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INTERVIEW

2026.08.26

陽高真白が2nd Single「Sugar Gravity」をリリース!1stシングル「Area」を経て芽生えた自覚と叶えていきたい想いとは

陽高真白が2nd Single「Sugar Gravity」をリリース!1stシングル「Area」を経て芽生えた自覚と叶えていきたい想いとは

今年2月にソロアーティストデビューした声優・陽高真白。自分自身の好きなものを詰め込んだ楽曲たちは、彼女のアーティストとしての魅力や能力を存分に見せてくれた。そんな陽高が2nd Single「Sugar Gravity」を8月26日(水)にリリース。ピンクのジャケットが眩しい今回のシングルも陽高らしさ全開の1枚となっている。アーティストとして半年経った今、彼女は何を思い、今回の楽曲でどんなことを表現したのか、じっくり語っていただいた。

INTERVIEW & TEXT BY 千葉研一

ダンス動画は学生に戻ったみたいで楽しい

――今年2月に1stシングル「Area」がリリースされて約半年が経ちました。この半年で“ソロアーティスト・陽高真白”としての自覚は芽生えましたか?

陽高真白 芽生えました。1stシングルをリリースした時は「上手く歌わなきゃ」「良いものをお出ししなきゃ」ってほうに意識が割かれていて、アーティストとしての自覚よりも、がむしゃらに目の前のことを頑張る気持ちが大きかったんです。でも、2ndシングルを迎えるにあたり、「自分がやりたいこと」や「パフォーマンスでみせたい姿」などを深く練る時間ができ、“アーティスト・陽高真白”として考える時間が増えたことで、より自覚が芽生えたと思います。

――アーティストデビューして、周りの反応はいかがでしたか?

陽高 すごく褒めてくださいました。ファンの方もそうですし、お仕事の現場で初対面の方も「アーティストデビューされましたよね」と言ってくださって。あとは、母がすごく喜んでいます。車で私のCDをずっと流してくれますし、家に帰ったら陽高真白 Official YouTube Channelで公開している「Area」のダンスプラクティス動画をテレビの画面に大きく映して練習していたんですよ(笑)。

――見ていただけじゃなく練習を!?

陽高 はい。それを見てかわいいなと思って。みんなからの反応も良かったですが、特に母の反応が良いですね(笑)。

――素敵なお母様ですね。ダンスといえば、陽高真白 Official TikTokも開設されて、ダンス動画を中心に載せていますね。やってみた感想をお聞かせください。

陽高 なんだか学生に戻ったみたいです(笑)。空き時間があると、TikTokを見て「これが流行っているし、これを撮りたいから練習しよう」と思っちゃうんですよ。見るタイミングは電車が多いので、体が動いて不審者にならないように気をつけています(笑)。でも、そうやってダンスを覚えて投稿するのは、高校生の頃を思い出してすごく楽しいです。動いている姿を投稿できるのは嬉しいですし、みんなの「いいね」やコメントが大きなモチベーションになっています。私は流行りが大好きなので、皆さんに私の姿をお届けすること自体はもちろんですが、流行りに乗ること自体がすごく楽しいです。

――Instagramもやっていて、今回の2ndシングルの発表もインスタライブで行いましたね。見ていてすごく楽しんでいるなと感じました。

陽高 楽しいです。私自身、これまであまりInstagramをやってこなかったので、色んな機能を知れることがまず面白いですし、皆さんと会話している感覚で発表できたのがすごく嬉しかったですね。

表題曲「Sugar Gravity」は、みんなとお祭り騒ぎする感覚

――では、本題の2ndシングルについて聞いていきます。1stシングルが白、今回がピンクとジャケットのインパクトも強いですが、全体としてどのようなシングルにしようと思いましたか?

陽高 1stシングルが自分自身を紹介する1枚となりましたので、2ndシングルはよりみんなを巻き込む形で盛り上がりたいと思いました。イメージは、“自分自身”ではなくて“自分自身の好きなもの”や“陽高真白といえば”。そういったものを詰め込んだ1枚になっています。私は白もピンクも大好きですし、女の子らしいことが大好きなので、今回のシングルのジャケット写真も私の好みを全部採用していただき女の子が好きなものを詰め込みました。

――ピンク好きそうなイメージがありますね(笑)。

陽高 私、だいたいイメージ通りなんですよ(笑)。「ぬいぐるみとか好きそう」とか「化粧動画を観るのが好きそう」といったイメージは全部当たっていて。今回のジャケットもわかりやすく「陽高さんが好きそう」なものだと思います。

――インタビューしていても感じますが、陽高さんは裏表がないですからね。

陽高 そう言ってもらえると嬉しいです。自分に正直に生きています(笑)。

――そんな2ndシングルには表題曲を含め3曲が収録され、そのうち2曲はすでにライブで披露しています。7月の“リスパレ!LIVE vol.4”では、「Sugar Gravity」と「Grow up」を披露しましたので、まずはライブの感想からお聞かせください。

