7月31日(日)Spotify O-EASTにて、約3年半ぶりとなる黒崎真音のフルバンドのワンマンライブが開催。昨年、秋に救急搬送されリハビリを続けてきた黒崎真音。そんな彼女の待望の再起動の瞬間を見ようとファンが会場に足を運んだ。
客席が暗転するとオープニング映像が流れ「LIMIT BREAK」から「Gravitation」と疾走感あふれる2曲立て続けに繰り出すと、「皆さん、最後までついてこれますか!」とファンを煽り、スクリーンに映し出されたアニメ映像と共に「JUNCTION」「刹那の果実」「SCARS」を披露。ブランクを全く感じさせない彼女のパフォーマンスに会場は加速していく。
衣装替えを経て猫耳を付けて登場した黒崎真音は「LOVE O JETCOASTER」、「Peko♡Peko♡Peach♡」とガーリーなナンバーも披露。キュートな一面ものぞかせた。
MCでは、コロナ渦の中なかなかライブをやれなかったこと、ファンに心配をかけたことに触れ、本編ラストは彼女のデビュー曲というべき「君と太陽が死んだ日」から「VANISHING POINT」で締めた。
アンコール1曲目では新曲となる「Singularity」を披露。この楽曲は自身の念願であった原作・原案による音楽劇「ジェイド・バイン」の主題歌であり、11月17日より舞台が封切りされることが発表された。闘病中の不安の中で書き起こされたプロットを基に、多方面の協力を得てようやく舞台化ににこぎつけとあって、この日の発表を待ちわびていたという。
そしてこの公演の最後は、ファンに対して「待っていてくれて、ありがとう!ただいま!」と告げ、「メモリーズ・ラスト」でこの日のライブを締めくくった。
一度は表舞台に立つことをあきらめかけていたと語った黒崎真音の完全復活。新曲の発表もあわせ全20曲をエモーショナルに歌い上げ、自身の原作・原案による音楽劇の公開や近日中にさらなる発表ごとも控えているという黒崎真音の再起動。2022年の残りの黒崎真音の活動に期待したい。
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