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INTERVIEW

2026.07.30

主催フェスも進行中!angela、34枚目となるシングル「最最最高級のお世話して」リリースインタビュー

主催フェスも進行中!angela、34枚目となるシングル「最最最高級のお世話して」リリースインタビュー

angelaの単独34枚目のシングルCDはTVアニメ『才女のお世話 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました』のOPテーマ「最最最高級のお世話して」。美しいメロディに加え、インパクトのある構成もあり、近年のangelaのかわいらしい楽曲のラインナップにまた新たな名曲が加わった。デビュー23年を迎えても常に視線をファンに向け、時代にフィットしたスタイルで活動を続ける2人。今後の大型ライブや主催フェスの話題も飛び出し、常に目が離せない。

INTERVIEW & TEXT BY 日詰明嘉

かわいい曲路線も定着!今作はライブ向きな1枚に

――ニューシングル……という言い回しも久々ですが、TVアニメ『才女のお世話 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました』(以下、『才女のお世話』)のOPテーマである今作「最最最高級のお世話して」は、angela単独では3年ぶりに発売されるシングルです。フィジカルでのリリースに思い入れはありますか?

atsuko あります、あります。シングルCDを出すことなんてもうないと思っていたので。「本当に大丈夫?」と何度も聞き直しちゃいました。リリースイベントをする時に実際にお渡しできるモノがあることは嬉しいですし、それってやっぱり大切なことだと思うんです。

KATSU やっぱり世代的に、ミュージシャンになる=CDを出すということが刷り込まれているので、憧れでしたし今でもワクワクする気持ちはありますね。

――「最最最高級のお世話して」は、またかわいらしい内容で、angelaは2020年の「乙女のルートはひとつじゃない!」以降、「Welcome!」や「不器用なI love you」などの路線を開拓して来られたと思うのですが、これらの楽曲およびタイアップによって新規のファンの実感や視線を感じることは?

KATSU ありますね。今年でangelaはデビュー23周年を迎えたわけですが、一緒に歳を重ねていくお客さんが多いなか、ライブで新しい顔を見かけることが増えました。それと、以前はなかったきっかけとしてアニクラがあります。もしかしたら今やアニソンライブと同じくらい盛り上がっているカルチャーですから、アニソンで活動している以上、そこで擦ってもらえる曲は持っておかなければいけない。なので、今回もそうしたきっかけになるような主題歌のお話をいただけてありがたかったです。

atsuko 皆さんからのangelaのイメージって、やっぱりシリアスなロボット作品のイメージがあったかと思うんです。そうした路線と今挙げていただいた面白くてかわいい路線が、やっと同居し始めたというか、どちらも受け入れてくださる環境ができ始めたかなと感じています。以前にも「蒼い春」や、「全力☆Summer!」はありましたが、かわいい曲は10~20%くらい。今は50%くらいになってきて、どちらもライブで歌った時にangelaらしい楽しみ方をお客さんに提示しながら育てていっているつもりはあるので、より色んな側面のangelaを見ていただける機会が増えてきていると思っています。

――楽曲制作にあたり、ライブでの景色を想定して作られることはありますか?

atsuko ありますね。今回の曲に関しては、途中に現れる「最最最⾼級のお世話してください」というクラップの部分の歌詞とメロディがまず最初に生まれて。家でピアノを弾きながらこれを作って、KATSUさんに「ここから前後を肉付けして1曲にしない?」と提案して全体を作り上げていきました。このクラップ部分は、振付を考えてTikTokなどのSNSにアップしてみんなで踊ったりできる部分にもしたくて。

――歌詞の着想についても教えていただけますか?

atsuko 原作を読んだ時に、此花雛子ちゃんというお嬢様と、友成伊月くんというお世話をする男の子のどちらを主役にしようかと悩みまして。最初は全部雛子ちゃんの気持ちで歌詞を書いたのですが、ボツにしました。KATSUさんいわく、雛子ちゃんはドラえもんのような、よくわからない存在。そこでこのクラップ部分を雛子ちゃん目線にして、それ以外のところは伊月くんの気持ちをフィーチャーしたほうが、2人の思いが詰まった曲になり主題歌らしくなると。おかげで普段はなかなかできない制作の仕方ができて、面白いものに仕上がったと思います。

