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2019.05.19

ナレクそっくりな偽物王子が登場!?『ダメステ』第2弾『歌劇派ステージ ダメプリ ダメ王子VS偽物王子(フェイクプリンス)』ゲネプロレポート

ナレクそっくりな偽物王子が登場!?『ダメステ』第2弾『歌劇派ステージ ダメプリ ダメ王子VS偽物王子(フェイクプリンス)』ゲネプロレポート

弱小国家イナコの姫である主人公が、自国に攻め入ってくる武力国家「ミリドニア」との戦闘を回避すべく旅に出る。行く先となったミリドニア、そしてミリドニアと勢力を二分している宗教国家セレンファーレンで出会う個性的な王子様たちと彼女の恋模様を描いた人気アプリゲーム「DAME×PRINCE」(ダメプリ)を原作とした歌劇派ステージ「ダメステ」。舞台化にあたって描き下ろし完全オリジナルストーリーで展開していくこの舞台がついに第2弾の開演を迎えた。ここでは開幕直前に行われたゲネプロと囲み会見の様子をレポートする。

第2弾の歌劇派ステージ『ダメステ』は「ダメ王子VS偽物王子(フェイクプリンス)」と題されたオリジナルストーリー。物語は原作の世界観から変わらずパーフェクト(!?)なカッコ良さと美しさ(!?)を誇るミリドニアのナレク王子(滝澤 諒)のオーラがさく裂する。幕が開くなり華やかな歌を聴かせ、さすがの“歌劇派”ぶり!スマホ、そしてアニメからそのまま飛び出して来たような彼らが目の前で舞う姿に、ファンは胸がときめくはず。

そんな『ダメステ2』の物語は式典の準備に慌ただしいミリドニア城での様子からはじまる。ナレク親衛隊にもてはやされているナレク王子の隣にはミリドニア王国筆頭貴族のヴィーノ(松本祐一)、そして騎士のリオット(進藤 学)。その城内に届いたのは旅劇団の噂。ミリドニアに立つなり大人気となったその芝居小屋に自身にそっくりな看板役者がいる、という噂を聞きつけたナレク王子は観劇にやってくる。そこではナレク王子そっくりなベレク(後藤望)が観客を歓喜させていた。

当の本人・ナレク王子も認めるほど王子に似ているベレクと出会い、ナレク王子はよからぬことを企む。そんなミリドニアに向けて移動する人たちがいた。イナコのテオ(橘 りょう)とグリまる(齋藤彩夏)だ。式典に出席するために姫に先駆けてミリドニアへ向かい、そこでイナコの特産品を販売するためのキャラバンを立てるのだ、という。さらにセレンファーレンのリュゼ王子(大見拓土)、メア王子(三原大樹)、宰相のクロム(汐崎アイル)もまた式典のためにミリドニアへ。個性的な面々が再び顔を揃えようとしていた。その頃、ナレク王子はこっそりベレクに会うと、面倒な式典の準備のあいだだけ自分と入れ替わろう、と提案をしていた。ナレク王子の代名詞でもあるゴージャスなもふもふを受け取ったベレク。しかし事態は思わぬ方向へ―――!?

ゲネプロ終了後に行われた囲み取材にはナレク役の滝澤、リュゼ役の大見、クロム役・汐崎、テオ役の橘にグリまる役の齋藤、ベレク役の後藤が登場。意気込みと見どころを話した。

