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INTERVIEW

2026.09.18

【DayRe: 2nd YEAR特集】No Pause, Just Progress!!!!! vol.06 Interview  音楽プロデューサー・利根川貴之が「キライキライスキ」の制作について語る

【DayRe: 2nd YEAR特集】No Pause, Just Progress!!!!! vol.06 Interview  音楽プロデューサー・利根川貴之が「キライキライスキ」の制作について語る

メンバーと同世代の女の子の視点で描いた物語

――「これは初恋なのかな?」など、メンバーの中でも色んな解釈を呼んでいました。おそらく花火大会であろう日で、だんだん日が暮れていって夜が来て……という時間の経過を感じさせる歌詞も印象的ですが、どんなことを意識されましたか?

利根川 実は、月のテンペストに同じような題材の「恋と花火」という曲があるんですが、制作側は望んでいなかったかもしれないけど、私が書く以上、月のテンペストとの接点を生みたいという気持ちがありました。でも、違うものにしたい。「恋と花火」は恋が始まったばかりの10代の2人という設定に対して、「キライキライスキ」の2人はDayRe:と同じくらいの年齢で、苦しくなるくらいの恋を初めて知った、というイメージです。そして、「恋と花火」は地方都市の夏祭りですが、「キライキライスキ」は、DayRe:が拠点を置く関東近県の花火大会のイメージで、世代の違いもあるんですが、場所設定の違いも意識しました。

――確かに題材として共通する部分があるけど、「キライキライスキ」には都会感と今っぽさがありますね。あと、“キライキライだいっきらい スキ”という感情を生み出すまでの過程といいますか、色々と考察させられる歌詞でした。このサビのフレーズはやはり肝になる部分として作られた?

利根川 そうですね。20代になると、色々な経験もして失敗もしてきて、怯えというか、次の一歩が踏み出せないこともあると思うんですよ。月のテンペストの時はキャラクターの視点で物語を作りますが、今回はDayRe:と同じくらいの女の子の日常に視点を置いて、その年代らしい恋愛観を想像しながら書きました。

――だからこそ、「恋と花火」とはまた違う感情の“角度”を感じるんですね。メロディやアレンジもすごくテクニカルな印象なんですが、そこは意図されたんでしょうか?

利根川 「実力がついてきたから難しくしてみよう」ということはなくて、世界観にマッチしたものを作ったらたまたま難しくなってしまった感じです。我々のクセですね(笑)。

――なるほど(笑)。DayRe:はパートごとに収録するパターンが多いそうなのですが、「キライキライスキ」は5人とも全部歌ったあとにパート分けしたとのことで。

利根川 基本的に、私がプロデュースする他のアイドルグループでもそうなんですが、全部歌ってもらうことにしているんです。パートだけだと、そこを中心とした理解になってしまうので、曲全体を理解したうえで歌ってもらいたいのと、「この子はここがすごくいい」というのが全部録ることによってわかるので。思いもよらなかった2人を組み合わせてみたらすごく良かったというようなマジックも起こりますし。あと、私は歌が一番成長する場所はレコーディングだと思っていて。なぜかというと、その場で録音したものを聴いて、ディレクションをもらってもう1回歌うということは、ボイトレでは時間がなくてなかなかできないけど、レコーディングならそれができるので。今回のDayRe:に関して言えば、月のテンペストとしての声はよく知っているけど、本来の声は知らない部分もあると思ったので、先にパートを決めてしまうのはもったいない。彼女たちのアーティストとしての声を全部聴かせてほしいと思って録らせてもらいました。実際、「ここが素の部分なんだ」「こういうこともできるんだ」など、全員に発見がありました。「ラップもいけるんだ」とか。

――今回は宮沢さんがラップしているんですよね。

利根川 事前知識だけでパート分けをしてからレコーディングしていたら、あのラップは生まれていなかったかもしれないです。あの雰囲気でラップをするとこういう化学変化があるんだっていう面白さのあるパートになりました。

――メンバーのインタビューでは、通い慣れたスタジオでもあるので、安心感があるレコーディングだったという話もありました。

利根川 実家みたいなスタジオかもしれないですね。スタジオ自体もいわゆる商業スタジオではなく、ハウススタジオなので余計にそう感じるかもしれないです。なので、これまでと特に変わった感じはなかったですが、“今日はDayRe:です!”という顔をしていたかな(笑)。キャラクターとしてどうアプローチするかということはないので、自分の実力の限界を目指すっていう、アスリート的なレコーディングだったんじゃないかな。声優としてのプロ意識とはまた違う、アーティストとしてのプロ意識みたいなものを感じました。

