メジャーデビュー15周年を迎え、様々なワンマンライブやフェス出演、そしてニューアルバムのリリースと、充実したアニバーサリーイヤーを送っているKOTOKO。15年という大きな節目のなかで、彼女のなかにシンガーとして芽生えた感情とはなんだったのか? 夏からスタートした全国ツアーを終え、冬のフェスや自身のカウントダウンライブを控えるなか、改めて彼女に自身の15年というキャリアを見つめ直してもらった。前後編でお届けする今回のロングインタビュー。まずは2019年を振り返りつつ、なかでも大きな試みとなった夏のツアーについて大いに語ってもらった。
――さて、今年1年でKOTOKOさんにはいろんなお話を伺ってまいりましたが、今回はその15周年イヤーを改めて振り返っていただこうかと。
KOTOKO 今年は15周年一色という感じでしたねえ。
――今回取材をしているタイミングが、『tears cyclone -醒-』のツアーを終えて、年末のフェスやカウントダウンライブが控えているところですが、やはりツアーを終えて少しはひと段落した感はありますか?
KOTOKO そうですね。一応ひと段落感はあったんですけど、今回のツアーってライブの本数もいつもより少なくて、やっていた期間も短かったので、「まだやりたいな」っていう感じのまま終わったんですね。なので、ちょっと体力を持て余した感はありましたね(笑)。だからこそこの年末が今楽しみで準備しています。
――腹八分目ですか(笑)。さて、今年4月21日の記念日から幕を開けたメジャーデビュー15周年イヤーを過ごすなかで、改めて15年というキャリアを実感されていますか?
KOTOKO すごくしていますね。今年は1月の“リスアニ!LIVE 2019”から始まっているので、2019年が始まった時点でフライングで15周年イヤーをやらせていただいているみたいです。10周年のときも盛大にやらせていただいたんですけど、15周年でこんなにお祝いとしていろいろやっていただけるとは思っていなかったので、なんなら10周年より濃い一年だったんだじゃないかなってくらいです。
――5年違うだけでも実感の濃さは違ってくるんですね。
KOTOKO 10周年で振り返ったときは、「あっという間でした」という感想しかなかったんですけど、そこからの5年で歩んできた重みというものがまた全然違っていて。「あっという間感」もありつつも、「あ、ここまできたか」という、思えば遠くに来たもんだじゃないですけど(笑)、そういう気持ちになったのは15周年のほうが大きいですね。
――この5年で得た重みというものもあると。
KOTOKO 10周年のときは、「10年やってきてもうベテランの粋だぞ」という雰囲気もあったんですけど、まだ自分の気持ちが追いついていなくて、ガムシャラに走っていたら10年でしたというスタンスだったんですね。振り返るとこんなに多くの作品に関われて曲もたくさんあって、増えたものを見返すみたいな10周年だったんですけど、今年の15周年というのは、積んできたキャリアを見せていかなければならないという責任感を感じる1年になりましたね。だから“リスアニ!LIVE”でMCの冨田(明宏)さんが私のことを「ラスボス」って言ってくださったのを皮切りに、フェスに出させていただいてもトリとか重要なポジションを任されるようになって、そこに向かう責任感というものは、今年、より一層感じながらやらせていただきました。
――たしかにキャリア10年って、いろんなアーティストさんが「まだまだ」と言うんですよね。いわゆる若手とベテランのどちらでもあるような時期でもあるんですけど、15年となるとそうは言えないと。
KOTOKO 「キャリアがあるよ」って言われることに対して、今までは逃げていたと思うんですよ。フレッシュな気持ちでいたいのは嘘ではないんですけど、「新人です!」っていうのって、半分逃げなのかもしれないなって思っていて。もう「はい、大御所です! だから見てください!」って自分から言えない弱さみたいなのはあったと思うんですよ。でももう「自分は新人です」って言っている場合じゃなくて(笑)。
――さすがに新人は謙遜しすぎですけど(笑)、今はご自身のポジションに真正面から向き合うようになったんですね。
KOTOKO だからこの5年がやっぱり大きくて。「ちゃんとしなきゃな」っていうのは自分でめちゃめちゃ感じるようになりましたね。
――ここ最近の発言でも聞かれますが、KOTOKOさんが業界全体を見据えるような立ち位置に来ているのかなと。フェスでもそういう印象がありますね。
KOTOKO 私は周年でキャリアもあるので、後ろの出番にしていただくことは多いんですね。ただ今年初めてステージに立つような子たちがいいステージを見せていると、新人だなんだって言っている場合じゃないなって思います。勉強にもなるし、こんなに頑張る人たちが増えてきたんだなって思うと、先を走ってきた者としては、もっと頑張らないとなっていう気持ちにもなりますよね。
――そこで見せるKOTOKOさんのステージで、ご自身の歴史を見せるというのも非常に意義深いのかなと思います。
KOTOKO それは本当に私ひとりで出てくるアイディアではないので、支えてくれている周りのみなさんのご意見も聞いて、KOTOKOの15周年を発信するにあたって何がいちばんわかりやすいのか、セットリストを決めていきましたね。
――今年は“リスアニ!LIVE”のほかにも“ANIMAX MUSIX 2019 KOBE”でも初日のトリを務めていましたが、改めてこうしたフェスでの雰囲気はいかがでしたか?