「第1弾の頃から原作の『ダメプリ』であったり、舞台化した『ダメステ』を応援してくださった皆さんがたくさんパワーをくれたおかげだなと思っておりますので、今日こうして第2弾を迎えられ初日を迎えられたことに対して本当に感謝の気持ちでいっぱいです。あと今回の第2弾で大事にしていることがあって、それは第1弾で築き上げたお客さんとの絆なんです。僕らの『ダメステ』はお客さんとの一体型をテーマにしているので、僕たちダメ王子やキャストとの距離が近かったり、観に来てくださっているお客さんにいろんな姿になっていただける要素を第1弾ではいっぱい用意したんですが、僕たちだけじゃなく皆さんも一緒に楽しんでいただける世界、作品作りをキャスト全員大事にしてやってきているので、そこは引き続きパワーアップしたものを大事にしたいと思っています」(滝澤)
「第1弾で築き上げたお客さんとの絆であったり、第2弾を迎えることで期待してくださっている方々がいらっしゃると思うので、その期待を大きく超えられるように、ミュゼとして宰相を信頼し、メアを愛し、セレンファーレンを愛せるように頑張りたいと思います」(大見)
「続き物ではなく、ちゃんと重ねた時間であると言うことを舞台上で僕たちはこのお仕事に向かうことであったり、この作品に向かうことであったりを一つひとつ、一挙手一投足に込めていけたらいいなと思いますし、毎日が初日で毎日が千秋楽ということを大事に僕はやっているのですが、そのように一回一回同じ公演はありません。毎公演同じお客さんがいらっしゃるわけではありませんが毎回が新鮮で、そしてちゃんと熱量が伝わる作品になれるように、僕もいろんな方を支えながら僕自身も頑張れたらなと思いますので、どうぞ最後までご声援のほどをよろしくお願いします」(汐崎)
「初演を終えて第2弾ということで、すごくたくさんの大人の方たちが携わっております。すごいことだなと思うと同時にこれを第3弾、第4弾へと繋げていくためには今回の第2弾を必ず成功させなければいけないということで、各々の役割をまっとうしつつ初日から熱量をあげていって、頑張っていきたいと思っております」(橘)
「ここにいないメンバーも一緒にやってきた誇り高いメンバーなので、みんなと一緒に、お客さまとも一緒にガツガツ!『ダメプリ』の世界も『ダメステ』の世界も愛してもらえるように頑張りたいと思います」(齋藤)
「初舞台で出演させていただいているんですが、カンパニーの皆さんが温かくて。スタッフの方々も含め、皆さんが本当に親身になって、今作も気合を入れるぞ、という気持ちが伝わってきて。カンパニーってこういうものなんだな、と。アットホームな感じで。ヤル気が漲っているんですが、皆さんすごく温かくて。とても伸び伸びと、いろいろなことを吸収できたんじゃないかと思います。この1ヵ月半で温めてきた『ダメステ』を大好きな気持ち、カンパニーを大好きな気持ちをぶつけていきたいと思います」(後藤)

今回は「LOVEルート」、そして「ダメルート」と構成がある。「見どころはナレク様!」と滝澤が言うと、一同笑みがこぼれるも、このふたつのルートには大きな違いがあるということで、楽しみ方もそれぞれにある、ということがキャストから告げられる。新参加のアンサンブルの身体能力の高さによるアクションシーンの充実ぶりも含め、細部まで楽しみ方が満載なのだそう。これはどちらも見なくては!と気持ちも昂る。またこれまでにないキャラ同士の絡みや原作では見ることの出来なかった姿をも堪能できるこの「ダメステ」で王子たちの魅力を改めて感じたい。5月23日までの公演。ぜひ楽しんで欲しい。

Text えびさわなち


●公演情報
『歌劇派ステージ ダメプリ ダメ王子VS偽物王子(フェイクプリンス)』
2019年5月17日(金)~5月23日(木)/【全10回公演】
会場:よみうり大手町ホール

【キャスト】
ナレク:滝澤 諒
ヴィーノ 役:松本祐一
ヴィーノ:松本祐一
リオット 役: 進藤 学
リオット: 進藤 学
リュゼ 役:大見拓土
リュゼ:大見拓土
メア 役:三原大樹
メア:三原大樹
クロム 役:汐崎アイル
クロム:汐崎アイル
テオ 役:橘りょう
テオ:橘りょう
グリまる 役:齋藤彩夏
グリまる:齋藤彩夏
ハディ役:馬庭良介
ハディ:馬庭良介
エイミル役:野見山拳太
エイミル:野見山拳太
サンバン役:坂下陽春
サンバン:坂下陽春
ベレク:後藤望
ベレク:後藤望
ルオーシュ:徳山秀典(友情出演)
ゲスト
ルオーシュ:徳山秀典
(友情出演)

アンサンブル
畑中ハル/髙野真器/古張和貴/及川崇治/高橋 玲/今井玲男/矢野秀実/山内涼平

【スタッフ】
原作:DAME×PRINCE(NHN PlayArt株式会社)
原案:NHN PlayArt株式会社
演出/脚色:八十島美也子
脚本:眞鍋まり 栗谷雅也 石井綾華
音楽:中村 博
歌詞:マイクスギヤマ
振付:田中むねかず

DAME×STAGE製作委員会
(ムービック / サンライズプロモーション東京)

©DAME×STAGE ©NHN PlayArt Corp.

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