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INTERVIEW

2013.10.23

リスアニ!VOICE earthmind

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アニメ音楽に関わる人達の「声」をお届けするリスアニ!TVによる撮りおろしインタビュー、それが“LisAni!VOICE”。「リスアニ!TV」にて放送されたその「声」をリスアニ!WEBで掲載します。

earthmind「power of mind」リリース時の「リスアニ!VOICE」を掲載!(「リスアニ!TV」2013年5月31日/6月7日放送分)

――まずは皆さんのルーツとなった、影響を受けたアーティストや印象に残っている曲をお聞きしたいのですが。

Erina 私はいちばん最初に買ったCDが岡本真夜さんだったんです。「Tomorrow」を聴いたときに、「なんて気持ちに訴えかける歌声なんだろう」って感じて、小さいながらも「この人が好き」って思いました。成長してから改めて聴いたときに「私もそういうふうに、人の心に響くように歌いたい」っていうのを強く思いましたね。私は「Tomorrow」に出会ったときに、「歌手になりたい!」って思ったんです。

Ommy 僕は洋楽のハードロックがすごく好きで。中でもヴァン・ヘイレンとか、比較的最近のバンドだとインキュバスとかですね。ただ、僕の本当に最初のルーツって、CHAGE and ASKAさんなんです。楽曲の幅がすごく広いので、知らず知らずのうちにいろんなジャンルのギタープレイを耳にしていたっていうことが、今の自分の大元になっていて。それをいろいろごちゃまぜにして、さらに「ロックです」っていう感じでearthmindで押し出しているんだと思います。

JUN 僕は自分が気に入って聴く曲って、シンディー・ローパーとかベリンダ・カーライルとか、女性アーティストが多かったりもするんですよ。結構メロディ好きなので、やっぱりAORとか、シカゴとかケニー・ロギンスとかもすごく聴いてました。でも20歳頃はコーンにダダハマりで。何か自分の中に訴えかけてくるものがあるものにすごく影響受けてました。そのなかで、いちばん思い入れ深いのはシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」です。

――バンドの中に渦巻いている音楽的な要素が、本当に幅広いですね。

JUN みんななんでも聴くんですよね。バラバラな部分も共通してる部分もあるし。

Erina ふたりにはすごくいろいろ教えてもらいましたし、CDもどっさり買いました。いろいろ吸収したり勉強するのが楽しくてしょうがないです。

JUN ゆくゆくは(レッド・)ツェッペリンとかそういうところもね(笑)。

Ommy 髪型も僕寄りに近づいてくるんじゃないかな?

Erina そうなったら「また影響受けたんだな」って思っていただければ(笑)。

――Erinaさんに代表してお伺いしたいんですが、earthmindとしてめざしている音楽ってどんなものなんでしょう?

Erina 聴く人の心を揺さぶる音楽です。心に響いて、誰が聴いても「わかるなぁ、そうだなぁ」って共感をしてもらえる音楽を作っていこう、っていうのは最初からあります。レコーディングのときも、そばで聴いてくれる人がひとりいるっていうのを想像しながら語りかけるように歌うことが多いので、それが伝わればって思いますね。

――つまりearthmindの音楽はバンドのための音楽ではなくて、誰かのための音楽であると。

Erina そうですね。ひとりでもいいから、誰かの背中を押してあげられるような曲を作っていきたいです。

JUN 実はここまで深くコンセプトの話ってしたことなかったんですけど、たぶんチーム全員そう思ってるような気がします。もちろん自分らがかっこいいって思うものを作るのは当然なんですけど、やっぱリスナーに届いたときっていうのを考えて、いろいろ話し合ったりはしますね。

Erina 歌っていて「本当にこの渦中にいる人だったら」って想像して、涙が溢れてくるときがあるんですよ。

JUN 僕は自分たちの曲を聴いて泣いてしまったことがあって。シングル「B-Bird」に入ってる「Nostalgia」っていう曲なんですが、紆余曲折あったけど長いこと音楽を続けて、メンバーにもearthmindのチームにも出会えてホントによかったな、っていうのを考えながら聴いてたら、グッときて。

Erina それを聞いてから、「JUNくんに届け」って思いながら練習したこともありました。

JUN カップリング曲なのに、ライブをやったときの反響がすごく大きかったんです。

Ommy まずこの3人とチームearthmindのみんなが納得することが、皆さんに届ける前の絶対的な条件なので、それで自分たちの楽曲にもすごく感動するし、それをもっと多くの人に聴いてもらうっていうところにパワーが生まれるんだと思います。

――そのチームには、サウンドプロデューサーとして齋藤真也さんがいらっしゃいます。例えばレコーディングの際って、どんな指示やアドバイスがあるんですか?

Ommy 真也さんは楽曲の完成形のイメージをはっきり持たれてるので、明確にイメージを伝えてくれるんです。でも、例えばギターにしても「こういうフレーズを入れてほしいんだけど、それよりかっこよくなれば全然OK」って言ってくれるので、真也さんの思うボーダーラインをさらにどれだけ越えられるか? っていうのをめざしながらやっています。それは3人とも同じだと思います。

Erina とてもありがたいのは、ポジティブな言葉で伝えてくれるところですね。毎回レコーディングで歌ったとき、真也さんは「それもいい」って認めたうえで「どういう言い回しにしたらもっと伝わるかな?」って言ってくれたり。ちゃんと私に考えさせる時間を作りながら伝えてくれるので、すごく愛を感じます。

JUN 音楽に対してはすごくストイックな方なので「自分に対しても厳しい人なのかな?」って思ったんですけど、実は「好きだからやってるんだ」っていうシンプルな方で。理論のことも知ったうえで、さっきOmmyが言ってたギターのフレーズの話のように、レコーディングで「かっこよければそれでいい」って言ってくれるんです。

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