黒崎真音、さらなる飛躍への新たなる一歩へ!「MAON KUROSAKI 2014 Birthday live -VIOLET!!-」ライブレポート!

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2014年1月13日、「MAON KUROSAKI 2014 Birthday live -VIOLET!!-」が新宿BLAZEにて開催。自らの誕生日をライブで祝うというアーティストにとって至福の時間を、ファンをも巻き込んでさらなる幸せへと高めた最高の時間を、徹底レポート!

満員も満員。物理的にも開演前からアツさ十分の会場は、今日の主役を迎える準備万端だ。

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インストをバックに紫の光が射し込み、まずはバンドメンバーが登場。続いて黒崎がステージに現れ、そのセンターに立つ。アカペラで歌い出したのは「君と太陽が死んだ日」。彼女のすべての始まりの曲を、バースデー・ライブの一曲目として歌うことの意味合いを、この会場にいた誰もが感じていたことだろう。アカペラ明けにバンドサウンドが入ってくると、パワフルな歌声を響かせる。曲明け、自然に「ヲ嬢ー!」との声が沸き起こり、黒崎も「会いたかったよー!」と返す。なんと幸せなバースデー・ライブだろうか。

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ここから「VANISHING POINT」「starry×ray」とアッパーな楽曲を続ける。こんなに激しい楽曲たちでも、力強い歌声を響かせながら笑顔でステージを跳ね回る。のっけから飛ばしまくりのこのライブは、この時点でも相当ヤバい!
MCでは「誕生日に大好きなライブができてうれしいです!」と、変わらぬ笑顔で語る黒崎。「一秒一秒を大切に歌っていきます」と、この日に賭ける意気込みを改めて表明していた。

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MC明け、まずは「千の焔」「黎鳴 -reimei-」を立て続けに披露。筆者はここで理解した。「今日は祭りなのだ」と。止まるつもりを微塵も見せないセットリストに応え、すさまじい盛り上がりを見せるフロア。続く「Glanz -沈黙の雪-」はミドルテンポのハード・ロック。テンポこそ落ちたが、歌声から力強さは一切抜けない。力強さそのままになだれ込んだ「鳴り響いた鼓動の中で、僕は静寂を聴く」では「みんなの声、もっと聴かせてください!」とステージ上から黒崎が煽る。その煽りを受け、「my faith!」と全力で返すフロア。序盤にもかかわらず、一体感がものすごい。
「ついにこの日が来たって感じで、今まででいちばんって言えるくらい緊張した」と、改めて開演前の心境を振り返る黒崎。ただ、「出てきてみると、めちゃめちゃ楽しいね!」ともあわせて語り、その充実感をあらわにしていた。実はこの日の天気予報は雪。だが、予報は外れ天気は晴れ。「みんなが来られてよかった」と“自称・晴れ女”の黒崎は喜んでいた。
ここで一曲、アコースティックアレンジの「風花 -The whisper of snow falling-」を挟む。攻め一辺倒ではなく、随所にこの曲のような温かな雰囲気を持った楽曲を散りばめ、それを活かすことができるのも、黒崎の確かな実力あってこそである。

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そして次に披露された最新シングル「X-encounter」で、フロアは再び爆発的な盛り上がりを見せる。イントロのリズムに、ドラム、ベース、そしてギターの順に乗っていき、それぞれがアドリブプレイを披露。前の曲終わりで一旦ステージをあとにしていた黒崎が衣装をチェンジして登場すると、フロアは歓声に包まれる。そこからのキラーチューンで、盛り上がらないわけがない!シリアスかつスタイリッシュなパフォーマンスに、観客たちも大興奮!ピークそのままに「unchain.」「UNDER/SHAFT」と、もう止まらない。鉄板曲満載のうえに、歌声からまったく疲れを感じさせない圧巻のパフォーマンスだ。逆にステージ上から「めっちゃアツいよねー?大丈夫!?」と客を気づかう余裕さえ存在するというすさまじさ。

