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REPORT

2016.03.23

「i☆Ris&Wake Up, Girls!バレンタインLIVE!!」を各ユニット番記者がレポート!【Side WUG】

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i☆RisとWake Up, Girls!の合同ライブイベント「i☆Ris&Wake Up, Girls!バレンタインLIVE!!」が2月14日のバレンタインデーに、舞浜アンフィシアターで開催された。

ライブにはi☆Risの山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希、Wake Up, Girls!の吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑が登場。今回は両ユニット初の合同イベントということで、i☆RisとWUGの各担当記者がそれぞれの視点で昼の部をレポートする。

i☆Risは「エイベックス×81プロデュースアニソン・ヴォーカルオーディション」の第1回、Wake Up, Girls!は第2回の合格者が結成したいわば姉妹ユニットだが、ツーマンでの合同ライブはこれが初めて。本番前の告知映像では、i☆Risから澁谷梓希と若井友希、Wake Up, Girls!から青山吉能と吉岡茉祐、そして男性アーティストの小林竜之が参加する新ユニット「D-selections」が4月アニメ『ハンドレッド』のオープニング主題歌を担当することが発表されるなど、両ユニットが交わる新しい流れも感じさせた。

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初の合同ライブということで、前半はお互いの関係性が伝わるトーク・パート。メインMCはアニメJAMなどでもおなじみ、安心の鷲崎健だ。「ドキドキ?! 告白アンケート」は、「いちばん親しみやすいメンバーは?(WUG→i☆Ris)」「いちばん礼儀正しいメンバーは?(i☆Ris→WUG)」といった質問の回答を匿名で集計。MC鷲崎が回答者やコメントを適度にポロリしながらトークは進行した。「一日だけ入れ替われるなら?(WUG→i☆Ris)」のトークでは「(若井とは)いちばん視界が違いそう」と答えた長身な高木と小柄な若井が並んで肩を組んだり、お互いのコメントに一喜一憂しながら盛り上がった。「i☆Risさんのコメントは全体的に雑ですね(鷲崎)」。

極端な結果が出たのは「いちばん世渡りがうまそうなのは?(i☆Ris→WUG)」の設問で山下七海が5票を獲得。山北はトーク中に山下がかわいい反応をするたびに「そういうところがおじさんに気に入られそう!」とぐいぐい反応。山下を攻める理由を聞かれると「好きだから……」と男子小学生のようなことをつぶやいていた。一方いちばん緊張感が走ったのが「初対面でいちばん怖いと思ったメンバーは?(WUG→i☆Ris)」の設問で、芹澤優が5票を獲得。「最初に自己紹介をしていただいたときに笑顔でアイドルすぎて逆に怖かった」「ギラギラしていた」などのリアルな後輩の反応に苦笑いの芹澤だった。

「チョコっと演じて趣味がバレンタイン!」は、WUGとi☆Risの代表者が即興告白台詞で対決する対戦コーナー。勝利者は好きなバレンタインスイーツが食べられるということで、特にi☆Ris(中でも若井)の眼の色が変わる。「先輩に告白」シチュエーションの告白では某部活アニメにハマりまくりの永野が勝利したものの、負けた茜屋があーんと食べさせてあげるふりをして自分が食べるフェイントで場をさらった。続く「妻子ある上司への告白」対決では、大人の小芝居を見せた山北が勝利。さらに高木がケーキをあーんと食べさせる隙に乗じて、山北は高木のほっぺにちゅっとキス! その瞬間に本人の高木以上に驚愕の表情をしていた青山(i☆Risオタ)が印象的だった。最後に久保田がスキップが下手? という話題になると、田中や吉岡が「七海も!」「うちも!」と山下を送り出す。実は山下は久保田よりさらに不器用なスキップ下手。スキップ風の謎の動きを見せた山下が「私もスキップできないんですー!」とにじり寄ると、久保田は「同じカテゴリーには入れられたくない!(笑)」とあとずさり、会場は和やかな笑いに包まれていた。

一日限りのドリームコラボも!

