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2021.10.24

harmoe、「史上最高の夏」を作り出したトーク&ミニライブイベントのオフィシャルレポートを公開!

harmoe、「史上最高の夏」を作り出したトーク&ミニライブイベントのオフィシャルレポートを公開!

岩田陽葵・小泉萌香による声優ユニットharmoe(ハルモエ)は、“おとぎ話”の世界を心地よいダンスポップミュージックに乗せて発信していくというプロジェクト。たとえば最新シングルである「マイペースにマーメイド」(8月18日発売)は、“リトル・マーメイド”がモチーフになっている。

そのharmoeのトーク&ミニライブイベント『harmoe canvas session Ⅱ』が、10月9日(土)メルパルクホール東京で開催された。全部で3公演行われたイベントの【3部】のオフィシャルレポートが到着した。

「マイペースにマーメイド」のMVで着ていたお揃いの衣装で登場したharmoe。2人で和気あいあいとしたオープニングトークを繰り広げたあと、MCの細田健太を呼び込み、コーナーがスタートする。

【3部】の意気込みを聞かれ、【1部】【2部】のゲームでゲットできなかったご褒美を絶対にゲットしたい!という熱意を見せる2人。かなりの気合いの入りように、果たしてどんな結末になるのかが楽しみになってくる。

そして、観客からの質問に答えていくトークコーナーへ。「半年前のイベントから成長したところは?」という質問に、「いちばんは泣かなかったことじゃない?」(小泉)、「涙ぽろりしなくなった」(岩田)と明るく答える2人。今年4月に行われた『harmoe canvas session Ⅰ』では、最初の挨拶の時点で涙が溢れていたので、確かに成長(?)したのかもしれない。

また「夏の活動の裏話を教えてほしい」という質問には、「マイペースにマーメイド」のジャケット撮影日とMV撮影日が雨だったという話に……。誰が雨女なのかを考えた結果、「harmoeではなく、この曲を作詞してくれたみもさん(三森すずこ)のパワーが強すぎるのではないか?」(岩田)という結論になり、やっぱりみもさんのパワーはすごかったんだと、2人で感心していたのが面白かった。

そんな観客とのキャッチボールを終えると「harmoeの絆を確かめよう。マイペースにマイジェスチャー」コーナーへ。これが先程のご褒美をゲットできるゲームコーナーで、2人で1分間ずつジェスチャーをして、それに合計で10問正解できればクリアというもの。だが、スタッフの愛(お情け)で【3部】は8問正解でクリアになるというルール変更がされていた。

ただ【1部】【2部】は2人で5問しか正解できていなかったそうで、小泉はジェスチャータイムを「1分半にするのはどう?」とさらに要求。なりふり構わずご褒美をゲットしようとする姿勢が、ある意味清々しい。そんな小泉の圧に押され、スタッフはルールをしぶしぶ変更。すると岩田のジェスチャー時に小泉が一気に7問正解をするというまさかの展開に。【1部】【2部】では1問ずつしか答えられなかったので、予想以上の結果に慌ててスタッフが再介入。1分のジェスチャーで合計10問と最初のルールに戻し、小泉のジェスチャーターンへ。ここでは多少ヒヤヒヤしたものの岩田が4問正解し、2人は無事にご褒美をゲットし、満足げな表情を見せていた。

続いてのコーナーは「知らない世界を見たいの Make a story」。これはキャラクター/シチュエーション/決め台詞が入ったボックスから紙を引き、その設定で物語を作っていくという、アドリブ力が試される企画。キャラクターを小泉が「魔神」、岩田が「人魚姫」。シチュエーションが「森の中」、そして決め台詞が「魔女も王子もいらないわ」だったのだが、この日いちばんの長尺でドラマを展開。人間になって王子と一緒に森小屋で暮らす人魚姫のところに、魔神が来て王子を誘惑し奪っていき、最後に人魚姫が決め台詞を言って海へ帰っていくのだが、かなり完璧なストーリー展開に、会場からも大きな拍手が起こっていた。

