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2018.10.12

総勢20人による「オルケストラ」で、作品への期待はMAX!東京ゲームショウ2018『ラピスリライツ』ステージイベントレポート!

総勢20人による「オルケストラ」で、作品への期待はMAX!東京ゲームショウ2018『ラピスリライツ』ステージイベントレポート!

9月22日、幕張メッセにて開催された“東京ゲームショウ2018”(以下:TGS)内 KLabGamesブースにて、『ラピスリライツ 〜この世界のアイドルは魔法が使える〜(以下:『ラピスリライツ』)』のステージイベントが開催。昨年のTGSにて製作が発表された本タイトルが、春の“AnimeJapan 2018”での正式タイトル発表を経て堂々の凱旋。ライブや朗読劇も交えて、アプリ配信を今や遅しと待ちわびる先生(※本作でのプレイヤーの総称)の期待をさらに高めるステージを見せてくれた。

ゲームのサービスイン前にもかかわらず、開始前にはすでにブース前に人だかりが。本作への期待の高さを感じられるなか、まずは原作・プロデュースを担当する横山憲二郎氏と音響監督の納谷僚介氏が登場。軽妙な掛け合いとともに、まずは基本情報として本作が“魔法×アイドル”がテーマのメディアミックスプロジェクトであることを説明し、加えて各メディアごとのストーリーがパラレルワールドになっているという見どころも改めて解説。アニメやゲーム、コミックなど媒体ごとにそれぞれちょっと異なる物語を楽しむことができるのも、仮題を『Project PARALLEL』としていた本作ならではのポイントだ。

そんな本作での、メインキャラクターの少女たち・魔女たちが行うライブは「オルケストラ」と称されるもの。それを観た者から起こるプラスの感情を力に変えて、彼女たちは魔獣を浄化していくのだ。

続けて、作品のメインユニットのひとつ、LiGHTsのアニメ版のキャラクターデザインやアニメの背景アート、進行中のコミカライズのイラストが次々と初公開されていき、アプリゲーム同様に着実に『ラピスリライツ』の世界が構築されてきていることが伺える。

情報紹介のあとは、そんな世界をさらに肌で体感できる、作中のユニット、LiGHTsとsupernova、それぞれによる「オルケストラ」と、“MF文庫J『夏の学園祭 2018』”のプレゼン対決で勝利した、この花は乙女による朗読劇のコーナーへ。

まずスクリーンに映̪しだされたビジュアルに合わせて、LiGHTsのティアラ(CV:安齋由香里)とsupernovaのユエ(CV: 桜木 夕)によるモノローグが流れたあと、 LiGHTsの5人が登場。

横一列のフォーメーションを取り、トレーラー映像でも使用されている「Your Lights」を披露。フレッシュな歌声はもちろん、EDMに乗せて要所要所ではそのリズムを活かしつつも、Bメロでの鮮やかな入れ替わりや後半での縦一列になり、かつかがむメンバーも織り交ぜたりとフォーメーションでも魅せる。落ちサビで円陣を組むようなフォーメーションも、はじまりの曲らしいものだ。また、ラストの捧げるような決めポーズも、作品の世界観にしっかり沿ったものだったように思う。

続いては、interludeにのせてsupernovaの3人がキリッと登場。ここで披露した新曲「Trinity」は、同じくデジタルチューンでありながらも、そのテイストは少々激しめなものだったが、そこに追いかけ等も織り交ぜつつ歌唱していく。

振り付けには少々K-POPのような雰囲気があり、Bメロ前半のフォーメーションのシンクロも見事。加えてそれぞれの個性もしっかりと出ており、ミルフィーユ役・奥 紗瑛子が余裕の笑みを浮かべたり、フィオナ役・伊藤はるかが大サビで笑顔でハイジャンプを見せたりと、キャラクターとリンクしたパフォーマンスを展開し、観客の視線もばっちり引きつけていった。

そして「桜が芽吹いた日」と題された朗読劇では、三姉妹によるユニットならではの距離感の近いやり取りを『ラピスリライツ』の世界観も示しながら展開。

個性強めのキャラクター性を持つ3人が、TGSという舞台でしっかりとインパクトを残す。なかでもツバキ役・鈴木亜理沙の迫真の芝居は、とりわけ印象に残るものだった。

朗読劇後は横山・納谷両氏が再登壇。「最初のセリフが『うー、緊張してきたー……!』だったので、(緊張感を)セリフにそのまま活かしました」とのカエデ役・大野柚布子の言葉をはじめ、それぞれの感想が語られていった。

