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INTERVIEW

2020.12.02

HoneyWorks初の両A面シングル3枚リリース!ラストとなる「婚約戦争 feat. 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一) / さみしがりや feat. 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)」リリースインタビュー

同じ高校を舞台に繰り広げられる青春模様と恋愛模様を、楽曲とMV、メディアミックス化された群像劇ストーリーとして描くHoneyWorksの代表作「告白実行委員会シリーズ」が生み出すキャラクターソングの数々は青春真っ只中の10代から、青春を懐かしむ20代以上まで幅広いファンを獲得。そんな今年結成10周年を迎えたHoneyWorksが、8月よりユニット史上初めての両A面シングルを3枚連続リリース中だ。

★「ヒロインたるもの! feat. 涼海ひより(CV:水瀬いのり) / 1%の恋人 feat. 南(CV:豊永利行)リリースインタビューはこちら
★「シス×ラブ feat. 成海聖奈×成海萌奈(CV:雨宮天・夏川椎菜) / 水曜日の約束-another story- feat. 成海聖奈(CV:雨宮天)」リリースインタビューはこちら

その第3弾となる両A面シングル「婚約戦争 feat. 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一) / さみしがりや feat. 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)」が、11月25日に発売された。今回フィーチャーされたのは、大人になりつつある「告白実行委員会シリーズ」初代メインキャラクターたちのその後を想起させる「婚約戦争」と、12月25日公開の映画『HoneyWorks 10th Anniversary“LIP×LIP FILM×LIVE”』でも活躍する柴崎兄弟が歌う「さみしがりや」。聴きどころと制作エピソードを、作詞・作曲を手がけるGom、shitoとイラストを担当するヤマコに語ってもらった。

――HoneyWorks初の両A面シングル3枚リリースについては前作、前々作でもリスアニ!WEBでインタビューをさせてもらっていましたが、いよいよ第3弾が発売されました。収録曲が発表されるたびに、次は誰の曲が来るのかな?と、ファンもワクワクしていたかと思うのですが、今回「婚約戦争/さみしがりや」がカップリングされた理由は?

shito 今回の両A面シングル3枚に関しては随時、楽曲を作り続けていて。「さぁどういう順番で出していこうかな?」を考えながらやっていた感じなんですよ(笑)。

Gom 結構贅沢な悩みですよね(笑)。

shito 第2弾の「シス×ラブ/水曜日の約束-another story-」が、2曲とも成海聖奈・萌奈姉妹が主役の女性シングルになったので、じゃあ3枚目は男性キャラクターを集めたシングルにしよう!とみんなで話し合ったのを覚えていますね。こう……バランスを大事に(笑)。

ヤマコ ひいきせずに(笑)。

――そういえば両A面シングル第1弾「ヒロインたるもの!/1%の恋人」のインタビューのとき、ヤマコさんが「最近のキャラクターだけでなく、『告白実行委員会シリーズ』初期のキャラクターの物語ももちろん続いている」とおっしゃっていたんですが、「婚約戦争」はまさに初期キャラクターの曲。ずっとHoneyWorksを応援しているファンにも、嬉しいプレゼントだと思いました。

ヤマコ 「そちらもぜひお楽しみに!」と、めっちゃぼんやりした予告を(笑)。

shito 情報解禁前だったからね。

Gom 10年活動を続けていると、そういう大人な対応もできるようになると(笑)。

――というわけで、まずは「婚約戦争」のお話から。MVを観るとさらによくわかるんですが、この楽曲は瀬戸口 優、望月蒼太、芹沢春輝がそれぞれ役柄を演じる映画?舞台劇?のような作りになっていて、とてもユニークですね。

Gom そうなんですよ。これは、先日リリースされた僕らの初の公式リズムゲームアプリ「HoneyWorks Premium Live(ハニプレ)」からインスパイアされたものなんですよ。

shito そもそも、今回の3枚のシングルと同タイミングで出たCHiCO with HoneyWorksのアルバム(『瞬く世界にiを揺らせ』)の楽曲は、『ハニプレ』の初期実装楽曲になることも決まっていたので。

