ミュージカル・アニメがリアル・ミュージカルに!ミュージカル『Dance with Devils』ゲネプロレポート!

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昨年アニメで放送され女子の心を鷲掴みにしたミュージカルアニメ「Dance with Devils」。禁断のグリモワールを巡り、ヒトとアクマ、そしてヴァンパイアが熾烈な戦いを繰り広げる中で翻弄されるヒロイン・立華リツカの運命は――。

音楽的にも強いこだわりを持ち、クオリティが高く端麗な女性向け作品の制作では右に出る者はいないRejetと、ドラマティックなサウンドでリスナーのみならずクリエイターからも高く評価されるElements Gardenの音楽で制作された本作。アニメではキャラクターの心情を歌で表現したり、毎週放送のはじまりには幕が開く様子を感じさせるなどまさにミュージカル的演出で進んでいった物語が、実際のミュージカルに。そんなミュージカル・ダンデビをリポートする。

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アニメの始まりと同じく「闇の花嫁」(挿入歌)が劇場に鳴り響き、登場するキャストたち。妖しき世界。そして彼らが求める「禁断のグリモワール」とは。荘厳なクラシックミュージックが暗澹たる恐怖の宴を思わせ、ステージに鎮座する影が物語へと観客を誘っていく。そんな物語は勢力争いに敗れた魔王マキシスが表舞台から退いた後の魔界で主権を握ったアーロンド家から幕を開ける。そこではアーロンド家次期当主のレム(神永圭祐)が教育係のホランド(伊崎龍次郎/木村昴のWキャスト)と将棋をさしている。常に沈着冷静で無表情のレムに「もっと表情豊かに」などと小言を言うホランドがどれほどレムを可愛がっているのかが伝わる場面だ。

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そんなホランドがレムへ告げる。ちょうど彼の部屋へと現れたレムの幼なじみ・ウリエ(崎山つばさ)と共に人間界へと向かうように、と。615年に一度現れるという世界を手に出来る力「禁断のグリモワール」。それをアーロンド家のために手に入れることがレムの使命だった。人間界へと向かうレムとウリエ。その様子を見ていたメィジ(吉岡 佑)、堕天使のシキ(安川純平)、そして真の主である魔王・マキシスのためにグリモワールを欲するローエン(内藤大希)もレムたちの後を追って人間界へ。しかしその人間界にはグリモワールを狙って既にヴァンパイアのジェキ(伊勢大貴)が暗躍し、グリモワールの秘密を握る少女・立華リツカを見つけていた――。

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その人間界ではアクマを祓うエクソシストが存在していた。ジェキに狙われているリツカの兄・リンド(平牧 仁)は先輩エクソシスト、ノエル(法月康平)に信頼を寄せていた。ノエルはリンドの祖父の弟子でもあったのだ。アクマに殺された祖父の最期の言葉「家族を守れ」を実行すべくエクソシストとして修行の日々だ。一方、レムたちは鉤貫レム、楚神ウリエ、南那城メィジ、棗坂シキとして四皇學園の生徒となって生徒会を運営しながら「禁断のグリモワール」の捜索をしていたが、手がかりはなかなか見つからない。実はグリモワールの力はリツカの中に眠っていた。彼女が17歳になったその瞬間、それは目覚めてしまう。彼女の身を案じるリンドは切々とその想いを歌に乗せる。そんなリンドを心配するノエル。そしてレムたちもリツカに辿り着く。

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レムたち生徒会メンバーが待つ第三図書館にやってきたリツカ。強気で彼らに向き合う彼女に興味を持つアクマたちだったが、彼女のペンダントの持つ魔を祓う力に弾かれてしまう。彼らの元から去るリツカだったが、今度はジェキの魔の手が彼女に迫る。ヴァンパイアに母を攫われてしまったリツカを守るために帰国するリンドと彼に付き添うノエル。しかし兄が戻る前にジェキに追い詰められてしまったリツカ。そんな彼女を助けにやってきたのは、なんとレムだった!

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ジェキを撃退したところへウリエたちもやってきて、リツカへとその手を伸ばす。グリモワールの手がかりでもある彼女へ普段は感じたことのない気持ちを抱いたアクマたちは、次々に彼女を手に入れようと動き出す。気が気ではないレムも、自身の心の動きに戸惑っていた。彼女へと手を伸ばすアクマたち。そこへリツカを案じるリンドが駆けつけ、レムたちがアクマであることを彼女に伝える。禁断のグリモワールを狙う者、護る者、その全てが同じ場所に揃ったこの瞬間から、彼女を取り巻く運命の流れはさらに加速していくのだった。「禁断のグリモワール」の行方は。そしていつしかリツカへと向けられていた彼らの想いの行き着く先は――。

アニメの物語をしっかりとなぞりつつさらに肉付けされたドラマティックなストーリーに、作中で歌われた楽曲のみならず新たな曲も加わって届けられるダンデビワールド。アニメで見てきた彼らの表情はより豊かになり、生き生きと舞台の上で呼吸する姿を目の当たりにできるのは2.5次元ならでは。3月下旬にはゲームも発売になるダンデビの魅力を、このミュージカルでも堪能したい。

<ゲネプロ前の囲み会見より>
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――ミュージカル「Dance with Devils」の見どころは?

