――そして最新シングル「リフレイン」は、現在放送中のTVアニメ『レプリカだって、恋をする。』のOPテーマとして書き下ろされました。『レプリカだって、恋をする。』という作品に、皆さんはどんな印象を持ちましたか?
ふくなが 僕、恋愛ものアニメも結構観ますけど、キャラクターがレプリカだという設定って聞いたことがなくて、すごく面白いと思いました。「じゃあ記憶はどうなるんだろう?」とか最初は考えたんですけど、原作のほうでもちゃんと説明をしてくれているんですよ。すごく新鮮に楽しめる作品だなと思いました。
タカトマンダ 話の展開が早いのも新鮮ですよね。レプリカっていう存在も、意外と理解できるなって思いました。みんな一度は「今日、学校行きたくないな」とか、嫌なことがあったから「誰か代わりに行ってくれないかな」みたいなことって思いますよね。それを、こういう青春ストーリーに落とし込んでいるのが、すごく面白い。惹かれる要素がたくさんあって、良い作品だなと思います。
佐々木 コメディチックな場面も各所にあるんですけど、この作品には“憂い”をずっと感じますね。僕、そういうのがすごく好きなんです。あと、(愛川)素直と入れ替わって学校に通うナオが、自分がレプリカのほうだと真田(秋也)に認識させるために、髪型をハーフアップにするって言うじゃないですか。そういうのも好きだし、もし素直が気まぐれでハーフアップにして学校に行ったらどうなる?とか、想像して楽しめるのがいいですよね。これはフィクションの物語ですけど……「もしバンドメンバーが、自分以外レプリカだったらどうしよう!?」みたいなことも考えたり(笑)。
タカトマンダ わっ、そりゃあわかんないかも!(笑)。性格がめちゃめちゃ違うとか、口数がすごく多かったら、途中でわかるかもしれないけど、あまり喋らなかったら、俺も気づくの無理かもしれないよ。
ふくなが そうじゃないことを祈りますね(笑)。
――OP映像と「リフレイン」のコラボレーションはいかがでした?
タカトマンダ アガリました!映像の色合いなんかも、シャイトープと合っていて、すごく良かったですね。毎回、アニメの主題歌をやらせてもらうたびに、自分たちの音楽と一緒にキャラクターたちが動いている画が観られるのは、本当に嬉しいですね。
――そもそも今回、シャイトープがOPテーマに起用されたのは?
佐々木 原作の榛名丼先生が僕らの「ランデヴー」に感銘を受けてくださっていたことが、キッカケだと伺いました。だからご指名をいただいたことにプレッシャーもありましたし、僕らもしっかり作品の世界を汲み取らなきゃなと。そういうニーズに応えるために、アニメ側とも何回もやり取りをし、すり合わせていきました。
――どんなリクエストがありましたか?
佐々木 そこまで大量のオーダーはなかったですが、やはり「ランデヴー」が1つのリファレンスになったのは確かで。そこに近づけようというのは、僕も意識したところです。あと、沈みすぎない曲調で、というリクエストはいただきました。
――歌詞が描く心情として、最も寄り添ったのは?
佐々木 ナオですね。1番のAメロはナオ目線で書きました。レプリカという立場で恋をし、そのうえで色々悩んだり、彼女が感じたものを表現したいなと。恋する目線だけじゃなく、素直との関係だったりとか、そういうものをすくい取って書きました。
――曲の冒頭にある“私はあなたと出逢うために 生まれて 消えてくんだね”というフレーズから、とても印象的ですが、この“あなた”も、ストレートに考えるとナオが心を通わせていく真田のことかなと。でもそれだけではなく、ナオの素直に対する思いも、どこかこの曲から感じ取れる気がしました。
佐々木 確かに、どっちも考えられますよね。僕としても、色んな想いを受け取ってもらえたらいいなと思います。歌詞には、2番のほうに“ブルー”という言葉も出てきますが、それもこの作品全体のイメージカラーがブルーだったというのもありますし、舞台となる街の海のブルー、空の色のブルー……“切なさ”という意味でのブルーもあるので、そこまで一緒に表現できたらなと思って使いました。
――以前、佐々木さんがインタビューで、楽曲を書く時のキーワードとして「悲しみの喜び」を表す“サッドハッピー”というワードを挙げていました。悲しみや切なさの中に、どこか希望を内包している主人公像が多いと。この作品のブルーのイメージや、漂う切なさ、そしてレプリカという存在には、まさに“サッドハッピー”を感じます。
佐々木 そうですね。“サッドハッピー”は、ずっと自分の中のテーマとしてあるんです。確かにこの作品も、悲しすぎないし、前向きだと思うんです、全体的に。そこも、良いバランスを取って曲にできたらなと思いながら「リフレイン」を作っていきましたね。
――歌詞で1つ気になったのは、ラストのリフレインです。“私はあなたと”を3度繰り返し、最後は“私はあなたが”で終わる。佐々木さんの中ではその先に、どんな言葉が入るんでしょう。
佐々木 これだという言葉は、特にはないんです。おそらく、聴いてくれた人それぞれで、色んな言葉が思い浮かぶと思います。そういう余白を残しての「あなたが」でのストップなので、僕としても皆さんが、好きな言葉を入れてくれたらいいなと思ってます。
――佐々木さんの歌い方も、いつも以上に爽やかに響いていますが、そこは意識されたんですか?
