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INTERVIEW

2026.07.29

18歳を迎えたRainy。『名探偵コナン』EDテーマ「7 DAYS」をリリース!変わらないコナンへの愛をたっぷりと語る

18歳を迎えたRainy。『名探偵コナン』EDテーマ「7 DAYS」をリリース!変わらないコナンへの愛をたっぷりと語る

2022年、アニメ「名探偵コナン」公式スピンオフ作品『名探偵コナン ゼロの日常』のED主題歌「Find the truth」で、13歳という若さにしてシーンに彗星のごとく現れた“Rainy。”。

その後もTVアニメ『名探偵コナン』のEDテーマ「…and Rescue Me」、OPテーマ「But ノーラヴ」を担当し、最新曲「7 DAYS」で再び同作のEDテーマを彩っている。カントリー調の軽やかなサウンドに乗せ、“約束のSUNDAY”を待ちわびる気持ちを綴った本作には、『名探偵コナン』への深い愛情と、Rainy。の晴れやかな喜びが詰まっている。長く続く『名探偵コナン』との縁、歌唱表現の変化、そして新たなライブへの思いを聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 逆井マリ

変わらないのは、『名探偵コナン』への愛

──Rainy。さんも気づけば18歳となり、成人を迎えられました。13歳でデビューしてからの4年間を振り返ると、どのような時間でしたか?

Rainy。 怒涛の4年間でした。毎日が矢のようなスピードで過ぎていくというか、「もう今日が終わっちゃうんだ」と感じるくらい、あっという間で。でも、それは嬉しいことでもあります。学校に通いながら、イベントに出演させていただいたり、楽曲をリリースさせていただいたり。めまぐるしい毎日を過ごせていることは、すごく幸せだなと思います。

──音楽的な部分で、ご自身の成長や変化を感じることも?

Rainy。 少し前の話になりますが、16歳、17歳くらいのときに、デビュー曲の「Find the truth」(アニメ『名探偵コナン ゼロの日常』ED主題歌)が歌いにくくなった時期があったんです。デビューしたのは13歳ですが、レコーディングをしたのは12歳の頃で、声変わりもしていますし、発声も当時とはまったく違うので、収録した音源と同じようにずっと歌いたい、という気持ちはあったのですが、楽曲のイメージを崩さないようにしながら、少しずつ歌い方を変えていった部分があります。それから、定期的に声が出にくくなる時期もあって。最近もあったのですが、そういう時に「私も少しずつ成長しているのかな」と感じます。

──そういう意味では、今回のシングルに収録された「…and Rescue Me -Acoustic ver.-」と「ME -Acoustic ver.-」も、このタイミングだからこその歌声になったともいえるかもしれませんね。

Rainy。 そうですね。今回、カップリングでは1stアルバムの収録曲をセルフカバーしていて。「…and Rescue Me」は15歳、中学3年生の時にTVアニメ『名探偵コナン』のEDテーマとして歌わせていただいた楽曲で、当時から少し時間が経っています。できるようになったことが増えたと思うのと同時に、できないことが多かった時期にしか出せなかった、真っ直ぐさもあったんだなと振り返りました。「あの頃の真っ直ぐさが残っていてほしかった」と思うこともありますが、その分、成長できた部分もあるので、それはそれで良かったのかなと。技術的な表現の幅が広がったことは、すごく嬉しいですし、頑張ってきて良かったと思います。

──「…and Rescue Me」をはじめ、今回の「7 DAYS」で、気づけば『名探偵コナン』関連の楽曲は4曲目になりました。改めて、『名探偵コナン』はRainy。さんにとってどのような存在になっていますか?

Rainy。 スピンオフ作品も含めて何度も関わらせていただけたことは、すごく嬉しいですし、そのご縁で出演させていただいたイベントもたくさんあります。そこで色々な方に出会うこともできたので、本当に縁のある作品だと思っています。でも、根本にあるのは「大好きなアニメ」という気持ちで、それはずっと変わりません。これからも1人のファンとして、作品を見届けていきたいと思います。

──今回、再び『名探偵コナン』のテーマ曲を担当すると決まった時は、どのような気持ちでしたか?

