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INTERVIEW

2014.12.03

ニュー・シングル「snowdrop」発売&ライブDVD完成記念!加藤和樹スペシャル・インタビュー!

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今年はTVアニメ『マジンボーン』のOPテーマでもあるシングル「Legend Is Born」の発売や全国ツアーも敢行するなど音楽活動も精力的だった加藤和樹。そんな今年を締めくくるニュー・シングル、そしてライブDVDの完成を記念したスペシャル・インタビュー。2014年の加藤和樹は世界初演となるミュージカル『レディ・ベス』でヒロインの相手役ロビンを演じきり、鮮烈な印象を残したが、TVアニメ『マジンボーン』のOPテーマでもあるシングル「Legend Is Born」の発売や全国ツアーも敢行するなど音楽活動も精力的だった。そんな今年を締めくくるニュー・シングル、そしてライブDVDが完成。本人を直撃した。

――6月のシングル「Legend Is Born」はTVアニメ『マジンボーン』のOPテーマでしたが、反響はいかがでしたか?

加藤和樹 結構、ありました。もちろん元々僕の音楽活動を応援してくれる人たちからの「アニメソング歌ってるんだね」っていう反応もあったんですが、子供たちもよく聴いてくれていたり、歌ってくれているんだってことを知れたりもしたので、それもうれしかったですね。Twitterとかでも見ていると「『マジンボーン』のオープニング、加藤和樹だ!」っていう反応もあったりもしたんですね。そうやって話題になっていたり、コメントをもらったりもしていてうれしかったです。

――アニメとの融合。そういう形で広がっていくのは久しぶりですよね。以前歌っていらした、TVアニメ『家庭教師ヒットマンREBORN!』OPテーマ「EASY GO」から実に5年ぶりでしたし。

加藤 そうですね。僕自身「やっぱりアニメのオープニングっていいよな」って思ってしまいましたから。自分が子供の頃、アニメのOPテーマでテンションを上げていた頃のことも蘇ってきますからね。

――しかもあの曲自体、すごくテンションのアガる、オープニングならではの幕開け感もある1曲ですし。

加藤 アガりますよね。でもそれは僕らもそうだし、今の子供たちが大人になってから聴いたときに、『マジンボーン』を観ていた頃を思い出して「あの頃の自分」へ想いを馳せてくれたりしたら、それこそ繋がっていく喜びみたいなものも感じますよね。

――たしかに、アニソンは「あの頃の自分」が蘇りますよね。『マジンボーン』を観ている子たちは大人になったときに、夕食前の、午後6時半に見ていたそのときのことを思い出したりするんでしょうね。

加藤 そうでしょうね。僕ね、それこそ夕食が午後6時半からだったから、当時、そういう番組観せてもらえなかったんですよね。親に野球に変えられちゃって(笑)。急いで夕食を食べ終えて、別の部屋のテレビでアニメを観たりしたな、とか、そんなことを思い出しますね。同世代の人たちとカラオケに行ったりすれば、その時代のアニソンを歌って盛り上がったりもしますし。同じ時代の思い出を共有しているような感覚になりますよね。

――どのあたりの曲を歌うんですか?

加藤 『ドラゴンボール』はマストですよね。あとは『SLAM DUNK』に『幽☆遊☆白書』。全国共通なんだなって思うし、親近感が湧いたり、交流できたりしますよね。それで共演者の方と仲良くなることだってありますし。人と人とを繋ぐものでもありますよ。きっかけにもなりますし。

――ツアーの景色は変わりましたか?

加藤 ノリというか、「Legend Is Born」を歌うときはすごく盛り上がってくれましたね。

――レコーディングでは影山ヒロノブさんになった気持ちで歌ったとお話してくれていましたが、ライブでは?

加藤 もちろん。自分でもなりきって。あのイントロが聴こえただけで、実際に僕自身も「キタキタキタ」と感じますからね。すごくテンションもアガって歌うことが出来ました。

――今回のツアーでのその様子を、ぜひ感じてもらいたい……というライブDVDも発売になりますね。そのツアーはいかがでしたか?

加藤 6月にやったソロツアーは久々だったんですね。自分でもミュージカルの間ということもあって、歌がしっかり戻ってくるのかなっていう心配もあったんですけど、歌い方、喉の使い方、声の出し方っていうのもいろいろと自分の中でクリアになった部分もあったので、すごく歌いやすかったですし、スケジュールも全然大丈夫で、毎公演毎公演、すごく充実したライブが出来たんですね。待っていてくれたお客さんとも楽しい時間を過ごせましたし、ライブハウスっていう、みんなと近い場所も好きですから。

――DVDにも収録されているファイナル公演。こちらはどんな感想がありますか?