佐々木 優しさや爽やかさは意識しましたね。声も太すぎないように、ある程度の線の細さは残したいなと考えながらレコーディングしていました。
――ふくながさん、タカトマンダさんは、この曲をどう受け止めましたか?
タカトマンダ メロディもそうなんですけど、王道路線からは逸脱していないし、スッと入ってくる曲だなと思いました。物語の舞台になっている海の爽やかさも、切なさも入っていて、アニメのことをすごく汲み取った楽曲だなと。なので、ドラムも優しく包み込むようなサウンドを目指しました。メロディと歌が引き立つように。
ふくなが アニメサイズが出来た時は正直、僕はまだ原作を読みきれていなかったので、シャイトープの楽曲として受け取ったうえで、ベースラインを作っていったんです。その後ですね、原作をちゃんと読み終えて、改めてこの曲と向き合ったら、受け取った時に僕の中でまだ意味がぼんやりしていた1番のAメロの“私はわからないけど”というフレーズも「そういうことか!」とわかって、2度楽しめたんですよ(笑)。
佐々木 なるほどね(笑)。
ふくなが 毎回、佐々木くんが作るアニメの曲は、まずはシャイトープの曲として受け取っていて、その後アニメをしっかり観た時に、より理解が深まる楽曲になっているんです。そこがすごいなと思ってます。
――更に今回のシングルには、「リフレイン」とはガラッと世界観が違うカップリング曲「2025(トゥーサウザンドトウェンティーファイブ)」が収録されています。こちらはタカトマンダさんが作曲されました。
タカトマンダ はい、シャイトープでの作曲は2曲目になります。
――どんなコンセプトで書かれたんですか?
タカトマンダ ざっくりとしたイメージとして、最初は“生と死”みたいな……良い面と暗い面の両方をメロディのテーマの一つにしました。あと僕は地元が奈良なので、R&Bやブラックミュージック系の要素を混ぜつつ、日本風になったらいいなと思いました。
――だから切なさ全開の中に、深い浮遊感とチルな雰囲気があるアダルトなサウンドになったんですね。そこに佐々木さんが歌詞を書かれた。
佐々木 この曲をもらった時はすごいなと思いました。スケールも大きいし、アレンジも既に完成されていましたから。そこで僕は最初、10年後の宇宙の話にしようとしていたんです。SFが好きなので。でも途中で、ちょっとテーマが大きすぎてまとまらないなと思って、一旦、断念したんです。
――そこから方向転換を?確かに現在の「2025」は宇宙の歌ではなく、ちょっと大人の失恋の歌になっていますよね。
佐々木 はい、ガラッと(笑)。アニメも4月スタートで、シングルのリリースも春になる。春というのは出会いと別れの季節なので、恋人とお別れした人も多い季節だなと思って。このタイミングで、あえて失恋ソングを持ってくるのもいいんじゃないかと。
――「2025」というのは年号ですよね。去年、仲睦まじかった恋人同士の触れ合いを思い出して、“本当に大好きだった 今だって”と想いを吐露していますね。
佐々木 そうですね。僕の中で、恋人同士って1年で見切りをつける人が多い印象があるんですよ。春に付き合い出して、夏の思い出を作って……次の年の春に別れてしまう。そういう経験をしている人って、きっと多いと思うので、多くの人に刺さってほしい、共感してほしいという思いがありました。
――歌詞に具体的なフレーズが出てくるのも、耳に残りますね。“宇田川のイタリアンで 初めてのデート”……初デートが渋谷って、リアルに東京あるあるだと思いました(笑)。
佐々木 以前、ある番組でつんく♂さんが、歌詞の書き方をお話されていた時に、「とにかく的は絞れ」っておっしゃっていたんですよね。焼肉屋の話が出てくる曲を書くなら、タンとかミノまでワードを絞る。そのほうが刺さるんだとおっしゃっていて。それがとても印象的で、自分も的を絞った歌詞を書いてみたのが、“宇田川のイタリアン”でした。
――東京にお住まいでなくてもイメージが膨らみますね。情景を想像しながら聴いていただくと、失恋の切なさがより刺さる楽曲だと思います。そして少し先にはなりますが、今年は9月5日にシャイトープ最大キャパとなる東京・豊洲PITでのワンマンライブが決定しています。楽しみですね。
佐々木 デカい!(笑)。具体的な内容はまだこれから決めていくんですが、今回の「リフレイン」や『レプリカだって、恋をする。』を通じて、シャイトープのことを知ってくれた方もいらっしゃると思うので、次はライブでお会いできたらいいですね。シンプルに、今までで一番良いライブをちゃんとかましたい!と思っているので、ぜひ遊びに来てください!