KOTOKO フェスっていろんな年代のお客さんが集まっている場所じゃないですか。そのなかで「もしかしたら、私の15年前の曲なんか知らないんじゃないか?」っていう不安はいつもあるんですよね。でもステージに立って、みんなで決めたセットリストに対してわーっとなっているのを見ているとすごくうれしいですよね。あとアニソンファンの人たちって昔の曲も遡って聴いてくれているし、昔のファンの方もちゃんとフェスとかにも遊びに来てくれる、それぞれがフェスをすごく楽しもうという空気を作っていて、そのなかで今も現役として私のことを受け入れてくれるというのはすごく光栄なことですね。
――そうしたフェスでのステージの一方で、今年はワンマンライブも数多く行いました。
KOTOKO フェスに対してワンマンでは、本当にコアな、15年間すべてを逃さず観ようという熱いファンの方も集ってくれたと思うので、そういう人たちに満足してもらえるようにというのを心がけました。この15年でライトなファンの方もいればコアなファンの方もいますし、そういう全方位に向かって曲を選ぶために自分を振り返っていくと、そこで自分が自分を客観的に見る機会にもなったなって思いました。
――そこで15周年というものを振り返ることができたわけですね。
KOTOKO そうですね。あと、例えばライブで定番になった曲はもしかしたら飽きられているんじゃないかなとか、発売したときは反応が薄かった曲は嫌われているんじゃないかって思っちゃって、それもあってしばらくやらなかった曲もあるんですよ。だけど、いざこういう15周年のなかでセットリストに組み込んでみると、お客さんもすごく喜んでくださったし、その反応を見て「あ、飽きられてもいなかったし嫌われてもいなかったんだ!」っていう再確認ができたのもうれしかったです。もちろん全曲、自分がいいと思って出しているので、そんな自分が愛した曲たちはちゃんとみんなに受け入れてもらっていたんだなって、年数を経て再確認できた曲もありましたね。
――それを1年通して再確認するというか、4月のワンマンから8月からのツアーと、そこでこれまで15年の軌跡を余すことなくプレイされていましたね。
KOTOKO 本当に、4月のライブだけじゃなくて、1年通じてやらせてもらえているからこそ全部網羅できたのかもしれないですね。一度のライブだけだったら全部見せきれなかったと思うし、こうやって15周年イヤーとしてやらせてもらっているからこそだなと。
――たしかに、4月で一度キャリアを網羅することで、8月のツアーでは自由なコンセプトでできたとも言えますね。
KOTOKO 4月の小樽と豊洲でやった“Fifteen Tales”は、セットリストをみなさんの人気投票で決めてきたので、人気曲でくくれたからこそ、8月のツアーは自分のコンセプトに対しては、いつもよりスッと自然に入ることができたというか。いつもだと、「もうちょっと人気曲を入れた方がいいかな」とかファンの方々の気持ちに寄りがちなんですけど、今回はアルバムコンセプトに対して思い切って振り切ることができたので、それはよかったと思います。
――キャリアを丁寧に見せつつ、『tears cyclone -醒-』という最新のKOTOKOさんを表現することができたと。
KOTOKO そうですね。15周年っていうタイミングでオリジナルアルバムを出せたのはすごく大きいことだなって思っています。周年となると、どうしてもベストっぽい見せ方に終始しがちななかで、それをちゃんと4月に見せられたあとで、オリジナルできちんとコンセプトをもって物作りをすることがこの一年でできたというのは、私のなかですごく大きいですね。
――それだけに、ツアーはアルバム曲以外も普段は聴かれないような楽曲を聴くことができました。
