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INTERVIEW

2019.06.04

自身が八十亀ちゃんを演じるTVアニメ『八十亀ちゃんかんさつにっき』主題歌「DELUXE DELUXE HAPPY(デラデラハッピー)」をリリース!戸松 遥インタビュー!

昨年デビュー10周年を迎えた戸松 遥の最新楽曲は……なんと彼女のルーツである名古屋!自身もヒロインの八十亀最中を演じるTVアニメ『八十亀ちゃんかんさつにっき』の主題歌「DELUXE DELUXE HAPPY(デラデラハッピー)」は、彼女が愛してやまない名古屋のフレーバーがふんだんに盛り込まれた、それでいてどこを切っても戸松 遥楽曲と呼ぶにふさわしい逸品に!そんな戸松 遥に、『八十亀ちゃん』と溢れる名古屋愛をふんだんに語ってもらった。

――戸松さんといえば、皆さんご存知でしょうが愛知県出身。愛知を代表する声優と言っても過言ではないかと。

戸松 遥 ありがとうございます!(笑)。うれしいです。まあ愛知県出身の方はほかにもいっぱいいらっしゃるんですけどね(笑)。

――そんな戸松さんがTVアニメ『八十亀ちゃんかんさつにっき』の主人公・八十亀ちゃんを演じるとともに、主題歌まで担当するということでお話を伺いに来ました。

戸松 改めて、愛知県に生まれてよかったなと心から思いましたね。普段声優の仕事をしていると訛りって足を引っ張ってしまうものなんですけど、本作はネイティブに話すことができる人が条件ということで、八十亀ちゃんを演じさせていただくことができました。

――八十亀ちゃん役は愛知県民だけ!

戸松 「愛知県の人じゃないとダメなんです!」という。こうして八十亀ちゃんを演じさせていただけて、ある意味愛知県代表という気持ちも増しました。地元を離れて10年ぐらい経ちますけど、いざアフレコとなると意外と名古屋弁が出てくるものだなと(笑)。

――普段はあまり出てこない?

戸松 しゃべらないですね。むしろあえてしゃべらないようにというか、出てきちゃうと仕事に影響しちゃうので。実家に帰ってもなるべく標準語でしゃべるようにしています。

――なるほど。実家に帰ると周囲のしゃべり方に染まってしまいそうですね。

戸松 そうですそうです。3日以上いるとやられるので(笑)。

――ただ『八十亀ちゃん』では名古屋弁を前面に出して演技ができる。

戸松 はい。今では名古屋に住んでいたことを誇りに思います(笑)。そもそも愛知県が主役になる作品ってなかなかないじゃないですか。アニメでも関西弁の子はいるんですけど、名古屋弁ってなかなかいないですよね。すごくピンポイントでマトに当たっている作品だと思いますし、原作も名古屋ではものすごくプッシュされているんです。

――どうやら東海地区でも原作コミックスはすごい売れ行きだそうで。

戸松 そうらしいです。地元の人が見ても面白いというか、「そうそうそれそれ!」ってなる。県外の人から見たら「そうなんだ、知らなかった!」という発見もあって面白い作品ですよ。また主題歌も、原作の安藤(正基)先生と編集担当のアダチさんの共作で歌詞を作っていただきまして。

――原作者が作詞をプロの作詞家と共作するのは聞いたことありますけど、担当編集との共作なんて聞いたことがないですよ!

戸松 そうなんですよ(笑)。なのにすごいクオリティで。担当のアダチさんも岐阜の方で。

――作曲の田村歩美(たむらぱん)さんも岐阜県出身なんですよね。作家陣も東海地区で固めてきていますね……古川貴浩さん以外は(笑)。

戸松 私との付き合いは長いんですけどね、逆に今回は古川さんにはアウェーという。とにかく歌詞を見て「天才だな」って思いました。それくらい感動したんですけど、その感動をわかってくれる人が周りにいなくて(笑)。

――とにかく歌詞の中にこれでもかというぐらい名古屋に関するワードが盛り込まれているんですよね。

戸松 はい。歌詞をまじまじと見たら「これも、あれも名古屋にかかっているのかな?」って思うんですけど、より深いところではもう見た瞬間ぷるぷるぷるって震えるぐらい。

――震えるぐらい!

戸松 また、この遊び心が前に出すぎていないのがいい。愛知の人じゃないと絶対かけない歌詞だと思います。

――たしかに……。ちなみに冒頭の7時58分というのは、モーニングの開始時間か何かですか?

戸松 これはですね、758(なごや)にかけているんです。ど頭から攻めているんですよ!

――なるほど!わりと直球でした!

戸松 全部探すときりがないというか。正直私もレコーディングまで気づかなかったものもあって。デビューから十年来お世話になっているディレクターさんがいるんですが、その人は関西の方なんですね。レコーディングのとき、その人に「ここ、意味かかってんのわかる?」って関西弁で言われたときには「くっそ~!悔しい~!」ってなりました(笑)。私は全部わかったつもりでいたのに……というくらい油断ない曲なんです。

――ちなみに、戸松さんが見つけられなかったパートはどこですか?

戸松 Dメロの、“イチズな(GO YEAH!)”がよく見ると、“ナゴヤ”になっているんですよ!

――あっ、ほんとだ!

戸松 これは歌詞カードを見ないとわからないですね。衝撃的でした。

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