●リリース情報
TVアニメ『レプリカだって、恋をする。』OPテーマ
シャイトープ
「リフレイン」
作詞・作曲:佐々木想 編曲:花井諒、シャイトープ
「リフレイン」
配信リンクはこちら
https://erj.lnk.to/10pRou
シングル
「リフレイン」
2026年5月13日発売
CDはこちら
https://erj.lnk.to/U4wykO
【通常盤(CD)】

品番:ESCL-6238
価格:¥1,200(税込)
*初回仕様:CD封入先行ライブ抽選申込チラシ封入
【期間生産限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:ESCL-6239~6240
価格:¥2,200(税込)
TVアニメ『レプリカだって、恋をする。』描き下ろし絵柄デジパック仕様
*初回仕様:CD封入先行ライブ抽選申込チラシ封入
©榛名丼/KADOKAWA/レプリカだって、恋をする。
<CD>
1リフレイン
2 2025
3 リフレイン (Instrumental)
4 2025 (Instrumental)
<Blu-ray>
TVアニメ『レプリカだって、恋をする。』ノンクレジットオープニングムービー
●作品情報
TVアニメ『レプリカだって、恋をする。』
TOKYO MX、静岡朝日テレビ、テレビ愛知、KBS京都、サンテレビ、AT-X、BS11にて放送中。

TOKYO MX 毎週火曜24:30~
静岡朝日テレビ 毎週火曜24:45~
テレビ愛知 毎週火曜26:05~
KBS京都 毎週火曜24:30~
サンテレビ 毎週火曜24:30~
AT-X 毎週火曜23:30~(リピート放送:毎週木曜11:30~/毎週月曜17:30~)
BS11 毎週火曜24:30~
<イントロダクション>
愛川素直の身代わりとして、目立たないように日常をやり過ごす『レプリカ』のナオ。
素直が行きたくないときは代わりに学校に行き、勉強や運動を頑張るのも、すべてはオリジナルである素直を助けるため……
それなのに―
ある日、恋に落ちてしまう。
たったそれだけで、ナオの日常は鮮やかに変わってゆく。
制服デートも、内緒の約束も、キラキラ輝く二人だけの特別な時間。
今だけはどうかこのまま――そう願うほど、ナオは素直に言えないことが増えてゆく。
素直もまた、変わってゆくナオを感じ、焦りを抱くようになって……
海沿いの街で繰り広げられる、甘くて、ちょっぴり不思議な青春ラブストーリー。
【STAFF】
原作:榛名丼(電撃文庫/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:raemz
監督:木村隆一
シリーズ構成:篠塚智子
脚本:篠塚智子森江美咲
キャラクターデザイン:安彦英二
美術監督:川崎美和
美術デザイン:藤瀬智康
色彩設計:土居真紀子
プロップデザイン:久保川絵梨子
撮影監督:頓所信二
編集:小野寺絵美
音響監督:木村隆一
音楽:はらかなこ
音楽制作:KADOKAWA
オープニングテーマ:シャイトープ『リフレイン』
エンディングテーマ:asmi『あわ』
アニメーション制作:Voil
【CAST】
ナオ/愛川素直:諸星すみれ
真田秋也:鈴木崚汰
広中律子:高田憂希
森すずみ:名塚佳織
望月隼:福山潤
佐藤梢:日高里菜
吉井春華:仲村宗悟
©榛名丼/KADOKAWA/レプリカだって、恋をする。
TVアニメ『レプリカだって、恋をする。』公式サイト
https://replico.jp/
シャイトープオフィシャルサイト
https://shytaupe.com/
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