陽高 すごくすごく盛り上がってくださいました。(単独ライブではないので)私を知らない方もいらっしゃったと思いますが、その方たちも笑顔で。今回の会場は皆さんとの距離が近く、2階の方もしっかり表情まで見えたんですよ。本当にみんなが笑顔になっていて、一体感のある素敵な空間でした。しかも、「Sugar Gravity」は初披露なのに最後の方にはコール&レスポンスが完成していたんです。初披露だから失敗しないようにと緊張していたのに、私のほうがみんなからエネルギーをいただき、緊張を忘れて楽しむことができました。

――すごいですよね。初披露なのに1番の時点からコールが結構揃っていることもあって。

陽高 どっちが演者なの?って感じですよね。「Sugar Gravity」はキャッチーな曲で、1番も2番も3番もノリ方はほぼ一緒で覚えやすく、ちょっとした遊び心もありますから、初めて聴く方も盛り上がっていただけると思います。

――「Sugar Gravity」のことをより詳しく聞いていきます。今回も陽高さんが好きそうな曲がきたなという印象で、歌詞的にも陽高さんを表現していると感じたのですが、本人的に「Sugar Gravity」はどのような曲となりましたか?

陽高 まさにその通りで。聴いただけで陽高真白のはっちゃけている感じがあって、海外の方が聴いたとしても楽しい気分になれる曲ですし、しっかり歌詞を読んでいただければ私がポジティブに生きるための内容だと感じていただけると思います。さらに、ダンスもすごく楽しい振付になっているので、耳で聴いても、歌詞を読んでも、目で観ても、すごく陽高真白らしい曲になりました。
1stシングルの表題曲「Area」は完全に“武装した私”といいますか、色んなものを着込んでかっこよく着飾った私だったんですね。でも、「Sugar Gravity」はそういう重たいものを全部取っ払って、みんなとお祭り騒ぎするような感覚といいますか。「よく笑う」といった、みんながもっている“陽高真白のイメージ”をギュッと凝縮しています。

――作詞・作曲は「Area」と同じく前迫潤哉さんが担当しています(作曲は尾曲弘充さん共作)。前作に続き、陽高さんのことをよくわかっていますね。

陽高 そうなんです。前迫さんもどちらかというと緊張よりもライブを楽しむタイプみたいで、「なんか私たち似ていますね」と話していたんですよ。バイブスといいますか、私も前迫さんも“楽しむ気持ち”をもち合わせているので、安心してお任せしました。

――似たタイプだからこその歌詞なのですね。ポジティブな陽高さんは普段からこういう感じなんだろうなと。

陽高 この通りです(笑)。だからこそ、私自身も歌うとき時に気持ちが入りましたし、「わかる〜」と思いながらレコーディングしました。スタッフさんたちがいる部屋(コントロールルーム)に戻るたびに、「良いね」「上手くなったね」などと褒めてくださったのもすごく嬉しかったです。

――実際にレコーディングで歌ってみていかがでしたか?

陽高 普段の私は歌うときに力が入ってどんどん大きな声になってしまい、それで力みが生まれてしまうんですね。でも、この曲は歌詞に“ふわふわふわ”とあるように、余裕感のある曲でもあるので、力みを抑えて歌いたいなと思いました。それに、長尺のラップなど新しいことにも挑戦しているので、歌いきれたら絶対にかっこいいじゃないですか。その未来を信じて、ひたすら練習して臨みました。そのおかげで収録はスムーズ……でもなかったですね(笑)。

――結構苦戦をしたと?

陽高 いえ、上手くいかなかったのではなく、「より良いものを」「より良いテイクを」と欲張ってしまったんです。たくさんテイクを重ねた中から取捨選択をする、すごくこだわったレコーディングでした。

――そのなかでも、特にこだわってテイクを重ねたところを挙げるならどこでしょうか?

陽高 Aメロですね。Bメロやサビは割とテンションそのままでいけるのですが、Aメロはラップ混じりだからサラッと歌えていないとダサく聴こえちゃうなと思って。やっぱり家で練習するのとブースで歌うのは感覚が違いますし、良いマイクを通してヘッドホンで聴くと粗も目立ってしまうので、すごく苦労したところです。でも、Aメロの最後の“「今日可愛くない?」”だけは2テイクくらいでいけました。

――陽高さん自身も、身支度する時に“「今日可愛くない?」”と言いそうですよね。

陽高 言いますし、友達に写真を送って見せびらかします(笑)。「今日のメイクかわいい!」みたいな。それこそ今日のリップがそうなんですけど、リップを忘れちゃった日に応急処置として買ったものなんですよ。つけてみたらすごくかわいくて、「このリップかわいいから買ってみて!」「安いしかわいいからお薦めだよ!」ってみんなに送りました。