KOTOKO たしかにコアなものでしたね。アルバムだけではなくセットリスト全曲を中沢(伴行)さんとの曲だけで構成して、ギュッと濃厚なものになって。なので正直、「これでみなさん来てくれるかな?」っていうのは蓋を開けてみなければわからないというのはありました。でも、それに対して求めてくださる人たちは絶対にいるというのも、これまでの活動のなかで感じていたので、だったらトライしたいという想いがあったし、実際にトライできたのはすごく私はうれしかったですね。
――昨年のツアーでは高瀬一矢さんとの楽曲が中心となったライブでしたが、今年のほぼ中沢さんとの楽曲のみのライブというのもひとつチャレンジングなものですよね。
KOTOKO 中沢さんの曲って、すごくじんと心に来るメロディがあって、それが私は大好きなんですね。きちんとグッと心の中で噛み締めて愛してもらえる曲を作ろうと、私たちふたりの共通の想いとして今回のアルバムを作っていったので、ライブでもそういう曲の並びになっていたんですよ。今回のツアーでも、そこをみなさんに受け取ってもらえたというのは、これから自分がいいと思うものを試していくにあたって後押ししてくれる第一歩になったなって思いました。
――KOTOKOさんとしても、今回意図していたツアーのテーマがファンに届いた実感があると。
KOTOKO 去年の『tears cyclone -廻-』と今年の『tears cyclone -醒-』は、それぞれひとりの作家と作ったものだったので、世界観はすごく統一しやすかったです。音作りはもちろん、ひとつのライブを物語のように見せる演出とかまで、このふたつのライブはすごくスムーズにできた、思い描いていたコンセプト、構成が実現できたという実感はあります。
――そのセットリストで気になったのが、名曲「agony」がアンコール冒頭にあったことなんですよ。この曲はこれまでも、ライブ本編のいいところで披露できる楽曲だと思ったのですが、この位置にある意図とは?
KOTOKO KOTOKO×中沢伴行の代表曲といったら「覚えてていいよ」と「agony」なんですよ。で、ライブにおけるアンコールって、言ってしまえば本来は“おまけ”じゃないですか。求められなければやらない曲なので、そこに代表曲を置くのはいかがなものなのかというのは、私としても正直ありました(笑)。ただし、『tears cyclone -醒-』というものがきっちりライブのなかで成り立っていたので、過去の曲はそこにプラスアルファという立ち位置でいいのかなって思ったんです。「agony」をアンコールに持っていくのでもいいのかなって思うぐらい、アルバム1枚でライブをやりたいねってぐらいの達成感はあったわけですよ。なので、思い切ってアンコールに置くことができました。
――おっしゃる通り、今回のライブはアルバム楽曲がしっかりとセットの中心にあるという主張を感じました。冒頭の「醒-metallic tears」でアグレッシブに始まりますが、そのあと「水無月の恋〜mimetic memory〜」「雨とギター」など、序盤はメロディアスな展開が続きます。
KOTOKO そうなんですそうなんです。ああいうメロディアスな曲たちって、普段のライブだともうちょっと後に引っ張るんですよね。それを2曲目からやったというところに私の挑戦があり、それを「こういうライブもいいね」って受け止めていただけたというのは成果だなって思いますね。
――そうしたメロディアスなコンセプトというのがセットの前半を占めて、それが10曲目の「オパール」でひとつ完結するような構成ですよね。そこから「・HACHI・=Flunky puppy”Eight”」で一気にポップになると。
KOTOKO 中盤はちょっと遊びに入ってきた感じというか。
――しかし、「・HACHI・」での観客とのやり取りはものすごくウケましたね(笑)。
KOTOKO そうですね、違った形のコールアンドレスポンスと言いますか(笑)。
――曲の中盤でいきなり「ハチ、昨日はどこ行ってたの?」と前列の観客にマイクを向けて答えてもらうという。東京以外の公演でも盛り上がりましたか?
