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INTERVIEW

2026.09.15

【連載】アニソン野外フェス“ナガノアニエラフェスタ2026”開催近づく!出演アーティストに本番への意気込みを聞く!! 第7回:コバヤシリョウ(アニエラ代表)×馬嶋 亮(リスアニ!編集長)

【連載】アニソン野外フェス“ナガノアニエラフェスタ2026”開催近づく!出演アーティストに本番への意気込みを聞く!! 第7回:コバヤシリョウ(アニエラ代表)×馬嶋 亮(リスアニ!編集長)

遂に開催が目前となった“ナガノアニエラフェスタ2026”の魅力を、出演アーティストのインタビューと共に紹介していく本連載もいよいよ最終回。最後を飾るのは昨年同様にフェスを運営するナガノアニエラフェスタ実行委員長:コバヤシリョウと、リスアニ!編集長・馬嶋 亮の対談。昨年、大成功を収めたことでもたらされた変化、そして拡大を受けて今年の“アニエラ”はどうなっていくのか?また“リスアニ!LIVE”を主催する馬嶋から見た“アニエラ”の魅力とは?“アニエラ”に行くユーザー必見の対談!

INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一

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去年の成功を胸に、去年見た景色をまた今年、来年、再来年と見せていけるように作っていきたい

――いよいよ開催直前となりました“ナガノアニエラフェスタ2026”ですが、ラインナップもタイムテーブルも出揃い、あとは当日を待つばかりです。毎年のことながら開催数週間前というのはどんなお気持ちですか?

コバヤシリョウ 今はちょうど3週間くらい前なんですけど(取材時点)、もう本当にドタバタで、毎年学習してないのかという感じです(笑)。いつも開催1ヵ月くらい前からもうヒイヒイ言っていますけど、今年はさらにステージも増えたり、新しいことに挑戦しているのもあって、スタッフみんな、よりヒイヒイしていますね。

――今年からの試みについてはあとで聞きますが、いずれにせよ去年と比べても大変さが増している?

コバヤシ 去年、1つ壁を乗り越えた感というか。お客さんや関係者の皆様からの見え方もちょっと変わったのかなという実感が肌感としてあったので。今年は集客自体もかなり好調に推移していて、集客ベースでは現時点で去年のトータルをもう超えていて、今後そこからどう積み重ねていくかという感じなんですよね。なのでちょっと今、どこまで(会場の)駒場公園に入れられるかどうかみたいなことを、制作チームと擦り合わせながらやっているところです。

――ちなみに開催までのこの時期の緊張感というのはどのフェスもあると思いますが、そこは例年開催している“リスアニ!LIVE”でも同様ですか?

馬嶋 亮 そうですね。あ、“アニエラ”は事前リハはあるんですか?

コバヤシ イベントとしては前日と当日朝ですね。あとは基本的に各アーティストがスタジオに入ってやってくださっていると思いますが、我々はそこには入っていないです。

馬嶋 なるほど。僕ら“リスアニ!LIVE”だと、この時期はスタジオでリハをずっとやっているのでもう気持ちは中身のことに入っている感じですね。でもバタバタなのはわかります。全然余裕がないですよね。

コバヤシ そうなんですよ。でも都内だと事前にリハが取れるのがいいですよね。そこで確認できることもあると思うので。

馬嶋 忙しいのはどちらも変わらないですよね(笑)。

コバヤシ やってもやっても終わんないなみたいな。なんか謎ですよね、あれ(笑)。

馬嶋 そうそう(笑)。たださっきコバヤシさんが言っていた、会場にどれだけ人を入れられるのかというポイントだけでいうと“リスアニ!LIVE”の場合はキャパが決まっているのでそこは僕らにないご苦労をされているんだろうなと思って、お話を聞いて心中お察しします(笑)。

――まず今年の話の前に、昨年の“アニエラ”についてお伺いします。昨年は、途中で開催中止になった2023、2024年を経て、3年ぶりに中断・中止がなく完走いたしましたね。

コバヤシ 過去2年間で自分たちの考えていたこと、準備してきたことができていなかったなかで、去年最高の形で2日間通してフェスを実施することができて、自分たちの中での手応えというか、見せたかった景色を見てもらえたかなというのがあります。それがチケットなど今年の評価にも繋がっていると思いますが、そこも含めて多くの方々に後押ししていただいた結果だなと思っています。

――「今年こそは成功させる」という運営のお気持ちもそうですが、同様にアーティストやお客さんにもそういった熱量は感じましたよね。

コバヤシ 去年は特にすごい応援ムードというか、あの場にいる全員で成功させようみたいなものがイベントを作りあげたんだなと思っていて、それもすごくありがたいなと思いました。それと同時に、これを自分たちのイベントの色というか、全員で作り上げていくというところを改めて“アニエラ”らしいものにしていきたいなと強く思いました。なので今年も去年の成功を胸に、去年見た景色をまた今年、来年、再来年と見せていけるように、みんなで作っていきたいなと思っています。

――さて、昨年は馬嶋さんも一昨年に続いて現地に行かれましたが、いかがでしたか?