――本当に陽高さんの日常そのままなのですね。

陽高 そうですね。朝の支度は結構好きなので、共感しながら足取り軽く歌えた気がします。

――曲を聴いていると、足取り軽く身支度している陽高さんが目に浮かびます。それを象徴した歌詞は、冒頭の“Pink sky”や“sugar rush”といったフレーズもかわいいです。

陽高 イメージとして、ピンクのお人形さんのような感じやポップな世界観をお伝えしたので、このような単語を入れてくださったんだと思います。曲の入りから“Pink sky”や“sugar rush”といった私がイメージした空間が出来上がっていて、すごく素敵だなと感じました。

――英語の意味にもかわいさがあって、イメージにピッタリですね。先ほど言ったように「Sugar Gravity」はすでにライブで披露していますが、今後ライブでどう成熟させていきたいですか?

陽高 前回は振付なしで披露したのですが、“陽高真白1st LIVE「and future」”では初めて振りが付いた完全版の「Sugar Gravity」をお披露目する予定です。ダンスも激しくてこれまでの曲より難易度は上がっていますが、皆さんの期待に応えられるように頑張りたいです。

「Grow up」はまた違ったポジティブの形。敢えて崩した歌い方も

――2曲目の「Grow up」もすでに“リスパレ!LIVE vol.4”や“春咲暖×陽高真白ツーマンライブ「Luminous 2026」”で披露していますが、こちらはどのような楽曲でしょうか?

陽高 「Grow up」は2ndシングルの他の収録曲にも1stシングルにもない落ち着いた感じで、新しい私の歌い方で「こういうこともできるんだぞ!」と自慢できる楽曲です。イメージとしては、“みんなで進んでいくような曲”とお伝えして作っていただきました。私が歌う曲は基本的に自分自身を主人公とした歌詞で、「Sugar Gravity」は完全に“私!私!私はこうなんです!”という感じでしたが、「Grow up」は“みんなもわかるところがあるよね”と寄り添った内容になっています。

――「Sugar Gravity」とは違うポジティブなマインドセットを提示して、「みんなもどう?」と言っているように感じました。

陽高 「Sugar Gravity」はわかりやすいポジティブさや元気さですけど、「Grow up」は形の違うポジティブさや元気さだと思っていて。「(「Sugar Gravity」のような)太陽眩しすぎるよ!」ってときに「Grow up」を聴いていただければ、「これならまぁいけるいける」と思ってもらえるんじゃないかなと。

――陽高さんは他のインタビューでも、ポジティブさには色々あると哲学的な発言をされていますね。

陽高 確かに(笑)。自分がポジティブな人間であることは自覚していましたけど、質問として聞かれると改めてポジティブについて考えるじゃないですか。ポジティブってなんなんだろうな……?って。

――なんか、ポジティブの伝道者みたいだなと。

陽高 そう言われるのは、全然やぶさかではないです(笑)。

――そんな「Grow up」については、「リスパレ!チョイス」選出を記念したインタビューでも話していただきまして。『「Area」が陽高真白のアニメ第1期だとしたら、第2期が「Grow up」』との発言もありましたが、第2期として成長した新たな色を感じる楽曲ですね。

「リスパレ!チョイス」選出アーティスト・陽高真白インタビュー!

陽高 そうですね。ツーマンライブで初披露したときからレコーディングまでの期間にも、ボイトレで「Grow up」を練習して、日本語の発音による音楽的なアプローチも学びました。例えば、“そうよシンデレラ シンデレラ”と“シンデレラ”が重なる部分は、「シンデレ〜ラ〜シンデレ〜ラ〜♪」と滑らかに歌うだけでなく、敢えて少しつっかえて歌う技法も使っています。よりお洒落で成長した私を見せられるように、色んな技術を詰め込んでいますので、ツーマンライブで聴いた方も完成した音源を聴くとライブとのアプローチの違いを感じられると思います。

――“We grow up”の言い方とかも自然でかっこいいです。英語は日本語のように全部の単語をしっかり発音するのではなく、強弱や波があるじゃないですか。

陽高 そうなんです。声優として歌詞の1つ1つをしっかり発音することに重きを置くこともあるのですが、わざと崩してニュアンス重視にする歌い方も教えていただきました。

――キャラクターを背負って歌う楽曲ではなくソロアーティストだからこそ、様々なアプローチやチャレンジができる側面もありますよね。

陽高 はい。キャラクターとしてどう表現するかをボイトレの先生と悩むときは、私自身の発声とは多少合っていなくても、それがキャラの持ち味になることもあるのですが、私の楽曲の場合はどうなっても陽高真白。どういう歌い方をしても私なんだと自信をもって歌っていました。

次ページ:自然体で飾らない歌詞であり、素に近い歌い方をした「BFF」

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