やなぎなぎ2ndアルバム『ポリオミノ』、リリース記念スペシャル・インタビュー!

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シンメトリカルなコンセプトとサウンドスケープに満ちたアルバム『エウアル』は、それを視覚的にも再現したライブも含めて、やなぎなぎが持つイマジネーションを最大限に提示した傑作だった。あれから1年余り、待望の2ndアルバムとなった『ポリオミノ』は、さまざまなアプローチの楽曲を組み合わせた、多角的な形状を持つ刺激的な作品となった。彼女が提示した豊かなイマジネーション、その“かたち”に触れていこう。

 

――前作『エウアル』から約1年ぶりとなった2ndアルバム『ポリオミノ』ですが、本作のアイデアの出発点はどこにありましたか?

やなぎなぎ 今回はやりたいことが前々から明確にあって、テーマにパズルやロジックとかを持って来ようしていて、この『ポリオミノ』という言葉を知りました。『ポリオミノ』っていくつかの正方形を辺どうしでつなげたいろんな形のピースを、ひとつの空間に隙間なく並べていくゲームなんです。

――ゲームの名前なんですね。
やなぎなぎ はい、パズル・ゲームです。つなげ方によってはT字型だったりL字型だったり、いろんな形になって同じ素材でもつなげ方を変えたら、違うものになるっていうのが、自分の考えていたものにとても近いなって思いまして。

――公式サイトを見たときに「テトリスかな?」って思いました(笑)。

やなぎなぎ (笑)。パーツはテトリスと一緒なんですけど、テトリスとは違って枠の中をいかに隙間なく埋めるかっていうゲームなので、列がそろって消えたりはしないんです。

――本作の楽曲制作についてですが、全体を通していかがでしたか?

やなぎなぎ 自分ひとりで曲を作ると、音が丸くなって内側に行きがちなので、意識していつもとは逆の方向にもチャレンジしてみました。

――実際にいろんな方とタッグを組まれていますが、そういったアイデアのイメージはもとからありましたか?

やなぎなぎ コンセプトに合わせるというのはもちろんあるんですけど、自分がいつかお願いしたいなって思っている方に、この機会にどんどん声をかけた感じですね。

――アルバムの冒頭は比較的にアッパーな楽曲で、後半から静かになっていく曲順の構成になっていますが、この構成は早い段階から決めていたんですか?

やなぎなぎ 曲順はいちばん悩みました。私はこんな感じに並べたんですけど、『ポリオミノ』という作品なので、ひと通りこれを聴いていただいたあとで、勝手に曲順を並び替えていただいてもいいかなって思っていて。聴いているとだんだん「ここはこんな感じのブロックだな」みたいなのが出来てくると思うので、それを自由に組み替えて新しい『ポリオミノ』を作ってもらえたら、聴き方としていちばんうれしいかなって思います。

――なるほど。好きな組み方ができるというのは斬新で面白いですね。

やなぎなぎ 前後の曲によって音の聴こえたかも変わってくると思うので。それを楽しんでいただけたらいいなと思います。

 

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