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REPORT

2016.05.26

楽しみきったツアーファイナルは、参加者全員が“優勝”! “i☆Ris 2nd Live Tour 2016 ~Th!s !s i☆Ris!!~”東京公演レポート!

積んだ経験、深まる愛情が次々にじみ出るステージ

そして今度は声優としてのi☆Risの魅力を見せるべく、節目のライブでは必ず行ってきた朗読劇を今回も敢行。今回は「ようこそ、ヴァンパイア王国へ」と題した「人間界のアイドルにドハマリした王様の命で、ヴァンパイア6人がアイドル目指して奮闘する」という筋のコメディで、ダンス教材曲が「ドリームパレード」だったり、それぞれのキャラの挨拶が本来の自分の挨拶のアレンジ(※なぜか茜屋だけ自身の大好きな特撮ヒーロー風)だったりと、小ネタも満載だ。しかもそのうえ、彼女たちのアドリブも随所に炸裂。特にこの日それが光っていたのは、久保田だった。“不思議系ヴァンパイア”であるキャラクター性を活かして、テキトーさと奔放さでステージを引っかき回す。完全に吹っ切れているので言葉の圧もすごく、ポンポン出てくるセリフの間も絶妙だ。もちろんほかのメンバーも、少年っぽい役回りの若井やおばかっぽさ全開キャラの澁谷など、全員この1年での芝居経験を活かしてそれぞれのキャラを好演。昨年とはまた違う、成長した姿をファンに見せていた。

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さて、物語の本筋での「自ら歌詞を作る」という課題により、山北演じるインテリ系ヴァンパイアの抱く恋心をもとに歌詞を書く……という筋から、アルバム曲「Vampire Lady」の披露へ。劇でのノリのよさを引き継いだのか、イントロの一斉ジャンプの部分での澁谷の高さが一段と高かったのには正直驚いた。間奏では、澁谷と山北が若井を持ち上げて久保田を飛び越すという大技も飛び出し、ダイナミックさと小悪魔さを兼ね備えたダンスと歌声で、6人のヴァンパイアがフロアを魅了する。劇の設定が、大サビ前での山北のセリフ「君だけだよ」に活きてくるのも、またニクすぎる。

曲明け、山北から前半戦終了とのMCがあったところで、衣装チェンジのために6人が降壇。SEとレーザー効果がステージを彩り、バックの幕に6人が揃って映し出されたところでSEがスピードUPしてi☆Risが再登場。白ベースの衣装で、パラソルを使ったキュートな振付で「YuRuYuRuハッピーデイズ」を披露。この曲でのジャンプのポイントはふわっと跳ぶところにあるようで、そのエッセンスが凝縮されたのが、サビで脚を片方ずつ交互に横に90°超まで上げる場面。それでいて誰ひとりとしてテンポから遅れていないこのポイントは、シンプルに見えて難易度の高いもののはずだ。続く「キラリ」では楽曲テーマである“卒業”をモチーフにした振付が続き、Dメロ前ではメンバーでアーチを作り、それを順々にくぐっていくシーンも。そして卒業したら到達するのは新たな世界――ということか、「Happy New World☆」へと繋がる。こちらもライブ恒例の鉄板曲で、この日は山北・茜屋の動きの冴え方もさることながら、Dメロでの芹澤・若井のきれいなハモリも注目ポイントのひとつだった。

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想い弾けて止まらない、ラストスパート

ひと息ついたMCで、衣装やここまで3曲について触れたところで、山北からライブがラストスパートに突入したことが告げられる。そこで「今までの盛り上がりを超える盛り上がり欲しいんですけど!」との芹澤の言葉をきっかけに、フロアを三分割した恒例の煽り合戦がスタート。それぞれのエリアのテンションがメンバーによって引き上げられると、「ここからラストスパートしちゃいますか!」との芹澤の言葉から、ブロックの幕開けにふさわしい「Fanfare」へ。照明効果もあって、出だしのかっこよさが映えるこの曲。高いテンション・速いテンポの楽曲でありながら、ライブ終盤にして生ハモが崩れない部分にも、i☆Risというグループの底力を感じ取れた。また、澁谷の煽りをきっかけに間奏で全員がステージ最前に入り乱れたシーンでは、底知れないエネルギッシュさをも感じさせてくれた。そこから鉄板ナンバー「Make it!」へ。イントロの煽り含めて、ここで茜屋のテンションが振り切れる。Dメロを歌う姿は本当に気持ちよさそうで、明けの間奏ではダンスに交えて「ありがとう!」とひと言。また、芹澤も終始笑顔のパフォーマンスを続け、サビ頭でのジャンプでは並々ならぬ打点の高さを誇っていた。
そして「幻想曲WONDERLAND」では、今度は久保田がハジける。定番となった冒頭でのファンとのセリフの掛け合い含め、その表情がとにかくうれしそうなのだ。実は久保田、相当シリアスや切ないナンバーでない限り、この日は冒頭から終始笑顔。その理由がこの曲ラストにこぼれた、「わたしはみんなのことが大好きです。みんなは私たちのこと、大好きですか?」という、彼女の内から湧き出てきた言葉に集約されていた。もちろんほかのメンバーも負けてはいない。

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「YuRuYuRuハッピーデイズ」でのジャンプ経験がフィードバックされたかのように、楽曲中盤のラインダンスはより軽やかさを増し、さらなるレベルアップを感じさせた。続く「Realize!」のイントロでは、今度は澁谷が「私たちもみんなのことが、大好きだー!」とシャウトする。それらの言葉あってからの1サビ明けの間奏での6人での円陣も、また美しい。

曲明けMCでは山北がこの3年半を振り返り、全員で深く一礼。「ツアーファイナル、終わりたくないけど次がラストです」との言葉に、茜屋が本編ラストナンバーの歌詞を引用して「“100パーセントのスマイル”をください!」と呼びかける。そう、ラストを飾るのは、温かく優しいナンバー「Goin’on」。頭サビ明けにはキャノン砲から、メンバーカラー・6色の銀テープが発射。それを受け取ったフロアのファンたちは、サビでステージ上のメンバーと揃えるかのように、肩を組んで左右に揺れ、この日いちばんの大団円感を出していた。ラスト部の若井のソロ「届け!」にも、これでもかというほどに魂が入っていた。曲が終わると、ファンとメンバーとで一緒に、恒例の挨拶「らぶちゅっちゅ~♪」を行い、本編は幕を下ろす。

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