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INTERVIEW

2026.10.16

「出会えて嬉しい!」という真っ直ぐな想いを詰め込んで!伊達さゆり、ファンに送る「Diary☆Parade」インタビュー

「出会えて嬉しい!」という真っ直ぐな想いを詰め込んで!伊達さゆり、ファンに送る「Diary☆Parade」インタビュー

『ラブライブ!スーパースター!!』の澁谷かのん役、そして、同作品のスクールアイドル・Liella!のメンバーとしても活動中の伊達さゆり。今年の3月25日にデビューミニアルバム『Party!Party!!Party!!!』をリリースし、4月11日、12日にEX THEATER ROPPONGIにて1stライブ“伊達さゆり 1st LIVE「Party!Party!!Party!!!」”を開催、大盛況となった。その後ファンミーティングツアーを開催した彼女が、その最終日であり、彼女の誕生日の9月30日当日の東京公演で、新曲「Diary☆Parade」を初披露した。10月1日に配信リリースもされたこの楽曲について、たっぷりと話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一

希望溢れる歌詞って、こうやって書くんだ!

――24歳になったばかりですが、何か心境に変化はありましたか?

伊達さゆり それが全然変わらないので、「大丈夫かな?」と思っています(笑)。

――特に区切りの年でもないですが、一般的には大学を出て就職をするような年齢なのかなと思うので、「しっかりしてきた」みたいな?

伊達 お仕事をさせていただくようになった18歳の時よりは、さすがに変わったと思います。でもなんて言うんですかね……大人になったとは思わないですが、少し落ち着いたかなとは思います。色んな面で。

――18歳だと、がむしゃらな時期ですよね。

伊達 やるべきことはわかっていても、そこに行くまでに寄り道をしてしまうというか。何から手を付けていいのかわからないみたいなのが、18~9歳だったんですが、今はそれではないかもしれないです(笑)。

――そして、その24歳の誕生日を、ファンの皆さんにお祝いしてもらったんですよね。“伊達さゆり Fan Meeting Tour 2026”はいかがでしたか?

伊達 全国5都市10公演やらせていただいたのですが、アーティストデビューをさせていただき、“伊達さゆり 1st LIVE「Party!Party!!Party!!!」”が4月にあったので、そこに来てくれた方も、来られなかった方も、初のファンミツアーで感謝を伝えられたらと思っていました。でも、実際は、楽しい中にも勉強になることが多かったんです。

――というのは?

伊達 まずゲーム企画があって、最後に何曲か歌う構成だったのですが、楽曲が成長していくのを毎公演感じることができました。あとは、これまでたくさんライブを経験してきて、私は目と目を合わせていたつもりだったのですが、本当の意味では合っていなかったのではないかと思ったんです。実際、目は合っているけれど、すぐに逸らしてしまったり、自分だけが伝えたいと思い過ぎてしまって、レスポンスを感じきれていなかったのではないかと、ファンミを通してハッとしたんですね。ファンミで距離も近かったからというのはありますが、来てくれた方の表情を見ると感じるものがあるんです。「もしかしたら、この方は初めましてなのかな?」とか「緊張しているな」とか、表情を見ればわかるんです。ということは、その逆もしかりで、みんなも私のことをきっとわかっているんですよね。これまで「コミュニケーションを取りたい」と言ってきたけれど、ちゃんとできていなかったなあとこのツアーで感じました。

――物理的な距離や会場の大きさ、ファンの多さも違うので仕方ない部分はあると思いますが、しっかり反省点を見つけて改善しようとするのは、伊達さんらしいです。

伊達 あははは(笑)。いつもそれを言ってくださる。

――そこが伊達さんの素晴らしさだと思います。そして、伊達さんのファンの方は熱いので、曲も成長するでしょうね。

伊達 毎公演びっくりしていました!声を出すような曲になると「うおおー!!」ってくるんですよ。そして、めちゃめちゃ熱いし温かくもあるんです。私はそれがすごく誇りで素敵だなと思います……って、この発言は上から目線だったりしますか……?

――いや、全然上からではないと思います(笑)。ファンは鏡だと言いますから、大事ですね。そして今回の新曲「Diary☆Parade」を歌う機会もあったんですよね。

伊達 そうですね。東京の2公演でのみ初披露させていただきました。

――ここで披露するために作ったのですか?

伊達 いえ、特にファンミ用に作った曲ではないのですが、せっかくなら誕生日の公演に間に合うように作ろうとは思っていました。毎年バースデーイベントをやらせていただいているので、そこで私からみんなにサプライズができたら良いなと思っていたんです。

――ただ、初見だと「どうノればいいんだろう」と戸惑いの顔を浮かべるというのは、新曲あるあるですよね(笑)。しかも白戸佑輔さんの作曲・編曲でもあるので、ノリ方も難しいでしょうし。

伊達 あははは(笑)。この曲は特に難しいかもしれないですね。イントロの盛り上がるところもクラップなのかオイオイ!なのか。私はもう何回も聴いているから覚えているんですが、初見だと色んなノり方があるんですよね。でも、私からそれをしてしまうと、それが正解みたいになるので、昼と夜で盛り上げ方を変えたりもして。

――そうなんですね!

伊達 昼は裏拍のクラップをしたのですがテンポが速くてしんどいかなと思ったので、夜はとりあえず声を出してもらう感じでやってみたり。これは新曲ですし今後色んな場所で披露させていただく機会があると思うので、音源が出た後に決めてもらえば良いのかなと思っています。

――ファンの方も、聴き込んでから考えるでしょうからね。

伊達 だと嬉しいです!

