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INTERVIEW

2026.08.26

ナナヲアカリが「ボーイゼンガールズ / ∞劣等星」Wタイアップのリリース!自身の音楽を形作る根幹に迫る

ナナヲアカリが「ボーイゼンガールズ / ∞劣等星」Wタイアップのリリース!自身の音楽を形作る根幹に迫る

「コテコテのアニソンが恋しくないかい!?」
ナナヲアカリが目掛ける平成アニソンのど真ん中

――同シングルに収録される「∞劣等星」はTVアニメ『黒猫と魔女の教室』(以下、『猫魔女』)第2クールOPテーマとなっています。こちらはどのような経緯で制作されたのでしょうか。

ナナヲ 事前に原作を読ませていただいて、担当するのが2クール目ということで主人公のスピカもだいぶ成長して戦えるようになっているであろうと。『猫魔女』は日常回も、のほほんとかわいいいしギャグもある楽しい作品ではあるんですけど、自分としては魔法を使ってみんなが戦っている描写がかっこいいと思うし、戦闘シーンが好きなのでそこにフォーカスを絞った曲にしたいなと。それとスピカ(・ヴァルゴ)ちゃんが落ちこぼれだったところから諦めずに努力してどんどん成長していく部分がかっこいいなと思ったんですよ。ナナヲ自身も自分のことを劣等生だと思っているしそこがすごく共感できると感じたので、劣等生の自分を奮い立たせて戦うシーンが思い浮かぶような、とにかくかっこいい曲にしたいなと思いました。

――これぞバトルアニメのオープニングというサウンド感になりましたね。

ナナヲ ですよね。思ったよりバトルすぎたかもしれない(笑)。自分も観ていたような、平成のコテコテのバトルアニメのアニソンみたいなエッセンスを盛り込めたので気に入っています。

――そう思って聴いて良かったんですね、安心しました。

ナナヲ 狙っているんで大丈夫です!最近はお洒落なアニソンも多いじゃないですか。もちろんお洒落な曲も好きなんですけど、自分は平成アニメで育った身なので「コテコテのアニソンが恋しくないかい!?」っていうことで(笑)。

――楽曲プロデュースを担当したtepeさんにはどのようなオーダーを?

ナナヲ 自分がかっこいいなと思っていた平成アニソンのお話なんかもしつつ、OP尺90秒だけじゃなく2番以降もtepeくんの思うがままに全然違う曲になってもいいですと一旦お願いしてみました。tepeくんも同世代で観てきたアニメとかボカロ文化とかカルチャーが近くて共通言語が多いので、やりたい方向性が伝わりやすくて助かりました。

――そのオーダーを受けて上がってきた楽曲はいかがでしたか?

ナナヲ 本当にもうかっこよすぎて、大好物って感じで。すぐに「問題ないです!」ってお返事をしましたね。tepeくんの曲って音ハメ・耳心地をかなり重視して作っていると思うので、聴いていて歌が楽器と一体化するんですよ。乱暴に言うと「何言ってるかわかんないけどカッケェ!」みたいな。「カッケェっす!」って即OKを出しました。

――歌詞の内容についてはいかがでしたか?

ナナヲ “雷鳴 轟音 逆境 無法地帯”のところとか、歌えば歌うほどかっこうつけたくなる感じで。この曲で一番言いたいことは“圧倒的で無敵 なりたいの”“I’m 劣等星”“I’m 一等星”だと思うんですけど、そこに向かってとにかくギアを上げ続ける曲になっていると思います。

――調整や軌道修正は起こらなかったんですね。

ナナヲ まったくなしで。「歌いたかった曲がきた!」って。カラオケで歌っていたかっこいい平成アニソンが、遂に自分の曲として歌えるっていう喜びをくれましたね。

――そこまで理想の楽曲が来たのであれば、レコーディングもスムーズに進んだんでしょうか。

ナナヲ はい。とはいえやっぱりラップパートは難しかったです。2番のところ。

――「2番以降はまったく別の曲に」というオーダー通りのセクションですね。

ナナヲ でもtepeくんのディレクションが最高すぎて。少し口滑りが悪いなと思うところも、その場でノリ方や言いやすいアクセントを教えてくれるんですよ。最初は少しドタバタしていたんですけど、教えてもらった瞬間にできるようになったりしました。

