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2021.08.21

JUNNA 2年半ぶり開催のツアーファイナル!梶浦由記プロデュースの新曲「海と真珠」も披露した8月19日Zepp Haneda公演のオフィシャルレポートが到着!

JUNNA 2年半ぶり開催のツアーファイナル!梶浦由記プロデュースの新曲「海と真珠」も披露した8月19日Zepp Haneda公演のオフィシャルレポートが到着!

JUNNAが8月19日に約2年半ぶりの有観客ライブツアー「JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 ~20才の夏~」のファイナル公演をZepp Hanedaで迎えた。

コロナ渦により、これまで2度のツアー中止を経て、ついに開催された今回のツアー。昨年12月にリリースしたアルバム「20×20」の収録曲を中心にしつつ、梶浦由記プロデュースの新曲「海と真珠」、本ツアーに向け制作した新曲「はじまりの唄」の2曲も初披露、多彩な楽曲でファンを魅了した。またツアーファイナル翌日の8月20日からは「はじまりの唄」の配信も開始された。

そして来年1月に「JUNNA ROCK YOU TOUR 2022」の開催も決定!それに先駆け10月にはJUNNAオフィシャルFC”じゅんな6くみ” presentsのイベント「じゅんな6くみーてぃんぐ ~放課後らいぶ編~」の開催も併せて発表された。さらに新曲「海と真珠」の10月6日の発売に先行し、9月12日にはインターネットサイン会の開催も決定!20才を迎え、より一層精力的に活動するJUNNAに注目だ。

本公演のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

JUNNA『JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 ~20才の夏~』ライブレポート
[8月19日 Zepp Haneda(TOKYO)]

約2年半ぶりとなる有観客でのライブツアーが、8月19日にZepp Haneda (TOKYO)でツアーファイナルを迎えた。これまで新型コロナウイルスの影響で2度のツアー中止を経験。今年2月に予定していた『JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 ~20×20~』は、2ndアルバム『20×20』(20.12.9 Release)を携えてのツアーで、中止に伴い無観客配信ライブ『JUNNA ROCK YOU STREAMING LIVE 2021 ~20×20~』は実施されたものの、そのアルバム曲をファンの前でたっぷり披露するというのは、今回のツアーが初めてとなる。

ライブは、2ndアルバムのオープニングナンバーと同じ「FREEDOM~Never End~」からスタートする。「みんなで一緒に最高の夏を過ごしましょう!」と叫ぶと、激しいギターロックサウンドと力強いボーカルでぐいぐいとファンを引っ張っていく。続く「Steppin’ Out~extended version~」でさらに加速、長く伸びた髪を大きく揺らしながらセクシーなダンスとともに披露した「La Vie en rose」も、圧巻のパフォーマンスだった。

スタンドマイクで「あばよイエスタデイ」と「Sleepless」、レーザー光線が飛び交うなか「コノユビトマレ-20×20 ver.-」を熱唱。歌の表現力の高さをまざまざと見せつけ、ファンもステージに見入る。直後のMCでは、「2ndアルバムの中でもダークサイドなJUNNAを見せている3曲で、どれも大好きな曲です」と伝えた。

続いて 「みんなにも大切な人がいると思うんですけど、そんな人を思い浮かべて聴いてください」と言って歌った「波打ち際」。詩人である最果タヒが作詞を担当していることでも話題となった楽曲だが、蒼い光に包まれながら届いた歌声は、心に滲みるものだった。没入感のある「Here」を続けると、「もっとゆったりとお届けしていきます」と観客を着席させる。JUNNA自身も椅子に座りながら歌ったのは、彼女が初めて作詞・作曲をした曲である「いま」。2ndアルバムのラストに収録された曲を大切に歌っていくと、「Sky」~「火遊び」のメドレーへ。アコースティックな音作りで、特にコーラスやバイオリン、ピアノの音色がとても美しく印象的に響いていた。

