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REPORT

2026.10.16

「永遠なんかありえないけど、みんな大好き!」内田真礼が<UCHIDA MAAYA Live House Tour 2026 “statice”>ファイナルで証明した、ファンとの永久不変の絆

「永遠なんかありえないけど、みんな大好き!」内田真礼が<UCHIDA MAAYA Live House Tour 2026 “statice”>ファイナルで証明した、ファンとの永久不変の絆

約1年10ヵ月ぶりとなるツアー<UCHIDA MAAYA Live House Tour 2026 “statice”>。9月6日の福岡DRUM LOGOSからスタートし、13日の名古屋ダイアモンドホールを経て、27日の川崎CLUB CITTAでファイナルを迎えた。
かねてからライブハウスが好きと言っていた内田真礼が、改めて近い距離でファンへ感謝を伝えていくツアーとなった。ライブタイトルになっている“statice”には「変わらぬ心・永久不変」という花言葉があり、デビュー時から変わらない彼女のファンに対する想いをライブで伝えるのがコンセプトになっていた。
内田真礼とMAAYA BANDによる、山本陽介(g)、黒須克彦(b/バンマス)、今井 隼(key)、村田一弘(ds)、大串友紀(per/manipulator)のパフォーマンス。そして、2026年4クール連続で担当したアニメタイアップ楽曲もすべて披露し、ダブルアンコールが起こるほど盛り上がったツアーファイナルの模様をレポートする。

PHOTOGRAPHY BY 福岡諒祠(GEKKO)
TEXT BY 塚越淳一

これからも、みんなと一緒に楽しいことをたくさんしたい!

オールスタンディングでフロアを埋め尽くしたファンのざわめき。誰もいないステージにはライブのタイトルロゴが刻まれたバックドロップ、そしてバンドの機材がセットされている。中央に置かれたスタンドマイクはスポットライトに照らされ、そこに立つべき人を待っていた。開演時間になりステージのライトが点滅するとまずは村田一弘が1人で登場し、ドラムのキックを刻み始める。続いて登場した大串友紀がパーカッションを重ね、黒須克彦のベースが加わり、観客のクラップと共にリズムが作り上げられていく。そのうえに今井 隼の鍵盤が加わり、仕上げに山本陽介がギターを掻き鳴らす。そして、黒須と山本が向かい合って音を鳴らすと会場のボルテージが一気に高まっていく。ライブを始める準備が整うとステージに内田が登場してマイク前に立ち、拳を上げる。一瞬の間を挟み、山本のギターと共に「透明な合図」を歌い始めると観客の集中力が一気に研ぎ澄まされていく。イントロで「ライブハウスツアー“statice”にようこそ!一緒に楽しもうね!」と挨拶をしてそのまま熱唱。内田が上げる拳を合図にファンも右手を振り上げて応え、大きな声を上げていた。エモーショナルな歌声と、剥き出しのバンドの演奏はまさしくロックバンドのライブのようで、その一体感に圧倒される。間髪入れず「ベリーグッド・エンカウント」のポップなギターリフが轟く。ギターソロでは、みんなで“オイ!オイ!”と声をあげており、内田も歌詞に合わせかわいらしい表情も交えながらライブを楽しんでいる。

「すごい!川崎、元気ですか!もうすでに熱いです!!お水をたくさん飲んで、汗をかいて、拭いて、帰る時にTシャツを着替えて帰ってくださいね」と優しく声をかけると、今回のツアーのコンセプトについて語っていく。「“statice”というお花がテーマになっているんですけど、それには“変わらない心”という花言葉があります。今回ツアーをするにあたって、2026年に伝えたい想いは何かなと思った時に、これが良いなと思いました。これからもみんなと一緒に、楽しいことをたくさんしたいなと思っている私の気持ちをライブに込めているので、今日は激しく楽しく!暴れていただきたいと思います!ちゃんと帰れると思うなよー!!」と最後は思いきり煽り「波乗りキャリーオン」を投下して、さらに汗だくにさせる。レーザーも使用したド派手な演出と共にハンドマイクになった内田は力強く拳を上げる。長尺のギターソロではステージの端から端へと走りながらウェーブを先導。サビではみんなで声を上げ、ジャンプをして盛り上がっていた。そこからヘビーなサウンドの「Distorted World」で畳み掛け、大きなクラップが起こるなかステージの両端にあるお立ち台から魂のこもった歌声を轟かせていく。