Gom 「ハニプレ」の舞台はライブハウスという設定で、アプリ内で「告白実行委員会」キャラクターのトークライブを楽しむことができるんです。そこで、自分たちを描いた曲に関してキャラクター本人が話していたりするんですけど、それがすごく演劇感があって、面白いなと。じゃあ、キャラクターたちが自分の性格をいかして、学園祭で演劇をする……キャラクターがさらに役を演じたらどうなるのかな?というところで、アイディアがどんどん出てきた気がします。

――なるほど! 学園祭でミュージカルをやっているようなイメージと聞くと納得です。

Gom 物語としては、とある国の王家の姫との結婚を巡っての争いのお話なんですよ。優が王様で春輝が怪盗で、もちた(蒼太)が探偵。結婚の儀式用のダイヤの指輪が怪盗に盗まれてしまい、怒った王様は国民に捕らえるよう命じて、姫のことが大好きで王様や姫と近づきたい探偵は、やたらとはりきってしまう!……という感じのドタバタストーリーですね。

――久々に、桜丘高校3年生チームの男子に会えて、嬉しかったです。彼らの「告白実行委員会シリーズ」物語がスタートしたのが、まさに10年前。優と榎本夏樹、春輝と合田美桜、もちたと早坂あかり、それぞれのカップルのじれったい恋愛模様にめちゃめちゃヤキモキさせられました(笑)。10周年を迎えた今、彼らの一番の魅力は?

shito そうですね。優は安定したいい男で、春輝は我が道を進んでいて、もちたは相変わらずかわいくて。少しずつ大人になってるんですが、3人揃うと少し子供っぽく見えるというか……。

ヤマコ 男子が集まると、ガキっぽいことでも盛り上がるから(笑)。

shito あはは。そういうところが、この3人の魅力だと思いますよ。大人になっても関係性は変わらないし、なんかバランスいいですよね!(笑)

ヤマコ 3人とも幼馴染なので、根本の関係性は変わっていないんですよね。学生の頃から3人とも、友人のことはよく見てるし、理解もできるけど、自分のこととなると急にわからなくなってしまうところが人間らしくて。すごくいいなと思うんですね。それだけ、人に対して優しいんだなとも思います。

Gom 桜丘高校を卒業したあと、彼らが大人になってからの楽曲やエピソードも作ってはいますけど、僕らの作品、このシリーズのいいところは、どの年齢のときの楽曲も作ることが可能なんですよね。

――「婚約戦争」も学生時代に戻っている感じで。実写のドラマや映画だと演じる側も年齢を重ねていくので時間を逆行するのは難しいですが、2次元キャラクターなら歳も取らないし、いつでも青春エピソートを振り返ることができるし、その先も柔軟に描けますね。

Gom なので、彼らの物語ももっと掘り下げていけたらいいなと思ってます。

――とはいえ……「婚約戦争」にはタイトルにも歌詞にも“婚約”というワードが出てきます。お互いが気持ちを確かめ合った幸せな恋愛関係も描かれていたことがありますが、優、もちた、春輝たちのカップルが今どんな感じで付き合っているのかも、めっちゃ気になります(笑)。

ヤマコ そうですよね(笑)。優は誠実な人なので、夏樹に振り回されつつも、いざとなるとちゃんと自分が先頭に立ってリードしてくれる頼もしさがありますよね。一番長い付き合いの二人なので、喧嘩しつつも昔と変わらず仲良くやってると思います。もちたとあかりカップルが一番、学生の頃から変わりましたね。付き合ってからは、もちただけでなく、あかりもヤキモチ焼きになりました(笑)。でも、ヤキモチを焼くだけではなくて。大人になってちゃんとお互いのことを理解して、支えあって付き合える関係性になっていると思いますよ。そういう意味では、春輝が一番心配(笑)。

Gom・shito おおっ(笑)。

ヤマコ 春輝は映画監督の勉強のために海外に行きましたけど、日本に帰ってきても、また自分のやりたいことや夢に向かって飛び出してしまわないか……。美桜も、そんな夢に真剣な春輝が好きなので、この二人に対しては、何も言わずそっと見守っていてあげたいです。

Gom 優と夏樹にもトラブルが起きそう説がありますが……まだわかりません(笑)。彼らの人生については、まだメンバーで妄想して、楽しんでいる段階ですね。

――今後も彼らから目が離せませんね。では「婚約戦争」に話を戻しましょう。Gomさん、shitoさんが今回、作詞でこだわったことは?

