リスアニ!VOICE OLDCODEX

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アニメ音楽に関わる人達の「声」をお届けするリスアニ!TVによる撮りおろしインタビュー、それが“LisAni!VOICE”。「リスアニ!TV」にて放送されたその「声」をリスアニ!WEBで掲載します。

OLDCODEX「Rage on」リリース時の「リスアニ!VOICE」を掲載!(「リスアニ!TV」2013年7月26日/8月2日放送分)

――まずは、この夏話題にもなりましたTVアニメ『Free!』のOPテーマ、「Rage on」についてお聞きします。この曲はいつ頃できたんですか?

Ta_2 一番最初の基ができたのが去年の末ぐらいで、そのあとにタイアップの話をいただいて、実際動いたのが2月過ぎぐらいからですね。もともとそんなに作曲をしてこなかったので、「ちゃんとフルサイズ一曲作り上げたい」っていう想いもあって、何本もデモを作ってディレクターにも聴かせてたんです。そのなかで、不思議なくらいにいろんな音が自分の頭の中で鳴ってたのが「Rage on」の基の曲で。タイアップのお話をいただいたときに「俺が作ろうと思ってた楽曲に、まだ足りてない要素を足したら形になるんじゃないかな?」って思って、実際の楽曲制作がスタートしました。

――2月といえばアルバム『CONTRAST SILVER』を引っさげたツアーの真っ只中でしたが、制作とライブとで何か繋がるものがあったんですか?

Ta_2 最初はあんまりそういうのは考えないようにしようかな、と思ってはいたんですけど、やっぱり無意識に自分のなかにそういうものができてはいて。作ってる最中に、ライブのフロアを若干考えてたりとか、フロアが見えるみたいな感覚があったりもしてたんで。無意識に影響しあってるんだな、とは思いましたね。

YORKE. 今回のツアーはライブごとのスパンが1~2週間ぐらい空いたりとかして、その合間で曲を作っていくから、週末はライブでそれ以外は制作、っていうスピード感が結構心地よくて。やっぱりライブで得た熱とかが制作のモチベーションにはすごく繋がっていきましたね。

Ta_2 そもそも、その『CONTRAST SILVER』ができるまでの間っていうのは、様々な想いがふたりのなかであって。いろいろ渦巻いていたものをどういうふうに出すか? っていうことに対して自分たちが辿り着いた結論が、すごい青臭いんですけど「ふたりでバンドをやろう」っていう感覚だったんですよ。まずはみんなで音を鳴らして、それに自分たちが手を入れて「それが今の俺達の正解だ」ってちゃんと胸張って言えるようにやろう、っていうのを思い描きながら『CONTRAST SILVER』を作って。「Rage on」はそれを引っさげたツアーが終わったあとのリリースだったから、そこからの流れも見えるもののひとつにしたいな、と個人的には思ってましたね。

――そのアルバム以降のOLDCODEXが、どんどんとサウンドがハードコアになってきていて、それがまた今回のシングルでより色濃く出た印象があったんですけども。おふたりはサウンド面での変化って何か感じられてますか?

YORKE. アルバムから「Rage on」まで、立て続けに結構短いスパンでリリースしてきて、そのなかで“餓えていく音”みたいなのを感じるかな。でも、何か変化したかっていうと、常に変化してるような感じもするし、何も変わってないんじゃないかな、って思うこともあるし。

Ta_2 ただ、やってくうえで欲しい音が急に出たりするよね。特に「Rage on」は、自分でフル尺作ったのは初めてに近い曲っていうのがあるので、とにかく今まで活動してきたなかで様々な人間が関わって培ってきた“OLDCODEXの音”っていうものは自分の中に確実にあるな、って思ってはいたので、その音をちゃんと信じて、素直に頭で鳴ってる音を出してあげたいな、っていうのは思ってたんですよ。だから、“よりハードに”とかっていうのは、実際作ってるときにはあんま考えてなくて。それよりも「こういうのは音楽的にはないのかもしれない」っていうのを一切排除して作ろう、っていうのを大事にしてましたね。その結果ハードになってるって思われてるっていうのは、「1ヵ所には留まってなかった」っていう結果に繋がってるってことだから、素直にうれしいです。

――続いてYORKE.さんの歌詞ですけれども、最初に何を感じて書かれましたか?

YORKE. タイアップっていう、自分たちが持っているメッセージ以外のモチーフと自分との共通点とかメッセージを探すと、意外と結構あるなっていうのを感じてて。視点が変わって、また自分から出てくる言葉も変わるんです。学ぶことのほうが多いような気がするくらい。あとは、OLDCODEXで詞を書いても、最終的にはTa_2のボーカルから発信するわけだから、Ta_2に似合うような言葉を選ぶっていうことはすごく意識して作ります。彼のボーカルは100%信頼してるし、それがなんかナチュラルになってきて、その作り方って結構面白いんですよね。

――それを受けてのTa_2さんのボーカルも、非常にパワフルな部分と噛み付くようなアグレッシブさが印象に残りました。これは自然に出てきたものなんですか?

