INTERVIEW
2026.08.27
——“FLOW THE FESTIVAL 2026”で発表となったニューシングル「+ENCOUNT」ですが、まるで魔法の詠唱のようなお2人のユニゾンからの始まりが印象的です。まずはTVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』の印象と、楽曲を制作する際の発想のきっかけを教えてください。
TAKE OPテーマをお願いします、とご指名いただきまして制作することになりました。いつも通り制作陣の方たちと、作品の世界観や主人公のキャラクター性などを聞かせていただき、「FLOWならこういう楽曲が好ましいです」というリファレンスを受けて制作に入りました。まさに主人公のエフタルが魔導の頂を目指すお話なのですが、すごく真っ直ぐで、努力と執念の人物なんですよね。自分には魔術適性がないことが判明して前世では亡くなっていたなかで、2度目の転生でまた新しい武器を手に入れていく。このエフタルの力強さや真っ直ぐさによる推進力は表現したいと思いました。そう設定したうえで、魔法と剣術を掛け合わせて自分の戦い方を見出していくところが、ラップとメロディやツインボーカルのそれぞれの特性が合わさってバンドになることと親和性が高いのではないかと思って作らせてもらった1曲です。
——物語としては主人公のエフタルが記憶と能力をもったまま転生し、活躍をしていきます。前世のエフタルから現在のエフタルへ。挫けないスキル「不屈」と前世の魔法知識、そして全盛期の力を受け継ぐ彼の存在を音からも感じる、勢いと音像が魅力的な1曲となっていますが、作品側からのオーダーはどのようなものでしたか?歌詞についても印象に残る言葉が散りばめられていますが、視点や歌詞の世界観で意識したことを教えてください。
KOHSHI 主人公のエフタルの姿勢や、弛まぬ努力、不屈の根性は、俺たち自身にも重ねやすかったです。現段階でも、俺たちは邁進して高みを目指すような活動をライブでしているので、そうした思いを描けたらいいなと思って出来たのが「+ENCOUNT」です。
——アニメの主題歌として作品と合致することはもちろんですが、普通のライブ会場で歌う場合は、アニメを観ていない人たちにも届けなければいけない。そういう場面も考えて作詞はされるのでしょうか。
KOHSHI 最近は割と作品に寄り添うように意識をしているのですが、結局は自分が選ぶ言葉が、アニメだけじゃない言葉になっているように思うんです。そこはバンドというものに対して重ねているからこそかなと思いますし、バンドじゃなくとも世界中の人に伝わりやすくなるのかなと思います。特に今回はテーマが「マイナス×マイナスはプラス」で、その「プラスの縁(エンカウント)」を引き寄せるのは自分自身だという歌ですし、それは普遍的で誰にでも起きることだとも思うので、多くの人に届くのではないかなと思っています。
——視点としてはどこに置きましたか?
KOHSHI エフタルです。曲がらない意志はシンプルに突き刺さりますし、曲の疾走感と相まって歌詞に込めた思いが届くと思っています。そうしたエフタルの視点で描いたからこそ、サビではエモくメッセージを叫ぶという表現に繋がったと思います。
——KEIGOさんは作品の印象はいかがでしたか?
KEIGO 「転生モノ」って、昔は少なかったけれど今は主流になってきているなと思うんですね。でもよくよく見るとエフタルの不屈な部分なども含めて、主人公の成長物語なんですよね。俺たちが今までやってきたようなアニメにも通じるんです。それはやっぱり普遍のテーマだからですし、それを改めて感じる作品だなと思いました。
——冒頭の、魔法詠唱のようなパートのアイデアはどのように生まれたのでしょうか。
TAKE ラップとメロディを掛けて、新しいサウンドを作りたいと思ったところから生まれました。去年くらいから、2000年代前半のラップメタルやミクスチャーロックのようなものの再評価があって、当時のリンプ・ビズキットやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴きながら育ってきた俺たちだけど、そうした時代は再び巡ってくるんだなと皮膚感覚で感じています。我々が通ってきた当時の感じや、今でこそできる表現といった強みを押し出していけば、作品に合う楽曲になるなと思いました。
——ライブ感やシンガロング的な要素もあるアッパーチューンですが、実際に歌う際に意識したことを教えてください。
TAKE コール&レスポンスもありますしね。この曲を初めて演奏したのはコロンビアの会場だったのですが、2番からはみんな一緒に歌ってくれていました。しっかりライブ楽曲として成長していく可能性が強いなと思いました。
KEIGO ブラジルやメキシコでもやったんですけど、煽ったらすぐにみんな反応してくれていたので、ライブ曲だなあと思いました。
KOHSHI ライブとレコーディングが全然違っていたのもありますよね。まずコンディションが違っていたから。これはアメリカツアー中に「5TELLA」と一緒のタイミングで作った曲なんです。アメリカで2日連続でライブをしたあとにレコーディングをしたんです。エンジニアもいつもと違えば、スタジオ環境も違うなかで作ったので、ライブでの開放感は違いますね。レスポンスがあるから、みんなちゃんと返してくれるし楽しかったです。
KEIGO すぐさま反応してノッてくれるので、これからライブのセットリストには必ず入ってくる曲だなと思いました。レコーディングではライブまで想像できていなかったですし、改めてライブでやって楽しかったです。
——アニメで流れた感想をお願いします。
TAKE 魔法陣、きれいだよね。いつも魔法のあるファンタジー系の作品は、そうした部分も楽しみなんですよね。アニメのタイトルが長いから、それが表示される時間を作るためにイントロをいつもの倍にしたんですけど、気づきましたか?