Gom 演劇をする設定なので、コテコテな舞台風なセリフもできちゃうなと思って、言い回しなどは大胆にしていきました。こういうこと喋ってほしいなという欲を、素直に盛り込んでますね(笑)。

shito 「婚約戦争」も「さみしがりや」も、とにかく2曲とも会話をしてるような歌詞にしようと話してましたね。特に「婚約戦争」は、誰かを思って歌うというコンセプトじゃなく、曲の世界にすっと入ってもらってクスっとしてもらえるよう、考えて作詞しました。

――もちたのパートに彼のキャラクターソングのタイトルである「僕じゃダメですか?」と入れたのは?

shito もちろん狙って!(笑)

Gom そこはね~(笑)。

shito 古くから「告白実行委員会シリーズ」を知ってもらってる人にも、喜んでもらえるかなと!

――喜びました!(笑) ヤマコさんのお気に入りフレーズは?

ヤマコ Dメロの3人のフレーズが好きですね。“欲しいもの奪い取って~”という辺り。ドタバタハイテンションからの真剣さに、グッときます。役も個性もそれぞれで、だからこそぶつかる正義。どれにも共感できますよね。

Gom 僕はやはり、それぞれに言ってもらっている間奏のセリフですかね……良すぎました(笑)。

――ドタバタストーリーだけあって、サウンドにも遊びがありますね。

Gom そうですね。ニコニコ動画の初期のようなバンドサウンドでありながら、打ち込み感のあるように。チップチューンのような音が入っていたり、テーマの音を強弱無しでベタ打ちしてみたり。そうすることでドタバタ感が演出できるかなと。ストリングスが、そこに演劇感を加えてくれている気がします。あとはなんといっても、halyosyさんのコーラスがモリモリに入っているのがポイントで。曲をめちゃくちゃ楽しくしてくれました。

――神谷浩史さん、鈴村健一さん、梶 裕貴さんのボーカルレコーディングはいかがでした?

Gom レコーディングは梶さんにトップバッターをやっていただいたんですが、さっそくデモ音源の仮歌とは違うアプローチで、セリフ調のパートが多く生まれましたね。想定より多く(笑)。「突き止めたーーーー!」と叫ぶところとか。仮歌では、この迫力は作れなかったなぁと(笑)。そして2番手の鈴村さんには、梶さんのOKテイクを聴きながら録ってもらいました。想定より多めにセリフ調が入っていることに戸惑うかな?と思いましたが、素晴らしい対応力で合わせてくれましたね。元々歌唱力のある方ですが、より春輝の性格を理解されているので、とてもスムーズに進みました。

――最後が神谷さんで。

Gom はい。まず、先のお二人のセリフ調の分量の増加にまず驚かれて、「あいつら~~!」みたいな感じで(笑)。お二人を冗談でいじりながらも、やはり最高の演技をしてくださいました。

shito・ヤマコ あははは(笑)。

Gom やはり皆さん、「告白実行委員会」の作品に長く関わってくださっているので、楽曲やストーリーの説明ややり取りがスムーズにできたのは、さすがだなと。キャラクターを理解してくださっているので、皆さんからの提案も以前より増え、よりクリエイティブな現場になりましたね。

――そしてこの曲は、MV制作をりゅうせーさんが担当されましたが、どんなやり取りをされました?