――こちらもライブでさらに映えそうな楽曲ですね。

ナナヲ ですね。私が個人的にお薦めポイントなのはコテコテのギターソロ。平成アニソンを知っている人は笑ってくれ!という気持ちです。「お待ちかね、はいここ!」みたいな。自分の曲では奇をてらうことも多いので、「来るか?」と思ったらちゃんと来るというのはやっぱりいいですよね。

――セクションごとに変化する展開を詰め込んだうえで3分で駆け抜け切るのも素晴らしいですよね。平成アニソンの質感もありつつちゃんと昨今のトレンドでもあるという。

ナナヲ そうですね、なおかつお望み通りの展開をちゃんとしているのが素晴らしいです。

――インターネットカルチャーに分類されることも多いナナヲさんが、今アニソンのど真ん中を目掛けていることが面白いですね。

ナナヲ アニソンに関してはそこがあるんですよ。順当すぎてもつまらないので2番にエッジの利いたパートを入れてもらったりとかはするんですけど、全体で聴いたときにみんなが求めてたアニソンになっていたら良いなと思います。

――タイアップではないオリジナル曲においては、あまりそういったノスタルジーは目掛けないですか?

ナナヲ ああー、自分のオリジナルの制作だとあまり目掛けてないかもしれないです。記憶の中にあるものを作りたくなる気持ちもあるんですけど、アニメと結びついたときのほうがより大きくそれが出ますね。やっぱり自分の中の「あの頃のアニメは良かった」みたいなことを言いたがる厄介な人格が出てきちゃうので(笑)。そこのノスタルジーを追いかけてる部分はあるのかもしれません。

――アニメの主題歌が専業のアニソンアーティストによるものと、一般アーティストのタイアップ曲に二分されていくなかで、一般アーティストの側面を持ちながらオタク的観点で楽曲制作をしているナナヲさんが不思議な位置付けに感じてきました。もちろん誰がどの位置にいても良いはずなんですが。

ナナヲ 全部好きだったから、それがごちゃ混ぜになっている感じですね。自分のオリジナル曲のときは最近聴いている曲調が反映されることも多いですけど、やっぱりアニメへの思い入れが強いんで。最近の好みとかは押し殺して「うちはあの頃に帰りたいんだ」って(笑)。私はアニソンアーティストというわけではないけど、そもそもアニメが好きなので。だからこんなちぐはぐな状態が出来上がっているのかもしれません。平成アニメで人格が形成されたといっても過言ではないですからね。

――普通に物を作っていてもそこで得た栄養素が作品に反映されるから、そのエッセンスを強く出そうとしなくても滲み出るものがあるんでしょうね。

ナナヲ 出ちゃうんだと思います。歌い方とかも結構平成が出ているなって。「ムリムリ進化論」もキャラソンみたいな歌い方になってると思うんですよ。リリースした時に「(主人公の)れなこが歌ってるんだと思った」ってめっちゃ言われたりして、多分れなこちゃんを意識しすぎた結果キャラソンぽく歌っちゃったんだろうなと思います、今思えば。

――ボーカルの質感でいうと「∞劣等星」は真逆の指向性を感じますね。

ナナヲ そうですね。この曲はかなり鋭く歌っていて、変な話「上手く歌おうとしていない」というか。結構感情を乗せて歌えたのでそこにも注目して聴いてもらえたら嬉しいですね。

――勢いがあって、歌にエディット(修正)感が極力少なくなっているように感じました。

ナナヲ ノリにノッて歌えましたね。この曲は気持ちを連れて行ってくれる曲なので、すごく歌いやすかったです。自分のスタートのテンション感がどうであれ、勝手に乗せて行ってくれる2曲だなと思います。

――同じくtepeさん作編曲の「PLAY&PRAY」についてのインタビューの時に「街中でイキれる曲を作りたかった」と伺って。他人が渦巻く街でもこの曲をヘッドフォンで聴いたら肩で風を切って歩ける的な、「∞劣等星」もその側面がある曲だなと思います。

ナナヲ まさしくそうですね。「∞劣等星」は自分を奮い立たせる曲。すごく自信があるように見えるかもしれないけど、実際に自信があるわけじゃなくて言い聞かせている曲なので。自己暗示だと思って聴いてもらえたら。「PLAY&PRAY」と合わせてリピートしたらどんな街も怖くないです。

7周年を経て全国15ヵ所を巡るロングツアーへ!