KATSU 例えば「ドラえもんのうた」って、“とっても大好き”と、のび太くん目線なんですよね。その感じも出したくて、クラップ部分も残したんです。雛子ちゃんが曲の中に割り込んで入ってくるのがこの作品っぽいかなと思い、デジタル感でピコピコしているかわいいパートと、伊月くんの心情が爆発するロックなバンドサウンドの両方を混ぜて、かつコントラストを出して出来上がったのがこの曲というわけです。お互いのやりたいことをぶつけ合いながら作った感じです。

――2人だからこその曲という感じですね。クラップ部分の声はどなたが?

atsuko ここはコントラストを出すために、緒方恵美さんの事務所の方にお願いをして、儀武ゆう子さん、伊藤梨花子さん、飯塚杏珠さん、長谷川愛鈴さんに歌っていただきました。

――サビでは“愛情 上昇 感情 誕⽣から才⼥のお世話”の韻の踏み方と早口ぶりが印象的でした。

KATSU こういうところをサラッと……じゃないかもしれないけど、やってのけて、ライブでどうなるんだろうってみんなが期待しちゃうところがatsukoさんなんですよ。

atsuko じゃあそこはみんなにマイク向けちゃおうかな!(笑)。

KATSU お話もずっとドタバタしているんですよね。それを表現するという意味でも早口の部分が作品に合うかなと。サウンド的にもエフェクトを入れて賑やかにして、思いつく限りのドタバタを表現しています。

――今回はリリックビデオが写真のコラージュだったりフォント表現にも凝っていたりと趣向を凝らしていますね。

atsuko これは担当ディレクターが映像クリエイターのえむめろさんにお願いしたいということで、お任せしました。私たちが楽曲とかで思い浮かべたイメージを、一回別のフィルターを通した時にどのように映るかを楽しませていただきました。

KATSU 他のクリエイターさんの「自分はこう感じた」を見せてほしいという思いがあって。

atsuko デモの段階で見せていただいた時に、KATSUさんが「クラップも入れたいから、手の映像をどこかに入れてほしい」といったリクエストは出しつつ作り上げていった感じですね。新鮮で面白い出来になりました。

――続いて、カップリングの「夏夏夏です」。

atsuko 8月の“キングスーパーリリイベ夏夏夏祭り 2026”に出演するにあたって、夏らしい曲がほしかったんです。それでどんなシチュエーションの曲にしようかと悩んだ時に、KATSUさんが「『才女のお世話』の雛子ちゃん目線で、夏に海や花火に行った雰囲気の曲を書いてみたら面白いんじゃないか?」と提案してくれたんです。作中ではそういう自分の思いを吐露するようなタイプではないし、イメージソングを頼まれたわけでもないんですが、もし夏に一緒にデートに行ったら、どんなふうな思いが溢れるかなというところを想像しながら、ギターポップな感じが彼女と合うかなというのも吟味しながら作っていきました。

――歌詞が爽やかで初々しいですね。

atsuko 私の年齢的にこの歌詞は大丈夫かなと、KATSUさんに何度も確認しました(笑)。そしたら大丈夫だって。

KATSU だってあなたの歌じゃない。

atsuko メロディが先にあって、アレンジもある程度出来ていて、そんななかで結構ポップな作りだったので、そこで弾けた曲にもしたいけれど、そこまで弾けすぎても、またそれは雛子とは別物だよなっていうところで、どこか自分の中に自問自答するような部分を言葉に紡いでいけたらという部分は意識しました。弾けている曲ではありつつ、すごく陽キャのパリピソングではない。バランスが難しかったです。

――テンポが良く、音符の密度も高いですが歌っていていかがでしたか?

atsuko 明るくてかわいくて楽しそうな曲ではあるけど、実は歌ってみたら大変だぞというタイプですね。BPM190くらいで、angelaの中でも速いほうです。正直、レコーディングも結構大変でした。ライブで歌っていくうえで戦々恐々としています。

KATSU テンポが速くて情報量もめちゃくちゃ多いんですよね。それをatsukoさんが歌い続けなければならないというのも考慮して、2番のBメロに少し長めの間奏を入れています。

atsuko 後付けかもしれないけれど、ここはシンセリードとギターは2人の気持ちの表れなんですよ、みたいな(笑)。

KATSU よくぞ気づいてくれました(笑)。原作者の方から見たら、雛子はこんなに感情を表に出す子ではないと思われるかもしれないけど、僕が原作を読んで「内心こういう子であってほしい」という感想がありまして、ギュッとはできないけど、そっと手をつなごうとしているような感情が曲になっていればという願望も入っていたりします。

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