Gom りゅうせーさんには以前、LIP×LIPの「ロデオ」のMV制作をしていただいてたんですね。今回はかっこよさだけでなくコミカルパートも多いので、その辺りの調整は特に話し合いましたね。キャラクターの動かし方なども、よりテンポ感が出るように演出してもらいました。

――MVのお気に入りのシーンは?

Gom 僕はDメロの“欲しいもの奪い取って~”の辺りですかね。春輝のニヒル感が最高です!

ヤマコ 私は、間奏から2番のAメロにかけてのもちたですね。自信とやる気に溢れたもちたの表情と動きが、セリフや歌と合って、より生き生きしていてるのがすごく好き。普段のもちたは常に少し自信なさげなので、演劇だから見せられる姿がすごく新鮮だなと(笑)。

shito たしかにね。

ヤマコ それに限らず、全体的にキャラクターのコミカルな表情と動きが、りゅうせーさんならではのもので、とても楽しいMVになったと思います。

――そしてもう1曲は、初めてですよね? シバケンこと柴崎 健とLIP×LIPの柴崎愛蔵兄弟のデュエットは。

Gom そうなんですよ。この曲は、『LIP×LIP FILM×LIVE』の映画の内容や、ハニワの5thアルバムに収録されている「YELLOW」とも大きく繋がっていますね。

――歌詞には『LIP×LIP FILM×LIVE』を観るとさらに深い部分が理解できる柴崎兄弟それぞれの心情と、兄弟愛が描かれていますね。改めて、柴崎健、愛蔵の魅力をどこに感じていますか?

shito シバケンはチャラチャラしながらも、周りをしっかり見てるところが魅力ですよね。(高見沢)アリサを救ったのもシバケンですし!(笑)

ヤマコ でも、兄がだらしないときは愛蔵がフォローしてますからね(笑)。愛蔵は、LIP×LIPのメンバーとして勇次郎の世話を焼くときもあって、しっかりしている……というか、振り回されてるイメージなんですけど、時々見せるわがままが、生意気な弟って感じで、ギャップがあっていいですよね。

――「さみしがりや」では、そんな兄弟の掛け合いが楽しめる歌詞になっているのがいいですね。

shito そうですね。でも僕もGomも、男兄弟ってあまり会話なかったよね?とは話していました。普通は必要最低限の会話しかしないのかな、みたいな。実は、歌詞の中に出てくる“他人のフリでよろしくな”というフレーズは、実際に僕が高校生の時に兄とした会話が元になってるんですよ(笑)。

Gom リアルだなぁ(笑)。この曲は、尺をあえて短くシンプルにまとめて作ったので、作詞もより少ない言葉で彼らの関係性を描かなくてはいけなかったんですが、結構上手くいったかなと。

――皆さんが気に入っているフレーズもぜひ知りたいです。

shito 一番最後のフレーズの“おめでとう”“何がだよ”ですね。やっぱり、なんだかんだシバケンは愛蔵のことを気にかけてると思うし、愛蔵もそれをわかってるんですけど、少し照れちゃって知らないふりをする。そこがかわいいですよね!

ヤマコ 私は“パスタ作るけど食べるか?”“そろそろ飽きた”が好きですね。ちゃんとお兄ちゃんしているシバケンと、飽きるほど毎回ちゃんと食べる愛蔵との関係性が、良いなと思います(笑)。

Gom シバケンが、服を借りるエピソードもかわいいですよね。好きな子に会いに行くのに弟の服を借りるのは、弟のセンスを相当信頼してないとできないですから(笑)。

――かわいらしい兄弟ですよね。「さみしがりや」の作曲やアレンジでこだわったことは何でした? かなりシンプルな曲だなと思いましたが。

Gom 時代もあるのですが、海外の楽曲ってどんどんシンプルになっていってますよね。シンプルにすればするほどアレンジの力量が試されるわけですけど……(笑)、そういったこともやってみたくて。あと、会話調の曲ですし、内容も繊細なので、あまり二人の声をジャマする音は入れたくなかったんですよ。