――さらにカップリングには 「ムリムリ進化論 (D.watt ムリなものはムリ Remix)」が収録されます。こちらはどのような音源になっているんでしょうか?

ナナヲ 今回、IOSYSのD.wattさんにリミックスをお願いして、相当カオスなことになっています。というのも、ナナヲが去年の12月くらいからDJの練習をし始めたんですよ。1人でイベントに出られるようになりたいなと思っていたし、水槽(ボカロP/シンガーソングライター)ちゃんというアーティストの子と仲良くなったのもきっかけで、DJイベントに興味が出てきていて。それで自分も練習して、何個かイベントに出させてもらって、新しい扉というか知らなかったカルチャーを知れたのがすごく面白かったんです。そのなかでD.wattさんとお話しさせてもらった時に「そういえば絶対(ナナヲアカリ楽曲のリミックスに)合うやん」と思ってお願いすることになりまして。なので今回は「ナナヲがDJシーンで掛けてブチ上がるリミックス」でお願いしました(笑)。すぐに掛けたくなるようなものが上がってきて、デモ段階のものをもうすでに1回掛けてみてめっちゃ盛り上がりました。

――フロアのお客さんは元曲が「ムリムリ」であることをすぐに気づけるようなリミックスなんですか?

ナナヲ 気づくけど「様子が違うぞ!?」みたいな。みんな戸惑ってたけど私が振付で「こうやって踊れー!」みたいにしたらなんとかついてきてくれました。これからアニソンクラブ界隈で掛かったら嬉しいですね。使いやすいと思うんですよ。使いやすい部分がギュッと凝縮しすぎていて、結果カオスみたいな感じです。

――ナナヲさんがDJをやるときの選曲ってどのようなものなんでしょうか。

ナナヲ 「ときめき★メテオストライク」/ 水無瀬ミナミ(CV.田村ゆかり)から始まり、自分の曲ももちろん混ぜながらですけど、急に古のボカロ曲を掛けてみんなを戸惑わせてます。お洒落なEDMも好きなんですけどあんまりしっくり来なくて、惑わすために一瞬掛けてすぐアニソンに戻るみたいな。ほんとに好き勝手やってますね。

――アーティスト盤の特典には“「NANAOAKARI 7th anniversary stage.5 Re:FLYING ONEMAN TOUR 2025 at LINE CUBE SHIBUYA 2025.8.22(Fri.)」”が収録されます。7周年記念ツアーの1公演がMCを除いて丸々収録されるとのことですが、振り返ってみていかがでしょうか?

ナナヲ これがもう去年の夏なのかって思うくらい、7周年が凝縮されて短く感じますね。もっと最近のことみたいです。聴き返すと、えらい楽しそうにやっているなと思いますね。発売されたばかりのアルバム曲がメインだったのでこの公演だとまだ育ち切ってない曲たちがたくさんあって、個人的には初々しくも感じます。自分もお客さんもまだ慣れていない曲もあって小っ恥ずかしい気持ちもありつつ、改めて聴いて新鮮な気持ちになりました。

――7周年ライブというのは気持ち的にも何か違いましたか?

ナナヲ そうですね。コンセプトの全然違うライブもできたし、考えてライブを作るのが好きだなって改めて思いました。いたずらに流行ってる曲をバーッと並べるライブよりも意味があるもの、何か受け取って帰ってほしいので。そういうのを考えるのが好きだなと、自分自身を顧みる1年にもなった良い7周年でした。

――考えてライブを作るというのは、主にセットリストのことですか?

ナナヲ セトリと演出ですね。収録される公演もやりたい演出を色々と考えたし、合間のSEもバンマスと相談して作ったし。基本的にコンセプトのはっきりしているライブの演出は自分でやるので、それを考えるのはめっちゃ楽しいです。

――ご自身的に気に入ってる演出などはありますか?

