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REPORT

2026.10.15

PENGUIN RESEARCH、10周年ツアー<Penguin Go a Road 2026“Re:SEARCH”>ファイナル!10年の軌跡とその先へ歩み出す未来を示した夜

PENGUIN RESEARCH、10周年ツアー<Penguin Go a Road 2026“Re:SEARCH”>ファイナル!10年の軌跡とその先へ歩み出す未来を示した夜

デビュー10周年を迎えたPENGUIN RESEARCHが、9月26日にアニバーサリーツアー<Penguin Go a Road 2026 “Re:SEARCH”>のファイナルをCLUB CITTA’で迎えた。これまでの軌跡を証明する初期のキラーチューンから、最新アルバム『雨天続行』の楽曲までを惜しみなく披露した夜。ファンと共に熱狂の瞬間を紡ぎながら、その先にある未来へ力強く踏み出した奇跡の夜をレポートする。

PHOTOGRAPHY BY 平野タカシ
TEXT BY えびさわなち

10周年を共に祝う!満員のフロアに響いた歓声

デビュー10周年を迎えたPENGUIN RESEARCHが、10周年記念の全国ワンマンツアー<Penguin Go a Road 2026“Re:SEARCH”>のファイナルの地・CLUB CITTA’へ。満員の会場の熱気が、彼らを迎えた。オープニングを告げるSEと共にステージへと登場したメンバーたちへ、歓声が送られると、幕開けの1曲はTVアニメ『杖と剣のウィストリア』のOP主題歌「Fire and Fear」だ。スピード感に溢れる重厚なピアノロックに「ヘイ!ヘイ!」とあがる声とクラップのビートによって、その始まりからクライマックス感を呼び起こし、シンガロングを誘うナンバーにフロアからも歌声が湧いた。

堀江晶太のベースが重低音で歌うように鳴る「FEVER」はイントロから歓声を巻き起こし、観客も盛大に歌う。スリリングなリフで会場を圧倒する神田ジョンのギターに、コールの声も大きくなっていく。新保惠大が叩き出す高速ビートと煌めきのシンセサウンドを放つ柴﨑洋輔の演奏がグルーヴをよりカラフルに、パワフルにする「シニバショダンス」では会場がダンスフロアと化し、オーディエンスが跳ねる。曲が終わり、「今日は後ろの方まで来ていただき、ありがとうございます」という生田鷹司の声に温かな拍手が湧く。「色んな曲をやって、ちょっと懐かしい曲なんかもやったりして、最高の1日にしたいと思います」と告げると、デビュー10周年記念アルバム『雨天続行』収録の「フラッシュバック」を披露する。焦燥感あるサウンドがドラマティックに展開しつつ、ポジティブな思い宿るメロディが奏でられたあとには、同じアルバムから「トラクション・ディストラクション」だ。エモーショナルなピアノと、狂おしいまでにメロディックなギターの音が印象的な一曲。そこへ歌声を重ねる観客の姿が、10年という時を刻んできたバンドが届ける最新鋭のPENGUIN RESEARCHがそこに在ることを証明していた。鍵盤の美しい旋律と感情むきだしなバンドの音に圧倒される「ドブネズミ・ザ・ナイトクルーザー」では高くジャンプするオーディエンス。会場が一体となって歌を奏でていた。

10年もやっていればハプニングも!?ライブ途中で公開リハにファン歓喜!

