INTERVIEW
2025.12.06
――デジタルリリース同日に公開されたMVも、非常に幻想的な世界観でした。あの撮影場所はどこだったんですか?
蒼井 元々プールだった場所なんですよ。そこにちょっと水を張ったりして、一体ここはどこにあるんだろう?という、幻想的な空間に作り上げていただきましたね。監督さんにも、先に“海の世界を表現したい”というのは伝えていたので。衣装を白にしてもらったのも、“泡”のイメージ。人魚を象徴するものも入れたかったので、深い悲しみや、些細なことで傷ついてしまうことを表現するために、首に鱗のようなガラスを貼り付けることを思いつきました。
――あれはガラスだったんですね!
蒼井 はい、本物のガラスを砕いて、貼ってもらったんです。鱗のようにも見えるし、深く傷ついてしまう言葉や出来事を、ガラスの破片というイメージで表現しました。光と融合してとても幻想的で、人魚の象徴にも傷つく象徴にも見える。このところ“強い”MVが多かったので、久々に、少し儚げな蒼井翔太を観てもらえたのではないでしょうか(笑)。
――雨に打たれるシーンも印象的でした。
蒼井 MVのテーマとして水の中を表現したいという僕の思いがありましたが、監督さんからの提案で「雨を降らせる」という演出がありまして。そして「できれば蒼井くんも雨に当たってもらいたい」と。実は、僕は過去に水に溺れた経験があるので、水に当たるとパニックになってしまうというトラウマがあるんです。お風呂も42℃くらいないと入れないし、プールにも入れなくて。でも……トラウマだからといって避けるのは簡単ですけど、完全に克服はできなくても、それに立ち向かうチャレンジをしてみてもいいのかなと考えたんです。だから撮影の最後の最後、もうすべての収録が終わる段階で雨を降らしていただき、水に当たるという決意をしました。
――蒼井さんはよく、毎回何かにチャレンジすることを活動のテーマにしていますが、今回は楽曲的にもMV撮影もまさに挑戦でしたね。
蒼井 はい、雨の撮影中は怖くて目を開けることができなかったですね。しっかりスイッチを入れつつ……撮影はこの曲を流しながらだったんですけど、まぶたの裏にこれまで皆さんと一緒に作ってきたライブの時間や思い出が、ずっと流れてきたんです。だから、気づいたら終わっていました。この曲と、これまでみんなと作った時間に、ものすごく助けられました。寒さも恐怖も感じましたけど、この「薺」という楽曲を完成させたくて、必死でしたね。
――そんな「薺」を、来年1月のオーケストラコンサート“蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments”で聴くのがますます楽しみになりました。オーケストラコンサートは蒼井さんにとって大きな夢だとおっしゃいましたが、改めて想いを聞かせてください。
蒼井 蒼井翔太として歌を歌わせていただいて10何年かが経ち、これまでいくつかの区切りやターニングポイントがありました。今回のオーケストラコンサートは、まさに蒼井翔太のこれまでの“章”が、一つ形となる機会だと思ってます。だからこそ、これまでの感謝と想いをこの曲に詰めて、その次に、蒼井翔太の“新章”が始まる予感……始めたい!という想いもあります。
――ちなみにセットリストはどのように?
蒼井 全体的なコンセプトは、やはりこれまでの感謝なんですけど、セットリストは僕のライブらしくジェットコースターっぽくなるかも?なので、すごく意外なアレンジもあるかもしれません。オーケストラの構成もちょっとずつ変化させたいと考えてます。アレンジ次第では、普段ポップスでは使わない楽器も工夫して使えるでしょうし、2日間の開催なので、日替わりで変化があるかも?リハーサルはこれからですが、僕もすごく期待しています。
――ライブでいえば、2025年の音楽活動でも色々なライブに挑戦されていました。9月には七海ひろきさんとの初コラボライブ〈蒼井翔太×七海ひろき DRAMATIC LIVE “METEORA”〉も話題でした。
蒼井 はい、ライブの挑戦もたくさんさせてもらいました。「“METEORA”」も本当に楽しくて、僕と七海さん、めちゃくちゃ頑張ったんですよ。前半が芝居パート、後半がライブパートでしたが、芝居パートは朗読劇にはしたくなかったので、全60何ページもある台本を覚えて、2人芝居で演じきりました。お互いスケジュールがあるなかで、リハーサルは全4回あったかないかという状況で形にできたのは、相当頑張った証拠だと思います(笑)。「この2人なら安心できる」という、スタッフさんやファンの皆さんからの信頼を得られたんじゃないかな!
――今年後半は海外でのライブも。
蒼井 はい!リスアニ!さんには、台北での“リスアニ!LIVE TAIPEI 2025”でお世話になり、初めてシンガポールでも“Anime Festival Asia Singapore 2025”のステージで歌わせていただけたり、今年は海外とのご縁もたくさんあって、新しいチャレンジをさせていただきました。もちろん日本に遊びに来てくれている海外の方もいらっしゃるんですけど、どうしても来られない方も多いので、待ってくださっている方がたくさんいらっしゃることを自分の目で確認できて、蒼井翔太のことを知ってもらえていること自体に改めて感謝ですよね。海外だと歌をワンフレーズ歌い終わるごとに声が上がったりするのが新鮮で、すごく気持ちが良いです(笑)。
――そして、来年はオーケストラコンサートを経て、蒼井さんの新章がスタートします。チャレンジしていきたいことは何ですか?
蒼井 たくさんありすぎるんですけど(笑)、新章ということでいうと、より一層、自分のアーティスト活動に深く関わっていきたいですね。ライブの演出とかにも。これまでもステージセットや衣装のアイデアは出させてもらってきましたが、これからはもう一歩、自分のやりたいことを提案する挑戦をしてみたいと思ってます。そして、「蒼井翔太ってやっぱり面白いな」と皆さんに興味を持って好きになってもらうことに、チャレンジしていきたいですね!
●リリース情報
デジタルシングル
「薺」

2025年12月5日リリース
01. 薺
作詞:leonn、日比野裕史、 Mio Aoyama, 、小松レナ、松田莉奈、BOUNCEBACK(Blue Bird’s Nest)& 蒼井翔太
作曲:渡辺徹、ナカムラジュンキ、日比野裕史(Blue Bird’s Nest)& 蒼井翔太
編曲:日比野裕史×渡辺徹(Blue Bird’s Nest)
ストリングスアレンジ:清水武仁(Blue Bird’s Nest)
●ライブ情報
蒼井翔太 LIVE Orchestra 2026 Moments

Day1: 2026年1月17日(土) 15:00開場 16:00開演
Day2: 2026年1月18日(日) 14:00開場 15:00開演
会場:立川ステージガーデン
https://www.t-sg.jp/
座種・料金:全席指定 一般:11,000円
注釈付き指定席:9,900円
チケット情報
https://www.shouta-aoi-sp.jp/2026_moments/
問い合わせ:サンライズインフォメーション
0570-00-3337(平日 12:00~15:00
蒼井翔太オフィシャルサイト
https://www.shouta-aoi.jp/
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