「今日は最高だね!ツアーも今日が最後なんです。だから、いっぱい私に愛を欲しいんです!!」と、みんなへの想いを彼女らしくストレートに伝える。そして「名古屋公演から2週間経っているんですけど、その間に私も色んなところに行って吸収してきたので、それを活かしたいと思います!MCをいっぱいしたいと思ってます。どれだけしゃべっても良いってスタッフさんが言ってたから(笑)」と、メンバーと雑談を開始。黒須の着ているオリジナルTシャツの宣伝をしたり、和やかな雰囲気を作って楽しむと「2026年は4曲のタイアップがありました。1クールごとに曲が変わるという体験をさせていただいたんですけど、次は今夜0時に配信する新曲を歌いたいと思います!」と言って、TVアニメ『冰剣の魔術師が世界を統べるII』のEDテーマ「COMPRESSION :[」をぶちかます。イントロでクラップが起こり、“Da-latta Da-latta Da-latta”と一緒に歌っていく。スピーディで緩急のある難しい曲をすでに自分のものにしていた。内田の主メロがしっかり軸となり、ギターとキーボードのダイナミックな掛け合いが存分に炸裂していた。この曲は渡辺 翔が彼女の大事なタイミングで提供しており、聴けば聴くほどハマっていくような中毒性がある。そしてそのまま、同じく渡辺 翔が手掛けた人気ナンバー「からっぽカプセル」へと繋げる。印象的なリフに観客の声も大きくなり、歌と演奏、そして観客の声が重なりあい、一体となった盛り上がりを見せていく。まだまだ勢いを緩めず、今度は「LIFE LIVE ALIVE」。みんなで“Wow wo wow”と歌い、大きなクラップを起こす。ギターのディレイサウンドも心地良い空間を作り上げていて「今、ライブを楽しんでいる」「今を生きている」と誰もが実感するほど、清々しい汗を流していた。

互いの絆を改めて確認するコール&レスポンス

内田が一度ステージを捌けてから始まったのは、MAAYA BANDによるインストゥルメンタル。オルタナティブなサウンドは次第に熱く、かっこ良く見せていく。演奏に身を委ねていると、チェックのジャケット衣装にチェンジした内田が登場。「後半戦も盛り上がっていきますよ!」と、スタンドマイクで「Agitato」へ。息遣いまで感じるような歌唱で小悪魔感を演出し、最後には投げキッスをする。そのまま荘厳なイントロが鳴り響き「カミノシズク」(TVアニメ『神の雫』EDテーマ)へ。内田は紫野原みやび役としてアニメにも出演しており、ワインのことを歌ったこの曲を優雅に耽美に歌い上げていく。「歌うのが難しい」とも話していたが、ツアーやフェスでの歌唱を経て、自分のものにしているのがわかる。その心地良いリズムに合わせて、フロアもゆっくりと揺れていた。

そこからエレクトロなイントロが流れ、クラップのなかで歌ったのは「Astrogator」。この曲は、彼女自身がトリを務めた“Animelo Summer Live 2024”のテーマソングであり、自身が深く救われたと語る楽曲「Stargazer」へのアンサーソングである。“いつだって逢いに 此処に 帰って来れるから”と心を込めて歌い、サビでは手を左右に振り合って、ファンと気持ちを確かめ合う。ラスサビの“ただいまと おかえりで 結ばれた僕らは 何があろうと ほどけやしない”では、感極まりながら歌っているように見えた。最後は小指を前に出して“また強く結び合おう”と歌うとファンも小指を掲げ、指切りをして締め括る。