KOTOKO 結構みなさん上手にやっていただきましたね。会場によってはステージから客席までちょっと遠いところもあったんですけど、すごく大きな声でお返事していただいて、よかったって思いました。これはお客さんだけじゃなくて、スタッフやメンバー間でも使える遊びかなと思います。
――そして東京ではそのあと「恋愛CHU!」が流れるというまさかの展開に、客席がどよめきましたね。
KOTOKO 「恋愛CHU!」はみなさんやるとは思ってなかったんじゃないかな? あの「・HACHI・」のあとの枠はKOTOKO×中沢で昔の曲をやるという、しかも前の曲の繋がりからポップなものというテーマがあったんですね。しかも「恋愛CHU!」は、電波ソングの元祖なんですね。「Princess Bride!」や「さくらんぼキッス〜爆発だも〜ん〜」が有名になっちゃって、それが最初だと思われているんですけど、I’veにああいう曲を持ち込んだのは「恋愛CHU!」なんです。
――MCでもおっしゃっていましたが、ああいう電波サウンドを作ったのは、KOTOKOさんと中沢さんだったんですね。
KOTOKO あのときの話は中沢さんともよくするんですけど、I’veがあんなポップな曲を作ったことは当時一切なくて、しかもあんな合いの手が入っている曲って本来はI’veサウンドじゃないんですよ。だから当時中沢さんも「こんなのでいいのかな……」って不安がっていたんですね。ただ私はああいうタイプの曲が好きで、ノリノリで書いたんですよね、「よっしゃ来たっ!」って。私はひとりノリノリで、中沢さんは出す前から落ち込んでいるという、すごいコントラストで(笑)。それこそ発表当時は本当に賛否両論で、「これはI’veじゃない」っていう声もあったんです。でもその新しい風としてすごく受け入れてくれる風潮もあって、それをきっかけにメーカーさんも電波ソングを発注してくれるようになったんです。それがあったから「さくらんぼキッス」も「Princess Bride!」も生まれたし、あれがなかったら電波ソングというジャンルもなかったんじゃないかなって思っています。なので、ある意味KOTOKO×中沢伴行の曲で、あの曲を歌わないのはおかしいでしょっていう大事な曲なんです。
――それこそ15周年の今だからこそ歌わなくてならなかった曲なわけですね。
KOTOKO そうですそうです。
――いやしかし、今回のアルバムでも中沢さんのお話は出ましたが、15年以上前から中沢さんは心配性だったんですね(笑)。
KOTOKO そうなんです! アルバム制作中も悩んで悩んで、「大丈夫かな……」って石橋を叩いてなかなか渡らないタイプで(笑)。
――さて、そうしたライブですが、終盤はロッキンな楽曲が続きます。ここも、クライマックスに置かれがちな「覚えてていいよ」で始まるんですよね。
KOTOKO やっぱり、今まで「覚えてていいよ」頼みというか……(笑)。
――まあ、ご自分の曲なんですけどね(笑)。
KOTOKO 困ったときの「覚えてていいよ」みたいな(笑)。でもそろそろこの曲を最後じゃなくて、真ん中ぐらいに置いても大丈夫だよっていう構成を作りたかったんです。今回それに匹敵する曲が出来たよねって思ったので、思い切ってこの並びにしました。
――そこから「Princess Brave!」「トビウオ」「Thank you Birthday!!」へと続きますが、また非常にタフなブロックですね。
KOTOKO そうそう(笑)。「覚えてていいよ」って息継ぎするところがなくて、すごく疲れるんですよ。本当にマラソンしたような感じで終わるんですけど、ここから一気に汗だくになるんです。ちょっと昔のネタですけど、「ビリーズ・ブート・キャンプ」を思い出しました(笑)。
――曲が終わるごとに「もういっちょ!」と言っていましたが、まさにビリーの「One More Set!」というか(笑)。
KOTOKO そうです、全然「もういっちょ」じゃないんですよ(笑)。
――こうしてライブの流れを追ってみても、アルバムのテーマに即しつつも非常にライブ感のあるステージとなりましたね。
KOTOKO そうですね、バラエティに富んでいたと思います。改めてひとりの作家さんでもこれだけ広がりがあるライブができるんだって示せたのかなって思いますね。
