2026年9月19日・20日の2日間にわたって開催される長野発のアニソン野外イベント“ナガノアニエラフェスタ2026”。“アニエラ”の出演者にインタビューをしていく本連載第2回は、アイドルからバンドまで幅広いコンテンツでも活躍する声優アーティストの愛美。昨年に“アニエラ”に初参戦し、野外フェスの空気を存分に楽しんだという彼女は、2年連続出演となる今年、どんなステージを届けてくれるのか。近年のライブへの向き合い方の変化を含め話を聞いた。
INTERVIEW & TEXT BY 北野 創
■連載一覧はこちら
――“ナガノアニエラフェスタ”への出演は昨年に続き2度目になります。お話をいただいた時の感想はいかがでしたか?
愛美 昨年の“アニエラ”がすごく楽しかったので、また出られることが嬉しかったです!テレビCMのナレーションも昨年に続いて担当させていただいて、受け入れてくれている感じがして嬉しいです。
――初出演となった昨年の“アニエラ”は、愛美さんにとってどんな経験になりましたか。
愛美 野外のフェスに出演すること自体、愛美のアーティスト活動としては珍しいことだったので、すごく新鮮でした。“アニサマ”のけやき広場でやらせてもらったことはあったんですけど(2012年8月26日の“Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-”)、野外でライブをするのはそれ以来かな?
――実際に野外のステージに立ってみていかがでしたか?
愛美 「MAGICAL DESTROYER」の時に、間奏の部分が多いので、そこで何かできないかなと思って、水鉄砲を使ったパフォーマンスをやらせていただいたんですけど、それも野外ならではのことで、夏を感じられて楽しかったです。
――水鉄砲は愛美さんのアイデアだったのでしょうか。
愛美 そうです!夏らしいし、野外のフェスに出るならやってみたいなと思っていたことの1つだったんです。“ロッキン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)”や“サマソニ(SUMMER SONIC)”みたいな野外フェスにずっと憧れがあったので。セトリも、野外なのでお客さんがより開放的になれるような感じにしたいなと思って、いつもとは違う感じで組んでいきました。「MAGICAL DESTROYER」とかでサークルが起きるかな?と思ったら、意外と皆さんきれいに観てくださって。なので今年こそ愛美の出番でサークルを起こせるように頑張りたいです。
――いいですね!それにしても、かなり気合いを入れて初の“アニエラ”に臨んだんですね。
愛美 あとはその時期に発売していた1st HALF ALBUM『A/CODE』から野外ライブに相性のいい曲(「キャンセルさせて人生」「AthisCode」「What’s up FIRE!」)を持っていったんですけど、それもフルコーラスではなくてワンハーフみたいなアレンジにして、初めてのお客さんでも楽しめるように楽曲の勢いをより重視して組んでいました。
――しかも、最後は同日に出演していた相羽あいなさんをゲストに迎えてRoseliaの「BLACK SHOUT」を一緒にカバーしたとか。
愛美 そうなんです!アニエラさん側から「コラボはどうですか」とご提案いただいて、やらせていただきました。2人でコラボするにあたって色んな曲の候補があったんですけど、あいあい(相羽)が来てくれたことのサプライズ感を一番演出できて、なおかつフェスでみんなとノリよく楽しめる曲ということで、「BLACK SHOUT」を歌いました。
――「BLACK SHOUT」は、お2人が『BanG Dream!』でそれぞれ担当しているバンド、Poppin’PartyとRoseliaの合同ライブでもコラボ歌唱したことのある楽曲ですが、キャラクターを背負わない形での歌唱は気持ち的に違いましたか?
愛美 愛美のソロの歌い方はどのキャラクターとも違う感じなので、ドキドキしながら歌わせていただきました。でも、初めて“アニエラ”に参加するなかで、思い出がたくさん出来てすごく嬉しかったです。愛美のステージが終わる雰囲気の中、あいあいがサプライズで出演する流れだったので、他のステージへ移動しようとしていたお客さんがイントロが流れた瞬間、急いで戻ってくる光景が、フェスならではですごく面白かったです。
――サプライズが見事にハマって「してやったり」ですね(笑)。
愛美 他にも『アイドルマスター』シリーズや色んなジャンルの方々が出演されているフェスだったので、お客さんがそれぞれの推しのタオルを持っていて、それに触れながらトークするのも楽しかったです。
――愛美さん関連のグッズを持っているファンも多かったのでは?