激しい楽曲でみんなと騒いだ前半のブロックから、後半は表現力を見せつつメッセージを届けていくブロックへ。密度の濃いパフォーマンスでファンを満足させていくなか、彼女は「まだ終わりたくない」と早くも名残惜しそうな表情を見せた。ここからファンの声も聞きながら、メンバーとおしゃべりをしていく。どれだけ長時間のライブを経験してきたか?という話をしていたところから、「いつか“まあやフェス”を開催したらどうする?夜通しやる?」と妄想を膨らませる内田。さらに“まあやたび”でどこへ行きたいかの話にまで広がり「沖縄にまた行きたい!」と盛り上がり、冗談で沖縄に行ったメンバーと行かなかったメンバーの間に亀裂が走ってしまうなどの話も。最後は内田が「次はメンバーみんなで行きたいね!」と丸く収める楽しい一幕だった。

「ここからは距離が近いということで、みんなの意見を取り入れてライブを作っていきたいと思います。3曲の中から1曲選んでください!」と言い、急遽リクエストコーナーを実施。「youthful beautiful」「Smiling Spiral」「共鳴レゾンデートル」のうち1曲を拍手の多さで選ばれる方式で「共鳴レゾンデートル」が選ばれた。

「選んどいて、共鳴する準備できてるんですかー?」と、さっそく煽りつつ真っ赤になった会場で「共鳴レゾンデートル」を叩きつける。レーザーが入り乱れるなか、一気に熱狂する会場。やはりこの曲は“共鳴したい?(共鳴しよう)”の掛け合い7連発からの“「ありがとう。信じてるから。」”のセリフで会場のボルテージを最高潮へと押し上げた。

「やっぱり最高だよね!気持ちが通じるこの曲が大好きです!!」と笑顔を見せて「まだまだ行けますか?あっという間だけどライブも終盤戦。盛り上がる準備はできてる?声出す準備できてる?」と煽り、「LOVE LOVE ビーム」(TVアニメ『魔都精兵のスレイブ2』ED主題歌2)へ。スケールの大きいロックンロールを妖艶さも交えながら高らかに歌い上げていく。サビでは観客も“LOVE LOVE ビーム”と叫び、内田との掛け合いを楽しんでいた。ツアーを経て、確実に成長してきたのがわかる一体感で、“声枯らすまで叫べー!”“好きだー!”のコール&レスポンスをバッチリ。好きだの語尾を伸ばし続ける観客を、「わかったわかった」となだめつつ、最後までたっぷり声出しをして楽しんだ。

ここから最後に向けてアクセルを踏み込んでいく。クラップが激しく鳴り響いた「Never ending symphony」ではヘビーなサウンドのなかで力の限り歌い、最後はロングトーンを響かせる。さらに疾走感のあるヘビーロックチューン「North Child」を畳み掛ける。この曲ではバンドメンバー紹介のソロ回しも組み込まれていて、バンドメンバーの人気の高さも感じ取れた。これも同じメンバーで長い期間ライブを共にしてきたからこそだろう。そこから休む間も与えず、デビュー曲「創傷イノセンス」を披露しさらにもう一段階加速。ラスサビの“「私の道は私が決める」”のセリフでは会場に大きなうねりが巻き起こっていた。

そして「次が最後の曲です!」と言って用意したのは、最新アルバム『TOKYO-BYAKUYA』に収録の田淵智也が手掛けたロックナンバー「永遠なんかありえない」。ずっと変わらないというファンへの想いを伝えていくツアーで、そのファンへの想いをストレートに詰め込んだ楽曲を歌い上げる。“ギター!”のセリフ部分を叫んで、山本にギターソロを任せると2人で背中合わせになり、熱いパフォーマンスを見せつける。そのあと、山本と黒須が左右のお立ち台に立ち、3人がフロア最前線でバンドのエネルギーを観客に送り込む。それに負けじと声をステージに届ける観客たち。そして内田真礼とファンの絆が終盤に結実する。

“私の名前を呼んで!”と歌い、「ラララ」という観客の歌声をバックに“永遠なんか…ありえないけど! ありえないけど!”と歌ったあと「まあや 大好き」とファンが叫び、それに応えるように“みんな大好き!!!!”とマイクを外して声を送る。2024年末の<UCHIDA MAAYA 10th Anniversary Live Tour“TOKYO-BYAKUYA”>から約1年10ヵ月、その間、色々なことがあったが、互いの絆は変わらないままだということが再確認できる瞬間でもあった。

