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INTERVIEW

2016.03.28

RABってナニモノ!?レペゼン秋葉原なオタク・ダンス・チーム、RAB(リアルアキバボーイズ)の魅力満載インタビュー!!

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RAB流“アニソン×ダンス”の作り方

――以降は、アニソンにバックにブレイクダンスをする動画の配信という現在のスタイルが定着するわけですが、まずは動画を作るにあたって、楽曲選びはどのようにして行われるのでしょうか?

あつき わりと今クールやっているアニメから選ぶことが多いんですよ。ただニコ動で人気のアニソンって世間とは違ったりするんですよね。テレビで流れて人気があるアニソンもあれば、ニコ動で人気のアニソンというものもあって。それがうまく重なる今クールのアニソンがたまにあるんですよね。そうなると「これでいこう」となりますね。

――一方でダンスをしやすいアニソンというものもある?

けいたん すごくありますね。『野崎くん』は放送開始直後だと、ニコ動では人気はあってもバツンと跳ねていたわけではないんですよね。でも“踊りやすい”というところに立ち返った感じで。これ選んだのは……あつきか。聴けば聴くほど、踊れば踊るほどいい曲だって。展開が多いものだと、俺たちは踊りをつけやすいですね。ヒャダインさんの曲とか。パートごとに曲調がどんどん変わっていくので。

【RAB】月刊少女野崎くん OPを踊ってみた【リアルアキバボーイズ】

――なるほど。楽曲を選んでからはどのように構成を作っていくんですか?

けいたん マロンが構成を作ってあつきがアイデアを出しつつ、残り3人が口を出して。ほかにもブレイクに合うものはドラゴンが作りつつとか……。あとはとにかく女の子の声が好きだから、それによるところは確実にありますね(笑)。

マロン 最終的に好きなものがいちばん強いというか。おまけもそうだし。

――マロンさんとしては楽曲に対するダンスの構成はどのように考えていますか?

マロン 何も考えないとパターンが一緒になっちゃうので、いかに新鮮に映るかどうか。あとは画面から伝わる気持ち良さ重視で考えていますね。曲によっては一瞬でぱっと出てくることもあるんですが、例えば『おそ松さん』だと1日で出来たりしますし。みんなと集まらないとわからない、頭で想像しきれないものは時間がかかりますね。

【RAB】おそ松さん 新OPを踊ってみた【リアルアキバボーイズ】高画質

けいたん 撮影のときに生まれる予想外のものもありますね。現場で笑い転げて「これでいいよ!」って(笑)。自分たちでやっていてめっちゃ面白いと思ったらそれを信じちゃいますね。

ドラゴン あとはカメラの画角も気にしますね。ライブだったらこれでいいけど、画面越しならちょっと違うな、とか。

――たしかにダンスの技術はもちろんなのですが、画面から伝わる構成が綿密に練られている印象がありますよね。

マロン 僕ら踊ってナンボなところがありますからね。

けいたん あとは個々のキャラクターですね。マロンはその配置がうまいんですよ。

マロン みんなの個性を理解しているというか。

――ここのキャラクターづけから構成しているというのは、さすが漫画家志望だったマロンさんならではですね。

マロン あ、それはあるのかな?

あつき 昔は技術だけを見せてナンボだと思っていたんですよ。“踊ってみた”でも。最近はキャラクター、この人が踊るからっていうのがわかってきて、最終的にはそうなってきていますね。

けいたん 『ルパン』の動画でもそれは出ていましたしね。

――さて、ここまでしばらくしゃべってないムラトミさんはいかがですか?(笑)。

ムラトミ ……いちばんは笑顔かなって思っています。

けいたん 卯月かな?(笑)。

ムラトミ やっぱり……いろんな人が観ているので、なんていうんですか、いろんな悩みだったりがあったときに、RABを観てね、元気になって明日も頑張れたらなって思ってくれて、それがどんどんネット上に広がっていって……ね、みんなが幸せになってくれたらね。

けいたん 「ね」って、急に馴れ馴れしくなったな(笑)。

――ありがとうございます(笑)。たしかに、動画を観ていちばん印象的なのは、皆さん笑顔で、非常に楽しそうに踊っている姿なんですよね。

ドラゴン ブレイクダンスだと表情より内容をよく見られるんですよね。今までは勝ち負けの世界にいたので、動画をやって、人に見られるということを意識しだすと、自分たちも笑顔になっていったというか。