そしてイベント後半のライブコーナーへ。水中の泡音が響く「passport」からスタートすると、スタンドマイクで歌うharmoeの2人と、その後ろで踊る2人のダンサー(KaoRi&Kana)が一体となって、ゆらゆらと美しくも儚い曲の世界を表現していく。続くカバー曲「Landscape」はバレリーナのように優雅で軽やかなダンスをしながら歌っていく。4人で輪になってくるくると廻るダンスもおもちゃ箱の世界のよう。どこか切なさのある曲たちだが、harmoeが歌うと、幸せを感じさせる。

このカバー曲は、harmoeの楽曲を手掛けている歩く人と春野がコラボして作った曲で、harmoe楽曲との親和性も高い。「(harmoeの)カップリングなの?って思うくらいピッタリの曲で、しかも春野さんと歩く人さんが関わっている曲なので運命を感じました」(小泉)、「harmoeに曲を提供する前から、お二人が一緒に作っていた曲が存在しているんだ!と驚きました」(岩田)と言って、この日カバーできたことを喜んでいた。

また、2人のダンサーについては「2人はもはやharmoeの一部みたいな感じ」(岩田)という話をしていて、ダンサーのKaoRiの手作りイヤリングをお揃いで持っているそうで、いつか4人で一緒に付けたいと話していた。

続いて、春野が作詞・作曲をした「Make a pearl」を4人でパフォーマンス。4人の動きを絡ませながら作り上げるパフォーマンスだったが、harmoeの切ない歌声もあって、曲の世界にしっとりと浸らせてくれた。そして、harmoeの2人だけでのパフォーマンスになったカバー曲「ターミナルセンター (Tomggg Remix)」(作詞・作曲:春野)。この曲は岩田がカフェテーブルで、小泉は公園のベンチに座り、それぞれ高音と低音に分かれてユニゾンで歌っていく。曲の途中で小泉はなぜかマジックをしていて、【2部】ではマジックで出した花を岩田にプレゼントしていたのだが、【3部】ではその花が岩田のテーブルに置いてあり、それを見つめながら歌うシーンもあった。一方小泉は岩田が歌っているときに袋からひたすら花が出てくる手品をしていて、自分のパートになったときに笑いを堪えながら歌っているのも面白かった。そんな遊び心もかわいらしい。

再びダンサーが加わり、岩田が「まだまだ夏は終わらない! “史上最高の夏”にしましょう! 私たちの大好きな三森すずこさんに作詞していただいた曲をお届けします!」と伝え、「マイペースにマーメイド」を披露。手と手を合わせたり、ジャンプしたり、泳いだり、歌詞に合わせたポップなダンスが、とにかくキュート。“史上最高の夏”を会場に作り出し、最後は「きまぐれチクタック」を歌って、この日のライブを終えた。

最後に、12月22日に3rdシングル「アラビアン・ユートピアン」を発売することを発表。今回は“アラジン”をテーマに制作され、表題曲の作曲・編曲はharmoeのこれまでのシングルの表題曲と同じく、Tomgggが担当。今回は作詞にやぎぬまかなが参加しているのも楽しみだ。MVでは、多くのダンサーも参加し大迫力になっているとのこと。「今回も衣装がとてもかわいくて、今までと全然違うかわいさ!」と岩田が言うと、「(衣装)もうすごくかわいい! 想像した通りのアラビアーンな感じになっているから、早くMVも曲もカップリングも聴いてほしい!」と小泉が伝えて、『harmoe canvas session Ⅱ』は幕を下ろした。ポップなダンスと歌声、harmoeの世界観が十分に感じられたステージ。3rdシングルではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、リリースが楽しみでならない。

harmoe canvas session Ⅱ セットリスト
M1.passport
M2.Landscape
-MC-
M3.Make a pearl
M4.ターミナルセンター(Tomggg Remix)
-MC-
M5.マイペースにマーメイド
M6.きまぐれチクタック

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