『一週間フレンズ。』EDテーマ「奏(かなで)」発売記念、雨宮 天スペシャル・インタビュー!

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現在放送中のTVアニメ『一週間フレンズ。』。そのなかでヒロイン・藤宮香織を好演しているのが雨宮 天だ。「一週間で友達の記憶が消えてしまう」という難しい役どころにもかかわらず、透明感を持ち、そのうえどこか切なくも儚げなヒロイン像を見事に演じきっている。
そして5月21日には、“藤宮香織(CV:雨宮 天)”名義でEDテーマ「奏(かなで)」をリリース。言わずと知れたスキマスイッチの名曲のカバーを、キャラクターとして歌うことの難しさや、歌うための工夫、さらには“藤宮香織”との向き合い方などを雨宮 天が語るスペシャル・インタビューをお届けする。

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――『一週間フレンズ。』の原作はコミックですが、原作はお読みになりましたか。

雨宮 天 はい、読みました。最初の印象は絵がかわいいということでしたね。読み進めていくと『一週間フレンズ。』というお話もキャラクターの性格もとてもピュアで応援したくなって、すぐにとても好きな作品になりました。絵がかわいいだけじゃなくて、切ないシーンでは泣きそうになったり、長谷くんの子供っぽさとか不憫さに笑わせてもらったり、感情を動かされる作品だと思います。

――アニメーションになって動くものをご覧になっていかがでしたか。

雨宮 原作にある優しさとか柔らかさはそのままで、それに色がついてアニメになったような感じですね。色彩がきれいで漫画を読んでいるときに思い描いていた色そのままで、マンガに色と音がついて動いているという印象です。

――初めてヒロインを演じられるわけですが、藤宮香織を演じられていかがでしたか。

雨宮 長谷くんとどんどん仲良くなっていくんですが、月曜日になると近づいた距離が一気に離れてしまうというところを演じるのが難しかったですね。それと香織がピュアな心の持ち主だったので、演じる私もピュアじゃないといけない、私に邪な心があったらそれが乗ってしまうと思っていました。わりと作品のなかで香織の仕草や言葉に長谷くんがドキッとしてしまったりするんですが、そこに計算とかはないので、私も香織と同じように純粋に演じるようにしています。

――「日記」が出てきてからまた演じるのが難しくなったと思いますが。

雨宮 そうですね。日記を読んで何があったか知っているけど、その時の感情とかは思い出せていない。一生懸命長谷くんを覚えているフリをしているわけですが、彼女の心は切なさとか寂しさでいっぱいになっていて、楽しいフリをしながらも切なさもちょっと出してという具合は難しかったですね。香織はふたつの感情を持っていることが多くて、楽しそうに見えるけど寂しいとか、毎回なにかしらそういうところがあって。そこがだいたい、すごく大事なシーンでもあるのでちゃんと演じないと壊れてしまうと思って、一生懸命やりました。

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――EDテーマの「奏(かなで)」を歌われていますが、元々の曲はご存知でしたか。

雨宮 はい。最初はテレビから流れてきているのを聴いたような感じでしょうか。何度も聴いたことがあって。

――歌われてみていかがでしたか。

雨宮 レコーディングの時は泣かないように気をつけました。家で練習していたんですが、練習のときに何度も涙声になってしまってちゃんと歌えたためしがなかったんです。だからレコーディングのときはどうなっちゃうんだろうって思っていました。泣いてしまったらやり直しなので、泣かないようにしました(笑)。あと、「奏(かなで)」という歌をうたうときには、普段の香織より感情を出して歌おうと思っていたんですが、香織の持つ繊細な雰囲気を壊してしまっては香織の歌う「奏(かなで)」ではなくなってしまうので、感情を出しつつ、香織らしい繊細さを残すというのは難しかったですね。

――スキマスイッチのこの曲がエンディングに選ばれた理由は何だと思われますか。

雨宮 この曲を香織が歌うということで感情をのせた部分もあるんですが、「奏(かなで)」の最初の部分は長谷くんの感情っぽいなと思っていて、最後の静かになるところは香織っぽいと思っていました。『一週間フレンズ。』という作品のなかにいっぱい詰まっている温かさや、優しさや切なさが「奏(かなで)」という曲にはぎゅっと詰まっていると思っていたので、『一週間フレンズ。』という作品全体にぴったりな曲で、長谷くん目線でも、香織目線でもしっくりくるのでこの曲がエンディングなのかなと。