けいたん その最高峰が昨年の“ANIMAX MUSIX 2015”だったんですよ。

――横浜アリーナという、RAB史上最大級のキャパシティですし、またアニソン・フェスという本場でもありました。

けいたん 俺はすげえピリピリしてた(笑)。単純に緊張していたし。

あつき けいたんは珍しく緊張していたね。アスリートの顔してた(笑)。

けいたん 海外よりも緊張しましたね。同じアニメ・ファンが観ていると思うと。

ドラゴン 俺は茅原実里さんの楽屋の前だけピリピリしていました(笑)。

けいたん ピリピリというかソワソワでしょ!(笑)。

ドラゴン 扉の向こうにみのりんがいると思うと(笑)。

けいたん 演者さんのなかでも知ってくれている方がいたのが多分に救われましたね。そのなかでオーイシ(マサヨシ)さんや岸田教団の皆さんがいたのがよかったですね。楽屋も一緒だったし。

――そこが以前の大会議と異なる点ですよね。このときはもうRABとアニソン×ダンスの土壌が出来上がっていたというか。

けいたん 大きいところで緊張しましたけど、知ってくれているのは大きかった。“アニサマ”でも客として行って声かけられたり。「今日出るんですか?」「出るわけねえだろ!」って。「出たいがな!」という(笑)。

あつき 俺は最寄りのスーパーで声かけられた。片手にどん兵衛持ってるところを(笑)。

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めざすはアニメ化! RABの野望

――さて、RAB続いての野望としましては、5月のワンマンですよね。いわゆるライブハウスで、どんなパフォーマンスを見せるのか、という。

けいたん だいぶ……思っていたのと違う方向に。変わったことをしますね。

あつき 自分たちにとっても挑戦というか。

けいたん これからのリハーサルが楽しみですね。演出というか、今までやってきたことと違うことをしていくと思います。

マロン 今までは動画に向けての作品づくりをしていたんですけど、舞台のための、生で観に来てくれた人のための作品づくりをしているという感じですね。

あつき 僕らの目的をみんなに伝えるためのワンマンになるんじゃないかなって思います。僕らの最終目標って、アニメになるということなので。それをもう一回みんなに改めて伝えるような、そんなワンマンだと思いますね。

ドラゴン 昔からやりたいなって言っていたんですけど、最近もう一回ちゃんと言わなくちゃいけないかなって。冗談っぽく捉えられることもあるし、ちゃんと真剣に伝えようと思って。その夢に向かっての第一歩になるかなって。

けいたん どうなの? ムラさん。

ムラトミ ……京アニ(京都アニメーション)、頑張ります!

けいたん えっ、名指し?(笑)。

ムラトミ 京アニさんに作っていただけるように頑張りたいということです。俺たちも美少女だよってことだよ!……なんかすいません(笑)。

けいたん まあ、戦国武将とかが美少女になる時代ですからね。

ムラトミ そういうことだよ。ありがとう(笑)。

――それでは最後に、5月のワンマン、そして今後のRABの活動に向けての意気込みをおひとりずつお願いいたします!

あつき 5月22日にTSUTAYA O-WESTでワンマンをやりますけど、僕らにとってはじめの一歩というか、スタートラインだと思うので、僕らはアニメ化をめざすということで、その先武道館もめざすという強い意志を持っていますので、もし興味がありましたら、現場に来てぜひ僕らのステージを観てください!

ドラゴン 昔からこのメンバーでやっているときは、抑えてやるとあまりいいものは出せないなって思っているので、自分たちの本当にいいと思っているものをオブラートに包まず出してたくさんの人たちに観てもらって、それがアニメ化に繋がっていけば面白いことが世の中に起こると思うので、ぜひこれからも動画やライブも観に来てもらって「RAB面白いことやってるな」って思ってもらえればいいと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします!

マロン 僕から見てもこのメンバーはアニメみたいなやつらなので、こういう面白いやつらが世の中に出ていってくれればと思います。そして2016年は、僕らの会心の年になると思うので、このワンマンを観に来てもらえればと思います。よろしくお願いします!

