オリジナル曲もカバー曲も熱い!i☆Ris 2ndワンマンライブ“STEP INTO THE RAINBOW”レポート

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2014年3月30日、アニソン・ヴォーカル・アイドルユニットi☆Risの2ndワンマンライブ、“STEP INTO THE RAINBOW”が、東京・新宿BLAZEにて開催された。i☆Risのメンバー山北早紀芹澤 優茜屋日海夏若井友希久保田未夢澁谷梓希の6名に加えて、ゲストとしてWake Up, Girls!から吉岡茉祐奥野香耶永野愛理の3名、さらにThe Sketchbookのギター担当・小原莉子が出演した。桜満開の季節にぴったりの、華やかで楽しいライブの模様をレポートする。

 

ライブはキャッチーな電子音とともに始まった。1曲目の「i☆Doloid」は明るくポップなメロディもさることながら、「右上げて 左上げて……」のフレーズに合わせてファンが手を上げ下げするのが何とも楽しい曲。さらに今や彼女たちの代表曲となった「§Rainbow」(『プリティーリズム・レインボーライブ』2nd OPテーマ)を続け、始めから一気に客席の心を掴んでいく。“☆のリズム 七色 魔法をかけよう”という歌詞は、このライブへの期待感をそのまま物語るかのようだ。そして、一転してシリアスなミドルナンバー「イチズ」でしっとりとした空気を包んだあとは、カバー曲のコーナーへ。 

i☆Risのライブはカバー曲も楽しみのひとつ。その1曲目はなんと「檄!帝国華撃団」(ゲーム『サクラ大戦』主題歌)。誰もが知るあのイントロが流れた途端に大歓声が起き、サビのメロディを聴くとつい身体が動いてしまう。間奏部のセリフパートでは“たとえそれが命をかけるライブであっても”“それがi☆Risなのです”と本公演を意識したアレンジを交えて、山北がファンに力強く語った。
続いてはT.M.Revolution×水樹奈々のコラボレーションで2013年の話題をさらったシングル「Preserved Roses」。山北と澁谷が原曲に負けないくらいの力強い歌声で、張り合いながらも調和するかのように歌声を通わせる。
3曲目は『交響詩篇エウレカセブン』の1st EDテーマ「秘密基地」。茜屋と若井が、サビの切なくも美しいメロディに乗せてハーモニーを奏でる姿を見ていて、ふと涙腺が緩んでしまった人も多かったのではないだろうか。
しっとりしたあとは一転して、とびきりポジティブな楽曲「Happy Girl」(喜多村英梨、TVアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』OPテーマ)。きらびやかなサウンドと弾むような歌声で、芹澤と久保田が会場をハッピーな空気で包んでいく。
そしてi☆Risによるカバー曲コーナーのラストを飾ったのはTVアニメ『カードキャプターさくら』の1st OPテーマ「Catch You Catch Me」。多くのアニメファンにとってのアンセムと言ってもいいこの曲を、i☆Risが6人で声を合わせて歌う。最後のサビでは客席のファンがみんなで手を左右に振る光景も見られ、まさに会場がひとつになっていた。

 

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ゲストコーナーの先頭を切ったのはWake Up, Girls!。アニメ主題歌の「タチアガレ」や「7 Girls War」を想定していた人が多かったことと思うが、披露したのはまさかの「もってけ!セーラーふく」!チアガールのボンボンを持った吉岡茉祐、奥野香耶、永野愛理が登場し、茜屋、若井、久保田、澁谷の4人がダンスを中心にサポートするという豪華なステージ。山本 寛監督つながりのカバーというのもさることながら、7人によるパワフルなダンスパフォーマンスと、楽曲の圧倒的なキャッチーさが相まって最高に楽しい。ヤバい、完全に持って行かれた!