馬嶋 一昨年からのイベントとしてのストーリー、そこには予期せぬものもあったんだけど、それらも含めて去年結実した主催側の想いみたいなものもしっかりお客さんに伝わったんだろうな、という感動がありました。それは本当に忘れられないですね。また「去年楽しかったから今年も行きたいよね」という結果が今年のチケッティングに跳ね返ってきたのは本当に素晴らしいことだと思うし、僕も現地に行ったりこうやって対談させてもらえることで、フェスを運営する側の人間として貴重な経験をさせていただいていると感じました。こうやってブランディングしていくのか、とか、それこそ人気者だけ集めてぼんやりとしたコンセプトでイベントやることって今は難しいと思うし、それに対する解答みたいなものを垣間見せていただいたんですよね。

――馬嶋さんもフェスを作るうえでストーリーというものは重要視していると常日頃言っていますが、“アニエラ”にはそれがあったと。

馬嶋 はい。アーティストの組み合わせや相性は大事ですけど、それだけだと今のフェスって集客が伸びないぞ、というのは感じているのでやっぱり文脈みたいなものがすごく大事で。以前までは、アーティストのパワーと、その組み合わせのセンスみたいなものが主催の評価に繋がるところがあったんですけど、今はそれにプラスして外的要因からのストーリーも上手く消化して、例えば「お客さまが来ていただいた先でも美味しい料理を出せた」みたいなところに繋げていかなきゃいけない。なのでそこがすごく勉強になったんですよ。

――ラインナップによるブッキングの妙味は大事ですが、そこだけじゃない満足を提示しなくてはいけないのが今のフェスだと。そこも含めて馬嶋さんとしては昨年の“アニエラ”は楽しめたわけですね?

馬嶋 楽しかったに決まってるじゃないですか!(笑)。ライブもそうだけどフードもドリンクもしっかり満喫させていただきました。“アニエラ”はいわゆる回遊型の屋外フェスなのでステージ以外にも本当に楽しみがたくさんあって。いわゆる「コト消費」のようなニュアンスでここも動員に大きく起因しているんだと感じた次第でした

コバヤシ ありがとうございます!

――さてそんな去年を経た今年についてですが、まず制作するにあたって去年よりも規模の拡大も含めてやりやすくなった印象はありますか?

コバヤシ まだ具体的な比較はできていないですけど、協賛周りも含めて去年以上にスムーズにやらせていただけるようになりました。色んな企業さん、それこそ僕らは毎年地元の酒蔵さんにコラボ日本酒の相談に行くんですけど、地元の人ってそんなにインターネットをやってないんですよ(笑)。でも、今は地元でも話題にしていただけるようになって、「“アニエラ”さんね」みたいなやりやすさはありましたね。

――お伺いに行く際も説明がスムーズになったと。

コバヤシ 今回でいうとパラダさんにキャンプサイトや有料駐車場をご提供いただけたんですが、そこも向こうからのオファーでお話しさせていただけているので、そういった意味でも去年以上の広がりは感じています。

馬嶋 地元の人とか周りの理解みたいなものが得られなきゃ絶対できないからそこはめちゃくちゃ大きいですよね。地元でも「ああ、“アニエラ”ね」というツーカーが成立することで、断然やりやすくなったと思いますし、アーティストやお客さんからの認知と同様に重要なポイントですよね。

――そうした認知は大事であると。

馬嶋 少し話がズレますが今年「MUSIC AWARD JAPAN 」の一環で開催した“リスアニ!LIVE”(“リスアニ!LIVE on TOKYO ANIME MUSIC HIGHLIGHTS”)の模様をNHK編集のもと放送していただいたんですが、その映像がすごく丁寧な編集で。「ラブライブ!とは」、「バンドリ!とは、MyGO!!!!!とは」といった解説パートをアーティストごとにしっかり差し込んでいる。テレビという「大衆」にも向けた編集としてもちろん正解だし、これはいい意味でなんですが、このシーンの「必要な説明の多さ」を改めて垣間見たときに「アニソン」って音楽カルチャーの中でまた特殊な位置にあるんだと思ったわけですよ。何を言いたいかというと、この、ある意味「難解」なシーンの音楽フェス事業を、地元の方々にも長い時間をかけて丁寧に説明して理解してもらって今日があるわけで、それってすごいことなんだよなあという。そしてそれが地元にもブランドとして認知されて確立できているというのは、1つのフェーズの完成形なんだろうなと。

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今年はそこを意識してブッキングした感じです

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