――順番的にはムラトミさんですが、オチをお願いしたいので、続いてけいたんさんに(笑)。

ムラトミ えっ!?

けいたん さっそく扱いがわかってきましたね(笑)。ええと、まずはアニメ化に向けてまい進していきます。僕がアニメを好きになったきっかけは、リナ・インバースだったんですよね。そこから音楽に入って、林原(めぐみ)さんを好きになって。それ以外にもアニメの楽しみ方っていっぱいあると思うんですよ。そのなかに、RABもアニメの楽しみ方のひとつとしてなれたらなって思っていて。アニメやアニソンでパフォーマンスすることが、アニメを楽しむことのもうひとつの新しい手段として、同志たちに伝わるように、それこそアニメ化したときにお前らもアニメ化になっているという思いでいるので、僕らと同じ目線で一緒に頑張っていく同志として応援していただきたいと思います。

――では最後にムラトミさんお願いします!

ムラトミ オチなんてないんですけど!(笑)。やっぱり……僕たちって言葉だったりいろんなことをこの世界でぱって発信していくときに、全部を100パーセント伝えるのってうまくないんですよ。みんなが僕たちのことを知ってきてくれて、それに応えられるように思っていることだったり、思っていることを怖がらず、これからも観てくれる人に向けて……言えることは、バーン! といって、ドーン! という感じです(笑)。

けいたん わかんねえよ!(笑)。

ムラトミ とにかく失敗してもいいし、違う世界線でもいいので、とにかく表現していって、無茶をしていって、変わった人たちなので、「やっぱりリアルアキバボーイズだな」って思われるようなことをしたいですね。普通じゃないなって。

けいたん お前は普通じゃねえよ(笑)。

ムラトミ やっぱり秋葉原を代表したいので。秋葉原の人たちってみんな我が道を行く人たちばかりなので、俺たちも我が道を行って、メディアにどんどんいっても染まらず、俺たち秋葉原で頑張りたいと思います!

PHOTOGRAPHY BY 高橋妙子/INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一(リスアニ!)

次のページにはRABが出演する新番組「アニレゾ!! ~勝ち抜きアニソンダンスバトル!!~」の情報や撮影現場の密着レポート、メンバーからのコメントを掲載!


●ライブ情報
RABワンマンLIVE「RAB2016 〜だだだだダンス 俺たちの夢〜」開催
開催日:2016年5月22日(日)
場所:TSUTAYA O-WEST
時間:17:00/OPEN 17:30/START
チケット:前売3,800円+1D 当日4,300円+1D

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<RAB(リアルアキバボーイズ)とは>
レペゼン秋葉原のヲタク・ダンサー・チーム。日本テレビ「スタードラフト会議」に出演を機に様々なメディアに取り上げられ、『らき☆すた』の柊 つかさ役などで活躍している有名声優・福原香織とのユニット“福原香織とRAB”としてエイベックスよりメジャー・デビューし、CDのリリースも重ね芸能界でも活躍している。昨年はきゃりーぱみゅぱみゅ、中川翔子なども出演したフランス“ジャパンエキスポ”にて14,000人のメイン・ステージにも出演。ますます勢いに乗るダンス・ユニットだ。

<メンバー>
■涼宮あつき
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誕生日…11月20日
特技…自宅警備員
趣味…現代視覚文化研究
ひと言…俺はまだ本気を出していないだけ。
Twitter ニコニコ動画マイリスト

■けいたん
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誕生日…3月29日
特技…カップリング作り
趣味…企画
ひと言…この文章を長野で書きました。
Twitter ブログ ニコニコ動画マイリスト

 

■ドラゴン
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誕生日…11月17日
特技…徹夜
趣味…ボディメイク
ひと言…100%中の100%~!!
Twitter

■ムラトミ
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誕生日…11月12日
特技…ブレイクダンス
趣味…ゲームアプリ、漫画
ひと言…俺の名前はムラトミ!それ以上でもそれ以下でもねぇ!!
Twitter

■マロン
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誕生日…4月6日
特技…イラスト
趣味…ヌンチャク
ひと言…誰がイケメンやねん!!
Twitter ブログ

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