Ta_2 そうですね。YORKE.がそういうふうに、俺を信頼してくれたり想像してくれるところって、やっぱりすげー大きな原動力にもなるから、そこに疑問を持っちゃいけない。例えば「Rage on」だと、やっぱり自分でメロを作ったっていうところもあるんで、ガンガン自分で攻めて行って。逆にDメロのところを情感たっぷりにやったときに、YORKE.の想像を超えてたり、っていう瞬間もありますね。

――では、今度は『Free!』について、作品に対するビジョンの部分からお伺いしていきます。YORKE.さんは作品そのものについての印象はいかがでしたか?

YORKE. アニメ自体については、TVで放送されるぐらいだから話自体は絶対面白いんだろうな、って思うんです。だから、内容についてはちょっとクールに引いてみて、OLDCODEXと共通するようなメッセージを探したり、っていう向き合い方をしてるかな。ただ、どうせタイアップでやるんだったら、本当に主題歌を歌うだけじゃなくて、もっとこっち側も歩み寄れないかな? っていうことはすごく考えてます。そういうなかで、今回『Free!』に出てくる登場人物たちの年齢とか背景って、俺たちにそのままは置き換えられないなって思ったんですよね。だって俺たち、もう10代じゃないから。でも、10代の頃に持ってた夢とかアツさっていうのは、失ってなかったりより強くなってる部分もあるから、10代の頃じゃなくて今持ってるものに置き換えたら意外と若者とリンクできるかも、みたいな……いや、まだ若いけどね(笑)。そんなことを感じてました。

――Ta_2さんは、アニメ自体にご自身が出演されてたっていうのもありますけれども、OLDCODEXのボーカリストとして、作品への印象はいかがでしょうか?

Ta_2 俺もYORKE.の言う通り「TVでやるくらいのものなんだから」っていうのが本当に強くて。ワクワクして待ってたし、「OPにどんな絵がつくんだろう?」って考えたりもしてたから、それが楽しみでしたね。曲としても、作ってるときに「こういうエッセンスが欲しい」っていただいた案が、本当にいい刺激として散りばめられてもいるので、そういうところは同じスタッフと作り上げた、っていう感覚もあります。そういうものも含めて、ちゃんとOPになってたらうれしいな、っていうのがいちばんかな。見てる皆さんからすると内容も大事な要因なのかもしれないんですけども、作ってる側ってその作品を産み出そうとしてる人たちの情熱の元を知ってるから、「いいに決まってるよね」としか言えないんですよ。だって本当に熱量がハンパなく高いんだもん。

――その熱量は、アニメの主題歌を手がけるときの大きなポイント?

Ta_2 そうですね。うれしい事に俺たちも、タイアップをいただいたときにいつもすごくいい形で関わらせていただいてますし。本当に素敵な作品に巡り会えてるな、と思うんですよ。だから、どの作品でも「どうやったら俺たちとアニメを一緒にすることができるのか?」っていうのを考えるし、それが今までもいい形になってきてるから、今回も同じようにスタッフと一致団結して、作りました。

――では最後に、「OLDCODEXにとってアニメ音楽とは」っていうのをおひとりずつお伺いしたいのですが、まずはYORKE.さんからお聞かせいただけますか?

YORKE. 今活動していて、その都度考えているんだけど、まだはっきりとした答えはないです。ただ、子供の頃に見てたアニメの主題歌って今でも覚えてるし、そういう人の夢とか将来残るもののひとつにもし俺たちがなれたらって考えると、俺たちにとっては作るひとつのスパイスでもあるし、大事にしなきゃいけないもの、っていう感じです。

――では、Ta_2さんにとっては?

Ta_2 正直に言うと、「本当は広いはずなのに、誰かが決めちゃった狭い庭」って気がします。小さい頃見てたりとか夢中になってたアニメの音楽を聴いてるときに、俺は「アニメ音楽」って思ったことは一度もなくって。すげー夢中になってる音楽のひとつだったんですよ。だけど、気がついたら「アニメ音楽」っていうジャンルができてて、誰かがそれを決めて、その枠組みにはめようとしてる。でも、俺は聴いたときにグッときたり、心に残った思い出の音楽になったら、それはジャンルなんて関係なくって本当に“いい音楽”なんじゃないかな? って思う。だから変な話、そういうふうに言い切れちゃうっていうのもかっこ悪いかなって思うところもある。もっとそれこそ『Free!』でいいんじゃないかな? って俺は思います。……超かっこ悪い俺(笑)。

YORKE. 今ね、最後狙ってたよね(笑)。

Ta_2 狙ったね。すげー狙った(笑)。


【リリースインフォメーション】

7th Single
Rage on

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通常盤
LACM-14109/¥1,300

初回限定盤
LACM-34109/¥1,800

アニメ盤
LACM-14110/¥1,200

 

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※左から順に
通常盤
LACM-14142/¥1,300

初回限定盤
LACM-34142/¥1,800

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