黄色い衣装から黒を基調とした衣装になった後半は、サビの開放感が心地よい「Believe In Myself」と陽気でグルーヴィーな「Now or Never」から。ステージを大きく使い、楽しそうに歌い踊るJUNNAに、ファンもクラップで応え、温かなムードに包まれる。

「まだまだ盛り上がっていけるか!」と煽ってからの本編ラスト4曲は、JUNNA作詞の「We are」から盛り上がれるナンバーを並べて一気に畳み掛ける。大胆な蹴りも見せつけた「世界を蹴飛ばせ!」、フライングVを手にド派手な演出で聴かせた「Vai! Ya! Vai!」、最後の「我は小説よりも奇なり」は、ツアーを経て、バンドとの一体感が増して洗練されたものになっていた。楽曲の持つカオティックなところがカッコよく表現されていて、ハイライトでもあるJUNNAの“叫び”の迫力も凄まじい。声を出せない状況下においてでも、会場は確かに熱狂していた。

アンコールの1曲目で「イルイミ」をしっとりと歌うと、「みんなには、自分がひとつでも誇れることがあって、私はここにいてもいいんだと思ってもらえればいいなと思って歌いました」と伝える。さらに10月放送開始のTVアニメ『海賊王女』のOPテーマで、5thシングルとして10月6日に発売される「海と真珠」を披露。この曲は梶浦由記プロデュースで、レコーディングでもさまざまな発見があったという。さらにスケールアップした深みのある歌声を響かせると最後は、このツアーに向けてJUNNA自身が作詞し、このライブのバンマスである島田昌典(Key&Band Mas)とともに作曲をしたという「はじまりの唄」。ライブに対する思い、そして彼女の想いの強さと少しの弱さも詰め込んだ歌は、会場に集まったすべてのファンの心に響いたことだろう。この曲はライブ後に配信リリースされているので、ぜひ彼女の想いを感じとってほしい。

観客の拍手に応えてのダブルアンコール。「私にとってみんなは“友だち”みたいな存在だと思うんです。たまに背伸びをしてみんなを引っ張っていくこともあるけど、話しているときはみんなと同じ目線で立っていたい」とは、彼女がデビューからずっと伝えてきている言葉だ。みんなとの距離感はずっと変わらないでいたい、という願いを込めて、「ともだちと呼べる幸せ」を島田昌典(Key&Band Mas)のピアノとともに届けていく。途中で涙を浮かべながら、それでもしっかりと歌い切ると、最後は「ありがとう。また絶対に会おうね」と伝えて、ツアーを笑顔で終えた。

ライブの途中に、2年半ぶりの有観客でのツアーを回り、「みんなと私の大切な時間が動き始めたので、それを止めたくないなと思い、みんなとまた集まれる機会を来年の1月に作りました」と、新たにツアー『JUNNA ROCK YOU TOUR 2022』の開催も告げられていた。「みんなと、ここで、ちょっとでも約束をしておきたいなと思って、私の気持ちはずっと変わらずここにあるんだよということを伝えておきたいと思います。」最後にまた会う約束をして終われる……とても希望のあるツアーだったと、改めて思う。

PHOTO&TEXT BY 塚越淳一

『JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 〜20才の夏〜』
8月19日 Zepp Haneda(TOKYO)
<セットリスト>

1 FREEDOM〜Never End〜
2 Steppin’ Out~extended version~
3 La Vie en rose
4 あばよイエスタデイ
5 Sleepless 6 コノユビトマレ-20×20 ver.-
7 波打ち際
8 Here
9 いま
10 Sky 〜 火遊び
11 Believe In Myself
12 Now or Never
13 We are
14 世界を蹴飛ばせ!
15 Vai! Ya! Vai!
16 我は小説よりも奇なり
-ENCORE-
E1 イルイミ
E2 海と真珠
E3 はじまりの唄
-W/E-
ともだちと呼べる幸せ

「JUNNA ROCK YOU TOUR 2021 〜20才の夏〜」のセットリストをプレイリストにして公開中!
※現在配信されている楽曲のみでの構成となります。
詳細はこちら

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