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2017.02.20

愛がめぐって集った場所で、笑顔とともにリスタート。 中島 愛「ワタシノセカイ」リリース記念ミニライブ&ハイタッチ会レポート

愛がめぐって集った場所で、笑顔とともにリスタート。 中島 愛「ワタシノセカイ」リリース記念ミニライブ&ハイタッチ会レポート

2月18日、ゲートシティ大崎 B1アトリウムにて中島 愛のニューシングル「ワタシノセカイ」のリリースを記念したミニライブ&ハイタッチ会が開催。音楽活動復帰後初となるリリースイベントで、まぶしい笑顔と安定感抜群のステージを届けてくれた。

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会場には、約1,200人ものファンが集結。ライブが行われたステージのフロアはもちろんのこと、ステージ正面上方のテラス・ファーストギャラリーにも観客が詰めかけており、中島もステージに上った瞬間、その観客の多さにびっくりしたような表情を見せていた。

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この日は今回のシングルのリリースイベント一発目!ということで早速その表題曲「ワタシノセカイ」でライブパートがスタート。清々しいロックチューンに、爽やかな風のような歌声を乗せていく中島、1曲目から絶好調で駆け抜ける。歌唱中には、前述したような光景を目に焼き付けようとしたのか、目の上に手をかざして遠くのほうを覗き込むような仕草を見せ、続けてその視線をテラスにも向けて後方にも手を振る。この一連のパフォーマンスには、彼女がこのステージを観るすべての人へその歌声を届け、同時に楽しさを共有したいという想いが表れていた。その想いを受け取った観客も、この曲の走り出しとともにクラップで盛り立てていく。

歌い終わって、いっそうニッコリと輝く中島の笑顔。「去年12月11日のお台場での久しぶりのライブから、今日まで本当にあっという間でした!」と振り返り、「こうして無事にリリースできて、こんなにたくさんの人に来ていただいて、すごくうれしいです」とその輝きを増す。そんな喜びも素直にあらわにしながらも、この日は「かわいいよー!」などのファンの歓声を拾って楽しむ場面も数多く見受けられた。そう、ステージに帰ってきた彼女にとっては、ライブでは当然の様式美のようなそれら一つひとつが、どれもうれしくてたまらないのだ。

さて、ライブはシングルの曲順通り、続けて「最高の瞬間」へ。ポップ色がより強めなこの曲は、イントロからリズムに合わせてぽんぽん跳ねながら、満開の笑顔を振りまきつつ各所へ手を振りつつ披露していく。観客サイドも、曲前に中島からお願いされた、サビラストの「フレー!」の合唱はバッチリだ。さらにDメロ明けの間奏では、中島自らが「ハイ!」と煽りを先導。盛り上がりマックスのなか、おしとやかさもにじみつつちょっとおてんばな振付とともに、最高の空間を作り上げていった。

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ここで今後の活動についてのお知らせ。なかでも熱が入っていたのが、彼女の誕生日前日・6月4日に品川ステラボールにて開催される久々のワンマン・ライブについて。生バンドを引き連れて開催されるこのライブ、タイトル等はまだ未定なもののセットリストとともに鋭意制作中。「デビューの頃から応援してくださっている皆様はもちろん、新しく興味を持ってくださった方にも楽しんでもらえるような、各年代ごとの曲を散りばめたライブにできたらな、と思っています!」との彼女の意気込みには、会場から喜びのどよめきが起こっていた。ラストナンバー前の「えー!?」との声に「……じゃあ、ワンマンにも来ていただいて!(笑)」と返せたのは、場を沸かせるためなのと同時に、そこへの自信も表れていたのかもしれない。

