6月にミニアルバム『TRAD』で始動した近藤孝行と小野大輔のTRADが1stシングル「Strangers」をリリース! TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』のEDテーマでもある今作の制作について話を聞く

2021.11.16

近藤孝行と小野大輔。同じ年であり、共演をきっかけに親交を深め、共通の趣味である音楽についても意気投合したことで共に音楽活動をしてきた二人は、テクノロジック・ヴォーカルユニットであるTRDを結成し、2021年6月にミニアルバム『TRAD』でメジャーデビューを果たした。新たなる伝説を作るべく始動したTRDが早くも新曲をリリース。アニメ初タイアップとなった1stシングル「Strangers」に込めた想いと、TRDの未来について話を聞いた。

――TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』のEDテーマである「Strangers」が遂に発売されました。作詞が畑 亜貴さん。作曲は黒須克彦さんという黄金タッグです。楽曲を受け取ったときの印象を教えてください。

近藤孝行 爽やかだなぁ、と思いました。僕は感覚で物を捉えるタイプなので、この曲に“風”をイメージしたんです。前回のミニアルバム(『TRAD』)の楽曲とも違って、すごく軽やかで爽やかだなぁ、と感じました。

小野大輔 こんなに爽やかな楽曲が「吸血鬼すぐ死ぬ」のエンディングで本当にいいんだろうか、と思いましたね。

近藤 絶対に言うよね。それ(笑)。

小野 だからぶっちゃけ、最初は作品に寄り添っている曲なのかな?と思ったんです。でも実はこれが! まず楽曲の構成で言えばBメロで極端な転調があってジャジーになって、そこからサビになるとまた爽やかなところに戻ってくるんです。しかも僕と近藤くんそれぞれがハーモニーを奏でながら一回主旋律をリレーして、さらに最後のフレーズでもう一度ハモる。この構成がはちゃめちゃですごく爽快で、美しくて気持ちがいいんです。このはちゃめちゃ感が「吸血鬼すぐ死ぬ」の世界とリンクしているのかな、と。そこに気づいたときにハッとしました。作品にしっかりと寄り添ったエンディング曲なんだなと再認識しました。

――歌うとき意識したことはどんなことですか?

近藤 歌ってみてわかったんですが、実は難易度が高い曲なんですね。僕に関して言えばキーが高いんです。一瞬も気が抜けない曲だなという印象でしたし、レコーディングではがむしゃらに歌った記憶があります。

小野 メロディラインの中で、僕は低い所を歌っています。低い所にいくと、自分の声のミックスボイスのいい部分が出る側面もありますが、逆説的に言うと曲が一番盛り上がるところで、盛り上がる旋律には行けない。如実に出ているのが、最後の“一緒なら”というフレーズです。そこでは上がらずに低い部分でステイするんです。歌っている感覚だとあまり突き抜け行かないので、レコーディング中に少し不安にもなりました。でも必ずいい曲になるとディレクターさんもおっしゃってくれたので頑張れました。仕上がったものを聴いたら本当に素晴らしい楽曲になっていて嬉しかったですね。

――その「Strangers」のMVは大人のバディ感ある映像となっていましたが、撮影はいかがでしたか?

近藤 全体的に楽しかったんですけど、全然予定通りにいかないし、天候としては東京で雹が降った日でもあったから、歌詞通りの予報だったんですよ。“千葉のカリフォルニア”での撮影だったんですけど(笑)。ロケ先にも嵐が来る予報でしたし、雨雲に覆われた瞬間もあったんですが、結果、最後まで楽しく撮影ができました。

小野 本当に「Strangers」の歌詞の通りだなって思いました。未来はわからない。だから面白い。それに尽きるでしょう。想定外なことも起きるし、わからないこともあるけれど、やってみればできるんです。MVの仕上がりもすごくいいもので演者として幸せでしたね。

――そしてカップリングには「Clock Hands」を収録しています。この曲も先に発売となっているミニアルバムでの楽曲群とは違うお二人の表情の見える一曲。こちらの楽曲の印象と歌った感想をお聞かせください。

