ライブレボルト初の東名阪ツアー!“LiveRevolt 3rd TOUR LIVE「LiveRevolt REBIRTH」”東京公演レポート

強い。“LiveRevolt 3rd TOUR LIVE「LiveRevolt REBIRTH」”を体感して出てくる言葉はそれだった。楽曲の強さは紛れもない事実として目の前に存在しているが、加えて歌唱とパフォーマンスにも強さが宿っている。今、『LiveRevolt』のライブはもっとも「強さ」を感じさせる現場と言えるかもしれない。数々のライブやイベントに出陣することで磨き上げられてきたのだろう。そんな『LiveRevolt』のメンバーが初めて挑む東名阪ツアー、それが「REBIRTH」である。ツアー最初のチェックポイントとなる東京で8人はどのようなパフォーマンスを見せたのか。

『LiverRevolt』は、「ライブに革命を。」を合言葉にコミックとCD&ライブで展開しているコンテンツ。物語は、2人の女子高校生がユニットを組み、ライブアーティストの頂点を目指すというもの。主人公は藤原あかね。彼女は野田ここみとユニット「dubstar」を組み、瀬戸マリンと紫咲クリスによるRumBlue、宮代りなと平井かなによるリサイタルズ、時音ひなたと白石まどかによるFIREVOLTといったライバルたちと、ライブイベント養成校「奏ヶ丘女学院」で己を磨き合いながら成長していく。

そんなキャラクターたちを演じる8人が、12月2日の夜、Shibuya TSUTAYA O-WESTのステージに姿を現す。会場を熱い聴衆が埋める中overtureが流れると、背後のスクリーンに演じるキャラクターを背負い、8人が次々とステージに現れてはポーズを決めていく。一瞬の静寂のあと、1曲目に登場したのは『LiveRevolt』のアンセムとも呼ぶべき「革命の唄」だ。前回の2ndライブ(2018/5/13、O-EAST)でも1曲目として登場した曲だが、そのときはFIREVOLTの2人を除く6人ver.での披露だった。ただ、同ライブのラストでFIREVOLTの2人も加わり、8人ver.も披露している。つまり、前回の到達点が今回の始まりであり、この7ヶ月間でいかに8人が成長したかを見せつけるものでもあった。

1曲目に続く2曲目「QUAD DRIVE!」でも、8人はステージを大きく使い切り、縦横無尽に入れ替わるフォーメーションを見せていく。腕やステップといった振付要素ではなく、このフォーメーションこそが『LiveRevolt』ライブの魅力だと考える。何よりも、8人で生み出す大きなうねりの中にも、2人でユニットを組んでいるというバディ感を感じさせ、『LiveRevolt』が2人ユニットが基盤にあると思い出させる。隣り合った2人、あるいは対角線に立つ2人が対になった動きを見せるとき、8人でのLiveRevoltを表現してはいるものの、他6人よりも互いに寄せ合っている2人の関係性を形として受け止めることができる。

全員曲を終えた8人はMCへ。「5日後に22歳」を迎える田口華有(藤原あかね役)が自身の誕生花であるシクラメンの花言葉がはにかみ、内気、遠慮と紹介するも、「このステージに立った以上は皆に一切遠慮なんてしないぜ。みんなかかってこい!」と熱く煽ると、同じdubstarの相棒である秋場悠里(野田ここみ役)もリリイベで抱いた想いを越えるために「ぶち上げる」と宣言する。決してキャラクターと演者がイコールではないが、dubstarのロックな音楽性と演者のつながりを感じとってしまうのは決して間違いではないだろう。ライバルと仲間の顔を持つ2人×4組という関係性に魅力を感じずにはいられない。その思いはMC後、各ユニットが持ち歌を2曲ずつ披露していくコーナーでより強くなる。

