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2016.05.21

生バンド演奏と力強いゆいにゃんの声のスペシャルコラボライブ、『榊原ゆいBand★LOVE×Live 2016』のレポートが到着!

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気持ちよく晴れ渡った5月14日。東京・新宿BRAZEにて『榊原ゆいBand★LOVE×Live 2016』が行われた。

大阪、福岡と周り、3ヶ所目にしてラスト公演となる東京ということで、ゆいにゃんを始めとするメンバーたちも気合いを滲ませているのが演奏からも伝わってくるようだった。ダンサーはいっさい入れず、ゆいにゃんの声とバンド演奏だけで聴かせるという試みの完全生モノなライブだ。

「剣の舞」の衣装をリスペクトした(?)という、バンドメンバーの一人がゆいにゃんのお面をつけ、チャイナ服に赤いふんどし姿で、景気づけの和太鼓から始まり、ライブOP曲でメンバーがスタンバイという謎のシュチュエーションにファンは爆笑!そんな始まりの中ゆいにゃんがスタージセンターに立ち、これから起こるエンターティナーなステージに期待を膨らませながら、ファンのテンションが一気に上がる!

ライブの1曲目は、生バンド演奏にふさわしいアップテンポの「そして僕は…」からスタートする。黒を基調としたロックなドレスを着たゆいにゃんが、力強い声を響かせていく。そして大人っぽさを感じさせる「幻想の城」「夢の扉」と続き、かっこいい曲が続いたところから今度は一気に可愛いポップなナンバー「君色」、そして「My Dear HERO」ではライブならではのアレンジもあり、会場はいつもと違うやりとりに序盤から盛り上がりを見せる。

MCでは、「今日はバンドメンバーの等身大パネルと顔抜きパネルが飾ってあるから記念にどうぞ…主役本人のはないけどね(笑)」というフリーダムさ!その後も大阪に行く時、バンドメンバーが人生で初めて新幹線に乗る人がいてみんなで不安だったね(笑)。という話だったり、福岡ではライブの後30分の空き時間でラーメンを食べに行って、実は短い時間しかないのにゆいにゃんが普段はしないというラーメンを替え玉していたという思い出を話し、今回のツアーの楽しい思い出を語ってくれた。

そしてライブは中盤セッションへ突入。「愛、羽風、亜、美遊時空-I Have a Music-」では、ロックな音楽に合わせギターやベースのメンバーがヘドバンを披露するなど、まさにバンドライブにふさわしい曲からの出だしからの、次はヒロインのセリフも入るコミカル格好良い曲「大江戸小町」に。曲の途中の間奏部分でなんとみんなで“ひよこまんじゅう”を食べるというおもしろい展開が。(ご当地のものを食べようという試みで、大阪では“たこ焼き”、福岡では“明太子”だったと後のMCで語ってくれた)ゆいにゃんの「成敗!」の太鼓で一旦締まると、ゆいにゃんまでもが“ひよこまんじゅう”を食べさせられる流れに!その後に続いたのは「アヒル隊長大行進」「アヒル隊長ぽかぽかダンス」だ。ほんわかしたアヒル隊長の可愛らしい曲に和む時間。なんと曲中でメーカーさんが提供してくれたという、40個程のゆいにゃんのサイン入りアヒル隊長の水鉄砲を客席に投げるサービスも!「さっきの“ひよこまんじゅう”で、口の水分、全部持ってかれた~(笑)」と笑いながら、アヒル隊長シリーズを歌いきった。

和みのセッション後はまたロックな「LOVE☆Jet!」「LOOP」と人気曲を熱唱。その後は、この服なら歌ってもいいよね?とPHANTASM名義でリリースしている「磔のミサ」も披露され、会場はその切なくも力強い声に聴き惚れた。