そして、LiGHTsとsupernovaも再び登壇。なぜかスキップで登壇した安齋が、改めて観客を「元気ですか!?」と煽ると、「Trinity」については桜木が、「わりと笑顔でかわいい感じの曲」と改めて紹介。こちらも今後の披露の際には、表情にも注目してみてほしい。
そしてさらに、その他の作品内ユニットのメンバーもすべて登壇。20人がステージ上に勢揃いしたところで、各グループごとにメンバー紹介と納谷氏からの簡単な質問が行われる。

まずLiGHTsは“次世代王道ユニット”、supernovaは“学院 No.1の超実力派ユニット”であると改めて紹介。また、“和風ロックユニット”であるこの花は乙女は「姉妹感のあるエピソードは?」との質問に、ナデシコ役・本泉莉奈が「出てくる前に、3人でずっと手を繋いでました!」とアピールしていた。

そしてここからがこの日初登場の面々。唯一のコンビであるSadistic★Candyへの「コンビネーションのいいところは?」との質問に、ルキフェル役・松田利冴が、「まだないです!」と回答。しかしそこにアンジェリカ役・雨宮夕夏が、「これから作ります!」と前向きな言葉を続けていた点に、早速コンビネーションの良さを感じたのは筆者だけだろうか。

また、IV KLOREへは、亜人ユニットという点になぞらえて「4人の中でいちばん『この人、人間じゃないな』という人は?」という質問が。それに対してエミリア役・星乃葉月は「全員です」と回答。これからの個性の発露に期待したい。

最後に、キュートでポップな3人組ユニット、シュガーポケッツが挨拶。各々の名乗りは実に堂々としたもので、これには納谷氏からも「芸風が完成してますよね!」と称賛の声が。

紹介も終わったところで、7月実施のRT&フォローキャンぺーンを制したLiGHTsによる公式サイト・Twitter ジャックの開催と、「電撃 G’s magazine」11月号での、この花は乙女特集についての告知が行われると、続けて6ユニット・20人揃っての初めての「オルケストラ」へ!しかも披露するのは全員で歌唱する新曲という、二重のサプライズだ。

その新曲「私の名は、光。」は、ミドルテンポのデジポップ。ライブ用のステージではないため広さにも制限のあるステージではあったのだが、しっかりとそれぞれが個性を主張しつつ、全員がきっちりフォーメーションをまっとうしていく。加えてDメロでは、LiGHTsのラヴィ役・向井莉生とアシュレイ役・佐伯伊織が向かい合って、いきなりの生ハモも披露。 早くも進化を見せるステージとなった。そしてこの曲でも締めくくりは、全員天へと手を掲げるポーズ。幾度となく用いられたこのポーズが作品とどう繋がっていくのかも、期待高まるポイントだ。

と、ここで重大発表!7月末にシルエットが公開された、作中の伝説のユニット、Rayのリーダー・エリザ役を花澤香菜が担当することが発表に!早速花澤からのビデオメッセージが上映され、ブースは一気にどよめく。そして残りキャストもムービーで一気に発表。

クロエ役・南條愛乃、カミラ役・上坂すみれ、ユズリハ役・佐倉綾音が発表され、さらにあんじぇ役として発表されたのは、なんとアンジェリカ役の雨宮!実はアンジェリカの3年前の姿があんじぇ。タイミングの違うひとりの人物を同一作品で演じ抜くという難しい挑戦にも期待したい。

また、告知後には納谷氏から、ステージの模様が中継されているbilibili動画の生配信の視聴者数が、5万人を突破しサイトトップクラスとなっていることが発表。すかさず横山氏に、 中国でのアプリ配信も提案していた。

最後に、出演者を代表して安齋から改めてコメント。「1年前のプロジェクト発表のときはステージを見ていたんですが、こうやってステージに立って皆さんの前でライブや朗読やトークができてとても楽しいです。Rayのキャストも発表されて、これからどんどんいろんな展開が期待されていくと思うので……皆さん盛り上げていってくれますか?」と呼びかけ、さらにもう一度「うしろのほうの人足りない!盛り上がっていってくれますか!?」と煽り、今後の展開に期待をもたせたところで、この日のステージはお開きとなったのだった。

一歩一歩着実にプロジェクトが進行し、公開へと近づいている『ラピスリライツ』。数多く詰めかけた先生たちが、魅力的な魔女やそれぞれの世界の物語へ触れられるのも、そう遠いことではないだろう。その来るべき日まで、このステージで高めてくれた期待感を胸に、注目して待ち続けたい。

Text By 須永兼次

『ラピスリライツ 〜この世界のアイドルは魔法が使える〜』ステージイベント

2018.09.22@東京ゲームショウ 2018 内 KLabGames ブース
【SET LIST】
M1.Your Lights / LiGHTs
M2.Trinity / supernova
M3.私の名は、光。 / ALL CAST

(C)2017 KLabGames/KADOKAWA

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