『ひろがるスカイ！プリキュア』後期ED主題歌「Dear Shine Sky」から広がる無限のイメージ――吉武千颯がその歌に込めた“明日”への願い

みんなとの思い出があるから込められる想い

――『プリキュア』の主題歌ということで、ライブやイベントで歌うイメージはできていますか？

吉武　レコーディングしたときはまだ『ひろプリ』の放送が始まる前だったので、ライブやイベントでは『ひろプリ』の放送を観て感じたこともプラスされると思います。でも、“We’re Precure”という歌詞で声を伸ばすところは壮大に、「ひろがる」ように歌えたらなと思っています。あとはやっぱり、振りがつくとまたイメージが変わってくるんですよね。（インタビュー時の）今の段階ではまだどんな振付がつくかわからないのですが、ED主題歌なのできっと踊る系の振付がつくと思いますし、振付はいつも歌詞やシリーズ作品に沿って考えてくださっているので、私自身もすごく楽しみにしています。振り入れのときに振付の意味を聞くと「へぇー！」ってなることが結構あるので。

――ちなみに今までに「へぇー！」と思った振付といえば？

吉武　最初に「おー、なるほど」と思ったのは「トロピカI・N・G」の“カラフル my ブームプレゼンタイム最近ハマってる A to Z”のところです。振りに、リップ、チーク、アイズ、ヘアが全部入っていたので「すごいっ！」ってなりました。「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」で、みんなの変身ポーズが振りの中に入っていたのもそうですね。あと、「ヒロガリズム」の振りにはジャンプが入っているんですけど、やっぱり子供たちってジャンプするときが一番楽しそうなので、みんなが楽しく踊れるような振付になっていると思います。私には「Dear Shine Sky」にどんな振りがつくのか想像もつかないんですけど、とってもワクワクしています。

――イベントなどで歌う際は放送を観ての思いが重ねられるということですが、ここまで『ひろプリ』を観ての感想は？

吉武　私も、毎回どういうお話なのかはわからないので、視聴者の皆さんと同じタイミングで予告を観て初めて、来週はこういうお話なんだと思いながら、毎週楽しんでいるんですけど、感動する回があったり、思わず大号泣しちゃう回があったりして。

――ちなみに大号泣したというのは？

吉武　エルちゃんが初めて立ったときです。ソラちゃんが喜んで泣いた瞬間、私も親戚の子供が立ったくらいの勢いで、ソラちゃんと、ツバサくんの涙に感動しながら一緒に泣いちゃいました。あとは、ファーストシューズの回（第13話「届けて！はじめてのおくりもの」）も感動しました。

――あれはいい話でしたね。

吉武　はい、すっごく！あとは、エルちゃんが連れていかれそうになって、ソラちゃんたちがめちゃくちゃ怒ったシーンがあったじゃないですか。

――バッタモンダーが王宮を襲撃した第15話「超巨大ランボーグ大爆発!? 守れスカイランド！」での。

吉武　あの回は、それまでとは少し違った『ひろプリ』でしたけど、毎週、「ヒーローとは何か？」について考えさせられるなと思っていて。何かを守るために戦うだけではなく、それこそファーストシューズの回のように、プリキュアに変身しても戦うだけじゃないんですよね。私自身、みんなの姿を見て「なんて一生懸命なんだ」「なんて真っ直ぐなんだ」と朝からすごくパワーをもらったり、ハッとすることがよくあるんです。オフの日に「今日はもう1日ダラダラしよう」と思っていたけど、「いや、そんなことしていていいのか？」ってなるくらいに（笑）。そう思わせてくれるだけで、もうヒーローなんじゃないかと思います。プリキュアは私にとって小さい頃からずっとヒーローですけど、ヒーローの新しい素晴らしさをすごく感じさせてもらいながら、毎週観ています。

――吉武さんにとっての「ヒーロー」である条件って何でしょう？

吉武　「条件」と言われると難しいですけど、プリキュアたちみたいに戦うだけではなく、何かを守るためだったり、背中を押してくれたり、それだけでもヒーローだとすごく思います。

――お父さんとかは？

吉武　お父さんがヒーロー……？（笑）。でも、うちは家族とすごく仲が良くて、自分が落ち込んだときとかは家族でグループ通話をするんですけど、そういうときにお父さんやお母さんは解決策じゃなくても違う方向で意見をくれて、「そんな考えもあるんだ」ってハッとさせられるので、両親にはすごく支えてもらっていると思います。ヒーローというか、そうやって手を差し伸べてくれるところはすごく感謝しています。

