Curtain Call -theme of DANGANRONPA THE STAGE-」、そして配信のみでリリースされたバージョンでの「Good Bye School Dayz -theme of SUPER DANGANRONPA2 THE STAGE-」、そして今年の舞台のテーマソングだった「REBORN AT CAUTION AREA -theme of DANGANRONPA THE STAGE 2016-」などを収録。ダンガンロンパのためのミニアルバムのような1枚です。

Billy TRUSTRICKによる「ダンガンロンパ」のサントラのような感覚ですね。アルバム『TRUST』に収録されている「永遠」も“78th last hope Remix“という形で収録したんですけど、この曲も実は舞台版『ダンガンロンパ』のテーマ曲候補として作っていた曲だったんです。でもアルバムに収録した時点で僕の中でちゃんと答えが出ていたので、改めて出すのはどうかとも思ったんですが、「『永遠』に、また違う未来があったなら」と思ったことでリミックスして収録しました。この曲が入ることで全体的にバランスが取れたなという感じはしています。

神田 TRUSTRICKの中に「POP」とか「HEAVY」みたいなジャンルがあって、そういう中に「ダンガンロンパ」というジャンルがあるように感じるんですね。だからこそこの1枚で「ダンガンロンパ」を感じてもらいたいです。

――ライブで聴くのも楽しみですね。

神田 今回、『Recall THE END』Type-AのDVDには、前作『innocent promise』のリリースイベント・ライブでの映像が収録されているので、TRUSTRICKのライブがどんなものかを少し知ってもらえると思います。9月には、人気投票で選ばれた楽曲でセットリストを組んだライブもあるので、映像とCDでライブへ心が動いたなら、ぜひこちらのライブにも遊びに来てください!

Interview&Text By えびさわなち

8月9日[(火)発売の「リスアニ!Vol.26」では、TVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』を歌う黒崎真音とTRUSTRICKのスペシャル対談が実現!詳しくはこちらをチェック!


●リリース情報
TRUSTRICK 4th E.P.
「Recall THE END」
8月10日発売

【Type-A(CD+DVD)】
news-1607011900-c003

品番:COZP-1222~3 価格:¥1,944+税

【Type-B(CD)】
news-1608022030-c002

品番:COCP-39655 価格:¥1,389+税

<CD>
1.Recall THE END(TVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』EDテーマ)
2.REBORN AT CAUTION AREA -theme of DANGANRONPA THE STAGE 2016-(「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016」テーマソング)
3.永遠 (78th last hope Remix)
4.World’s End Curtain Call -theme of DANGANRONPA THE STAGE-(「ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~」[2014] テーマソング)
5.Good Bye School Dayz -theme of SUPER DANGANRONPA 2 THE STAGE-(「スーパーダンガンロンパ 2 THE STAGE~さよなら絶望学園~」[2015] テーマソング)
6.Recall THE END (Instrumental)
7.REBORN AT CAUTION AREA –theme of DANGANRONPA THE STAGE 2016- (Instrumental)
8.Recall THE END (Anime ED Version)

<DVD>
1.Recall THE END (Music Video)
2.Recall THE END (Making Clip)
【TRUSTRICK Premium Live Promise 2016@SHINJUKU ReNY 2016.5.11】
3.innocent promise
4.Water Lily
5.mint gum
6.それが奇跡だと知らない

TVアニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編』OPテーマ
「DEAD OR LIE」黒崎真音feat.TRUSTRICK
8月17日発売 

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】
news-1607102030-c003

品番:GNCA-0433 価格:¥2,700+税

【通常盤(CD)】
news-1607102030-c004

品番:GNCA-0435 価格:¥1,200+税

<CD>
01. DEAD OR LIE/黒崎真音feat.TRUSTRICK
02. Brand new,Standing wings (CR東京レイヴンズ 搭載曲) /黒崎真音
03. DEAD OR LIE <instrumental>
04. Brand new,Standing wings <instrumental>

<Blu-ray>
・DEAD OR LIE MV
・黒崎真音 LIVE 2015~5th Anniversary~ 2015.9.12 @舞浜アンフィシアター

【初回限定アニメ盤(CD+DVD)】
news-1608022030-c001

品番:GNCA-0434 価格:¥1,800+税

<CD>
1.DEAD OR LIE/黒崎真音feat.TRUSTRICK
2.Brand new,Standing wings/黒崎真音
3.DEAD OR LIE <TVサイズ>
4.DEAD OR LIE <instrumental>
5.Brand new,Standing wings <instrumental>

<DVD>
・TVアニメ「ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園- 未来編」ノンクレジットオープニング
・「DEAD OR LIE」MV
・MV making

※NBCユニバーサルよりリリース

●ライブ情報
TRUSTRICK PREMIUM LIVE UNION 2016
9月22日(木・祝)【大阪】梅田クラブクアトロ
OPEN 16:30/START 17:30
スタンディング ¥5,300(税込) ※ドリンク代別 ※未就学児童入場不可
[問] サウンドクリエーター 06-6357-4400
9月25日(日)【東京】赤坂BLITZ
OPEN 17:00/START 18:00
1F 立見 ¥5,300(税込) ※ドリンク代別 ※未就学児童入場不可
[問] SOGO TOKYO 03-3405-9999

チケット発売中

TRUSTRICK LIVE TOUR 2016(仮)
11月26日(土)【宮城】仙台darwin
開場 17:00/開演 17:30 席種:スタンディング
問い合わせ:キョードー東北 022-217-7788
12月3日(土)【愛知】ボトムライン
開場 17:00/開演 18:00 席種:スタンディング
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
12月4日(日)【福岡】BEAT STATION
開場 17:00/開演 17:30 席種:スタンディング
問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159
12月10日(土)【大阪】なんばHatch
開場 17:00/開演 18:00 席種:全席指定
問い合わせ:サウンドクリエーター 06-6357-4400
12月17日(土)【東京】中野サンプラザホール
開場 17:15 開演 18:00 席種:全席指定
問い合わせ:SOGO TOKYO 03-3405-9999

チケット料金:
仙台、名古屋、福岡:スタンディング 5,000円(税込・ドリンク代別途)
大阪、東京:全席指定 5,800円(税込)※大阪のみドリンク代別途    
※未就学児童入場不可

Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-
8月26日(金)~28日(日) さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 / 開演16:00
チケット料金:全席指定/前売¥8,700 (税込)
※TRUSTRICKは26日に出演します。
【8/26(金)出演アーティスト】
相坂優歌/アイドルマスター シンデレラガールズ/i☆Ris/藍井エイル/AKINO with bless4/ALTIMA/井口裕香/everying!/GRANRODEO/ZAQ/Suara/Zwei/田所あずさ /玉置成実/デーモン閣下/TRUSTRICK/村川梨衣/May’n/山本陽介 and more!

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