dubstarの2人は「Going!」で背中合わせとなり小指を絡めてみせ、激しくも艶っぽい姿を見せると、RumBlueの道井悠(瀬戸マリン役)とあおきまお(紫咲クリス役)は互いを信頼し合うつながりを、デジタルサウンドと大きくクールなダンスで表現する。道井は「Lovin’ Blue」後、息がとても上がるほどで、ダンサブルなユニットということでエナジーを一旦使い果たしたのだろう。五味茉莉伽(宮代りな役)と池羽悠(平井かな役)によるリサイタルズでは、爽やかなコンビ関係がそこにはあった。楽曲もノリのいい曲で、「Happy Magic!」では「フゥッフゥッ!」「オイオイオイッ!」と雄叫びが挙がり、タオル曲「サマバケ!~永遠の夏~」ではホイッスル芸が鳴り響く。そんな空気を一変させたのが、最強の実力者という設定を持つユニットFIREVOLT。LiveRevoltで最年少ユニットとなる堀内まり菜(時音ひなた役)と荒井瑠里(白石まどか役)だが、その実力は他メンバーを圧倒するほど。

そして4組は企画楽曲を初披露。dubstarが岸田教団&THE明星ロケッツから提供を受けた「Relive」。dubstarらしく強い楽曲で、フロアと一体になって拳と雄叫びを挙げる楽曲だ。RumBlueはMasayoshi Minoshima(Alstroemeria Records)から提供を受けた「ANEMONE」。これまでの「動」な楽曲と異なり「静」と称するだけあって、ステージ上で立膝して坐するところからスタートする特異な楽曲。リサイタルズはIOSYSから提供を受けた「メーデー!くるくるクライシス学院」。タイトルからも想像がつくように癖の強い楽曲だが、革命軍の者たちを「庶民であり同志」と見立てて、一緒に騒げるリサイタルズらしい楽曲になっている。途中で一斉に「シャキーン!」するところは見ものだ。そしてFIREVOLTは、Arte Refactから提供を受けた「SECRET ROSARY」という王道で本格的なライブ楽曲を妖艶に歌い上げ、独特な世界観へと誘った。ここで再び8人が揃い、作詞:畑亜貴、作曲:山田高弘、編曲:河田貴央による「我らの声で蹴っ飛ばせ!」で会場を一気に弾けさせ、企画楽曲のお披露目を締める。最後はユニットごとに声を合わせて煽った後、企画・原作の瀬島ハルキがはるきねると共作詞し、“同じ未来目指して 羽根が集まって翼になるように”と歌う「My best buddy」でライブを終えた。

勿論、熱気にやられているフロアが満足できるはずはなく、アンコールを要求。8人もツアーTシャツやツアーパーカーをそれぞれに着崩した姿でステージに舞い戻り、「QUAD DRIVE!」を熱唱する。歌い終わると8人がそれぞれの想いを告げる。その中で秋場はこう語った。

「2nd(ライブ)のときは8人いたけど、最後の曲だけ一緒に披露できて。その時はまだ一緒に作ってきたって感覚はなかったんだけど、今回、8人でいっぱいリリイベもこなした後にライブをやらせていただいて、やっとライブレボルト出発したんじゃないかな、って思うんです。メンバーのこと、ホントに好きだし、めちゃ楽しいし、お客さんもニコニコしてくれて。再出発の今から革命軍といいものを作っていけたらな」
そう想いを告げたが途中、道井からストップがかかる。
「泣きそうになってる人がいるから」

右に目線を振ると涙をいっぱいに溜めた五味の姿が。リスアニ!本誌のインタビューでも見せた、涙もろさをここでも発揮する彼女だった。ただ、田口もあとで目を潤ませていており、8人全員がそれぞれ万感の思いを抱いていたと思う。秋場の次を受けた田口がファンへの感謝を表そうと、「今からくさいこと言うから」の前振りの後、メンバーの前を駆け抜けながら全員を指差し、折り返して駆け戻りながら客席全体を指差し、「おーまーえーらーがー!全員大好きだーっ!!」と絶叫。革命軍の者たちから大歓声と「\オレモー!/」の声を浴びると、8人は「革命の唄」をアンコール歌唱。熱すぎるライブに幕を下ろした。