愛美 たくさんいました!初めての“アニエラ”だったので、自分のファンがどれくらい来てくれるのか未知数だったんですけど、いっぱい来てくれていたのがわかって。それこそ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のお客さんが「『ミリオンライブ!』の愛美がソロで出てるらしいから、観てみようかな」という雰囲気で集まってくれた印象もあって。たくさん人が集まってくれて嬉しかったです。
――昨年参加してみて、改めて“アニエラ”の魅力はどんなところにあると思いましたか。
愛美 スタッフさんが1つのチームとなって“アニエラ”をすごく愛していることが伝わってきて、それがすごく素敵だと思いました。これまで色んなことがあって最後まで開催ができなかった背景があるなかで、去年はスタッフの皆さん、きっとドキドキしながら開催していたと思うんです。でも、出演者の私たちのこともすごく気を遣ってくれるし、チーム一丸で長野を盛り上げるぞ!という気概が感じられて。愛を持った方々が作っているフェスだと、お客さんもまた来たいと思うし、アーティスト側もまた参加したいと心から思える。それが魅力かなと思います。私もまた絶対参加したいと思いましたし、次は絶対サークルを目指そうと思ってました(笑)。
――とにかくサークルが発生するくらい盛り上げたいと(笑)。ちなみに長野には何か馴染みがあったりしますか?
愛美 それが全然なくて、去年の“アニエラ”が初めての思い出くらいの感じでした。前日に前乗りして、軽井沢で楽しませていただいて。パン屋さんに行ったり、お米の美味しいすき焼き屋さんに行ったりして、観光をしました。それと長野から帰る時にグランクラス(“新幹線のファーストクラス”と呼ばれる特別車両)に初めて乗車したんですけど、超最高でした!座席がラグジュアリーで超快適なんですよ。私は今後、絶対課金してグランクラスに乗るんだって決めました(笑)。
――“アニエラ”は会場にキッチンカーなどが出て、ご飯も美味しいというお話ですが、去年は何か食べましたか?
愛美 何を食べたんだろう……私、ご飯の記憶がないんです(笑)今年はしっかりご飯を楽しもう。(“アニエラ”スタッフに向けて)おすすめの食べ物ってあったりするんですか?
スタッフ もし、まだ長野の名物を食べていないのであれば、山賊焼きは毎年お店が出ていて人気ですし、まだ時期的に暑いと思うので、地元の果物を使ったかき氷もお薦めです。毎年、すごい行列になるので。
愛美 えー、絶対食べたい!
――ちなみに去年は自分の出演以外でフェスを楽しむことはできましたか?他の出演者の中には普段から交流のある方も多かったと思うのですが。
愛美 倉知玲鳳ちゃんがRAISE A SUILENで出演していて、楽屋でいっぱい喋りました。あとは、相羽あいなちゃんのステージを観に行きました!
――お客さんとして楽しんだ“アニエラ”はいかがでしたか?
愛美 フェスって最高だなって思いました。音楽を楽しむだけでなくて、空間や自然、フェスを楽しんでいる自分も含めてトータルで楽しむ感じが、普段のライブとは全然違うんだなと思って。服装も「フェスだから動きやすくて、かつお洒落も楽しみたい」というコーディネートを考えるのが楽しかったです。
――その時の「フェスコーデ」はどんな感じだったんですか。
愛美 私は日差しが苦手なので、薄めの長袖シャツを羽織って、中はキャミソールで軽めにして。あとは雨に降られてもいいように、防水のポシェットに携帯を入れて、その時お気に入りだったラブブ(ぬいぐるみのキャラクター)も一緒に連れて行って、濡れないようにケースに入れて厳重に対策しました。あとディズニーで買ったサングラスも持って行きました。
――完全武装ですね(笑)。
愛美 行くなら形から入りたいタイプなので。でも、キッチンカーをもっと楽しみたかったです。今年はリベンジしたい!
SHARE