後半のライブ・パートは、センターとメインステージに奈落からせり上がる昇降トラップがあるアンフィの構造を活かし、i☆RisとWake Up, Girls!が1〜2曲ごとにめまぐるしく入れ替わりながらステージを見せた。まずはi☆Risが「ミラクル☆パラダイス」と「Special Kiss」、Wake Up, Girls!が「16歳のアガペー」と「7 Girls War」でそれぞれの個性を感じさせた。「Special Kiss」にはバレンタインならではの台詞アレンジがあり、山北が「社長より好き!」と前半のトーク・コーナーのネタを早速織り込んできていた。そして次にやってきたのが、この日この場所でしか見られないプレミアムなコラボ・ステージだ。

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コラボ曲の一曲目「ふわふわ時間」は、i☆Risから芹澤、若井、久保田、Wake Up, Girls!から奥野、吉岡、高木、青山が参加。それぞれのユニットが衣裳を来た7人が入り乱れて見せるステージはそれだけで楽しい。このコラボに参加したうち、高木と青山は実はi☆Risオーディション参加組。高木はそのオーディションで同じグループになった芹澤、久保田の輝きとモチベーションの高さに圧倒され、その後陸上部で一から体力を作り直し、今度は絶対受かるという意志を持って受けた第2回オーディションでWake Up, Girls!に選ばれている。その高木が芹澤や久保田と一緒に堂々と楽しそうに歌い、ピンスポットの中で高らかにソロを歌う姿は胸に迫るものがあった。それぞれのオーディションにちょっとしたifがあれば、この日のように青山と久保田が背中合わせで歌う別の今があったのかもしれない。

一方特別ユニットとして抜群のフィット感を見せたのが、コラボ曲2曲目の「恋☆カナ」。i☆Risから山北、茜屋、澁谷、Wake Up, Girls!から山下、永野、田中が登場だ。スクリーンの星々を背景に高々と右手を掲げた6人のシルエットはとても絵になる。個々の組み合わせも茜屋と山下の並びってなんでこんなにきれいに収まるの? という感じだし、田中が山北に寄り添うように楽しそうに歌う姿はとても微笑ましい。最後は6人が腕を交差させて星を作るポーズでキメ。ど真ん中で変顔一歩手前の表情でアピールしていた澁谷だった。

そしてもうひとつの大きなサプライスが、Wake Up, Girls!とi☆Risがそれぞれの看板曲を入れ替えて歌ったシャッフルステージだ。最新曲「Goin’on」を歌ったi☆Risが舞台袖にはけようとしているタイミングで、何故か流れ始める「Make it!」のイントロ。奈落からゆっくりとせり上がってくるセンターステージ。長めにアレンジされたイントロの間にどうやら「Make it!」をWake Up, Girls!が歌うようだぞ……という認識が広まると、会場は驚きと大歓声に包まれた。

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Wake Up, Girls!の「Make it!」のセンターポジションで活き活きと輝いていたのが青山で、彼女はインタビュー中に「i☆Risちゃんが苦労しながらどれだけ頑張ってきて、どれだけ最高か」を語りながら涙ぐむほどのi☆Risファン。そんな彼女が「Make it!」特有のステップを見せながらの笑顔の幸せそうなこと!Wake Up, Girls!がi☆Risのダンスを踊りこなせるぐらいまで成長したのか、と感慨深くなるステージだった。夜のステージでは完成度が増し、田中や青山が歌唱に遊びを入れて自分たちなりの「Make it!」を模索し始めている感じには頼もしさしか感じなかった。

返しのターンはi☆Risの「タチアガレ!」。ステージ奥の暗闇の真っ赤なライトの中で彼女たちが見せるダンスは、見慣れた動きのはずなのに鮮烈だ。動きのキレがすごいんだろうなとは思っていたが、芹澤と山北のソロパート(吉岡と青山のパート)中、背後を向いて静止している4人の立ち姿すら絵になるのは本当にズルい。ダンスだけでなく若井のロングソロもハッとさせられるものがあった。少し安心したのは、i☆Risがこれだけ鮮烈なパフォーマンスを見せても、記憶の中のWake Up, Girls!の「タチアガレ!」は少しも色褪せなかった。この曲とWake Up, Girls!の7人の人生を背負った物語は不可分に絡み合っていること、そして吉岡のロングソロの異質なまでに特別な感じは誰にも代替できないのだな、と実感したのは収穫だった。

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昼の部本編の締めは、i☆Ris「Realize!」からWake Up, Girls!「少女交響曲」「Beyond the Bottom」の流れ。i☆Risの『プリパラ』の世界のアイドルたちの前向きさ、明るさを感じさせる激しく楽しいステージの後だと、劇場版楽曲を歌うWake Up, Girls!のちょっと重くウェットな物語感、世界観を強くより感じる。ねんどろいどライブでも感じたが、彼女たちが、彼女たちのために作り上げられた楽曲を歌う限りにおいて、どんな素晴らしいユニットと並んでも何かを残せるだけのものを今の彼女たちは持っていると思う。