神永圭祐 見どころでもあり、好きなシーンでもあるんですが、今回、アニメにあったシーンを実際にやっていたり、オリジナル・キャラもいるのでアニメになかったシーンもたくさんあるので、多分「あそこはアニメ通りだ」「このシーンはアニメになかったな」などいろいろと発見できる作品になっていると思います。どのシーンもどの瞬間も素敵なので目をかっぴらいて、僕らに穴が空くほど観てほしいなと思います。

平牧 仁 アニメが先行している舞台ですので、二次元だったものがすごく立体的になる面白さをやはりアニメ・ファンの方には体感していただきたいです。そして見どころとしてはノエルとホランドというオリジナル・キャラが出てきたりもしますし、リンドの、アニメでは見られなかった柔らかい表情が見られるかもしれないので、そういうところを個人的には注目していただきたいです。

崎山つばさ やっぱり生徒会同士の掛け合いだったり、リンドとレムの掛け合いだったり、キャラクターの関係性っていうのがすごく見どころかな、と思っています。あとはウリエがいつも薔薇を持っているので、その薔薇の使い方や持つ姿を見どころとして挙げたいと思います。

吉岡 佑 全部が本当にいいシーンばっかりで。僕らもいろいろと話し合ったりして切磋琢磨してきました。オラオラ系に、蝶々、蝶々言っているヤツ、気持ち悪いヤツ(笑)。さらに犬もいて、いろんなキャラがいるので。そういうところを観ていただけたらなと思っています。

安川純平 アニメに描かれていない描写が出来るのが舞台で。原作のファンのみなさんは原作を愛していると思うけど、逆に原作の「生きている時間」が舞台では表現されるので、「ここでこういう表情やこういうことをするんだ」という発見も気づいてもらえたら、舞台ならではの楽しめるポイントなんじゃないかなと思っています。

内藤大希 観に来てくださるお客様は原作のファンの方、それぞれのキャストのファンと、ひとりでは行けないから付いてきましたっていうお母さんや友だち。そういう人をこちらの世界に引き込むチャンスなんじゃないかなと感じていて。意識していなくても、こんなにもミュージカルって素敵なんだ、舞台って素敵なんだっていうことを知っていただけるいい機会だと思っているので、そういう人たちを魅了したいと思っています。

――ファンの方へメッセージを。

神永 アニメに描かれる前や途中のシーンはこの舞台でしか描かれないと思いますし、それも込みで『Dance with Devils』という作品なのかなと僕は思っていまして。それぞれのキャラクターに少しでも近づくために稽古場でたくさん動いて汗を流す人や壁に当たって涙を流す人もいて、それぞれがまっすぐな気持ちで戦ってきたので、それが表現できるように頑張りますので、ぜひ観に来てください。

平牧 2.5次元の醍醐味というものは2次元でやっていたキャラクターたちが、立体になった瞬間にもっとキャラに息吹が吹き込まれて、ちょっと人間臭く見えちゃう面白さだったりだと思うんです。そういう醍醐味を、来てくれたお客さまには体感してもらいたいですし、『Dance with Devils』というコンテンツがこの先も続いていけるようなものを残せたらなと思います。

Text by えびさわなち


●公演情報
ミュージカル『Dance with Devils』
AiiA 2.5Theater Tokyoにて3月13日(日)まで上演中

●リリース情報
ミュージカル『Dance with Devils』DVD 
6月17日発売
【DVD2枚組】
品番:EYBA-10931/B
価格:¥8,100+税

<収録内容>
Disc1 本編
・ミュージカル「Dance with Devils」千秋楽公演
Disc2 特典映像
・バックステージ・メイキング映像
・ミュージカル「マドモ★アゼル」Music Clip(1コーラスver.)

Disc3 特典CD
・舞台版「マドモ★アゼル」フルコーラスver.

※収録内容は予告なく変更になる場合がございます

☆劇場にてご予約いただいたお客様はもれなく出演キャストによるトーク&ハイタッチ会にご招待!
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(C)グリモワール編纂室/Dance with Devils製作委員会

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