「アイドルマスター ミリオンライブ！」のCD「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 14 Charlotte・Charlotte／15 Jelly PoP Beans」のリリースイベントが2019年5月4日、都内某所で開催された。

同イベントには「MTG14」ユニットCharlotte・Charlotteより徳川まつり役の諏訪彩花、 エミリー スチュアート役の郁原ゆう、「MTG15」ユニットJelly PoP Beansよりロコ役の中村温姫、舞浜歩役の戸田めぐみ、永吉昴役の斉藤佑圭、周防桃子役の渡部恵子が出演した。

現在、「アイドルマスター ミリオンライブ！」はゲーム内タイプ別ライブツアー“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!”の真っ最中。Charlotte・Charlotte組は5月18日・19日の神戸公演、Jelly PoP Beans組は6月29日・30日の福岡公演に出演が決定している。

今回のイベントは元号が令和になって最初の「ミリオンライブ！」関連イベント。諏訪がそのことを紹介すると、会場は大歓声に包まれた。それぞれの挨拶の中で、ひと際「みりっほー！」の声に力が入っていたのが斉藤だ。渡部が「うちの昴（斉藤）がはじめてこの衣装を着たの」と明かしたとおり、斉藤は昨年の“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 5thLIVE BRAND NEW PERFORM@NCE!!!”には不参加だった。そのため、今回の“シャイニートリニティ”衣装を斉藤だけは初めて着用したのである。昴として活動的なショートパンツタイプの衣装を着用することが多い斉藤は、スカートタイプの衣装を新鮮に感じている様子だった。

最初のコーナーは、今回のCDに関するトーク。Charlotte・Charlotteの「だってあなたはプリンセス」については、諏訪と郁原が和風の曲かと思ったら洋風だった、おしとやかでお嬢様のスカートが舞う感じと語りあった。ふたりは最上のかわいさで、プリプリのプリンセスでとオーダーされたそうだ。一方、「ミラージュ・ミラー」については声はかわいく、でもきれいで切なく……と説明しながらも、なかなかぴったり来る表現が見つからないふたり。だが諏訪が「アンニュイな感じ？」と表現すると、郁原も我が意を得た感じで同意していた。

Jelly PoP Beansの楽曲トークで盛り上がったのが“スルメ曲”「I did＋I will」について。斉藤が「歌詞の意味がわからないと歌えないタイプだから、いろいろ検索した」と語ると、他のメンバーも同意な様子。

中村は「（いつもロコ独特の歌詞を調べているから）私は通常運転だった」と語って会場を笑わせていた。「月曜日のクリームソーダ」については、曲の中に男性の声で「マンデー」の声が小さく入っているという話題で盛り上がった。

お題に沿ってひと言台詞を言っていく「アウトオブシアターデイズ」のコーナーは、今回はとにかく周りの仲間を巻きこんでエチュードのように展開していく流れが多かった。このコーナーで大活躍したのが渡部だった。昼の部は願いをかなえる龍に向かって「このあとのライブツアーが成功するように願いを叶えて！」と見事なひと言。

夜の部、斉藤と戸田がお題にあったロコアートの彫像に（自主的に）なりきってみせると、渡部は「保健室にこんないかがわしいものを飾らないで！」とばっさり切って捨てて爆笑を誘っていた。

このコーナー、夜の部は脱線しすぎて時間がかかったため、最後は歩、エミリー、昴がまとめてやることに。郁原がリードして「令和も応援、よろしくお願いしま～す！」ときれいなオチをつけていた。

そして後半はミニライブコーナーだ。最初に登場したCharlotte・Charlotteは「だってあなたはプリンセス」を披露。シンメトリーな動きをまじえて、手を取り合って踊る姿はまさにプリンセスふたりといった感じだ。「ミラージュ・ミラー」はちょっと色が違う世界で、青い逆光の中でシルエットになって静止する姿はとても幻想的だった。

Charlotte・Charlotteについて印象的だったのは、昼の部はメリハリがあって華やかな動きの諏訪と、エミリーらしいていねいな動きを見せる郁原の個々の動きの特性が感じられたのに対して、夜の部はCharlotte・Charlotteというユニットとしての統一感が前に出て見えたこと。これについては渡部が、「リハ、昼の部、夜の部とどんどん一体感が出てきた」と評していた。今日のステージの準備と本番でユニットとしての精度を上げていった彼女たちが、２週間後の“THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!”でどんなパフォーマンスを見せてくれるかという見方は、Charlotte・Charlotteだけの楽しみかもしれない。

Jelly PoP Beansは練習でなかなか全員が揃わなかったなか、準備を重ねた「月曜日のクリームソーダ」を披露。歩や昴のいちばんかわいい一面が表現されていたこともあり、4人それぞれの歌声、それぞれのかわいさが表現されていた。戸田は「歩史上最大のかわいさで」とディレクションされたそうだ。渡部がJelly PoP Beansを「Fairyのかわいさ担当」と表現していたのは、ツアーに向けて覚えておきたい。

「I did＋I will」は紫色の逆光照明とスモークの中スタート。不思議な空気感の楽曲だが、ダンスには女の子らしい仕草が細かく入っているのがポイントだ。中村が、ロコの名前が最初に来る喜びを、ひかえめに伝えていたのがなんだかぐっとくる感じだった。

ラストナンバーは全員の「Brand New Theater!」で明るくハッピーに締めくくった。令和最初、そしてツアー後半戦に続く特別なタイミングのリリイベを乗りきった6人。新鮮な組み合わせでわちゃわちゃと騒がしい感じだったが、とにかく仲が良くて楽しそうで、ツアーに向けて一緒に頑張っていく気持ちを感じたイベントだった。

Text By 中里キリ

「アイドルマスター ミリオンライブ！」
「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 14 Charlotte・Charlotte／15 Jelly PoP Beans」リリースイベント
2019年5月4日、都内某所
＜セットリスト＞
1.だってあなたはプリンセス／Charlotte・Charlotte
2.ミラージュ・ミラー／Charlotte・Charlotte
3.月曜日のクリームソーダ／Jelly PoP Beans
4.I did＋I will／Jelly PoP Beans
5.Brand New Theater!／全員

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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