――しかしあれだけ完全燃焼したライブに見えて、KOTOKOさんは腹八分目だという(笑)。
KOTOKO まだまだやりたかったという(笑)。ただね、実はセットリスト自体は曲数や時間も普段より若干絞っていたんですよ。いつもは3時間以上とかあったので。結果、それでも平均より多いぐらいなんですけどね。欲張って「これも、これも聴きたいだろうな」って入れすぎちゃって、最後に削る作業で吐きそうになる(笑)。
――構成をシェイプするというのもひとつの挑戦だったわけですね。
KOTOKO そうですね。これまでも「きちんとコンセプトを見せるには長すぎちゃダメだよ」って周りからもアドバイスをもらっていたんですね。いつもより短いからもっといけるのにっていう余力はあったんですけど、自分ができるからって長くすればいいわけではなくて、2時間半ぐらいの間で伝えたいことをきっちり見せるというのは今後ちゃんとやっていかなくちゃいけない。曲がたくさんあればお客さんは満足していただけるだろうし、好きな曲が入る可能性も高くなるけど、それだけに頼るんじゃなくて、きちんと標準のパッケージで満足度を高めていかないといけない。持ち曲がたくさんあるからそれだけでアドバンテージをもらっているようなところがあったと思うんですが、そこだけに頼らないような、余計な贅肉を落としてシャイプアップしたライブに持っていく、次の段階を見据えながらのツアーでもありました。
――そうしたシェイプアップができたあとに聞くのもなんですが、このあと大晦日のカウントダウンライブという大きなステージも待っているんですよね……(笑)。
KOTOKO あはははは! 大丈夫です! カウントダウンライブに限って、詰め込み注意報は解除されました(笑)。シェイプしつつ、時間いっぱいいっぱい使って見せますよ!
――早速解除ですか! 舌の根も乾かぬうちにとはまさにこのことですよ(笑)。
KOTOKO 大晦日は「Thank you Anniversary」という、今度の4月まで15周年は続くぞという意味も込めた延長戦ですね。感謝の意味も込めて、4月のライブのために募集したみなさんのアンケートで、選考から漏れた楽曲も披露したいと思います!
――また年末から来年1月にかけて、海外でのライブも控えていますね。まずは11月30日、12月1日と中国でのライブがありました。
KOTOKO 海外でも15周年をテーマにやらせていただけることになりました。まず中国での2 Daysは、ほぼほぼ小樽と同じセットリストで。中国には何度も行かせていただいてお世話になっているので、やっぱりあのセットは見ていただきたいなと思ったんです。そこから来年1月の台湾は少しセットリストを入れ替えて。曲目はあまり変わらないんですけど、ゲーソンとアニソンのブロックを分けたステージでやらせていただきます。
――海外でも15周年というテーマでライブができるのは大きいですよね。
KOTOKO きっとこれも、メジャーデビューしてなかったらなかった出会いなんですよね。メジャーデビューしてアニソンに関わるようになって、海外の方の耳に触れる機会ってすごく増えたと思うんですよ。15年前のデビューがなければライブでもできていなかったと思いますし、本当にありがたいですね。本当に贅沢です。
Interview & Text By 澄川龍一
※インタビュー後編は2020年1月公開予定。お楽しみに!
●ライブ情報
KOTOKO カウントダウンライブ2019→2020 ~Thank you Anniversary!!~
2019年12月31日(火) 神奈川・パシフィコ横浜会議センターメインホール
開場 21:00/開演 22:00
料金 前売:¥8,250 当日:¥8,800(税込、プレゼント付)
席種:全席指定
<年齢制限>
※未就学児童入場不可。
※15歳未満の方は保護者同伴、20歳未満の方は保護者による承諾書が必要。
チケット一般発売中
・イープラス
・チケットぴあ <音声認識予約>:0570-02-9999
・ローソンチケット <電話予約>通常番号:0570-084-003
※詳細は各プレイガイドサイトをご覧ください。
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