そしてここで登場したのが東京限定の「片翼のイカロス アコーステックVer.」だ。ライブの定番曲を今回は東京の会場限定でアコースティックバージョンで聴けるとあって、会場のファンたちも静かに聴き入っていた。曲の途中ではなんと、ゆいにゃんの特技である世界レベルと言われる口笛も披露!楽器ではないのか?と思わせるほどの驚くべき口笛のテクニックの凄さに、会場はどよめき感動しながらしっとりとアレンジされた「片翼のイカロス」を楽しんだ。

「次は新曲です」というMCとともに歌いだしたのは、なんとエイプリルフール企画で1日だけHPにアップされていた「電力自由化そうでっか」だった。
この曲でバンドメンバー紹介。このシュールな曲中でハーモニカまでこなすゆいにゃん。エイプリルフールの1日だけのネタで終わってしまう曲も、せっかく作ったのだからとライブで披露するというのも、追いかけているファンにはたまらない嬉しいサービス。

続けて「メチャ恋らんまん☆」では、まさかの演奏中のバンドメンバー全員もサビの一瞬で乱漫ポーズ(笑)!
ファンも一緒にペンライトを傾け、まさに会場が一体となった!そして「ONE DAY」でしっとりと聴かせると、怒涛の3曲「恋愛0キロメートル」「愛のGUSH!」「Einsatz」という、お客さんのかけ声も熱く盛り上がるゆいにゃんのライブでは定番のアップテンポな人気曲が続いてライブ本編は終了。

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アンコールの「Chu×Chu!!」では、なんとゆいにゃんがピンクの可愛らしいギターを持って登場した。バンドメンバーに「マルチプレイヤーだねえ~!」と何度も感心されるほど、今回のライブでは太鼓に口笛にハーモニカといろんなものを披露してくれたゆいにゃん。「ギターは素人丸出しだから大目に見て!」と笑いながらも、弾ききる姿には会場も盛り上がり、その心意気に拍手を送っていた。

ツアーラスト公演ということで、なんと大阪と福岡限定で披露された「Jubilus」と「紅蓮獄華」も「折角だからやっちゃう~(笑)?」と、急遽歌うことに!2ヶ所には行けなかったファンたちも大満足の嬉しいサプライズだった。

そんな大盛り上がりのバンド生演奏ライブも「Gregorio」「Scarlet」の紅く染まるガチな2曲でラスト。溢れんばかりの光と声援が会場を包んでいた。

いつも30曲程歌うゆいにゃんのステージとしては、曲数は少なかったものの休憩なし
全曲生音での3時間20分のライブはファンも充実感をえられた事だろう。体中に響く力強くテクニカルなバンドの音を堪能しつつ、それに負けないゆいにゃんの冴え渡るボーカル、格好良さや可愛さ、特技も、おもしろさも、サービス精神も…いろんな顔が見られた今回のライブ。ダンサーが入らない珍しいライブだったが、それ故にゆいにゃんのまた違った一面が見られた、とても貴重なライブだった。

榊原ゆい『Band★Love×Live2016』
5月14日(土)[東京]Shinjuku BLAZE

セットリスト
01.そして僕は…
―MC―
02.幻想の城
03.夢の罪
―MC―
04.君色
05.My Dear HERO
―MC―
06.愛、羽風、亜、美遊時空-I Have A Music-
07.大江戸小町
08.アヒル隊長大行進
09.アヒル隊長ぽかぽかダンス
―MC―
10.LOVE☆Jet!
11.LOOP
12.磔のミサ
―MC―
13.紅蓮獄華(大阪)
    Jubilus(福岡)
    片翼のイカロス
     ~アコースティックVer.~(東京)
―MC―
14.電力自由化そうでっか~メンバー紹介~
15.メチャ恋らんまん☆
16.ONE DAY
―MC―
17.恋愛0キロメートル
18.愛のGUSH!
19.Einsatz
《アンコール-》(大阪&福岡)
―MC―
20.Chu×Chu!!
―MC―
21.Gregorio
22.Scarlet

《アンコール-》(東京)
―MC―
20.Chu×Chu!!
―MC―
21.Jubilus
―MC―
22.紅蓮獄華
―MC―
23.Gregorio
24.Scarlet

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