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INTERVIEW

2018.09.28

RAB(リアルアキバボーイズ)のじゆう帳! 第5回 ゲスト・亜咲花

RAB(リアルアキバボーイズ)のじゆう帳! 第5回 ゲスト・亜咲花

――RABのみなさんと亜咲花さんは世代が違うのにも関わらず、すごく話が合いますね。

けいたん すごいですよ、ほんと!

亜咲花 いやいや、私はまだまだ浅いですけど……。

けいたん その返し、なんか昔のめんどくさいオタクみたいだよね。「オタクですよね?」って聞くと「いや、僕なんてまだまだオタクなんかでは……」みたいな(笑)。

ムラトミ 亜咲花さんは今期(2018年夏クール)のアニメでおすすめはありますか?

亜咲花 『ISLAND』はもちろんなんですけど、私は『銀魂』とか『進撃の巨人』とか、シリーズものが映えてるクールだと思ってます。『進撃の巨人』はヤバいですよね。OPテーマは今回リンホラ(Linked Horizon)さんじゃないんだと思ったら、まさかのEDテーマになってたりして。最近はTVアニメで放送が難しいシーンは自主規制で黒塗りで隠すことも多くなりましたよね。でも、その部分を円盤(DVD/blu-ray)で回収するのが快感なんです。

あつき いやあ、素晴らしい!

けいたん アーティストが円盤をちゃんと購入するというのは本当にいいことだよね!

亜咲花 オタクとしては、修正前と後で見比べたくなるじゃないですか。それに円盤には初回封入特典とかが付いてくるんですよ。そういう目的で買うことも今の時代は主流ですよね。

けいたん 基本的に女性向けの作品にはそういう特典が多いよね。

ドラゴン 店舗ごとで別の特典がつくのは大変だよね。

亜咲花 でも逆に特典が多いと、どこで買おうか悩む楽しみができるんですよ。これはもうオタクの性ですよね。

けいたん 俺もμ’sのときは本気を出して全店で買ったから(笑)。

亜咲花 私はμ’sだと(南)ことりちゃんと(絢瀬)絵里ちゃんなので。

けいたん 俺は(東條)希ちゃんなんすけど、別に同担拒否系ではないので。

あつき 何を張り合ってるんだよ(笑)。

けいたん でも俺は『スクフェス(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)』がいちばん課金したゲームだと思うなあ。

亜咲花 今は『FGO(Fate/Grand Order)』とかもそうですけど、ゲームからアニメになる作品も多いですもんね。特に『アイドルマスター』シリーズはすごいなと思うんですよ。私は『ラブライブ!』も『アイドルマスター』もどちらも支持してますけど、プロデューサーとしてはやっぱり昔の無印(『THE IDOLM@STER』)なんですよね。ニコニコ動画でもいちばん人気がありましたから。

けいたん タグになってるぐらいだもんね。

あつき たしかに良かったよなあ。俺、劇場版(2014年公開の『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』)は映画館に3回は観に行きましたから(笑)。

けいたん 俺もあれは良すぎてBlu-rayで持ってるもん。

ムラトミ 俺も(高槻)やよいPになりたくてPSPのゲーム(『THE IDOLM@STER SP』)を買ったなあ。

亜咲花 私は(三浦)あずさ派なんですよ。たかはし智秋さんが好きということもあるんですけど、あの歌唱力、お姉さん的なビジュアル、なのに方向音痴というギャップ要素がいいんですよね。この条件が揃ってこそ売れるんですよ。

けいたん もう言ってることが完全にプロデューサーだわ(笑)。これはアニソン界の怪物が生まれつつあるよね(笑)。

亜咲花 めちゃくちゃ話は変わりますけど、私自身はアニソンがすごく好きで、しかもアニソン歌手という狭きジャンルに憧れて、ずっとオーディションを受けて夢を追いかけていたので、今はとにかくアニソンを歌えていることが幸せなんですよね。

けいたん と言いながら円盤もちゃんと買ってるからね。

亜咲花 円盤だけじゃなくてドラマCDとかもちゃんと買ってますから。

けいたん 男性向けの作品も好きなんですか?

