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2022.03.01

ソロ楽曲からキャラソンまでライブ初披露! 高橋李依、28歳の誕生日を祝う初単独イベントで見せたアーティストとしての絶対的魅力

ソロ楽曲からキャラソンまでライブ初披露! 高橋李依、28歳の誕生日を祝う初単独イベントで見せたアーティストとしての絶対的魅力

その後、高橋のアーティスト活動にかける想いや、1st EP『透明な付箋』の制作・レコーディングの様子、アーティスト写真の撮影の模様などをまとめたメイキング風の映像が上映。観客の期待が高まっていくなか、ワンピースタイプのクールかつスタイリッシュな衣装に着替えた高橋がステージに舞い戻り、この日だけの特別なプレミアムライブがスタート。

まずは自身のソロ活動の最初の楽曲でもある「U撃つ」をパフォーマンスする。アニメーション仕立てのMVを背に、力強く言葉の弾丸を放つ高橋。その歌声は、それまで歌われた3曲のキャラソンのどれとも違う色と強度で迫ってくる。サビ前の“これまでの自分の殻 壊したい”というフレーズが象徴しているように、そこに込められたのは、ソロアーティストとして新たな一歩を踏み出した彼女自身の強靭な意志と覚悟。アッパーで畳みかけるような曲調も手伝って、圧倒的な高揚感が会場を支配する。

続いて「自分でもこんなこと言っちゃってもいいのかな?と思ったけど、歌なので言っちゃえ!と思って」制作したという、アグレッシブな歌詞とサウンドが印象的なナンバー「不健康社会」を披露。明滅するライトがステージを鮮烈に塗り替えるなか、高橋は複雑に抑揚するメロディーと語り口調のフレーズが混在する、アクロバティックかつ現代的な爽快感に満ちたこの難曲を、言葉のひとつひとつが明解に伝わる素晴らしい滑舌で巧みに表現していく。“歪んだ承認欲求”をバッサリと切り捨てる歌詞の内容に寄り添ったクールな佇まいと、ときにステップを踏んだりクルッと回る振る舞いも様になっている。

そしてこの日の最後に歌われたのは、彼女自身のアーティスト活動を始めるにあたっての想いを形にした楽曲「カメレオンシンドローム」。その歌詞にある“向日葵色”という印象を持たれがちな自分だが、それとはまた違った一面を表現したい――そんな気持ちが表現された楽曲であり、「(聴いていると)自分でも泣けてしまう瞬間がある」と、彼女はこの曲について説明する。役者として、また一人の人間として、いろいろな“自分”をカメレオンのように演じてきた彼女が、アーティスト活動を通じて表現したい新しい自分。自分を変えてみたいという想い。それをステージで、たくさんのファンの前で形にできている喜びが、そのパフォーマンスからダイレクトに伝わってくる。歌詞の最後の一節“走り出す”の部分で心から楽しそうに飛び跳ねて、彼女はソロアーティストとしての初めてのライブを締め括った。

声優とアーティスト、その両軸があることの意味を、キャラソンの歌唱も込みで体現してみせた高橋李依。本イベントの最後には、今春に配信シングルをリリースすることも発表された。この先、どんな新しい“彼女”を見せてくれるのか。次の展開を期待して待ちたい。

・朝日奈みらい「夢までふたり乗り♪」
→TVアニメ『魔法つかいプリキュア!』(2016年):キュアミラクル役で主演(CV:高橋李依)

・美紀&胡桃「アンハッピーエンドワールド」
→TVアニメ『がっこうぐらし!』(2015年):直樹美紀(CV:高橋李依)&恵飛須沢胡桃(CV:小澤亜李)で共演

・エミリア「Stay Alive」
→TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』:第1期後期エンディングテーマ

・「U撃つ」
→ドラマ「ガールガンレディ」オープニング主題歌
→作詞:やぎぬまかな  作曲: 戸嶋友祐  編曲:上口浩平

・「不健康社会」
→作詞:mitoha  作曲:永井葉子 編曲:TOPICS.LAB

・「カメレオンシンドローム」
→作詞:渡邊亜希子  作曲:佐藤厚仁  編曲:田中隼人


●イベント情報
「高橋李依 Birthday Event 2022」

日程:
2022年2月26日
開場15:00 / 開演16:00

ゲスト:
小澤亜李
吉田尚記(MC)

会場:
Zepp DiverCity

チケット料金:
¥7,000(税込・ドリンク代別)
※全席指定

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