総じて言えば、楽曲が持つ「強さ」がLiveRevoltというコンテンツにおける第一の魅力としてあるとはいえ、やはりライブ自体の「楽しさ」も他の追随を許さないと言って良いだろう。企画・原作を務める瀬島ハルキが語っているように、LiveRevoltのライブには「体を動かす喜び」がある。ライブの楽しみ方が千差万別であることは言わずもがなとして、LiveRevoltのライブは、作り上げられた美しい音楽を届けたい、完成された作品を受動的に享受したい、という両者が集う場ではなく、感情表現をぶつけたい者同士が集まる場とも言える。そして得てしてそういう場からこそ「何か」が誕生する。シド・ヴィシャスがポゴ(今でいうマサイ、推しジャン)を生み、「デモサヨナラ」(Dorothy Little Happy)から「\オレモー!/」が広まったように現場から生まれる何かがある。開演前やアンコール時に他アイドルグループの名前を呼ぶのは違和感を感じるが、ホイッスルと共に法螺貝が響き渡るライブハウスはアリではないか。行き詰まった感のあるヲタ芸や家虎を、どんな曲にも画一的に投入するのはそれこそ芸がないが、今後、ライブを重ねていく中で洗練され、曲ごとに合わせたコールが育っていくのを見るのは楽しい。事実、ステージ上に立つ4組のライブアーティストは、コールが入ることをリハ段階で少なからずイメージしている。ダイブ・リフトの禁止などの通モッシュやヲタ芸、MIXなどを禁止した鑑賞専用の通称「静観エリア(ブルーエリア)」も作られており、運営も手探りの中、これからもアーティストと革命軍との間でのライブバトルは続く。だが、アーティストが客席に向かって撃ち込んだ「愛」を、ファンが撃ち返す機会が与えられているLiveRevoltのライブは、その行く末を見続けたい、自らを投入したいと思わせる場になっている。

Text By 清水耕司(セブンデイズウォー)

3rd TOUR LIVE『LiveRevolt REBIRTH』
2018年12月2日(日)【東京】TSUTAYA O-WEST
<セットリスト>
M01 革命の唄/LiveRevolt
M02 QUAD DRIVE!/LiveRevolt
M03 Going!/dubstar
M04 BLAZE/dubstar
M05 Lovin’ Blue/RumBlue
M06 Cosmic Teal Love/RumBlue
M07 Happy Magic!/リサイタルズ
M08 サマバケ!~永遠の夏~/リサイタルズ
M09 2 つの願い/FIREVOLT
M10 時を超えて/ FIREVOLT
M11 Relive/dubstar
M12 ANEMONE/RumBlue
M13 メーデー!くるくるクライシス学院/リサイタルズ
M14 SECRET ROSARY/FIREVOLT
M15 我らの声で蹴っ飛ばせ!/LiveRevolt
M16 My best buddy/LiveRevolt
<アンコール>
M17 QUAD DRIVE!/ LiveRevolt
M18 革命の唄/ LiveRevolt


●ライブ情報
3rd TOUR LIVE『LiveRevolt REBIRTH』
【大阪】ESAKA MUSE
12月23日(日・祝) 16:30open / 17:00start
【名古屋】Electric Lady Land
12月24日(月・振休) 16:30open / 17:00start

出演
藤原あかね(CV.田口華有)
野田ここみ(CV.秋場悠里)
瀬戸マリン(CV.道井悠)
紫咲クリス(CV.あおきまお)
宮代りな(CV.五味茉莉伽)
平井かな(CV.池羽悠)
時音ひなた(CV.堀内まり菜)
白石まどか(CV.荒井瑠里)

チケット:オールスタンディング / 5,500円(税込)
※会場によりドリンク代が別途必要となります。
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