――そんな「Diary☆Parade」のテーマは、“出会えて嬉しい”ということだと思うのですが、それはソロデビューしたからこそ芽生えた感情でもあるのかなと思いました。

伊達 まさに、1stライブを経て新たに出てきた感情ですね。これまで自分で作詞した「プレゼント」と「First Feelings」は、後者は希望を交えつつでもあるのですが、自分が過去思っていたネガティブな言葉とか感情を包み隠さず入れているので、少しエモーショナルで歌っていると泣きそうになる楽曲でもあるんです。ただ、1stライブをやってみて、涙を流すよりも楽しいという感情を伝えたいなと思ってしまいまして……。なので希望溢れる楽曲を作ってみたいと思ったんです。そうなると自分の中では“パレード”というイメージがあって……。パレードって、みんなが同じ“楽しい”という感情を共有したくて集まる場所なんですよね。自分のライブの空間や雰囲気も、そんなふうになれば良いなと思ったんです。

――1stライブも十分非日常感はありましたけどね(笑)。

伊達 ありがとうございます。でもあれはパーティだったので、パーティからのパレード。似ているようで似ていないところかもしれないです。

――伊達さんのやりたいコンセプトがあったうえでの制作だったのですね。それにしても、想像以上にパレードな曲がきたなと思いませんでしたか?

伊達 めちゃくちゃパレードで「ありがたい!!」と思いました(笑)。遊び心もすごくあってジェットコースターのような曲なんですよね。何が起こるかわからない感じがあるから、誰でも乗れちゃうジェットコースター、みたいな。

――インストだけを聴いたら、完全にパレードでしたから(笑)。

伊達 そうですよね!インストも素晴らしくて、私もずっと聴いています。すごくキラキラさせたかったんですが、デモを聴いた瞬間、「私がやりたいのこれだ!」となり、「白戸さんすごい!」と思いました。

――今回、歌詞は白戸さんとの共作になっています。

伊達 最初に私から白戸さんへ、「今の私はこういう気持ちなんです」というのを、バーっとメッセージにして送ったんです。私の語彙力だとなかなか難しいところもあるので、それを歌詞にしてもらう感じでした。良くも悪くも私の言葉って現実味を帯びてしまう傾向にあって、せっかくパレードで夢の世界なのに現実に引き戻されちゃうようなワードが出てきてしまうんです。それは、これまでの作詞がそういう傾向だったから言えることなんですが、そこを白戸さんが200%希望溢れる歌詞を書いてくれました。

――なるほど。

伊達 その歌詞を見た時に「すごい!」と感動したのですが、そこからさらに言葉を私っぽく変えたりする作業をして、合体させる感じで出来上がりました。

――原案が伊達さんのような感じですかね。そして、最終的に細かい調整をしていく感じだったのですね。

伊達 その調整も、レコーディング前の練習の段階で「~の」「~が」などの助詞を、「こっちにしたほうが声が響きやすいな」って変えたり。あとは伸ばしやすい語尾はこれだなとか、意味が変わらない程度に直す作業でした。レコーディングでは白戸さんとご一緒できなかったのですが、「歌いやすいように変えもらって問題ないです!」という許可を事前にいただいたうえでレコーディングに臨みました。

――“100万年前から期待して待ってたよ!”はとても印象的なフレーズで、先ほどの、現実に戻さないようなところなのかなと思いました。

伊達 まさにそこは、白戸さんが言葉選びで入れてくださった部分です。私が白戸さんに送った文章だと「ずっとあなたに逢いたくて、待ちわびていた」みたいな感じだったんですね。それがこのワードになると、めちゃくちゃパレードになるんです!そこを自分なりに改めて歌詞にしていこうとすると、ちょっとネガティブな感情を入れちゃう気がするんですよね。「こんな気持ちを持っていて大丈夫かな?」みたいな不安要素が出てきてしまう。「希望に溢れる歌詞ってこうやって書くんだ!」と勉強させてもらいました。それは、ここだけではなかったんですけどね。ただ、“出会えて嬉しい!”という言葉はそのまま使ってくださっていて。私も好きな部分ですし、そのまま使ってくれたことにも感動してしまって。

――“出会えて嬉しい!”はかなりのパワーワードなので、そのまま活かす気持ちはわかります。ただ、伊達さんがおっしゃる通り、本人だともしかしたらひねっちゃうかもしれないですね。照れなどもあると思うので。

伊達 最初に作詞をした「プレゼント」は、希望溢れるワードを入れていなかったんですが、それって、こっ恥ずかしいという気持ちがあったからでもあるんです。「自分が希望なんて語れないです」みたいな。そういう時期でもあったので、明るさ200%の歌詞が難しかった。だからこそ今回は、勉強させてもらおうという意味でも、「一緒に作ってくれませんか?」とお声掛けさせていただいたんです。なので完成した歌詞を見て、「こんなにはっちゃけていても、感動的なメッセージになるんだ!」と驚きました。

――では、得るものも大きかった?

伊達 とてもありました!

――Dメロの“最高に溶けて 最幸に舞う”も良いですね。

伊達 “色づいた瞬間(とき) 忘れたくない”からのDメロも、文字通り共作をしたところでして、ライブを経て白戸さんにメッセージを送っているので、「ライブの瞬間はこんなに楽しかったんです!」という気持ちを受け取ってくださっていて。色づいた瞬間というのは、ライブで、<あなた>と目が合った時で、それを忘れたくないというのも常日頃思っていることだったりするので、そのまま使ってくれているのは嬉しかったです。

――ライブって幸せな空間ですからね。

伊達 幸せですね、本当に。

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