結成10周年、デビュー10周年というアニバーサリーのタイミングへの思いを語る生田。若い時よりもこの10年はあっという間だったと語る。そして思い出す。10年前の彼らは、楽曲に滲む“焦燥感”を、その佇まいからも放っていたことを。どうにもならないものに向けて、どう打破するかもわからないままに「とにかくやるしかない」とばかりにがむしゃらに挑んでいた、そんな時代の事を。最新アルバム『雨天続行』は、あの当時の彼らから10年という時間を経てきたからこそリアリティを持った歌が詰まっている。感謝の思いを込めたMCに続いた「SLAVE OF MYSELF」こそまさに、そんな10年の先にある歌。“この怒りをどうしたい、その自由をどうしたい また何も出来ないクセにな”というサビの歌詞は、10年歩んできたからこそ出た言葉だ。共に声をあげて歌うオーディエンスは、そんなバンドを彼らと共に育んできた存在なのだと強く実感させられた。そんな感慨ある1曲に続いたのは「Dreamer(PGR Ver.)」。生田を表現者として進化させるきっかけとなった「青春」×「バンド」スマートフォン向けリズムゲーム!『バンドやろうぜ!』の劇中バンド、BLASTの楽曲のセルフカバーだ。コンテンツに向けた1曲とはいえ、堀江のプロデュースで生まれたナンバー。バンドの初期衝動が瑞々しく響く曲は、10年前のバンドの思いと重なる。熱いクラップに迎えられたステージ上の彼らの、10年という時間を改めて感じさせるパートだった。

「10年は早いね」と語ったのはドラムの新保。今日の会場であるCLUB CITTA’での思い出を話すと、堀江も加わり、そんな思い出にファンもうなずいた。ステージから姿を消していた生田。実はイヤモニのトラブルで新しい機材に代えていたのだとか。そのイヤモニの調整のために、急遽公開リハーサルが開催となるステージ。「ドブネズミ・ザ・ナイトクルーザー」をリハ用にショートバージョンで演奏すれば、観客も大きな声で歌い上げ、この日だけの嬉しいサプライズに。「みなさんも、声、めっちゃ出したでしょ?ええなぁ、こんなの本番中にやることないで?今日は貴重な体験ができたなぁ。お土産話ができたなぁ」と生田。大歓声が会場を包んだ。そしてライブが再開。続いたのは「ボタン」だ。リリースをしてからライブアレンジを重ねてきた曲。変化の結果を、今の姿を、ライブの息吹をもち、ピアノと生田の歌からはじまる1曲。10年を歩んできた1曲の跳ねるビートと駈け上がるようなギターリフ、躍動するピアノと歌うベースフレーズが、時を経た『完璧』なライブの形を示した。アルバムタイトル『雨天続行』のラストに未来の色を添えた「晴天」の、突き抜ける爽快感に、フロアで挙げられた腕が右へ左へと揺れた。柴﨑のピアノからPENGUIN RESEARCHらしい、内に在る思いを見つめさせ、寄り添う1曲「冀望」へと繋がる。爆発力あるバンドアンサンブルが観客の全身に音を叩きつけるように響けば、続く1曲は「泡溺る」だ。ダウナーな雰囲気を纏いながらも、感情的な慟哭の叫びが印象的な、重厚で緊迫感に満ちたロックチューンは、「ゴールド・フィラメント」へと熱を渡す。生田のアカペラからはじまる珠玉曲は、大合唱に迎えられ、最高潮のテンションを生み出した。