――ボーカルレコーディングはどうでしたか? 江口拓也さん、島﨑信長さんはどのような雰囲気で収録されていたんでしょう。

Gom 江口さんのレコーディングは、僕は初めてだったのでドキドキしちゃって(苦笑)。ニュアンスの確認なども丁寧にやり取りをさせてもらい、歌っていただいたら、まさにシバケンがそこにいて! めっちゃテンション上がってしまいました(笑)。島﨑さんは、やり取りもバッチリ慣れていて、会話調の部分の確認もそうでしたし、曲調を考えてどう歌ったほうがより良くなるかまで、たくさんアイディアをいただきました。「ここ、もうちょっと息をこぼすようにしてみますね」といった感じで、ご自分から提案をしてくださるので、すごく助かりました。

――お二人のボーカルの魅力はどこに感じますか?

Gom 江口さんは低域の倍音が豊かで、そこに少しガラっとした“男感”みたいな中高域が混ざって、とてもセクシーですよね。島﨑さんは、吐息の使い方が天才的だと思います。ディレクションしていて「うおお、こう仕上げてくるかぁ……最高です!」と、思わず唸ってOKを出すことが多いんですよ(笑)。

shito こっちが乗せられちゃう感じですよね(笑)。

――MVもいつもとまた違った雰囲気を感じました。

ヤマコ そうなんです。兄弟の曲でもありますし、恋愛や青春のキラキラとはまた違った、哀愁と優しさのある画面作りをしたくて、イラストも色調や加工法をいつもと変えて、落ち着いた雰囲気を意識しましたね。何気ない会話調の歌詞が特徴的なAメロは、吹き出しと表情で日常感を出して、逆にサビは、それぞれの“さみしさ”を埋める妄想や、救われた安心感などの心の表現をメインにしました。

――心の表現の部分は、兄弟の触れ合いが楽しいMVでもありますね。ラストシーンも印象的です。

ヤマコ そうですね。普段は現実を描くことがほとんどなので、心の表現は二人に犬耳をつけたいねって案が出たんですよ。この曲調に合うような、おしゃれな犬耳絵が描けるかは、少し不安でしたね(笑)。

Gom シバケン、愛蔵だけじゃなく、アリサがかわいすぎるところも、僕は好きですね。

ヤマコ 私はやはり、幼少期とラストシーンの現在、それぞれの二人の姿が好きですね。子どもから思春期へと成長して、見た目も性格も変わったけど、兄弟という関係性は変わっていない。そんな二人を表したシーンがお気に入りです。

――CHiCO with HoneyWorks作品を含めて、8月から連続でHoneyWorks楽曲のリリースが続きましたが、それも今回で一段落。今思うことは?

shito とにかく作る楽曲数が多いのは大変でしたが、キャラソン作りは本当に楽しいなと改めて思いました。自分たちが今作りたいものを、好きなだけ作ることができましたから!(笑)。連続リリースはここで一旦完結ですが、この先ももうすでに作っているキャラソンがたくさんあるので、楽しみにしていただけると嬉しいですね。

ヤマコ 本当に怒涛でしたけど、初期キャラから新キャラまで、色々描けて楽しかったです。どんどん欲が出てきて、もっといろんなキャラの組み合わせの曲が、聴きたくなりました(笑)。

Gom ……それは、早く曲を作れ!という内部からの突き上げなのかな?(笑)。まぁ連続リリースはやっぱり大変でしたけど、もう作り続けていることが普通になってしまったので、まったく完結した気がしていない(笑)。僕らも、「告白実行委員会シリーズ」のみんなも、もっともっと人生を豊かにしていきたいので、これからもいろいろなキャラソンを楽しみにしていていただければと思います。

――そして今年はHoneyWorks10周年。今度はどんな活動をしていきたいですか? 野望があればぜひ!(笑)

shito やっぱり、ファンの皆さんに一番喜んでもらえるのは、曲を1曲でも多く作って、物語を進めることだと思うんです。なので、来年は今年より1曲でも多く作品を出していきたいです!