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「一体感がすごくて!サイコーのプレゼントです!」と喜びを新たにしていた黒崎。「ここからはみんなで踊りたいと思います!」と続け、次の曲「LOVE○JETCOASTER」の振付講座が始まる。「初めての人ー!」との問いかけに、ほぼフロア全体から「はーい!」との返答があり、「お、おう……」と一瞬気圧される場面も。しかし振付講座を経ての「LOVE○JETCOASTER」では、会場全員の振付はバッチリ。さらなる一体感が生まれていた。そして「次は歌ってくれませんかー!?」と、「FRIDAY MIDNIGHT PARTY!!」へ。女子、男子、そしてフロア全員に呼びかける。フロアからステージへのエネルギーはとてつもないもので、曲冒頭のコールが終わってもビンビン感じられるほどのものだった。この光景を見て「みんな大好きー!」と叫ぶ黒崎。フロアからのエネルギーを受け、ステージ上で弾けまくる。
それだけ弾けたあとなのに、「もうひと騒ぎしていいですか?」とさらなる盛り上げを宣言する黒崎。久々披露の「ANSWER」でフロアのテンションを高めると、必殺ナンバー「メモリーズ・ラスト」を披露!「まだ終わりたくないよー!」との言葉そのままに、ステージ最前まで乗り出しファンとタッチを交わし、まだまだこのステージを楽しんでいたさそうなそぶりを見せる。

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フロアの盛り上がりは最高潮に達したが、ここでひと呼吸してバラード「hear..」へ。様々な表情で歌声に想いを込めて届けられるのも、彼女の強みである。その歌声に、会場内の誰もが聴き入っていた。曲中ではオフマイクでアカペラでDメロを、まさに熱唱する一幕も。これぞ魂の、心からの思いの発露。それほどの想い、満員のフロア全体に伝わったに違いない。そしてひとり拍手に囲まれ、メッセージを届ける。

 

「私本当に、ずっと片想いをしているかのように今日のこのライブのことを考えていて。今こういう格好をしてるからわからないかもしれないけど、私は小さい頃本当に目立たない子で、特にうまくできることもなくて。『誰にも気づいてもらえないな』って思うときがあったんですけど、そんな私を変えてくれたのは、勇気を出して人前で歌った瞬間から、私のなかで歌っていうものがずっと希望になって『歌手になりたい』と思って。そうしたら『振り向いてくれる人がいるかもしれない』とか、『誰か喜んでくれるかもしれない』って思って、歌をうたい始めて。誕生日にこんなにたくさんの人が来てくれて、笑顔を見せてもらえるっていう素敵な機会をもらえたことが本当に本当にうれしくて、もう最高の誕生日です。今までデビューしてから、歌手になれてからもつまづくたびに『こんな私でも誰かの光になれてるのかな?』って思うときもあったんだけど、今日この場所でみんなと会えて、そういう考えは間違っていたなって思いました。みんなが私のなかに小さな光でも感じてくれているんだったら、私はもっと大きな光になりたいし、自分が歌や音楽に勇気をもらったように、『ひとりだな』とか『寂しいな』とか思っている人たちに『ここにいるよ』っていう居場所を作れるようなアーティスト・人間でありたいです。今年の、この誕生日はそんな気持ちでいっぱいになりました。本当に、みんなのみんなのおかげです。どうもありがとう。これからも、何があるかなんてわからないけど、みんなといろんな景色を見に行けたらいいな。そのために、これからも頑張ります。これからもよろしく!」

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そしてラストを飾る曲は「story~キミへの手紙~」。直前に彼女が届けたメッセージ通り、堂々と想いをしっかり届けていた。最後は会場一体となっての「ラララ」の大合唱で、笑顔で終わるステージに。「サイコーの!」と10度も繰り返し、最後に「サイコーの誕生日です!」と締めた黒崎からは、充足感だけが感じられた。

ステージからメンバーが引き上げると、アンコール代わりに「まーおーん!」のコールが響き渡る。するとステージに突如スクリーンが降り、彼女の誕生日を祝うコメントが仲間のアーティストたちから届けられる。Ray、佐咲紗花、藍井エイルと続き、川田まみからは「ハッピーバースデー」の歌のプレゼントも寄せられる。そしてKOTOKOと、ALTIMAのメンバーとしてともに活動するMOTSU&SAT。SATの「今日は締め切りが立て込んでいて会場には行けないんですが」の言葉に、笑いと「えー!?」と残念そうな声とが沸き起こるなか、コメントが終わり幕が落ちると……?
なんとそこには、ALTIMAポーズを決めたALTIMAの3人が!大盛り上がりのフロアを前に、「CYBER CYBER」をブチかます。「CYBER CYBER!!」コールの一体感と盛り上がりは、この日ここまでのMAX!「みんなびっくりした?」とご満悦のMAON。SATは「MAONちゃんは、こんなに素晴らしいファンのみんなに囲まれて、幸せだね。よかったね」と祝福しつつ「まずは、ALTIMAでアルバム出すよ!」とぶち上げていた。そしてフリーダムなトークで場を温め、ホーム感で場を満たしたあとに持ってきたのはALTIMAにとってのキラーチューン、「Burst The Gravity」だ!今度は「ヒェア!ヒェア!」のコールでアツくアツく盛り上がる新宿BLAZEは、完全にパーティ会場と化していた。