――逆に、自身の中にヒーローを感じる部分はありますか？正義感とか。

吉武　正義感はどうだろう？でも、一度やりたいと思ったことはあきらめたくないので、気が強いところはヒーローっぽいのかな？

――一方、前期ED主題歌の歌唱歌手として、すでにみんなの前で「ヒロガリズム」を歌ってもいます。実際に歌唱しての感想はありますか？“声優紅白歌合戦2023”ではソロでも歌唱されました。

吉武　そうなんですよ。1人で歌わせていただいたり、リリースイベントで（石井）あみちゃんと一緒だったり、今年も色々なところで歌わせていただいていて。「ヒロガリズム」では、「みんなとの繋がりを大切に届けていけたら」「お歌を通してみんなの輪が広がっていったらいいな」と思いながらいつも歌っています。なので、お友だちのみんなが踊ってくれているのを直接見られることはすごく嬉しいですし、そこは「Dear Shine Sky」にも繋いでいきたいですね。

――改めて。吉武さんは『プリキュア』シリーズのED主題歌を幾度も歌われてきましたが、「Dear Shine Sky」の歌唱担当に選ばれた理由について、ご自身ではどのように感じていますか？

吉武　えーっ！……難しい質問をしますね（笑）。

――そう思うんですが、歴代最多のEDテーマ歌唱を誇る吉武さんなので。

吉武　うーん……。毎年オーディションを受けさせていただいていくなかで、「今年も」という気持ちはもちろんありますけど、何よりも子供たちとイベントで会えたり、一緒に踊ってくれているところを見られたり、直接お歌を届けられたり、という時間が私は大好きなんです。だから、「今年も絶対受かってやる！」というよりは、自分の歌を通してたくさんのお友だちと思い出を作れたらいいな、っていう感じなんですね。やっぱり、今までみんなと作ってきた思い出もあるので。そうやって、自分の中に思い出がいっぱいあるからこそ出せるものがきっとあると思っていますし、私ならではの想いを込められるとも思ってはいます。

――積み重ねた経験もオーディションでは歌に乗せている、といったところでしょうか？

吉武　そうですね。そこはいつも大切にオーディションを受けています。

――しかも今回はこれまでとは違った曲調でした。吉武さんの歌は、楽曲によって大きく異なる表情を、あるいは1曲の中でも「物語」を感じさせるような表現の起伏を見せてくれますが、表現についてご自身では何か意識されていますか？

吉武　プリキュアの楽曲は小さいお子さんに聴いていただくことが多いので、いつもみんなが想像しやすいように、1つひとつの言葉や単語が伝わりやすいように歌う、ということはいつも意識しています。今、1曲の中で物語があると言ってくださったのがすごく嬉しかったんですけど、自分でも楽曲の中で色々と描いていて。例えば、戦闘の楽曲だったら、みんなで立ち向かい、飛び立って……とか。それがラスサビになったら、プリキュアたちみんながやられそうになっちゃうけど、手を取り合ってもう1回立ち向かっていく……、みたいなシーンをイメージしています。やっぱり自分の中に、お歌を通して伝えたいものとして、場所やシチュエーションもあるんですね。「Dear Shine Sky」だったら、星空が広がっている夜に高台に腰かけて空を見ながら歌っているとか。そういうのを想像しながら歌っていますし、楽しい気持ちになるとか、聴いていたら何か気持ちが生まれたら嬉しいという想いはありますね。

――自分の中にある「イメージ」を大切にされているんですね。

吉武　そうですね。特に、最初に聴いたときに感じたことを一番大切にしたい、というのはあります。そこから、どう歌っていきたいかというイメージが自分の中でどんどん大きくなっていくので。楽しい系の楽曲だったら、自分の中でなんとなく振りが生まれたりもしますし（笑）、イメージを膨らませるということは大切にしているかもしれないです。

●リリース情報
『ひろがるスカイ！プリキュア』後期主題歌シングル
8月23日発売

■mora
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ハイレゾ／配信リンクはこちら

【CD+DVD】

品番：MJSS-09342～3
価格：￥2,200（税込）

【通常盤（CDのみ）】

品番：MJSS-09344
価格：1,320円（税込）

＜CD＞
01. Dear Shine Sky
歌：吉武千颯　作詞：大森祥子　作曲・編曲：ハマダコウキ
02.ヒロガリズム～Precure Quartet Ver.～
歌：キュアスカイ（CV：関根明良）＆キュアプリズム（CV：加隈亜衣）＆キュアウィング（CV：村瀬歩）＆キュアバタフライ（CV：七瀬彩夏）
作詞：六ツ見純代　作曲・編曲：ハマダコウキ