ダブルアンコールで、もう一度「永遠なんかありえない」

大きなアンコールに応えて登場した内田は「めっちゃ最高でした!」と言って、まずはグッズ紹介と、ファンクラブ限定で12月12日に都内の映画館にて本公演の上映会を行うことを発表。そして投票で歌う曲を決めた3曲のうちの残った2曲からもう1曲歌うので、投票をもう一度してほしいと呼びかける。「2曲ともやってほしい」と譲らないファンたちの圧に押しきられる形で「どっちもやります!最後だからね」と腹を括る。そんな想定外の事態にもバンマスの黒須が「2曲続けてやれるよ」とクールに言って、内田を驚かせる。10年前の1stライブから彼女を支え続けているバンドだからこその対応力で、「youthful beautiful」と「Smiling Spiral」を立て続けに届けていく。「Smiling Spiral」では前から後ろへのウェーブを何度も繰り出したり、思いっきりはしゃぎ合っていた。

そして、このツアーを振り返り「終わってみたらあっという間だったんだけど、よりみんなとの絆が深まったツアーだったと思います。今回ライブハウスツアーだったので、マジでみんなが見える!みんなも私のことを見てくれていて、すごく愛を感じましたし、この関係性をもっともっと深めていきたいと思いました。夢はたくさん見ていきたいし、みんなが集まれる場所をまた作れたらと思っています。今日、中村 晃 選手(福岡ソフトバンクホークス選手)が引退しましたけど、内田真礼はまだ引退しませんので、思い出を更新したいと思います!」と、彼女らしく想いを伝え、アンコール最後に「Hello, future contact!」を歌う。1stアルバム『PENKI』の最後に収録されている曲で「これからも思い出を更新していこう!」と、未来で会うことを約束してライブを終えた。

大きな感動のなか「ありがとう!みんな愛してる!また会いましょう!!」と伝えて、ステージをあとにしたのだが、終演後のアナウンスが聞こえても鳴り止まない「もう1回」のコール。それに応え、もう一度ステージに戻ってきた内田とMAAYA BANDは「もう用意した曲がないからライブで披露した曲をもう一度やります」とだけ伝える。曲名は告げず、以心伝心でメンバーがうなずくと最後に「永遠なんかありえない」を披露し、もう一度ファンとの絆を確かめ合って、今度こそライブを締め括った。

想定外のことだらけだったが、最後の3曲がすべて田淵智也が手掛けた曲だったのは印象的だった。彼女と真摯に意見をぶつけ合って楽曲を書き上げるからこそ、ファンへの想いがダイレクトに詰まっている。そして楽曲がファンと共に育つことで、その関係性がライブでより浮き彫りになるのだ。ファンへの変わらぬ想いを伝えるツアーで、その関係性がまったく変わっていないことをしっかりと確認できた、そんなライブだった。

UCHIDA MAAYA Live House Tour 2026 “statice”
2026.09.27@川崎CLUB CITTA

<セットリスト>
M01. 透明な合図
M02. ベリーグッド・エンカウント
M03. 波乗りキャリーオン
M04. Distorted World
M05. COMPRESSION :[
M06. からっぽカプセル
M07. LIFE LIVE ALIVE
M08. Agitato
M09. カミノシズク
M10. Astrogator
M11. 共鳴レゾンデートル
M12. LOVE LOVE ビーム
M13. Never ending symphony
M14. North Child
M15. 創傷イノセンス
M16. 永遠なんかありえない

<ENCORE>
EN01. youthful beautiful
EN02. Smiling Spiral
EN03. Hello, future contact!

<DOUBLE ENCORE>
W-EN. 永遠なんかありえない


関連リンク

内田真礼 オフィシャルサイト
http://uchidamaaya.jp/

内田真礼 オフィシャルファンクラブ
https://maaya-fc.jp/

内田真礼 公式YouTube Channel
https://www.youtube.com/@uchida-maaya

内田真礼 公式X
https://twitter.com/MaayaUchida

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