限界突破の後半戦!未来へ向けて鳴らすは「雨天続行」

「10年やってきて、ツアーファイナルの今日という日を、おまえらとやれてすごく幸せやなと思いまして。本当にありがとうございます」と生田。その飾り気のない真っ直ぐな言葉に拍手は湧く。バンドでライブをしている時には『生』を感じるのだと語る。今回のツアーは本当に楽しかったのだとか。「ツアーの1日1日が楽しかったし、新鮮だったし、音楽をやっていてよかったなとすごく思った」と語る生田の言葉を合図に、ライブは後半戦へ。その幕開けは「嘘まみれの街で」。超絶アッパーなダンスロックに「ヘイ!ヘイ!」と声があがる。お立ち台から会場を見渡し、煽るようにギターを掻き鳴らす神田に向かって、熱気で応えるフロア。メロディックな歌に音像厚いバンドの音が押し寄せ、オーディエンスは高く跳ねて、大合唱を巻き起こして会場を揺らした。疾風のギターリフにクラップが重なった「決闘」では堀江がベースを手にぐるぐるとステージで廻って見せれば、観客の“Wow Wow Yeah Yeah”の声も天井を突き抜けるような勢いをつけていく。1stアルバムのタイトルチューンであり、バンドの初期衝動が詰まった「敗者復活戦自由形」ではヘドバンも見せたフロア。熱と熱とがハレーションを起こすように明滅するのを感じさせた。そして「近日公開第二章」は先ほどの「Dreamer」同様『バンドやろうぜ!』のための一曲でもあった歌。「ここから反撃する!」という決意が込められた怒涛の疾走感と強い思いに満ちた歌は、10年から先へと進もうというPENGUIN RESEARCHの次の一歩の背中を押す曲で、歌声を響かせるオーディエンス。熱気はどんどんクライマックスへと近づく。タオルを回し、歌声をあげ、熱気をぐんぐんと上昇させた「アジテーション・パレード」では、跳ねるように躍動するピアノの音が響く。ファンとバンドの絆を確かめ合うようなコール&レスポンスもあり、ライブ終盤の一体感を味わわせた。「あと2曲!今日、アンコールやらねぇぞ!おまえら、ラスト2曲に全部出し切れ!」と叫ぶ生田。そして疾風怒濤のロックンロール「boyhood」を、会場一体のカウントでスタート。夢を追いかけることへの熱を宿すナンバーは、10年前の彼らが息づく。集う全員で声をあげて、PENGUIN RESEARCHのここまでの道のりを改めて鳴らすようだ。「今日は本当にありがとうございました。俺たちの旅は、まだまだ『雨天続行』!」というタイトルコールと共にラストナンバーは「雨天続行」だ。10周年のために作ったアルバムのタイトル曲であり、「これぞPENGUIN RESEARCH」という音をストレートに、ピュアに掻き鳴らすと、10年の節目を、その旅路に刻み付けた。11年目へと踏み出した彼らが、未来を切り拓くことを宣言する、そんなライブだった。

Penguin Go a Road 2026 “Re:SEARCH”
2026.09.26@神奈川・CLUB CITTA’

<セットリスト>
M01. 「Fire and Fear」
M02. 「FEVER」
M03. 「シニバショダンス」
M04. 「フラッシュバック」
M05. 「トラクション・ディストラクション」
M06. 「ドブネズミ・ザ・ナイトクルーザー」
M07. 「SLAVE OF MYSELF」
M08. 「Dreamer(PGR Ver.)」
M09. 「ボタン(10 years after Ver.)」
M10. 「晴天」
M11.「冀望」
M12. 「泡溺る」
M13. 「ゴールド・フィラメント」
M14. 「嘘まみれの街で」
M15. 「決闘」
M16. 「敗者復活戦自由形」
M17. 「近日公開第二章」
M18. 「アジテーション・パレード」
M19. 「boyhood」
M20. 「雨天続行」


●リリース情報
PENGUIN RESEARCHデビュー10周年記念アルバム
『雨天続行』

CD購入リンクはこちら
https://penguinresearch.lnk.to/10thAL
配信リンクはこちら
https://penguinresearch.lnk.to/utenzokkou

●ライブ情報
PENGUIN RESEARCH SPACE × SPICE TOUR

<日程>
2026.12.11(金)
神奈川県 新横浜NEW SIDE BEACH!!
開場 18:30/開演 19:00

2026.12.17(木)
大阪府 Banana Hall
開場 18:15/開演 19:00

2026.12.19(土)
広島県 LIVE VANQUISH
開場 16:15/開演 17:00

2027.1.9(土)
愛知県 名古屋Electric Lady Land
開場 16:15/開演 17:00

2027.1.23(土)
東京都 The Garden Hall
開場 17:00/開演 18:00

2027.2.6(土)
東京都 LIQUIDROOM
開場 17:00/開演 18:00

<チケット>
立見:¥5,200
※The Garden Hall公演のみ¥5,500
※税込、ドリンク代別
https://l-tike.com/concert/mevent/?mid=401136
(ライブ情報詳細はPENGUIN RESEARCHオフィシャルサイトまで)

関連リンク

PENGUIN RESEARCH オフィシャルサイト
https://www.penguinresearch.jp

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