Rainy。 前回の「But ノーラヴ」でオープニングも担当させていただいたので、エンディング、オープニング、両方の主題歌を歌えた喜びがずっとありました。「But ノーラヴ」は疾走感があって、少しシティポップのような、ダンサブルな楽曲で。一方、今回の「7 DAYS」はカントリー調のサウンドで、最初に聴いた時から、エンディングテーマらしさを感じていたんです。その後、「エンディングテーマを担当できる」と伺って、大きな喜びと同時に「やっぱり!」と思いました。

──「7 DAYS」の歌詞を読まれたときはどのような印象を抱きましたか?

Rainy。 “アオの空”や“アカい空”と、色の部分があえてカタカナで書かれているので、そこから『名探偵コナン』のキャラクターを想像したりしました。そうした情景を想像することもありましたし、“MONDAY”“TUESDAY”“WEDNESDAY”と曜日を重ねていくところでは、日々が1つずつ積み重なっていく様子をイメージしました。情景はすごく思い浮かべやすかったですね。

──冒頭の歌声は、少し中性的で、語り手のようにも感じられました。歌い方で意識したことはありますか?

Rainy。 特にアニメのタイアップ楽曲では、特定のキャラクターに寄りすぎないようにしています。私は赤井(秀一)さん推しなので、“アカい空”と出てくると「赤井さん!」と思ってしまうんですけど(笑)、聴く方それぞれに好きなキャラクターがいて、みんな『名探偵コナン』という作品が好きなんですよね。
だからこそ、作品のエンディングに相応しい歌い方を考えました。歌詞にアクセントをつけたり、思いを爆発させたりしつつも、「このキャラクターを意識している」とあからさまに伝わらないように歌っています。

──ちなみに、赤井さんのどんなところがお好きなのでしょうか?

Rainy。 まず余裕があるところですね。かつ、佇まいがかっこ良いですよね。小顔ですし、「何頭身あるの?」というくらいスタイルも良くて、30頭身くらいあるじゃないですか(笑)。それに、声を担当されている池田秀一さんのお声も最高です。

何より、眼差しがすごくかっこ良いんです。優しいのに、獲物を逃さないような目をしていて。もう、ただのオタクなんですけど(笑)。その眼差しもかっこ良いですし、撃ち抜かれたいと思います。劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』で活躍している時の眼差しも好きですし、『名探偵コナン 純黒の悪夢』では、安室さんと観覧車の上で戦っていましたよね。そのあと、一度は和平協定を結んで、黒ずくめの組織のヘリコプターを撃つ場面があって。そこで赤井さんが「堕ちろ…」と言うんです。それで、こちらが堕ちました(笑)。

──こちらが撃ち抜かれてしまったわけですね(笑)。赤井さんは、かなり前からお好きなんですよね?

Rainy。 はい。小学生の頃、本格的に『名探偵コナン』を観始めた時からです。最初は(服部)平次くんから入ったんですよ。それで、平次くんが登場する劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』を観て、本格的に『名探偵コナン』にハマったんです。それから過去のお話を観直していたら赤井さんに出会って、やられてしまいました。ごめん、平次……という感じです(笑)。

“約束のSUNDAY”に重なる『名探偵コナン』の記憶

──楽曲の話に戻ると、“約束のSUNDAY”という言葉も印象的ですよね。

Rainy。 そもそもこの曲は、サビで1週間をたどりながら、大切な人に会える“約束のSUNDAY”を待ちわびる、少しもどかしくて寂しい気持ちの積み重なりを表現した楽曲なんです。それから、第1話「ジェットコースター殺人事件」では、(工藤)新一くんが(毛利)蘭ちゃんを「今度の日曜日、トロピカルランドに行こうぜ」と誘っていて。都大会で優勝したらトロピカルランドへ行く、という約束だったんですよね。ただ、それは歌詞を読んだあとに「そういえば、トロピカルランドへ行く約束も日曜日だったかも」と気づいたんですが。

──コーラスは、すべてRainy。さんの声なのでしょうか?

Rainy。 私の声も入っていますが、 実は作曲をしてくれた徳永(暁人)さんや、ボイトレの先生の声なども入っているんです。あの部分は、先生の指導を受けながら歌っていたのですが、難しくて少し苦戦していたんですよね。「じゃあ、先生が歌ってみるね」と歌ってくださったら、ものすごく上手で、そのまま採用されました(笑)。

──クワイヤのような声も印象的ですよね。レコーディングはいかがでしたか?