近藤 歌っていて気持ちのいい曲です。聴いていても心地いいんですが、歌っていてすごく気持ちいいなとて感じます。縦のリズムですし、指でスナップしながら歌いたくなるような曲。この曲は聴くだけではなく、一緒にクラップをしたりして楽しんでもらいたいですね。あとはこの曲もハーモニーに注目してもらいたいです。今度は主線を小野くんが歌って、僕が上ハモで。やっぱり同じ意識ですよね。ハモという自分のやるべきことをやりきろうという使命感をもって歌いましたし、そういうチームなんだなって感覚にもなりました。

小野 テクノロジックで今の最新の音楽シーンに寄り添うようなエッジの効いた楽曲です。でもそれと同時に温かくて優しい気持ちにもなれる。それを両立しているのがすごい楽曲だなと思います。「Strangers」とは逆に、僕が主旋律を歌って近藤くんがハモる曲になっています。ハモりのパートは逆ですが、サビの最後をハモることによって「二人がお互いに違う色を出しながら一つのテーマを届ける」という点はシングルの中で一貫しています。2曲がちゃんと対になっているんですよね。今はA面B面って言わないですが、これは正しく王道な“カップリング曲”だなと思います。

――では最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。

近藤 TRDが始動した2021年。僕らとしても非常に感慨深いものがありますが、TRDに注目してくださる方、今まで通り応援してくださる方、今TRDを見つけてくれた方、すべての皆さんに感謝をしております。僕らはチャンスをたくさんいただいているので、それを皆さんに還元できるように、誠心誠意楽曲で表現していきたいと思っています。皆さんに「最高だ」と思っていただける曲を今後も制作していきますので、引き続き応援していただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

小野 2021年はTRDのアーティストデビュー、ミニアルバム発売、そして1stライブを経て1stシングルを発売。初年度でやれることのすべてをやらせていただいた年だったと思います。手応えを感じていますし、何よりこのユニットで歌えることは本当にありがたいことです。最初にできることはやりきったので、ここから何をやっていくかを改めて考えなければと思っています。大変なことでもありますが、積み重ねてきたものを土台にして、新しい伝統を作っていくのがTRDです。むしろここからの新しい未来に向けて期待していてください。その期待を裏切らないように歌います。よろしくお願いいたします。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち


●リリース情報
TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』EDテーマ
「Strangers」
発売中

【きゃにめ限定盤(CD+Blu-ray+スペシャルブックレット)】

品番:SCCG-00075
価格:¥3,520(税込)

【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:PCCG-02006
価格:¥2,200(税込)

【通常盤(CD)】

品番:PCCG-70478
価格:¥1,760(税込)

【アニメ盤(CD)】

品番:PCCG-02007
価格:¥1,760(税込)

〈CD〉
01. Strangers
02. Clock Hands
03. Strangers (Instrumental)
04. Clock Hands (Instrumental)
※アニメ盤は上記に加え「Strangers TVedit」が入ります。

〈Blu-ray〉
きゃにめ限定盤
・「Strangers」Music Video
・ジャケットメイキングムービー
・Music Videoメイキングムービー

限定盤
・「Strangers」Music Video
・ジャケットメイキングムービー

●作品情報
TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』

【スタッフ】
原作:盆ノ木至(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:神志那弘志
シリーズ構成:菅原雪絵
キャラクターデザイン・総作画監督:中野繭子
副監督:川野麻美
色彩設計:今野成美
美術監督:吉田ひとみ
撮影監督:渡辺祥生
編集:塚常真理子
音楽:高橋 諒
音響監督:納谷僚介
音響効果:中島勝大(スワラ・プロ)
音楽制作:ポニーキャニオン
音楽プロデュース:アップドリーム
アニメーション制作:マッドハウス

【キャスト】
ドラルク:福山 潤
ロナルド:古川 慎
ジョン:田村睦心
ヒナイチ:日岡なつみ
半田 桃:松岡禎丞
サテツ:細谷佳正
ショット:田丸篤志
マリア:日笠陽子
ター・チャン:石原夏織
シーニャ・シリスキー:小野坂昌也
ゴウセツ:稲田 徹
ヒヨシ:小野大輔
サギョウ:西山宏太朗
フクマ:土岐隼一
カメ谷:近藤孝行
ヨモツザカ:子安武人
ほか

関連リンク

TRDオフィシャルサイト
https://trd-music.com

TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』公式サイト
https://sugushinu-anime.jp

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