——ライブでの勢いを詰め込んだMVの撮影秘話をお聞かせください。
TAKE ご縁を感じる現場でした。監督がFLOWのコピーバンドをやっていたそうなんです。監督がボーカルで、制作で入っている人がギターだったらしくて。これも長くバンドをやっていると、点と点が線で結ばれることがあるんだなと思いました。ロックバンドの勢いを、無骨な姿として、シンプルに映像に収めるという監督の意図のもと、奥多摩の廃墟で撮影しました。
——この「+ENCOUNT」で見られるFLOW。FLOWにとっての初めてや挑戦はありましたか?
TAKE 今回は魔法や転生といった外側のものよりも、人間としての内面にフォーカスした曲になったなと思っています。それから挑戦としては海外レコーディングです。
KOHSHI それは初めてのことだったね。
TAKE シカゴのスタジオで、初めてのエンジニアさんたちと共にギターとドラムを録って、それを日本に送って、日本にいるGOT’Sが調布でベースを録って、そのデータをまたアメリカに戻してもらって、ポートランドのスタジオでボーカルを録って、それらを日本でミックスしました。それをコロンビアで初披露しました。
KEIGO これぞワールドワイド!という制作でしたね。
——この曲からはどんなFLOWが見えますか?
KEIGO 「ライブ感」ですね。中南米や帰国してすぐの秋田での“OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.15”のステージで「+ENCOUNT」をやらせてもらったのですが、FLOWの勢いのある感じは、真っ先に感じてもらえるような曲だと思っています。
TAKE エフタルの曲がらない感情だったり、情熱だったりがバンドとリンクしているなって思うんです。才能があって魔法を始めるより、魔法が楽しくて始める。それは音楽が好きで、演奏したくてバンドを始めるような感覚と似ていますよね。どんな仕事をしていこうとも、そうした感情ってあるなと思っていますし、「好き」を突き詰めていい時代にもなっているので、そういう人たちに届いてくれたら、背中を押してあげられるのではないかと思っています。
KOHSHI 新曲をやる時は今でも不安です。どんな受け止め方をされるのかなと思っていたのですが、ライブですごく受け入れてもらえましたし、攻撃的なFLOWを象徴する曲にもなっていくと思っています。ここからライブで歌い続けていれば、大きく成長していくと思うんです。そんな1曲になっていくことに期待したいです。
——そして100年に一度のFLOW(26)の年も後半戦!どんな時間にしていきますか?
KEIGO まだ“NARUTO THE ROCK”が完結していないので、東南アジアからオーストラリアまで、そこをしっかり回り切ってワールドツアーをやり遂げたいです。
TAKE この先、新曲も決まっていますし、精力的に活動をしていきますので期待していてもらいたいです。
KOHSHI まだ終盤に向けて加速していきます。楽しみにしていてください。
●リリース情報
「+ENCOUNT」
8月26日発売

品番:VVCL-2953~VVCL-2954
価格:¥2,200(税込)
購入:https://Flow.lnk.to/ENCOUNT_PKG
配信:https://Flow.lnk.to/ENCOUNT
MV:https://youtu.be/t4aVIi8sHzA
〈CD〉
01.+ENCOUNT
作詞:KOHSHI ASAKAWA 作曲:TAKESHI ASAKAWA 編曲:FLOW
02.+ENCOUNT –TV size-
03.+ENCOUNT -Instrumental-
〈Blu-ray〉
01. 「+ENCOUNT」-Music Video-
02. TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』ノンクレジットオープニングムービー
03. 「+ENCOUNT」-Music Video Making Behind The Scenes-
●作品情報
TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』
TOKYO MXほかにて放送中

TOKYO MX:毎週水曜24:00~
ABCテレビ:毎週土曜26:30~
BSフジ:毎週金曜23:30~
WOWOW:毎週火曜24:30~(全話無料放送)
【原作】
白石新・けんたろう・魚デニム(掲載 「マンガUP!」スクウェア・エニックス刊)
【スタッフ】
監督:石井久志
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:古川英樹
アニメーション制作:EMTスクエアード
【キャスト】
エフタル:梅田修一朗
アナスタシア:小山内怜央
マーリン:白石晴香
©白石新・けんたろう・魚デニム/SQUARE ENIX・「落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~」製作委員会
FLOWオフィシャルサイト
https://www.flow-official.jp/
FLOWオフィシャルX
https://x.com/FLOW_official
FLOWオフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@flowSMEJ
TVアニメ『落第賢者の学院無双~二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録~』公式サイト
https://rakudai-anime.com/
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