しかし「黒崎真音」としてはまだアンコールに応えていない彼女。必然的に、フロアからは再びアンコールを求める声が上がる。今度は「ヲーじょーう!」コールで黒崎の再登場を待ち焦がれる。

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その声に応えて再登場した黒崎は、ライブTシャツ姿で「The Eternal Song」を、サインボールを投げ入れながら晴れ晴れとした表情で力強く歌う。次がラスト曲と告げると、残念そうな声がフロアから上がるも、自身も「気づいたうちに始まってて、気づいたら終わりで寂しい」と語る。ただ、ALTIMA登場のサプライズについては賞賛の声が上がる。「ALTIMAは黒崎真音の一部」と、彼女からスタッフに熱望してこのサプライズが実現したとのことで、「それを喜んでもらえたことがすごく幸せ」と語っていた。
バンドメンバーの紹介中、逆にボーカルとして黒崎が紹介されると、フロアは一面紫のサイリウムに染まる。実はこの日、会場入り口ではすべての観客にこのサプライズ用のサイリウムが配られていたのだ。うれしさと驚きの入り混じった表情をみせる黒崎に、ファン全員が笑顔で祝福の言葉を口にしていた。

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さらに、ここでNBCユニバーサルエンタテインメント・西村プロデューサーが登壇。言いたい放題で場を引っかき回したあと、「何がほしい?」とプレゼントの希望を尋ねる。とっさのことで焦っていた黒崎は「またみんなと会える機会がほしい」と返答。すると西村プロデューサーは「業界3点セット:タイアップ・アルバム・ツアー、企画通ってないけど必ずやります!」とアツい言葉で決意表明。その言葉を聞いて黒崎は「今日、初めて西村さんに褒めてもらえました。今、すごく挑戦的な気持ちです。みんなをいろんなところへ連れて行けるように、何があっても頑張ります!」と改めて今の心境を語り「私をいろんな所に連れて行ってくれたし、いろんな人と繋げてくれて、いろんなきっかけをくれたこの曲を最後に届けたいと思います!」と最後に披露したのは「Magic∞world」。楽しそうだし、最後までまったくバテてもいない。彼女の底力を改めて感じた。歌っている最中も最高に幸せそうな表情で、「ありがとー!」と叫んでいた。

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 曲が終わり、「世界一、幸せ者です。頑張ります。今日はほんっっっとうに、素敵なプレゼントをありがとうございました!」と挨拶し、最後にファンと記念撮影。世界一幸せなバースデー・ナイトは、ここに幕を下ろしたのだった。

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 自身のバースデーを最高の形で、祝い祝われた黒崎真音。彼女がこの日公言した「みんなをいろんなところに連れて行く」という目標、そして「もっと大きな光になりたい」という決意。それが胸の内にある限り、彼女はきっと歌い続けていくだろう。そして、私たちは彼女に惹かれ、ついていく。これもまた、間違いないことだろうと、確信している。

Text by 須永兼次
Photo by 松本孝之

 


“MAON KUROSAKI 2014 Birthday live -VIOLET!!-“SET LIST
2014.1.13@新宿BLAZE

01.君と太陽が死んだ日
02.VANISHING POINT
03.starry×ray
04.千の焔
05.黎鳴 -reimei-
06.Glanz -沈黙の雪-
07.鳴り響いた鼓動の中で、僕は静寂を聴く
08.風花 -The whisper of snow falling-(アコースティックバージョン)
09.X-encounter
10.unchain.
11.UNDER/SHAFT
12.LOVE○JETCOASTER
13.FRIDAY MIDNIGHT PARTY!!
14.ANSWER
15.メモリーズ・ラスト
16.hear..
17.story~キミへの手紙~

アンコール(ALTIMA)
18.CYBER CYBER
19.Burst The Gravity

Wアンコール
20.The Eternal Song
21.Magic∞world

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