――「奏(かなで)」を歌うにあたって、オーダーなどはありましたか。

雨宮 Aメロ部分は微笑んでいる感じでとか、サビの部分は感情を出してとか、切ない感じでとかいろいろいただきました。ほかにも伸ばして終わっていくところとか、言葉の終わりを大切に歌ってくださいと言われました。語尾をいつ切るかとか、どういうふうに伸ばしていくのが香織らしいのか、雰囲気に合うのだろうかとか、そこが難しかったですね。でも実際にディレクションいただいたおかげで、香織が「奏(かなで)」という曲を大事に歌っている感じが出たのではないかと思っています。

――サビの部分は声を張っていますが、この部分を藤宮さんとして歌うのは難しくなかったですか。

雨宮 頭の中で香織の表情を浮かべながら歌っていたので。あまりに感情を乗せすぎると声も大きくなってしまうし、それは香織じゃないと思ったので、感情を乗せていくなかでも優しさは大事にしようと思いました。

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――毎週泣くのをこらえながらエンディングを聴いているのですが、この曲をフルコーラスで聴かれる皆さんへひと言お願い致します。

雨宮 「奏(かなで)」を歌うにあたって、『一週間フレンズ。』の温かさ、優しさ、切なさを大事にしつつ、香織が歌う「奏(かなで)」なので、香織の持っている繊細さを大事にしながら歌いました。歌詞がいろいろに解釈できますので、そういうところも楽しんでいただきながら『一週間フレンズ。』を見終わったあとのような感覚でピュアに聴いていただければと思います。

Text by 田中尚道(クリエンタ)
Photo by 大用尚宏(クリエンタ)


★「奏(かなで)」/藤宮香織(CV:雨宮 天)
2014年5月21日発売
(TVアニメ『一週間フレンズ。』EDテーマ)
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作詞・作曲:大橋卓弥/常田真太郎
(C)2004 by AUGUSTA PUBLISHING LIMITED
価格:¥1,200+税
仕様:12cmシングルCD
品番:THCS-600037
発売・販売元:東宝
<収録曲>
1.奏(かなで)
2.奏(かなで)(instrumental) ほか ボーナストラック収録

★雨宮 天(あまみや そら)プロフィール
8月28日生まれ。東京都出身。2011年に開催された第2回ミュージックレインスーパー声優オーディションで合格、翌2012年声優デビュー。『一週間フレンズ。』が、自身初めてのヒロイン作品となる。そのほかの主な出演作は、TVアニメ『ガイストクラッシャー』緑 ヒスイ役、TVアニメ『世界でいちばん強くなりたい!』早瀬愛華役、映画『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』北沢志保役、TVアニメ『魔法科高校の劣等生』光井ほのか役 など。

 

■TVアニメ『一週間フレンズ。』イントロダクション

僕は重ねる、二人の記憶。 私は巡る、二人の記録。

高校二年生の長谷祐樹は、普段から人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト・藤宮香織と友達になりたいと思い、彼女に話しかける。だが、彼女は「私、友達の記憶……一週間で消えちゃうの……」とそれを拒む。
少年との思い出を失い続ける少女と、その思い出をひとつひとつ紡ぎあげていく少年――。
たくさんの“切なさ”と“ひたむきさ”が詰まった、珠玉のストーリ――。

葉月抹茶(掲載:月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)による青春グラフィティコミックがTVアニメ化。「一週間で友達との記憶が消えてしまう」という香織と、それでもひたむきに彼女と友達になろうとする祐樹。このふたりの主人公の心の機微を、『夏目友人帳』のブレインズ・ベースが繊細かつ美しいアニメーションで描いていく。
まっすぐなキャラクターの祐樹を真摯に演じるのは山谷祥生、香織の複雑な心情を表現するのは期待の新鋭・雨宮 天と、フレッシュなふたりを抜擢。祐樹の親友・将吾は細谷佳正が、天然系のクラスメイト・山岸沙希は大久保瑠美が演じる。彼らがキャラクターたちに命を吹き込み、彼らの心の機微を表現していく。

TVアニメ『一週間フレンズ。』
現在放送中

(C)葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会

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