LiSA×小南泰葉によるスペシャル対談【後篇】を公開!同日リリースを迎えたお互いの新作について聞いた。

今年9月30日にリリースされたLiSAのシングル「Empty MERMAiD」。その作品に収録されているカップリングナンバー「リスキー」の作曲を手がけたシンガー・ソングライターの小南泰葉。両者が再タッグを組んだ「ギフトギフト」を収録したLiSAの配信シングル「ID」リリースを記念し、今回リスアニ!WEBにてLiSAと小南泰葉の対談が実現!

前回の前篇に続き、今回はLiSAの配信シングル「ID」、そして「ID」の配信スタートと同じ日にリリースされた小南泰葉2年ぶりのフルアルバム『僕を救ってくれなかった君へ』について聞いた。

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――さて、本対談の後編ではこのたびリリースされた配信限定シングル「ID」よりLiSAさん作詞、小南さん作曲の「ギフトギフト」と、小南さんのニューアルバム『僕を救ってくれなかった君へ』について聞いていきたいと思います。

小南泰葉 「ギフトギフト」も「リスキー」のときと一緒で、私から曲を提出した時点で仮歌詞があったんですよね。テーマがTKGY!。

LiSA たまごかけごはん!(笑)。

――ん!? すると“Y”はどういう意味なんですか?

小南 “焼き”っていうのがついてます。

LiSA たまごかけごはん焼き!(笑)。

小南 そう、そのときはたまごかけごはんにすごいハマっていて、焼いてたんですよ。

LiSA あははははは(笑)。でもたまごかけごはんって、焼いたら普通の卵焼きになっちゃうんじゃないですか?

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――むしろチャーハン!?(笑)。

小南 いやいやいや、ちゃんとお好み焼きみたいに丸くするんですよ! そしてやってみて後悔するんです。で、その後悔を指して仮タイトルを「リグレット」にしました。いちおう、リリースが12月で冬の景色が見えるタイミングだったから、内容は寒い空気と白い風景があったらいいなと思って、そういうふうに……。

LiSA 雪が降っていましたね。

小南 そういうふうに書いたら、LiSAちゃんが汲み取ってくれて、“クリスマスソング”に仕上げてくれて。

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――「ギフトギフト」はLiSAさんにとって初めてのクリスマスソングですよね。

LiSA そうですね、せっかくなので特別な曲にしようと思って。この曲は小南さんのことを結構イメージしていて、あんまり人とわいわいしているクリスマスな感じは出さないようにしました。小南さんって、そういうタイプですよね?(笑)。

小南 あ、わかります? それで出だしから“ハ~”って吐息なんですね。

LiSA そうです、寒い“ハ~”です。

小南 あれ、たまらないです。あれだけでたまごかけごはん3杯食べられる(笑)。

この気持ちを引っ張り出してくれたのは、やっぱり曲のおかげ(LiSA)

――歌詞の内容は少し切ない、ひとりぼっちのクリスマスですね。

LiSA この曲は小南さんからいただいたデモを洋楽の感覚で聴き込んで、小南さんが描いてくださった言葉もメロディも雰囲気ごと全部受け止めて、耳に飛び込んできた断片的なワードから自分の中で大事なものを連想して歌詞にしていきました。不思議と小南さんの曲からは、恋人と過ごすハッピーなクリスマスというよりは、ノスタルジックななかで寂しい感じというか、ひとりの印象を受けたんですね。でも、ちょっとだけ希望があるのを私はすごく感じたので、そこに寄り添っていきたくなって。この気持ちを引っ張り出してくれたのは、やっぱり小南さんの曲のおかげですね。

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――ちなみに表題曲の「ID」については、前作「Empty MERMAiD」に続きラウドなロックサウンドでしたが、ここにはどんな狙いがあったのでしょうか?

LiSA 2015年は、それこそ今まで私が隠れてこっそりやってきたことを表に出していった1年でした。去年は「BRiGHT FLiGHT」と「L.Miranic」をピンクとブラックに分けて両A面シングルにしましたけど、どこかブラックがサブみたいな印象があったと思うんですね。私の中でずっと「今日もいい日だっ」って言い続けているんだから、あんまり毒を歌っちゃいけないなと思う部分があって。でも、1月の武道館ライブのときみたいに、だんだん私のブラックな部分をみんなが認めてくれているのを感じて、今年は好きにやらせてもらおうと。

――小南さんは「ID」を聴いていかがでしたか? 「ギフトギフト」とはまた別の顔があったと思うのですか。

小南 すごく好きです。今度の幕張ライブ(12月23日@幕張メッセ国際展示場)でやりたいことが見えたというか。このライブのタイトルに入っている「メガスピーカー」ってすごくいい言葉ですよね。

LiSA その「メガスピーカー」が、「自分の好きなことくらい自分で守れよ」っていう意味合いのタイトルなんですよ。今年、私は自分の好きなことばかりやらせてもらって、「ID」もそういう1年を締めくくれる強い曲になったと思うんですけど、その“メガ”なことをスピークするというか、“メガ”な声で自分の夢や未来を語る自信を手にいれようっていうのがテーマなんです。

小南 それってLiSAちゃんらしいなと思います。前作の「Empty MERMAiD」のときも、3曲がどれもグイグイ攻めぎ合っていたし。「ギフトギフト」も雰囲気は真逆だけどバランスを失っていなくて、安定感があるというか、伝わるものがありますよね。私もそうやって、自分の歌をメガスピーカーで歌いたいなと思いましたね。

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