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「Beyond the Bottom」のあとの鳴り止まないアンコール。最初は普通の「アンコール」だったのが、最後はi☆RisとWake Up, Girls!を交互に呼ぶコールに落ち着いたのも、客席も手探りで盛り上げ方を探っていた感じで面白い。イベントTシャツで登場した13人のラストナンバーは、大名曲「バレンタイン・キッス」。アンフィの円形ステージいっぱいに両ユニットが入り乱れ、最高にハッピーな空間でステージを締めくくったのだった。

Photography & Text By 中里キリ

“i☆Ris&Wake Up, Girls!バレンタインLIVE!!”
2016.02.14@舞浜アンフィシアター
【Live Part SET LIST】
M1.ミラクル☆パラダイス/i☆Ris
M2.Special Kiss/i☆Ris
M3.16歳のアガペー/Wake Up, Girls!
M4.7 Girls War/Wake Up, Girls!
M5.ふわふわ時間/シャッフルユニットカバー(芹澤・若井・久保田・吉岡・青山・奥野・高木)
M6.恋☆カナ/シャッフルユニットカバー(山北・茜屋・澁谷・永野・田中・山下)
M7.Goin’on/i☆Ris
M8.Make it!/Wake Up, Girls!(i☆Ris曲カバー)
M9.タチアガレ!/i☆Ris(Wake Up, Girls!曲カバー)
M10.Realize!/i☆Ris
M11.少女交響曲/Wake Up, Girls!
M12.Beyond the Bottom/Wake Up, Girls!

EN1.バレンタイン・キッス/i☆Ris&Wake Up, Girls!  

“i☆Ris&Wake Up, Girls!バレンタインLIVE!!“【Side i☆Ris】こちら


●リリース情報
Wake Up, Best!2
3月25日発売

【初回限定盤(2CD+Blu-ray)】
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品番:EYCA-10770~1/B 価格:¥5,832(税込)

【通常盤(2CD)】
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品番:EYCA-10772~3 価格:¥3,564(税込)

<CD(2枚組)>
少女交響曲/素顔でKISS ME/Beyond the Bottom/地下鉄ラビリンス/ハジマル/WOO!YEAH!!/歌と魚とハダシと私/可笑しの国/スキキライナイト/ステラドライブ/オオカミとピアノ/プラチナサンライズ/セブンティーンクライシス/運命の女神 Team S ver./運命の女神 Team M ver. &more…

<BD>
・少女交響曲 MV
・Beyond the Bottom MV
・お約束体操

●ライブ情報
Wake Up, Girls! 3rd LIVE TOUR「あっちこっち行くけどごめんね!」
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7月17日(日)千葉・舞浜アンフィシアター
【昼の部】開場14:00 開演15:00 
【夜の部】開場18:00 開演19:00 
7月24日(日)大阪・松下IMPホール
【昼の部】開場13:00 開演14:00 
【夜の部】開場17:00 開演18:00 
7月31日(日)新潟・新潟LOTS
【昼の部】開場13:00 開演13:30 
【夜の部】開場16:30 開演17:00 
8月7日(日)仙台・仙台サンプラザホール
【昼の部】開場12:00 開演13:00
【夜の部】開場16:00 開演17:00 
8月14日(日)沖縄・ミュージックタウン音市場
【昼の部】開場12:15 開演13:00 
【夜の部】開場16:00 開演16:45 
8月20日(土)福岡・DRUM LOGOS
【昼の部】開場13:30 開演14:00 
【夜の部】開場17:00 開演17:30
8月28日(日)東京・Zepp DiverCity
【昼の部】開場14:00 開演15:00 
【夜の部】開場18:00 開演19:00  

※イベント日時、会場は変更になる可能性があります

出演者:Wake Up, Girls!(吉岡茉祐、青山吉能、田中美海、山下七海、高木美佑、永野愛理、奥野香耶)
チケット:各6,800円(税込) 
・大阪・福岡公演
スタンディング 6,800円(税込)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可 ※ドリンク代別途必要 ※整理番号順入場
・新潟公演
スタンディング 6,800円(税込)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可 ※整理番号順入場
・千葉・仙台公演
全席指定 6,800円(税込)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可
・沖縄公演
全自由 6,800円(税込)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可 ※ドリンク代別途必要 ※整理番号順入場
・東京公演
1Fスタンディング 6,800円(税込)
2F指定席 6,800円(税込)
※3歳以上有料、3歳未満入場不可 ※ドリンク代別途必要 ※1Fスタンディングは整理番号順入場

© Green Leaves / Wake Up, Girls!製作委員会
© Green Leaves / Wake Up, Girls!2製作委員会
© Green Leaves / うぇいくあっぷ

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