――DayRe:としての1年で成長した姿を利根川さんに見せたかったというのもあったでしょうし、どこを使われてもいいように、より気合いが入っていたのかもしれないですね。

利根川 1曲を流れで歌えるので気持ちは入れやすかったと思います。みんなの歌が良くて、嬉しい悩みなんですけど、それぞれの“美味しいパート”をどうするかはすごく悩みました。正直、どう組んでも平気なんですよ。でも、一番曲を理解している私が選ぶということで、作りたい形を作らせていただいたという感じです。

――先日ライブ(“LAWSON presents DayRe: Seasons Live ~夏の欠片Ⅰ~”)でも披露されていて、ボーカルもそうなんですが、ダンスもすごくテクニカルで。初公開ですごく盛り上がっていましたし、これからどんどん歌われていく曲になっていくと思います。これからのDayRe:へどういった期待をされていますか?

利根川 さらに大きくなっていただいて、私の曲を大きな会場の大きなスピーカーで鳴らしていただけたらと期待しています。そもそもそのポテンシャルはあると思っているので、たくさんの人に見つかれ!って感じですね。その手伝いとしてこの曲が少しでも貢献できたら嬉しいし、その結果として大きな音でならせてもらえるのかなと思っています。今回の「キライキライスキ」は、「盛り上がろう!ウェーイ!」みたいな、陽キャなノリではないので、何も考えずに楽しめるというか、メンバーも客席も「ライブ楽しい!」ってただただ盛り上がっている景色を自分の曲でも見てみたいなと、先日のライブを観て思いました。あとは、頭からドンと盛り上がる曲とか、ラストはやっぱりこの曲!、アンコールの1曲目はこれ!みたいな、そういう重要なポジションで盛り上がる1曲も書きたいなと思っています。

利根川貴之
音楽プロデューサー/ディレクター/作詞/作曲
Roboshop Maniaとしてアーティスト活動後、CM音楽制作会社を経てWicky.Recordsを2009年設立し代表プロデューサーとなる。数々のTVCM等の広告音楽、ゲーム音楽をプロデュース。作家チーム・Wicky.Recordingsのメンバーとしてアニメ(『IDOLY PRIDE』『ドキドキ!プリキュア』『あはれ!名作くん』『アイマリンプロジェクト』など)、サンリオピューロランドパレード音楽、アイドル(でんぱ組.inc、妄想キャリブレーション、きゅるりんってしてみて、Appare!、煌めき☆アンフォレント、Pinky Spiceなど)、ゲームキャラクターソング(『A3!』『ガールフレンド(仮)』など)楽曲提供や自社アイドルグループI’mew(あいみゅう)、kimikara(きみから)プロデュースも行っている。


●リリース情報
3ヵ月連続デジタルリリース!
3rd Digital Single「夏、声になる」
2026年7月22日より配信中

作詞・作曲・編曲:めんま

4th Digital Single「キライキライスキ」
2026年8月19日より配信中

作詞:利根川貴之
作曲:利根川貴之、坂 和也
編曲:坂 和也&Wicky.Recordings

5th Digital Single「君を詠む」
2026年9月16日より配信中

作詞:山崎あおい
作曲・編曲:本多友紀(EverNest)

1st Single「ミカンセイオーディナリー」
2026年11月11日発売
【通常盤】(CD)¥1,900(税込)SMCL-1006
【期間生産限定盤】(CD+BD)¥2,900(税込)SMCL-1007~1008
初回仕様:内容未定
〈CD〉
全3曲
〈Blu-ray〉
01.ミカンセイオーディナリー(Music Video)
02.TVアニメ『獣王武神ダンデヴァイン』ノンクレジットED
予約URL:https://dayre.lnk.to/0rPIDe

関連リンク

DayRe: 公式サイト
https://dayre-official.jp/

DayRe: 公式X
https://x.com/dayre_official

DayRe: YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@dayre_official

Wicky.Records 公式サイト
https://wicky-records.com/

利根川貴之 公式X
https://x.com/WickyTone

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