亜咲花 どちらかと言うと乙女ゲームとか女性向けの作品に触れることのほうが多いですね。今は『薄桜鬼』の再ブームが来てます。自分の中に『銀魂』『進撃の巨人』『薄桜鬼』というサイクルがありまして、それが2年おきぐらいにやってくるんですよ。何がおもしろいかと言うと、私が『銀魂』を好きになったのは小学6年生のときなんですけど、時期によって推しが変わっていくんですよね。それでもちろんアニメの見方も変わりますし、自分自身の変わりようがアニメによってわかるんですよ。

一同 ははぁ~。

亜咲花 当時はこういうふうに観てたけど、今はこういう解釈ができることに気づいて、自分が大人になったなあと思うんです。

マロン ……本当に十代ですよね?(笑)

亜咲花 はい!(笑) オタク歴は長いので。

けいたん 『銀魂』の話で言うと、これは特に公表はしてないんですけど、僕らは両国国技館でのイベント(「銀魂華祭り」)で、お通ちゃんのライブのバックダンサーをしてたことがあるんですよ。

亜咲花 えっ! すごい!! チョメチョメ~♪(寺門通のキャラソン「お前の父ちゃんXX(チョメチョメ)」の一節を歌う)

けいたん そうそう、それそれ!

あつき あの曲の振り付けは僕らが作ってるんですよ。

亜咲花 えっ! いつからですか?

けいたん ダンス自体は最初の頃からずっと僕らが振り付けを作ってるんですよ。寺門通親衛隊の半被を着て、男の子だけのときもあれば女の子がいるときもあったりして。最近はやってないんだけど。

ドラゴン 当時はまだRABとしての活動が本格的になる前だったんですけど、仕事をオファーしてくれた人が、僕らがアニメ好きということを知っててくれてお話をくれたんですよ。

あつき 俺らも半被を着てたもんね。

ドラゴン けいたんなんかヒゲも剃ってたから誰かわかんないっていう(笑)。

亜咲花 すご~い! エモいなー。私としてはオタクの頃から好きだった作品に関わるのは夢でもありますからね。でも『銀魂』はもう終わってしまうという衝撃が強すぎて……。

けいたん でも来週のジャンプを開いたら『銀魂2』が始まるって書いてたらどうする?

亜咲花 もう立ち上がりますね(笑)。とにかくアニメ、マンガ、ゲームのことになると話したいことが尽きないんです!私は、特にホラーゲームが好きなんですよ。アクションよりも逃げる系のものが好きなんですけど。

けいたん あのシザーマンの出てくるやつは、なんだったっけ?

亜咲花 あっ、『クロックタワー』ですよね。『クロックタワー』は最近新しくリメイクされたものも出てるんですよ。

けいたん じゃあフリーゲームの『青鬼』は?

亜咲花 『青鬼』いいですよね! あとは『DeathForest~森からの脱出~』もフリーゲームの王道ですよね。

けいたん 俺も自分ではやらないけどホラゲー実況はよく観てる。

亜咲花 私も実況はよく観てます。

あつき 話を聞いてて不思議に思ったんだけど、それいつ観てるの?(笑) アニメもゲームもマンガもいろいろ知ってるし。

けいたん あと考察する時間も必要だしね(笑)。

亜咲花 考察は移動時間ですね(笑)。それで夜中0時を回って日付が変わったら(スマホゲームの)ログインボーナスを全部回って(笑)。

あつき 自分の活動もある中ですごいなあと思いますね。俺らも忙しくなると観たいアニメとか溜まっていっちゃうから。

亜咲花 私も本数は減ってますけど、好きな作品は継続して追ってますね。でも、最近は沼にハマってしまいそうで新規開拓が怖いんですよ。だからずっと昔からやっている作品でがんばろうかなと思ってます。

けいたん 俺、それで今ひとつ危ないのがあるんですよ。『シャニマス(アイドルマスター シャイニーカラーズ)』なんですけど。

亜咲花 うわっ! ようこそようこそ!(パチパチと手を叩く)