ヤマコ 本当にそうで、これまでも小説やアニメ、舞台、アプリゲームと、色々な形でハニワの音楽を表現する機会を、私たちはいただいてきました。これからも新しい表現の機会があれば挑戦していきたいですし、10年間続けてきたMV制作ももちろん、変わらず続けていきます!

Gom shitoやヤマコも実感していると思いますけど、僕らの大きな武器の1つは、HoneyWorksとしての活動を変わらず継続できていること。初心を忘れず、お互いの活動へのリスペクトを忘れず、チームを存続させていくことが大事かなと思っています。もちろん、毎回クオリティを上げていくので、これからもHoneyWorksの活動に注目してもらえたら嬉しいです!

INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香


●リリース情報
「婚約戦争 feat. 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一) / さみしがりや feat. 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)」
発売中


【初回生産限定盤(CD)】
品番:SMCL-683~684
価格:¥1,500 +税

【通常盤】
品番:SMCL-685
価格:¥1,000+税

01. 婚約戦争 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一)
02. さみしがりや 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)
03. 婚約戦争 feat. 瀬戸口優×望月蒼太×芹沢春輝(CV:神谷浩史・梶裕貴・鈴村健一)【Instrumental】
04. さみしがりや feat. 柴崎健×柴崎愛蔵(CV:江口拓也・島﨑信長)【Instrumental】

●作品情報
映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』
12月25日公開

【CAST】
<LIP×LIP>
勇次郎:内山昂輝
愛蔵:島﨑信長

<あすかな>
海堂飛鳥:藤原丈一郎(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
苺谷星空:大橋和也(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)

<Full Throttle4>
IV:福山潤
YUI:斉藤壮馬
RIO:内田雄馬
MEGU:柿原徹也
DAI:増田俊樹
田村レイ:沢城みゆき
内田茉優:茅野愛衣
柴崎健:江口拓也
柴崎裕子:堀江由衣
染谷玉五郎:平田広明
染谷多恵:桑島法子
染谷光一郎:土岐隼一
成海聖奈:雨宮天
成海萌奈:夏川椎菜
前田睦:櫻井孝宏

【STAFF】
原作・音楽:HoneyWorks
監督:室井ふみえ
脚本:成田良美
キャラクターデザイン:大島美和
色彩設計:小宮ひかり
美術監督・美術設定:二嶋隆文
撮影監督:佐藤光洋
編集:木村佳史子
音響監督:長崎行男
音楽:日向 萌
制作プロデューサー:松尾亮一郎
アニメーション制作:CLAP
クリエイティブディレクター:関本亮二
バーチャルライブ制作:クリプトン・フューチャー・メディア
エグゼクティブプロデューサー:紀伊宗之
企画・プロデュース:斎藤俊輔
プロデューサー:小出大樹
製作:LIP×LIP Movie Project
配給:東映

主題歌
オープニング主題歌:「LOVE&KISS」LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/CV:内山昂輝・島﨑信長)
エンディング主題歌:「この世界の楽しみ方」LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/CV:内山昂輝・島﨑信長)

映画 『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』 特製クリアファイル付第2弾前売券発売中
価格:1,500円(税込)
仕様:ムビチケカード
特典:ヤマコ(HoneyWorks)描き下ろしイラストを使用した「特製クリアファイル」を1枚プレゼント!

※劇場窓口にてお買い求めください。
※特典は数に限りがございます。
※デザインはイメージです。
※おひとり様1会計4枚までの上限を設けております。あらかじめご了承ください。

ノベライズ
映画『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』のアニメパート、『この世界の楽しみ方〜Secret Story Film〜』がノベライズ決定!
映画とあわせて読むとより楽しめる内容になっています。
HoneyWorksの世界観を小説でもぜひお楽しみください!

書籍名
『小説版 この世界の楽しみ方 ~Secret Story Film~』
原案/HoneyWorks
著/香坂茉里
監修/LIP×LIP Movie Project
発行:株式会社KADOKAWA(角川ビーンズ文庫)
刊行日:2020年12月26日(土)予定

©2020 LIP×LIP Movie Project

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