加藤 「もっとやりたいね」っていうのはありました。舞台もそうですけど、最後の瞬間は「もっとやりたい」って思いますよね。今回は初めて来るっていうお客さんも多かったんですよ。学生でまだ観に来られなくてっていうお客さんも多くて。だからまた次に初めて来る人たちにもこのDVDは観てもらいたいですね。会場が広いからこその演出もあるし、「加藤和樹ってこんなライブをするんだ」っていうのを見てもらいたいですね。12月14日にはこのDVDの先行上映を、映画館でやるんです。スクリーンでライブを見るなんてことはなかなかないことなので、僕自身も楽しみなんですが、このDVDでのライブも次のツア-に向けて楽しんでもらいたいですね。

――そんな中、新曲「snowdrop」も完成。前作からの振り幅の大きさに驚かされるほどしっとり聴かせる1曲ですね。

加藤 はい。今回はしっとり切なく、でも温かく、というところで作りました。最初にもらったときは「難しいな」って思ったんですよ。でもだからこそやりがいもあるし、歌いがいもある曲ですよね。曲調としても切なさはあるんですけど、あまり泣きの1曲にはしたくない、という想いがあって。記憶をたどりながら、懐かしい想いが蘇っていくなかで温かくなったらいいな、と思いながら向き合いました。

――冬にこういう曲は合いますよね。

加藤 こういうしっとりとしたバラードはいいですよね。歌っていると、悲しくもなるけど、それでも前向きなんですよね。もちろん思い出しはするんですけど、それでも前に進んでいこうと思える温かさのある曲。人って悲しいときに悲しい歌を聴いたりもすると思うんですけど、ちょっと心がふわっと温かくなるような曲になればいいなと思いますね。冬の匂いを感じさせつつ、温かくなれる1曲になりました。

――そんな「snowdrop』とともにシングルを彩るカップリング曲は、作詞・作曲が加藤和樹さんという「stray cat」。お忙しそうに見えて、曲を作る時間もあったんですか?

加藤 それが、ありました(笑)。地方に行ってる時間が長かったので。だいたい普段は家で作っていて、外では作れないって言ってたんですけど、そうも言っていられないし、『レディ・べス』はダブルキャストで時間もあるしってことで、ホテルでも作って……。ただホテルでギターを弾くと怒られちゃうし、暗くないと僕は曲が出来ないからカーテン閉めて「今は夜だ」って自己暗示かけながら作りました。そのときに何曲か出来たときの曲ですね。

――今回は野良猫の歌。

加藤 僕、実は犬派で。犬に向けての曲を書いたことがあるんですが、自分の家の周囲でも出かけた場所でも、猫に遭遇することがすごくあって。彼ら野良猫たちの物語ってこんな感じなのかな、とか。もしも自分が彼らならどんなことを感じるかな、とか思いながら作っていった曲ですね。あいつらは気まぐれで、どういう気持ちで僕らのことを見ているのかなっていうのをひとつの物語としてああいう形にしてみました。

――この2曲をシングルとして完成させた今、どんなことを感じていますか?

加藤 共通しているのは「想い」。すごく大事だし、後悔をしない方がいい。言いたいことは言った方がいいし、やりたいことはやった方がいい。それが根本にある感じはしています。

――このシングルで2014年が終わりますが、どんな年でしたか?

加藤 『レディ・ベス』が色濃かったですね。気づけば1年が終わっちゃいますが、あっという間でした。隙間なく仕事をしていて。でもすごく充実していました。

――では2015年はどんな年に……?

加藤 1月に『ボンベイ・ドリームス』があって、その後『タイタニック』で主演させていただいて、それからツアーがあるので、楽しみにしていてもらいたいです。ずっと歌い続けていく、そんな1年にしたいですね。まだ今年の残りも走り続けたいと思います。

Interview&Text by えびさわなち


 ■CDリリース情報
加藤和樹ニューシングル「snowdrop」発売中

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【Single+DVD[TYPE-A]】

価格:¥1,800+税 
品番:KDSD-00738-739

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【Single+DVD[TYPE-B]】

価格:¥1,800+税
品番:KDSD-00740-741

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【通常盤】

価格:¥1,000+税
品番:KDSD-00742

発売元:ティームエンタテインメント
販売元:ソニー・ミュージックマーケティング

<CD収録曲>※全種共通
1.snowdrop
作詞・作曲:田中明仁 編曲:松岡美弥子
2.Straycat
作詞・作曲:加藤和樹 編曲:吉田トオル
3.snowdrop (カラオケ)
4.straycat (カラオケ)

<DVD収録内容>
【TYPE-A】「snowdrop」ミュージックビデオ
【TYPE-B】「snowdrop」ミュージックビデオのメイキング+特典映像

■DVDリリース情報
ライブDVD『加藤和樹 Live “GIG” Tour 2014〜Sing A Song Fighter〜 in Zepp DiverCity TOKYO』
2014年12月24日発売

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価格:¥6,000+税
品番:KDDV-00113
発売元:ティームエンタテインメント
販売元:ソニー・ミュージックマーケティング

<収録曲>
【収録曲】
1.impure love
2..HIGHER DREAM
3.Dear my friend
4.Hang Glider
5.リアル
6.G線上のマリア
7.セイテンノヘキレキ
8.あいことば
9.Solitaire
10.そばにいて~Drastics テーマ 2014~
11.WARNING
12.Vampire
13.Flaming ice
14.LADY GO!!
15.欲情 -libido-
16.BEACH
17.灼熱フィンガーでFEVER!
18.Legend Is Born
【アンコール】
19.ひとりじゃない
20.instinctive love

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