けいたん いやっ、新規いってるじゃないですか!(笑)

亜咲花 とりあえずプロデューサーとしては『アイマス』系は一通りやってるので(笑)。

けいたん 俺は今まで『アイマス』のゲームには触れてこなかったんだけど、『シャニマス』にはひとり気になる子ができちゃって。

あつき なんか昔は自分たちのいる三次元の逃避として二次元があったけど、今はそれが逆になりつつあると思うんだよね。二次元で起きたことが三次元に反映されることがあるというか、二次元の作品で鬱な展開があると、それが三次元の世界にまで影響を及ぼしちゃうみたいな。だから自分は楽しくて観てたはずのアニメが、怖くなって観れなくなるときがあるんですよ。

マロン 私生活にまで影響を与えちゃうんだ。

亜咲花 昔のアニメの場合は『犬夜叉』『ポケモン(ポケットモンスター)』『デジモン(デジタルモンスター)』とかファンタジーものが多かったですけど、日常アニメが増えていくにつれて、今の現実でも起こりうるものが多くなりましたからね。

けいたん あとはVRが進化して、いまや二次元のキャラクターが目の前で踊っちゃうわけじゃないですか。あれはヤバいよね!

あつき だから下手したら二次元に手が届く距離にだんだんなっていってるんだよね。

亜咲花 それこそμ’sもライブで声優さんが実際に踊って歌われてますし、2.5次元のミュージカルも盛んになって。そもそも2.5次元という単語が生まれたわけですからね。

――なんか話が止まらなくなってますが……。

けいたん これすごいよホント(笑)。

亜咲花 楽しいー! 普通の人にこういう話をしても「そうなんだ」とか「ごめん、わかんない」とか言われて、レスポンスが返ってこないんですよ。でもみなさんとお話してるとレスポンスが返ってくるので、ラリーがずっと続いてるみたいで気持ちいいですね(笑)。

けいたん 今はジャンルがどんどん細分化してるからね。ゲームだけとっても、コンシューマー、スマホ、ゲーセンとかいろいろあるし、まだ音ゲーの話も出てないし。

亜咲花 音ゲーは「maimai」に燃えましたね。

けいたん あの当初は洗濯機と呼ばれていた(笑)。

亜咲花 あとは『太鼓の達人』も好きなんですよ。私の弟は全国レベルの実力で、昔は私のほうが上手かったんですけど、気づいたらマイ鉢を作っちゃうぐらいになってて(笑)。

あつき 弟さん、まさか指空きグローブでやってないですよね? 指空きグローブでやり始めたらだいぶヤバいですから(笑)。

ムラトミ 俺もダンスをやりたいなと思ったきっかけが『Dance Dance Revolution』だったんですよ。「Butterfly」(同ゲームで使用されたSMiLE.dkの楽曲)が好きで。

けいたん わかるわかる! ゲームの話は際限がないよね。

ムラトミ たしかに俺も最近はゲームをすごくやりたくて、今は『荒野行動』をやってるんですよ。

けいたん ムラトミとドラゴンは最近ずーっと『荒野行動』やってるもんね。

亜咲花 出た! 沼、沼、沼! オンラインゲームは沼にハマりやすいんですよね。

ドラゴン そうそう、相手がコンピューターじゃなくて対人なのがおもしろくて。

亜咲花 友達がいればいるほど楽しいんだけど、いないと傷つくんですよね(笑)。

ドラゴン でも、みんなのやり取りを聞いてるだけでもおもしろんですよ。自分だけマイクをオフって、みんながしゃっべってるのをニヤニヤしながら聞いてるっていう。

けいたん キモッ!(笑)

ムラトミ 俺は『荒野行動』で友達になった人がいるんだけど、自分のアカウント名が〈ムラトミRAB〉なんですよ。

けいたん 全然自分の名前を隠す気がないじゃん!(笑)

ムラトミ 隠す気がないというよりも「ゲームだから大丈夫でしょ!」っていう感じで始めたんだけど、その仲良くなった友達から「あのさあ、〈ムラトミRAB〉っていう名前はやめたほうがいいよ」って言われました(笑)。

全員 (爆笑)

亜咲花 私も〈亜咲花〉でやってみようかな?