他、[M1]のカラオケ、それぞれのTVサイズを含む全5曲収録。

＜DVD＞
TVオープニング・後期エンディングノンテロップ映像

◆初回特典：
・キャンバスブロマイド（スーパーアート6色印刷）
・「めざせ！あこがれのわたし♡ プリキュアミラーパッド！オールスター」専用二次元コード（夕凪ツバサからのおてがみ）
・「ひろがるスカイ！プリキュアLIVE2023」先行抽選応募券

◆期間限定仕様：
・ひろがるスカイ！プリキュア TVシリーズ全CD商品購入特典
「ひろがるスカイ！ボックス（くるみ三方背）」応募券（2024年5月31日生産分まで）

「ひろがるスカイ！プリキュアLIVE2023 Hero Girls Live ～Max！Splash！GoGo！～」情報

◆開催日時：2023年10月21日（土）
・ひろがる青空公演：開場 12：00 ／開演 13：00
・ときめく夕空公演：開場 17：00 ／開演 18：00

◆開催場所：パシフィコ横浜　国立大ホール
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい１丁目１−１
（https://www.pacifico.co.jp/）

公演によって内容が異なります。
4歳以上はチケットが必要となります。
4歳未満のお子さまは、保護者の方のお膝の上でのご鑑賞の場合は料金をいただいておりませんが、お席をご利用になる場合は別途チケット料金が必要です。
上記の公演概要、出演者等は変更となる場合があります。

主催：ひろがるスカイ！プリキュアLIVE製作委員会
企画：マーベラス

◆券種・料金
■指定席■
・指定席（スペシャルCD1枚付）　12,000円（税込）
・指定席　8,800円（税込）
※スペシャルCDは公演ごとに内容が異なります。

■親子席■
・親子席ペア　12,000円（税込）
・親子席ペア（スペシャルCD1枚付）　15,200円（税込）
・親子席トリプル　18,500円（税込）
・親子席トリプル（スペシャルCD1枚付）　21,700円（税込）
※親子席は最前方エリアになります。
※スペシャルCDは公演ごとに内容が異なります。

■2公演通しプレミアム指定席■
・2公演通しプレミアム指定席　26,000円（税込）
※スペシャルCD昼夜2種＆プレミアム指定席専用オリジナルグッズ付
※２公演通しプレミアム指定席チケットについているスペシャルCDは、指定席チケットのスペシャルCDと同じもの（2種）をお渡しします。
※２公演通しプレミアム指定席は親子席うしろのエリアにて前方より配席いたします。
※電子チケットのみとなります。

＜２公演通しプレミアム指定席チケット専用オリジナルグッズ＞
Hero Girls Liveスペシャルカード付ネックストラップ
※このチケットを購入した方限定非売品グッズです。
※グッズはライブ公演当日、会場にてお渡しします。

■スペシャルCD■
ボーカルアルバム～FLY TOGETHER!!!!!～（7/19発売）収録の歌手4人曲のソロバージョンとキャラクターソングのメドレーアレンジの合計3曲を収録したスペシャル仕様！

＜ひろがる青空＞盤
M1：Daybreak song ～Remix for Ami Ishii Ver.～
歌：石井あみ　作詞：マイクスギヤマ　作曲：高木洋　編曲：馬瀬みさき

M2：Daybreak song ～Remix for Machico Ver.～
歌：Machico　作詞：マイクスギヤマ　作曲：高木洋　編曲：馬瀬みさき

＜ときめく夕空＞盤
M1：Daybreak song ～Remix for Chihaya Yoshitake Ver.～
歌：吉武千颯　作詞：マイクスギヤマ　作曲：高木洋　編曲：馬瀬みさき

M2：Daybreak song ～Remix for Rie Kitagawa Ver.～
歌：北川理恵　作詞：マイクスギヤマ　作曲：高木洋　編曲：馬瀬みさき

各盤共通：M3：キャラクターソングメドレー～Hero Girls Live Edition～
メドレーアレンジ：森いづみ

◆チケット先行情報
〇後期主題歌シングルCD先行抽選
受付期間　2023年8月23日（水）12：00～9月6日（水）23：59
当落確認 / 当選入金期間　2023年9月9日（土）15：00～9月12日（火）23：00
※2023年8月23日発売『ひろがるスカイ！プリキュア』後期主題歌シングル購入者対象の先行抽選となります。
※1シリアルあたり、同一公演内で2枚まで（親子ペア券・親子トリプル券は、2組まで）申込できます。
対象商品情報はこちら（https://www.marv.jp/titles/mc//）