続いてメイド服を着て登場したのは山北と、The Sketchbookのギターを担当する小原莉子。披露したのは「もってけ!セーラーふく」のC/W曲「かえして!ニーソックス」。この曲は「もってけ」よりもさらにロックサウンドを強調したものとなっており、小原の生ギター演奏がそこによく映える。メイドに扮した2人による歌とダンス、そしてギター演奏。このステージもまた楽しくないわけがない。

そして芹澤……ではなく秋月マキシ様の出番がやってきた。TVアニメ『犬とハサミは使いよう』に登場するアイドル作家・秋月マキシには数曲の持ち歌があるが、ここで彼女が選んだのは「outshine」「KIRA-KIRAしましょう?」。最も有名なはずのTVアニメEDテーマ「レモネイドスキャンダル」ではなくこの2曲にしたのは、楽曲に対する自信の現れか。作中でマキシがいつも連れている黒服のお供が、バックでキレキレの動きを見せるなか歌った「outshine」は、打ち込みとギターサウンドの交わりがとにかくかっこいいし、「KIRA-KIRAしましょう?」はサビでタオルを回すのが楽しく一体感バツグン。「シャイニー!」というおなじみの挨拶も交えつつ、ゲストコーナーの最後を飾ったのだった。

今回i☆Risはライブ中の生アフレコにも初挑戦。トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ ディーバブースター『女神達の調べ』」を元にしたドラマでそれぞれが役を演じ、歌で世界を救う6人の詩姫(ディーバ)の物語を届ける。そして最後にはその主題歌「Happy New World☆」を全員で歌唱。MCでは山北が「まだまだパワーアップできると思うので、今度はもっといいものをお見せしたいです」と語り、今後の声優活動にも期待を感じさせた。

楽しいライブもいよいよラストスパート、畳み掛けるように勝負曲を投入していく。「幻想曲WONDERLAND」は、マリオネットのような振り付けもさることながら、テンポや曲調が目まぐるしく変わる展開でも楽しませてくれた。そして誰もが知るTVアニメ『ONE PIECE』1st OPテーマのカバー「ウィーアー!」、さらにデビュー曲「color」を続ける。最後のサビ前の間奏で、メンバーの色を順にファンがコールしていく光景は、始まりのこの曲が最も長く愛されていることを改めて感じさせた。

 

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アンコールに応えて披露したのは「color」のC/W曲「らむねサンセット」。ステージには時おり夕日を意識したオレンジの光が灯り、終演が近づいていることの切なさを演出する。続くMCでは、メンバーそれぞれが感じてきた不安や緊張、そしてこの場に集まってくれたファンへの感謝を語っていた。前回の1stライブからこの日までにはいろいろなことがあったが、山北曰く「この6人じゃなきゃi☆Risは成り立たない」という心境に改めて至ったそうだ。そこから「虹も出すし太陽も出しちゃいましょう!」とさらに期待感を煽った上で、TVアニメ『最強銀河 究極ゼロ ~バトルスピリッツ~』の新EDテーマ「徒太陽」をライブ初披露。ちょうどこの日の朝に放送された第26話でEDテーマが切り替わったので、初めて聴いた人も多かったはずだが、i☆Risのメンバーはそれをものともしないパワフルな振付で会場を魅了した。

 

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そして本公演のラストを飾るのは、1stライブと同じく「Everybody Let’s Go!」。もともとは若井のソロ名義の曲だが、合いの手を入れるのがとにかく楽しいこの曲は、i☆Risにとってもかけがえのない存在だ。“不器用な夢も現実にしたい”という歌詞には、彼女たちが今後の活動にかける思いが乗り移っているように感じられた。そして最後に改めて出演者全員が挨拶したあと、会場の皆で「§Rainbow」のサビを合唱して終演。この日は強い雨が降っていたが、このライブハウスには虹がかかっていたのだ。

Text by 山中貴幸

 

“i☆Ris STEP INTO THE RAINBOW”SETLIST
2014.3.30@新宿BLAZE

01 i☆Doloid
02 §Rainbow
03 イチズ
04 檄!帝国華撃団
05 Preserved Roses
06 秘密基地
07 Happy Girl
08 Catch You Catch Me
09 もってけ!セーラーふく
10 かえして!ニーソックス
11 outshine
12 KIRA-KIRAしましょう?
13 Happy New World☆
14 幻想曲WONDERLAND
15 ウィーアー!
16 color
<アンコール>
17 らむねサンセット
18 徒太陽
19 Everybody Let’s Go!

☆Guests
小原莉子(from The Sketchbook)
吉岡茉祐、奥野香耶、永野愛理(from Wake Up, Girls!)
秋月マキシ

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