けいたん それは問題になるでしょ(笑)。

ドラゴン こないだは〈木村拓哉(本人)〉っていうやつがいたからね(笑)。でもそういうのが増えてくると、さっき言ってたようにリアルとの区別が分からなくなってくるから。

けいたん なんだったら来期からは『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が4クール放送されるし、来年あたりからもっとヤバくなるんじゃないかと思ってて。

亜咲花 だって今やバーチャルYouTuberがいますからね。

けいたん こないだには輝夜月がVRライブをしちっゃたぐらいだもんね。

亜咲花 今のバーチャルYouTuberはまだ中に人がいるから安心できますけど、あれがいよいよ人間いらずでボカロみたいな存在になったら怖いですよ。

あつき そうなったら人間が削除申請し始めたりして……。

けいたん いやー、怖い怖い怖い!

ムラトミ 俺、こないだネットでいろいろ調べてたんだけど、コンピューターが成長し続けると、やっぱり人間を洗脳じゃないけど……。

けいたん それ、病院とかの人工知能の話だよね。なんの話をしてるんだよ(笑)。

ムラトミ いや、ガチでガチで! 俺、もうコンピューターが成長しすぎて怖いもん。

けいたん 結局はオタク同士で話してると世界規模の話に行きつくんだよね(笑)。

亜咲花 いやー、話の着地点が見えない!(笑)

――でも、ここまで話が盛り上がって気が合うと、一緒に何かをやってもおもしろいものが生まれそうですよね。

けいたん それが9月30日のイベントなので! そして10月19日には亜咲花パイセンのワンマンライブもありますので!

ドラゴン 急にまとめだした(笑)。

亜咲花 私は個人的にみんなでゲーム大会をやりたいです。絶対おもしろいはず! ただやりたいだけっていう話もありますけど(笑)。

けいたん あとは僕たちが爆弾ジョニーさんのMVに出させていただいた例もありますし、亜咲花ちゃんとも動画や映像でも何かできたらいいですね。踊りのシーンがワンカットあるだけでも、僕らは呼ばれたら「亜咲花パイセン、チース!」ってすっ飛んでいくので(笑)。

――そのときは〈リアル亜咲花ボーイズ〉結成ということで、楽しみにしております。

けいたん なんかノンストップで話してたので、すごい分量になってないですか(笑)。

あつき 7割はアニメの話だったような。でもやっぱりアニメはすごいなと思いますね。同じ熱量の人たちが繋がれるというか。

亜咲花 男女とか年齢とか関係なく全部繋げてくれますからね。

けいたん でも、亜咲花ちゃんは幅が広すぎて、射程距離がめちゃくちゃ長いんだよね(笑)。

亜咲花 私はオールラウンダーで遠距離戦も得意なので(笑)。

けいたん 今回の記事で特に文字を大きくしてほしいのは、マロンさんの「本当に十代ですよね?」という発言ですね(笑)。本当に的を射てると思う。だから最終的にまとめると「亜咲花は推せる!」ということですよ。この人がアニソンを歌ってるのであれば、歌唱力的にはもちろん、オタク的にも間違いない! こんな人はほかにいないと思いますよ。

Interview & Text By 北野 創
Photography By 山本哲也


●イベント情報
「アニソンダンスバトル全国大会 アキバ×ストリート5ファイナル」
9月30日(日)新宿BLAZE
OPEN: 13:00 START 13:40

チケット:前売り ¥3,800- 当日 ¥4,300-
(各1ドリンク代別途)
購入はこちらから

●ライブ情報
亜咲花 19th Birthday LIVE ~Make It Happen LTB~
2018年10月19日(金)渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
開場 18:00/開演 19:00
チケット:¥4,500(税込)+別途ドリンク代
e+ http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-084-003 Lコード:73741
チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:125-005

※スタンディング
※子供(小学生以下対象)&女性専用エリア有り

ゲスト Run Girls, Run!

最後は…………お・ま・けだよっ♪

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