Rainy。 レコーディングは何度かに分けて行いました。まず仮歌を録って、「一度、この部分をレコーディングしてみようか」「フルサイズもこんな感じでやってみようか」と、何度か試しながら進めていったんです。最初はとにかく曲を頭に入れて、どのように歌うかを意識しながら歌いました。そのなかで、挑戦したいことや工夫したい部分が見えてきて。最後は己を爆発させました。ディレクションしてくださる方からも「ちょっと爆発してみて」と言っていただいたので、「わかりました。爆発したいと思います」と(笑)。イントロが始まる直前まで目をつぶって、気持ちを作ってから歌いましたね。

──熱さもありますよね。

Rainy。 私は、歌い始めの声を小さくしてしまう癖があるんです。気持ちが入っていないわけではないのですが、エモーショナルに歌いたいと思いすぎるあまり、逆に声を抜いてしまうところがあって。今回は「きれいに歌おうとしなくてもいいんだよ」というフィードバックをいただきました。特にこの曲はリズミカルですし、メロディがカントリー調で落ち着いているぶん、声で際立たせないといけないと思ったので、自分が思っている以上にテンションを高めて歌いました。

──完成した楽曲を改めて通して聴いたときは、どのような印象を受けましたか?

Rainy。 私はRainy。という名前ですけども、この曲からは“Sunny”しか感じないなと思いました(笑)。

──私も歌詞の資料に“Sunny”とメモしていました!

Rainy。 わ、嬉しい!(笑)。ファンネームがSunny。ですからね。ただ、「私はRainy。という名前なのに、こんなに太陽のような曲でいいのかな」と少し思いました(笑)。すごく晴れやかな曲ですよね。聴いていると笑みがこぼれる明るい曲だと思いました。

──エンディング映像をご覧になったときはいかがでしたか?

Rainy。 最初に観たのは、放送の前日でした。その時は少しだけ観せていただいたのですが、「どこかで見たことがある場所だな」とは思ったものの、私もまだそこまで気づけなくて。実際に放送されたあと、Xを見たら、「前のエンディングと同じ場所じゃない?」という投稿があったんです。それを見て、「あの木なんだ!」と気づきました。私も『名探偵コナン』が好きですけど、そこまでは気づけなかったので、「感じていたデジャブの正体はこれだったんだ」と、謎が解けました(笑)。

──ちなみに、レコーディングに臨むにあたって、歌唱のイメージを膨らませるために参考にした楽曲などはありましたか?

Rainy。 音楽に関してはなかったです!むしろ、他の曲を聴くと歌い方が寄ってしまう気がするので、レコーディングの当日は、できるだけ他の曲を聴かずに、この曲のことだけを考えるようにしていました。これは、いつものレコーディングでも意識していることです。聴くとしても、クラシックなど歌詞のない音楽くらいで。普段は音楽を聴きながら本を読むことも多いのですが、本だけに集中していました。

──その頃、読んでいた本はありますか?

Rainy。 その頃は、川上未映子さんの『ヘヴン』を読んでいました。あとは、その頃ちょうどドラマや時代劇など、色々な映像作品を観ることにもハマっていて。唐の詩集を、学校で借りて読んでいました。

──唐?中国のですか?

Rainy。 はい。「なんで?」って思われるかもしれないのですが(笑)。時代劇には、皇帝や家臣など、色々な役柄が出てくるじゃないですか。「先帝がこう言いました」といった話が出てくると、「本当にこんなことを言ったのかな?」と気になってしまうんです。それで本を借りて調べていました。

──Rainy。さんの言葉のインプットは、今後の作詞にも繋がっていきそうですね。

Rainy。 はい。これまで、自分で書いた言葉が歌詞として曲になったのは1曲だけですが、詩を書くこと自体は多いんです。日本の詩も好きで、金子みすゞさんの『金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと』もよく読んでいました。小学校1年生の頃、図書館で表紙に惹かれて手に取ったのがきっかけで。いわゆる“ジャケ買い”に近かったですね(笑)。

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