ナナヲ 「ワンルームシュガーライフ」はデビュー曲であり大切な曲なので演出は結構こだわりました。そもそものアレンジをガラッと変えて、お部屋で静かに演奏しているみたいにして。原曲と全然違うアレンジになっているので、CDで初めて聴く人にも楽しんでもらいたいです。

――最後にリスアニ!読者の皆様にメッセージをお願いします。

ナナヲ リスアニ!読者の皆様、いつもお世話になっております。ナナヲアカリです。「∞劣等星」にはナナヲのアニメ大好きな気持ちがたっぷり詰まっています。アニメ好きの皆様にブッ刺さる曲になったと満を持して言えますので、『猫魔女』と一緒はもちろん楽曲単体でも楽しんでもらえたら嬉しいです。「ボーイゼンガールズ」はもう、とにかくライブに来て一緒に叫んでください!(笑)。10月4日から全国15ヵ所を回るツアーも始まりまして、そこでももちろんこの2曲は披露する予定ですのでぜひぜひお近くのライブハウスに遊びに来てもらえると嬉しいです!


●リリース情報
ナナヲアカリ
「ボーイゼンガールズ / ∞劣等星」&「∞劣等星 / ボーイゼンガールズ」
8月26日発売

【完全生産限定盤(2CD+GOODS)】

価格:¥4,500(税込)
品番: AICL-4953~4955
透明スリーブ三面紙ジャケット仕様
NANAOAKARI TOUR 2026「SIDE B」告知チラシ封入

【初回仕様付期間生産限定盤盤(CD+BD)】

価格:¥2,200(税込)
品番: AICL-4956~4957
初回仕様特典アニメ絵柄ステッカー

<CD>
Disc1
01.ボーイゼンガールズ
02.∞劣等星
03.ムリムリ進化論 (D.watt ムリなものはムリ Remix)
04.ボーイゼンガールズ(Instrumental)

Disc2
NANAOAKARI 7th anniversary stage.5 Re:FLYING ONEMAN TOUR 2025 at LINE CUBE SHIBUYA 2025.8.22(Fri.) LIVE音源
01.Opening
02.ギミギミ聖域
03.雷火
04.どうやったって
05.正解はいらない
06.奇縁ロマンス
07.陽傘
08.Step in the Dark
09.ブループリント
10.ワンルームシュガーライフ
11.おばけのウケねらい
12.明日の私に幸あれ
13.ダダダダ天使
14.POI POI POI
15.ツギハギ
16.忘れないでベイベー
17.Higher’s High
18.ムリムリ進化論
19.Flying
20.恋愛脳
21.ハッピーになりたい

<Blu-ray>
TVアニメ『黒猫と魔女の教室』第2クール・ノンクレジットオープニング映像

予約はこちら
https://nanaoakari.lnk.to/Boys.GirlsInfinityInferiorStar_CD

●ライブ情報
NANAOAKARI TOUR 2026 「SIDE B」
2026年
10月4日(日) 茨城 水戸LIGHT HOUSE (OPEN 17:00/START 17:30)
10月10日(土) 福岡 DRUM LOGOS (OPEN 16:45/START 17:30)
10月17日(土) 岩手 CLUB CHANGE WAVE (OPEN 17:00/START 17:30)
10月18日(日) 宮城 仙台darwin OPEN (OPEN 17:00/START 17:30)
10月23日(金) 愛知 Electric Lady Land (OPEN 18:30/START 19:00)
10月25日(日) 神奈川 YOKOHAMA ReNY beta (OPEN 17:00/START 17:30)
11月3日(火) 埼玉 HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3 (OPEN 17:00/START 17:30)
11月20日(金) 広島 広島CLUB QUATTRO (OPEN 18:30/START 19:00)
11月21日(土) 山口 LIVE rise SHUNAN (OPEN 17:00/START 17:30)
11月28日(土) 千葉 柏PALOOZA (OPEN 17:00/START 17:30)
12月4日(金) 大阪 梅田クラブクアトロ (OPEN 18:15/START 19:00)
12月6日(日) 京都 KYOTO MUSE (OPEN 17:00/START 17:30)
12月12日(土) 北海道 CASINO DRIVE (OPEN 17:00/START 17:30)
12月13日(日) 北海道 cube garden (OPEN 17:00/START 17:30)

2027年
2月26日(金) 東京 LINE CUBE SHIBUYA (OPEN 18:00/START 19:00)

詳しくはこちら
https://www.nanaoakari.com/live/in.html?liveid=55512

関連リンク

ナナヲアカリ オフィシャルサイト
https://www.nanaoakari.com/

ナナヲアカリ X
https://x.com/77oakr

ナナヲアカリSTAFF X
https://x.com/nanao_STAFF

ナナヲアカリ Official YouTube
https://www.youtube.com/@nanaoakariSMEJ

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