そんなラストナンバーも、ニュー・シングル収録の楽曲「愛はめぐる」。イントロでクラップしながら、改めてその場でゆっくりと360度回り、笑顔で視線を配って歌い出す中島。今度はその視線には、「ありがとう」の意味合いも含まれていたのだろうか。もちろん歌声も、最後まで透き通ったオンリーワンの歌声。ミドルポップなこの曲でも水晶のようにきらめく、彼女にしか響かせ得ない音色だ。
そこで起こったクラップと幾度となく登場する「Love is coming, coming back!」のリフレインとが、3曲のみのリリースイベントでありながらも、ライブならではの醍醐味さえ感じさせてくれた。それは、曲前に観客に合唱をお願いしていたこのパートで、復帰シングルのリリースという彼女の本当の意味での帰還をファンが大合唱で温かく迎えているように感じられたからだ。そうして生まれた一種の大団円感に包まれながら歌い切った中島は、「みんなに来てもらえてうれしかったです。ありがとうございました!」とひと言述べ、最後にすべての方向へ幾度となく礼をしつつ、笑顔のままステージを降りていった。

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その後、イベントはハイタッチ会へと以降。笑顔で再登壇した中島は、ライブの最後に「ソフトなタッチでお願いします!」と告げていたのにもかかわらず、テーブルに着くやいなや素振りのような身振りを始め、再び会場の空気を温める。そうしてスタートしたハイタッチ会では、短い時間ながらも笑顔でファンとひと言ふた言会話を交わして、ときに手を振ったりとしっかりとコミュニケーションを取りながら、1時間強にわたって笑顔でハイタッチを交わしていった。最後には「皆さん優しいタッチでうれしかったです!またぜひ、こうしたイベントがあったら足を運んでいただければうれしいです。ありがとうございました!」と、改めて参加者への感謝を述べて、すべての方向へ手を振りながら、拍手に包まれながらそのステージを終えていた。

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昨年の教会広場のステージ同様、その歌声にもトークにもブランクを一切感じさせないステージ。それを復帰シングルの楽曲のみで構成したこの日のイベントは、まさしく“中島 愛 is coming back!”と感じさせるのに充分なものだった。
しかし、彼女の魅力はもちろんこの3曲だけにはとどまらない。アイドルテイスト強めの曲から温かなバラードまで、彼女は実に多彩な表情を見せるシンガーなのである。そこに「ワタシノセカイ」という新しい色が加わった6月4日のワンマン・ライブでは、この日以上に彼女の世界をより色濃く感じられるはず。きっと、中島 愛の歌に魅せられたすべての人の胸に響くライブが繰り広げられることだろう。

Text by 須永兼次

中島 愛「ワタシノセカイ」リリース記念ミニライブ&ハイタッチ会
2017.02.18@ゲートシティ大崎 B1アトリウム
【SET LIST】
M1.ワタシノセカイ
M2.最高の瞬間
M3.愛はめぐる


●リリース情報
中島 愛 復帰第1弾シングル
TVアニメ『風夏』EDテーマ
「ワタシノセカイ」
発売中

【初回限定盤(CD+DVD)】
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品番:VTZL-118
価格:¥1,800+税

※DVDには「ワタシノセカイ」のMVを収録
※ワンマンライブチケット先行抽選予約申込券封入。

【通常盤】
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品番:VTCL-35249
価格:¥1,300+税

●イベント情報
「ワタシノセカイ」リリースイベント
2月26日(日) 15:30 AKIHABARAゲーマーズ本店 6Fイベントフロア
(※ミニライブ&握手会)
2月26日(日) 19:00 アキバ☆ソフマップ1号店 8Fマップ劇場
(※ミニライブ&ポスターお渡し会)
3月11日(土) 13:00 とらのあな秋葉原店C 4Fイベントフロア
(※ミニライブ&握手会)
3月11日(土) 16:30 アニメイト新宿 B2F animate hall SHINJUKU
(※ミニライブ&ポスターお渡し会)
※詳細は各チェーンのHPにてご確認ください。

●ライブ情報
2017年6月4日(日) 開場 16:00/開演 17:00(予定)
品川ステラボール

ご予約はこちら

※2月下旬オープン予定。オープンまでティザーページとして公開中。
※ワンマンライブチケット先行抽選予約をファンクラブ会員限定で実施。

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